「そんな事言わずに戻って頂けませんか。今の木ノ葉には綱手様が必要なんです」
「本当にしつこいね。私はもう木の葉とは関係ないって言ってるだろ」
短冊街でも一二を争う高級旅館の一室で、紅は綱手に酒を注ぎながらこれまでの経緯を説明し木ノ葉への帰還を承諾して貰おうと説得を続けていた。
だが借金を肩代わりして貰う事を条件に話を聞くと約束した綱手だったが、だからと言って木ノ葉に戻る約束をした覚えは無いと言い張り説得は難航してる様子だ。
「綱手様、そう仰らずに中忍試験の間だけでも戻られませんか?」
「お黙りシズネ。一度戻ったら最後、中忍試験が終ったとしても三代目と相談役が私に自由を与える訳ないだろ」
シズネの言葉にも耳を貸さない綱手はコップに残った酒を一気に飲み干すが、その光景を黙って見続けていた白が差し出した紙に目を向けるとそのまま固まってしまう。
「ではこの借用書の金額を今すぐ耳を揃えて支払って頂けますね」
「ゴホッゴホッ!!冗談じゃないよ!!どうして私がそんな金を払わなきゃいけないんだ!!」
「借金を肩代わりしたのは綱手様が木ノ葉に戻る気になったと思ったからです。ですが戻るつもりが無いと仰られる以上、木ノ葉とは無関係の方の借金を徴収するのは当然のことでは?」
借用書を片手に笑みを浮かべる白に対し、綱手はなんとかこの状況を打破するべく思考を巡らせるが酒で鈍った頭では碌な考えは浮かばなかった。
「とは言えこのままだと踏み倒して逃げられてしまいかねません。紅さん、何か綱手様も納得出来る妥協案は無いでしょうか?」
「そうね……一応有るには有るんだけど」
紅の口から告げられた妥協案に綱手は本当にそれが三代目が指示した内容なのかと訝しんだが、シズネからも妥協案ぐらいは受け入れて欲しいと懇願され渋々承諾する。
「しかし大蛇丸に狙われてるうちはのガキを鍛えるのが妥協案とはね。私が鍛えるだけの価値が有るガキなのかい?」
「ええ、きっと綱手様も彼の優秀さに驚く筈ですよ」
それは会うのが楽しみだと笑う綱手に酒を注ぎ足す紅は白と目が合うと思わず笑みを浮かべてしまうが、その笑みの意味をシズネは妥協案を聞き入れて貰ったからだと誤解するのだった。
『ンッ……アアァ』
(この声は……シズネ?)
泥酔して寝入ってしまっていた綱手の耳に聞こえて来たのは付き人であるシズネの息苦しそうな声だった。
自分と同じように飲み過ぎてしまったのかと思い様子を伺おうと顔を横に向けると、そこには薄暗い部屋の中で四つん這いになり見知らぬ男に激しく密着されるシズネの姿が目に映った。
(なっ!?シズネっ!!一体どうなってるんだい!!)
そう叫ぼうとした綱手だったが身体が硬直した様に硬くなり声も発する事が出来ない。
幻術に掛けられたと判断した綱手は己のチャクラを乱して解こうとするが、一向に体の自由は戻らず踠く事もままならない。
(クッ、これ程の幻術を使う相手に不覚を取るとは)
『アヒッ、らめっ、ンアアアアッ!!』
身長から推測すると二十代にもなっていないであろう男に蹂躙され続けるシズネは一際大きく嬌声を発すると力なく崩れ落ち、それに満足した男は綱手に近付くとその豊満な双丘に手を伸ばす。
(クソッ!!この私がこんな奴にっ!!)
「綱手様?綱手様どうかされましたか?」
自らの名を呼ぶ声に我に返った綱手の目に映ったのは心配そうな顔をして覗き込むシズネの姿だった。
「シズネ?お前、男に蹂躙されてたんじゃ」
「あひぃ!?つ、綱手様一体どんな夢を見てたんですか!!」
綱手の問い掛けに狼狽して動揺するシズネを放置し、綱手は手を頭に添えて己のチャクラの乱れを確認するが幻術を掛けられたにしてはチャクラが安定してるので、シズネの言った通り夢をみていたのだろうと結論付ける。
「やはり飲み過ぎたみたいだな……もう一度寝るか」
「ちょ、その前に質問に答えて下さい!!私がどんな目に遭う夢を見てたんですか!!」
この歳になって欲求不満なのかと追及される前に眠ってしまおうと綱手は布団を頭から被って目を閉じるが、この時もしシズネを表情を確認していれば普段とは違う不自然さを認識出来ていたかもしれなかった。
『アンッ!!ひゃうっ!!もっと深く!!もっと激しくぅ!!』
(今度は紅だと?まさか本当に欲求不満なのか私は)
既に何度目なのか数える気にもならない夢の光景に、綱手はこれが本当に夢なのか疑い出す。
しかし目覚める度に同室で眠っていただけの紅とシズネに奇異の目で見られてしまい、苛立ちを誤魔化す為に寝酒と称して呷った酒の影響で既にチャクラの乱れを確認するのも億劫になっていた。
(チッ、どうせ私に手を出す前に醒めてしまうんだ。無視して寝続ければその内見なくなるだろ)
紅の身体を蹂躙し終えた男が近付いて来るが綱手は相手にせず目を閉じてしまう。
だが、そんな綱手の考えを裏切るかの如く男は遂に綱手の身体にも手を出した。
浴衣を強引に引き裂きそこから現れる巨大な塊を鷲掴みにした男は荒々しく揉みしだき始めると、綱手はその刺激に夢では無く現実なのかと錯覚してしまう。
(くぅ、なんだこの感覚は、まるで本当に揉まれているみたいだ)
自由に動かせない肉体だが感覚だけは鋭敏な為、男から与えられる刺激に思わず酔いしれてしまいそうになる。
(ハッ、何を考えてるんだ私は。こんな夢は絶対にあり得ない。やはりこれは幻術だ)
あまりも強烈な快楽をその身に受け逆に冷静さを取り戻した綱手だったが、だからと言って事態が好転するかと言われれば話は別だった。
寧ろ幻術に気付いた綱手に手加減は無用と与えられる刺激は強さと激しさを増していき、遂に男は綱手の下半身に己の下半身を添えると一気に押し込んだ。
(カハっ!?こ、これが本当に幻術か?ま、まるで本当に私の身体にコイツの身体がッ)
緩急も何も無い只々強引に己の欲望を発散するだけの男の動きに、綱手は自分が何も出来ない女だと教え込まれてる感覚に陥ってしまう。
(ウッ、グッ、この私を、綱手様を舐めるんじゃないよ!!)
決して相手に屈しない様に気丈に振る舞う綱手だったが、それを嘲る様に男の攻めは激しさを増していく。
(げ、幻術だ。これは只の幻術だから実際には何も起きて無い)
下腹部や肌に伝わる触感、肌と肌がぶつかり合う音、男に強引に注ぎ込まれた口の中に広がる味と鼻孔に伝わる匂いも全て偽りだと綱手は自分に言い聞かせる。
「残念だな。その答えだと50点ってところだ」
今まで朧げだった男の顔がハッキリと認識出来た綱手の目に真っ先に飛び込んで来たのは、赤い光を放つ写輪眼であった。
幻術から解放された事をまだ認識出来ていない綱手だったが、このまま自由にするつもりは無い俺はこれは幻術では無く現実だと分からせるべく、これまで培った技術を駆使して綱手の肉体を隅々まで攻め立てる。
「ひうっ!!おっ、お前は、うちはサスケなのかっ?ど、どうしてこんなぁ」
剥き出しとなっている綱手の胸を揉みながら万が一の反撃に備えていると、綱手は幻術から解放されたにも関わらず自慢の怪力を発揮する事無く成すがままに揉まれ続けた。
「俺が此処に居るのは事前に紅に綱手を発見したら口寄せする様に頼んでたからだ。綱手が上手くチャクラを練れないのはさっき飲んだ酒に薬を仕込んだから。その薬は綱手が泥酔してる時にシズネに提供させた。質問の答えはこれで十分か?」
正直これ程上手く事が進んでいる事に一番驚いてるのは俺自身だが、折角のチャンスを生かすも殺すも俺の技術に掛かっている為、手を緩める事無く綱手の肉体を蹂躙する。
「し、シズネにも手に出したのかっ!!貴様は絶対に許さなアアアアッ!!?」
怒りが頂点に達したであろう綱手だったが、それよりも強烈な刺激を俺に与えられた事で悲鳴の様な嬌声を発して身体を痙攣させる。
「どうした?流石に部分倍化の術を使えるなんて想像してなかったか?」
「んごッ、ヒグッ、んぎいっ」
波の国の任務でチョウジからコピーした倍化の術に俺なりのアレンジを加えて会得するに至った部分倍化の術に、綱手は今まで以上の圧迫感が下腹部から脳天に伝わり、だらしなく口を開き呂律の回らない口で俺を罵倒する。
「ま、秋道一族程デカくはならないがその代わりに」
「おぐッ!?お、大きさがっ、不規則に変化してぇ」
不規則かつ流動する様に膨張と縮小を繰り返す部分倍化の術に加え、上忍クラスのくノ一も耐えきる事が出来なかった俺本来の動きを受けた綱手は淫らに乱れた。
「なあ、俺の実力を評価するなら頼みを聞いてくれるか?」
俺の搦手に翻弄されているとはいえ、本来の実力は今の俺では到底太刀打ち出来ないのが綱手だ。
そんな相手が中忍試験以降も俺の師匠になってくれれば一族復興は盤石となるだろう
「はうんっ!!ちょ、調子に乗るなクソガキいいいぃ!!」
トドメのつもりで放出した一族復興の素を注がれながらも綱手は屈しきらず、意識を失ってしまった。が、無論このまま休ませる程甘くは無く、見た目通りの意味で俺の手には余る胸を掴むと、その厚みと大きさに負けない様に指先にチャクラを込め揉みしだいた。
数日後、木ノ葉崩しを画策している砂の忍者は木ノ葉の里に綱手が戻って来たとの噂を耳にするのだが、風影から中止命令が下されない為、予定通り計画を進めるのであった。
紅がサスケを口寄せしたのは原作の死の森サバイバルで巻物を開くとイルカが口寄せされたシーンから無理のない描写として取り入れました。
アンケート結果次第では別の時空間忍術を会得するかもしれません。