SASUKE復興伝(ただし中身は転生者)   作:メロンペン

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今回サスケは原作の流れを意図的に回避する方法を取りますが、波の国での一件や中忍試験での出来事を踏まえ原作知識頼りを止めたものと解釈して下さい。


中忍選抜試験編。サスケの木の葉崩し対策

テマリをここまで誘導した目的、それは本戦で発生する木の葉崩しに関しての対策の一環だ。

木の葉崩しに関しては転生者である俺は既に知っている事ではあるが、それを三代目達に怪しまれず事前に説明し信じ込ませる為、テマリから情報を聞き出したという事にしたかったのだ。

 

「お前は砂隠れのテマリだったな。俺に一体何の用だ」

絶頂して気を失ってしまったテンテンを床に寝かせると、俺個人としては情報を聞き出す事以上に重要な目的であるうちは復興の協力者にするべく、影分身に拘束されたテマリに近付き服の上から胸を鷲掴みにする。

 

「それは、あうっ、止めろっ、手を放せぇ」

テマリは先程まで自分で与えていたものとは比べ物にならない刺激に身を捩らせて逃れようとするが、影分身の羽交い締めに加え写輪眼の金縛りを掛けた肉体では逃れられる筈も無く一方的に胸を揉まれ続けた。

そして服の上からでも分かる程に硬くなっている突起を指先で確認し、引っ掻く様に弄りながら木の葉崩しに関する情報を聞き出そうとする。

 

「言いたくないなら無理矢理にでも聞き出すぞ。砂隠れが企んでる事も含めてな」

「どうしてその事を!?ひぐっ!!」

幻術に加え肉体に与えられる快楽で思考力が鈍っているテマリは俺の鎌掛けにアッサリと口を滑らせ、態と強く摘まんだ突起の痛みに耐えかね悲鳴を上げてしまう。

 

「その様子だと本当に砂隠れが何かをやろうとしてそうだな。素直に教えてくれれば悪い様にはしないぜ」

「ば、バカな事を言うな。私は何も知らなっ、むぐっ!?」

痛みで若干冷静さを取り戻したテマリに不意打ち気味に唇を奪うと、舌を捻じ込ませて咥内を蹂躙する。

それと同時に胸への攻めを再開させると、今度は先程までテンテンとしていた時の様に快楽を与える事を重視した荒々しさと繊細さを不規則に組み合わせた手つきで揉みしだく。

 

「んむっ、ぷぁ、はぅ、ああぁぁあっ!!」

強烈な快楽を受けたテマリは一際大きく嬌声を発して力なく崩れ堕ち、俺は影分身を解除するとそのまま覆い被さり、服を剥ぎ取りながら露出した胸に舌を這わせ、足の付け根の奥を指でかき乱すなど全身隅々を攻め続けた。

 

「コレが最後通告だ。お前の知ってる事を全て吐くんだ」

「はぁ、はぁ、はぁ……す、砂の忍者を、舐めるなあああぁぁあんっ!!」

全身隅々を実際に舐められたにも関わらず強情なテマリに下半身を密着させて前後運動を始めると、その刺激の強さにテマリは僅かに残った気丈さを削り取られる様に俺の動きに合わせて喘ぎ乱れだす。

 

「う、う~ん……ってサスケ君、その女はまさか?」

「やっと起きたのか。でも丁度良かったぜ」

これまでの経験上もう一押しだと判断した俺は、失神から目覚めたテンテンにテマリの上に覆い被さる様に指示すると、重なった二人の間に下半身を押し込んだ。

 

「アアアッ!!こんな状態でまた顔を見合わせるなんて思わなかったわ」

「うアッ、ヒッ、そ、それはこっちの台詞だぁ!!」

中忍試験本戦予選で対峙した二人が一糸纏わぬ姿で重なり合い、互いの胸の突起を擦り合わせながら俺に蹂躙される光景は本戦予選の場にいた全ての人が想像もしなかった姿だろう。

もう暫く堪能したい所だが俺はテマリを完全に屈服させる為、交互に密着させていた下半身をテンテンにのみに切り替え激しく密着と剥離を繰り返す。

 

「アッ、アッ、アッ、サスケ君っ、凄く激しぃ」

「ううぅっ……な、何故私には何もしないんだ」

俺が動きに合わせて目の前で喘ぐテンテンを見て、テマリが自分が蔑ろにされてると感じてるのは明らかだ。

 

「くく、その言い方だと自分にもして欲しいって求めてる風に聞こえるぜ」

「なっ!?ち、違う!!私は……私はアアアアアっ!!」

俺の問い掛けに動揺を隠せないテマリだったが、不意打ち気味に押し込みを再開させた数十分後にはテンテンと共に左右から俺の下半身に舌を這わせて一族復興の素を求めて来るのだった。

 

 

 

 

 

「全く、人の事を言えた義理じゃないけど自分の置かれた立場ってのを少しは自覚して欲しいわ」

「自覚してるさ。だからこそこうして俺なりのやり方で修業や準備してるんだぜ」

「アッ!!アアッ!!ま、また来るっ!!熱いのが流れ込んでくるうううっ!!」

本殿に戻って来たアンコと夕顔は、一糸纏わぬ姿で俺に跨り身体を上下運動させるテマリの姿を確認すると、自分達もこの光景を作るのに一役買ったとはいえ胸中複雑といった様子だ。

 

「どこがよって言いたい所だけど、実際に成果を得られてるのよね」

「影分身に技術的な修業を分担させて経験値を蓄積し、本体はスタミナや筋力トレーニング等の肉体的な修業に集中する。理屈は理解出来ますけど方法が特殊過ぎですね」

倒れ伏したテンテンに毛布を掛け呆れ混じりに俺の修業法を評価する二人に対し、俺はテマリを上に乗せたまま起き上がりると深く密着したまま抱かかえて二人に歩み寄って行く。

 

「そんなに言うなら今日はこっちの修業に付き合ってくれなくても良いぞ。河原と森の中で影分身相手に修業してたし十分だろ?」

「そ、それとこれとは話が別っ、アンッ」

「紅さんが里を離れてる今っ、私達はサスケ君のやる事に全て協力する責任が有ります」

テマリの身体をチャクラの吸着と密着のみで支えつつ、空いた左右の手でアンコと夕顔の身体をコントロールすると、俺はもう一つの木の葉崩し対策の為に秘密裏に木の葉を離れている紅が目的を果たしている事を願った。

 

 

尚、テマリから聞き出した情報をアンコと夕顔に伝えるのが修業を終えた後になってしまったが、当日になんの事前情報もなく直面してしまうよりは手遅れになって無いだろうと、心の中で誰に対してでも無く言い訳をするのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

サスケが木の葉で独自の修業に勤しんでいた頃、紅は木の葉の里を離れ火の国南西部に栄える大繁華街、短冊街を訪れていた。

 

「この街にあの方がいらっしゃるのね。何としても見つけ出すわよ」

紅が短冊街にやって来た目的、それは大蛇丸や自来也と共に伝説の三忍と呼ばれるくノ一、綱手を探し出す事だった。

三代目からサスケの護衛を任されていた紅はこの状況で綱手捜索をする事に当初は難色を示した。

だが、この件を任せられるのは紅しか居ないと普段以上の熱烈な復興作業を交えた説得をサスケから受け、同じく護衛を任されたアンコ達にサスケの身の安全を託してこの街にやって来たのだ。

 

「噂によると数日前からこの街に滞在してるそうです。二手に分かれて聞き込みしますか?」

「そうね。白さんが手伝ってくれたお陰でここまで絞り込めたんだから何としても探し出すわ」

紅の隣に立つのは波の国でサスケの協力者となり、現在空区の猫バアの元に身を寄せている白であった。

白は中忍試験が始まる以前から綱手に関する情報集めをサスケに頼まれており、猫バアの店を訪れる客から得た情報を元に紅の綱手捜索に協力していたのだ。

 

「ところで僕は似顔絵でしか綱手さんの顔を知らないのですが、紅さんはご存知ですか?」

「一応ね。でも綱手様は術で様々な年齢の姿になってるそうだからまず先に探し出すのは」

紅達が綱手探しを行おうとした矢先、短冊街に怒鳴り声が響き渡った。

 

「チクショウ!!あの女どこに行きやがった!!」

「博打の負けを踏み倒しやがって!!伝説のカモを何としても捕まえろ!!」

人相の悪い男達が血相を変えて駆け回る姿を目撃した事で、紅と白は綱手がこの短冊街に居ると確信を持つ。

だが、ツケを踏み倒したとの話を聞いた事で綱手がこの街を離れ行方をくらませる可能性が高くなった事も認識していた。

 

「紅さん、急いで綱手さんを探し出さないと」

「分かってるわ。年齢を変化させてる綱手様を見つけるには本人よりも……居たわ」

紅の視線の先には黒い着物を着て子豚を抱かかえた女の姿があった。

 

 

 

「あひぃ~、だからあの時全額賭けるのは無謀ですって言ったんですよ」

「相変わらずシズネは博打の醍醐味を分かってないね。博打はチマチマ小銭を賭けるより大金を賭けてこそ価値が有るんじゃないか」

背中に賭の文字を刺繍した羽織を羽織った金髪の女は付き人の女にそう主張するが、それで負けて全財産を失ったら元も子もないとの反論にバツが悪そうな顔をして、着物からはみ出しそうな豊満な胸を揺らしつつ踵を返す。

 

「ほら、済んだ事を何時までも気にしてないで次の街に行くよ」

「はあぁ~、久々にゆっくり滞在出来ると思ってたのに」

「相変わらず賭け事がお好きなんですね綱手様」

博打の負けを踏み倒す為その場を立ち去ろうとする二人だったが、それを呼び止める聞き覚えが有る声に足を止め振り返った。

 

「アンタは……夕日紅かい?こんな所で出会うなんて奇遇だね」

「お久しぶりです綱手様。それにシズネも何年ぶりの再会かしら?」

目的の人物に辿り着いた紅は偶然を装って会話を始めようとするが、伝説の三忍と表される綱手はこの遭遇が偶然では無いと既に見抜いていた。

 

「前置きはいいよ。どうせ三代目に私を探し出して木の葉に連れ戻せって命令でも受けたんだろ」

「やはり気付かれてましたか。確かに私は綱手様を探しにこの街に来ました」

「やっぱりね。悪いけど私に戻る気はこれっぽちも無いからそう三代目に伝えな」

そう言って去ろうとする綱手だったが、紅は話だけでも聞いて欲しいと会話を続けようとする。

 

「しつこいよ。それに私はこの街に長居出来ない理由が有るんだから邪魔するんじゃない」

「ではその理由が解決したら話だけでも聞いて頂けますね?」

紅の申し出に綱手は話だけならなと答えるが、それを聞いていたシズネは紅を手招くとこの街だけで背負ってしまった借金の額をそっと耳打ちする。

 

「……そんなに?流石にそれは想定外の金額だわ」

「さあどうする。言っておくけど私が背負った借金の全額に比べたらまだまだ序の口だよ」

何故か偉そうに胸を張る綱手だったが、紅の隣に控えていた白から出て来た言葉に耳を疑ってしまう。

 

「分かりました。ではその借金は僕が支払います」

「はぁ?どこのガキか知らないが大人の会話に口出しするんじゃないよ」

「見つけたぞ!!さあ、博打の負けを払って貰おうか!!」

いきり立つ博徒の集団に対し白は歩み寄ると、巻物からいくつかのトランクケースを取り出す。

そしてケースの中に敷き詰められた札束を確認させ、ケースと引き換えに綱手の背負った借金の借用書を受け取り懐にしまい込んだ。

 

「さあ、これでゆっくりとお話し出来ますよね」

「……紅、この子はどこの大富豪の御令嬢様だい?」

「その事も含めてまずは落ち着いて話が出来る場所に移動しませんか?」

白がサスケの協力者である以上の事を知らない紅は綱手の質問に曖昧な返答をすると、綱手に今更逃げたりしない様にと釘を刺しつつ、白の勧めで短冊街で最も高級な宿に向かって歩み出したのだった。




白の所持金はガトーの会社から持ち出した物です。
アンケート結果でサスケの師匠に綱手が最も多く票を獲得したので、木の葉崩しより前に出番を前倒しする事としました。

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