「ここ何処ー!!」
十年バズーカをくらってツナが今現在いるところはまたしても森中であった、十年後の自分は森林浴が好きなのであろうかと思ってしまうツナである。
「此処って日本?それとも別の国?!俺英語話せないよ!!どーーーしよ!!」
頭を抱えながら慌てふためくツナ、しかし、彼は忘れているようだ十年バズーカの効果のことを。
「うわあーどうしよう?!……って、そうだ十年バズーカの効果ってたしか五分だけだったはず!!」
ようやく十年バズーカの効果を思い出したようだ、初めて十年バズーカをくらった時があれだったため忘れていたが本来十年バズーカの効果は五分のみ、なので慌てなくても五分もすれば元の十年前に戻ることができるのだ。
「なんだ慌てなくても良かったんだ。なんかホッとしたらお腹空いたな、そういえば夕食まだだったけ。」
「せめて十年後に行く前に食べたかったな……。」
ツナがそう呟くと近くの茂みが揺れる。
「ひっ!!な、何?!い、猪とかじゃないよね…」
ツナは一応臨戦態勢を取る、リボーンから常にNEWボンゴレリングとアニマルリング。更には死ぬ気丸とイクスグローブを身につけていろと言われている。
リングは首から死ぬ気丸とイクスグローブは制服のポケットにはいっている、ちなみにツナの今の服装は並盛中の制服のままである。
手に手袋をはめ、手のひらには死ぬ気丸。そして指にはNEWボンゴレリングとアニマルリングをはめておりツナの戦闘準備は万端であった。
そして茂みの中から影が飛び出す、その正体は。
「なっ?!」
ツナは驚きのあまりに言葉を失う、それはそうだろうなんせ飛び出してきたのは
「な、何故このような場所に人がいるのでござるか?!」
「頭から耳が?!それに尻尾まで?!しかも獣の耳?!」
ツナの目の前に現れたのは金髪で軽装の女の子であった、唯頭から耳が生え更には尻尾まで生えているのであれば普通の女の子には見えない。
それに付け加え女の子は服装のいたる所が汚れて擦り傷までもしていた、まるで何かと戦っていたかのようにも見える。
「早く逃げるのでござる!!」
「えっ、でも君だって怪我を!!」
「拙者のことなら心配無用でござるよ、拙者は強いのでござるよ」
金髪の女の子がツナに笑顔で答える、しかし、ボンゴレの超直感で何かを感じ取ったツナは女の子に聴く。
「ねぇ!!君もしかして………」
『ぐおおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉ!!』
ツナの言葉より先に森全体に響き渡る遠吠え、その遠吠えを聞いた女の子は辺りを見渡す。
「何処からくるのでござるか……」
女の子は緊張の面持ちで構える、何処から来ても迎えうてるように。
ツナはと言うと女の子の面持ちを見て只事ではないことが起こっていることを察知する、さっきの遠吠えが関係しているのは間違いないだろう。
そこでまたしてもツナの超直感が気が付く、女の子の頭上に何かを感じた。
「上だ!!」
「!!」
ツナの言葉に反応した女の子が頭上を見上げる、そこにはドス黒いオーラを纏った何かが飛び降りてくる。その姿は熊に酷似していた。女の子は反応が遅れてしまう。
(しまっ!?)
次の瞬間森に轟音が響き渡る、そして。
(あれ?拙者はどうなったのでごさるか……?)
あの場にいた少年が危険を知らせてくれたが咄嗟のことで反応できなかった、普段なら回避できるものではあったが自分に襲いかかってきた者は魔物と言われる存在である。
自分はそれを封印をもう一人の人物と行っている、今回は魔物が二匹ということで分担してあたることにしたのだか、地面に落ちている落ち葉に足を取られ怪我をしてしまい苦戦を強いられてしまったのだ。
そして今に至る。そして気が付く自分は誰かに抱えられていることに。
視線を上げる、そこにいたのは。
「大丈夫か?」
額にオレンジ色の炎を灯し瞳の色も炎と同じオレンジ色をしている、その人物は先程出会った少年であった。
「あっ……、か、かたじけないでござる……。」
ツナは助けた女の子が無事だと確認すると地面に優しく降ろすと異形の化け物と対峙する。
「ま、待つでござる!!其奴は危険なものでござるだから……」
「心配するな」
女の子の言葉を遮りツナは優しく女の子に微笑むと続けて言う。
「君は俺が守るから」
こうして、ツナと異形の化け物との戦いの火蓋が切っておとされた。
超死ぬ気モードのツナが難しい。