SASUKE復興伝(ただし中身は転生者)   作:メロンペン

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このSASUKE復興伝(ただし中身は転生者)は原作には無い捏造設定が多々存在します。
また、アニメ版や小説の設定を採用する事も有りますのでご了承下さい。


いのとサスケ

「ん?そろそろ戻らないと間に合わないか。いの、続きはまた今度で構わないよな?」

 

教室に備え付けられている時計に目を向けると、集合時間まであと数十分前にまで迫っていた。

 

俺は背中から抱きかかえてその体を揺らしているいのにそう告げるが、まだ終わらせて欲しくないのか弄る事を止めた俺の腕を掴むと、いのは自らの胸に俺の手を押し当てて先程まで与えていた刺激を再開させて欲しいと懇願してくる。

 

「や、やぁ……サスケ君。も、もっと……もっと私の事ぉ……」

「そうは言っても集合に遅れる訳にはいかないだろ?」

 

と言いつつも、押し付けられた事でよりハッキリと伝わってくる胸の柔らかさと突起の固さ。

それに抱きかかえている事で下腹部に伝わってくる温かさと感触の誘惑に抗えず、再び指先にチャクラを集中すると、これが最後だと念を押してその固くなった先端部分を指先で摘まんで体を揺らすのを激しくする。

 

「仕方ないな。じゃあもう一回いのが達したらそれで本当にお終いだ。」

「あんっ!!だ、駄目っサスケくっ!!そ、そんな激しくしたらす、すぐにぃ!!」

 

胸の先端部分や脚の付け根付近から臍までの下腹部。写輪眼を使って見切ったいのの弱い所を重点的に刺激を与えると数分足らずで達してしまい、流石にこれでは俺が消化不良という事で結局は集合まで残り数分になるまで空き教室での秘め事を続けてしまうのだった。

 

 

 

 

 

 

 

その後、いのにこの事は二人だけの秘密する事を約束させて説明会場の教室に戻ると、遅刻はギリギリで免れたものの、二人一緒に教室に戻って来た事が気になったのか、何やら機嫌の悪いサクラがいのに激しく追及をし始めた。

 

「いの!!どうしてサスケ君と一緒に戻って来たのよ!?一体何をしてたか教えなさい!!」

「さ、さぁね。それより聞いたわよ。アンタ、ナルトに騙されてキスしそうになったんだって?」

「ぐっ!!折角忘れようとしてる私の黒歴史を……ああ思い出したらまたムカついて来たぁ!!」

 

そのサクラの叫び声と他の女子からの軽蔑の視線で居心地が悪いのか、何故か服を着替えているナルトは元気なく縮こまって項垂れていた。

 

「やれやれ……ん?どうしたヒナタ?何か機嫌悪いみたいだけど」

「……サスケ君。どうしていのちゃんにも……その、あんな事を?」

 

いつの間にか隣に座ってきたヒナタにそう訊ねると、何やら歯切れ悪くいのとの関係を訊ねてきた。

どうやら機嫌の悪い理由は先程のいのとの秘め事が原因の様で、ヒナタは自分を放っておいていのを構っていた俺に対してヤキモチを焼いている様であった。

 

「なんだヤキモチ焼いてるのか。心配しなくてもヒナタの事を蔑ろにしたりしないから許してくれ」

「でも……いのちゃん私とは違って可愛くて優秀だから……んっ」

 

機嫌を直して貰おうと隣に座るヒナタの太ももに手を伸ばし、その付け根部分を撫で回すとヒナタは自らの指を口に咥えて俺から与えられる刺激で発しそうになる喘ぎ声を顔を赤くして必死に耐えようとする。

 

「でも、ヒナタがそれを知ってるって事はさては白眼を使って覗いてたな?こっちの感触といい随分とムッツリに成長しちゃったみたいだな」

 

「そん、なっ……ふぅんっ……さ、サスケ君……はぅ……こ、こんな所……誰かに…見られたら」

 

「それもそうだな。じゃ、この続きはまたいつもの場所で……」

 

そう言ってヒナタの太ももから手を放すと同時に教室の扉が開かれ、イルカ先生と数名の上忍らしき人物たちが教室に入って来た。

 

「こら!!何時までも騒いで無いで静かにしろ。これから皆がお世話になる上忍の先生方を紹介するぞ。その後はそれぞれの担当上忍の指示に従う様に。まずは第○○班……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

イルカ先生による簡素的な紹介が終わると、各班はそれぞれの上忍に連れられて教室を後にした。

もっとも、原作通り遅刻しているカカシが担当する第七班はまだ教室に残っているのだが、俺にとっては別の班の事なのでこれからどうなるかはもう知る由は無い。

 

「それじゃあ、改めて自己紹介するわね。私の名前は夕日紅、上忍に昇格したのはつい最近の事だから新人の下忍を預かるのは今回が初めてだけど、だからって甘やかすつもりは全然無いから覚悟しなさい。何か質問が有るなら答えられる範囲でなら答えてあげるわよ」

 

そう、今の俺はもう第八班の人間であり原作とは違う流れを進もうとしているのだ。

一度は違う班になった事を悩んだりしたが、そもそもヒナタに手を出した時点でもう原作からは外れてしまっているし、俺がイタチに復讐する気が無い以上は今後もっと大きな原作とのズレが発生する筈である。

 

(だからナルト……お前は俺が手伝わなくてもマダラやカグヤを倒せるくらい強くなってくれよ)

 

原作主人公のナルトに今後起きる厄介事を全て押し付けてくれる様に、自分を転生させた神様か仙人にそう願っていると、紅先生の自己紹介は終わった様で今度は俺達が自己紹介する番が回ってきた。

 

「ではそっちのから順番にお願いね」

「はい。私の名前は春野サクラです。好きな物は……きゃあぁ~!!将来の夢は……うふふふ。嫌いな物は……当然うずまきナルトです!!」

 

名前と嫌いな物しか伝わらない自己紹介をするサクラに呆れた様子の紅であったが、この歳頃はそんな物かと思ったのか続いて俺に自己紹介する様に促した。

 

「うちはサスケ。好きな物や嫌いな物は特に無し。将来の夢はうちは一族を復興させる事」

「……本当にそれだけ?もっとこう……いえ、何でもないわ。次の子お願い」

 

紅は俺がイタチへの復讐を口にしなかった事が気になった様だが、この場でそれを聞くのは賢明ではないと判断したのかそれ以上は何も言ってこなかった。

 

「ひ、日向ヒナタです。す、好きな物は甘い物と修行で、嫌いな物は……と、特にありません。そ、それから将来の夢は……」

 

そう言って俺の方をチラッと見て、まだそれを宣言するのは恥ずかしいのかそのまま黙り込んでしまった。

 

 

「じゃあ全員自己紹介も済んだ事だし、これから最初の演習について説明するわよ」

 

そう言って紅は懐から二つの鈴を取り出すと、原作でカカシ先生が説明していたのと同じ内容の演習内容を俺達に向かって説明し始めた。

するとサクラもヒナタもアカデミーに戻されると聞いた事で強張った表情をするが、俺は一つ疑問に思った事を紅に尋ねる事にした。

 

「紅先生、一つ聞いても良いですか?鈴を取れなかった人はアカデミーに戻るって話ですけど」

「そうよ。一応言っておくけど、鈴が二つあると言っても誰も奪う事が出来なければアナタ達全員アカデミーに戻る事になるわよ」

「いや、俺が気になったのはそこじゃなくて。先生さっき卒業生27名中下忍と認められるのは9人の脱落率66パーセントの難関だって言ってたけど、その割に俺はアカデミーで下忍に成れずに出戻りした奴を全然見かけた事無いんですけど」

 

俺のその質問にヒナタもサクラもそう言えばそうだと思い始めたのか、紅にどういうことなのか説明して欲しいと訴え始める。

 

「そ、それは……あ、アカデミーには出戻り専用のクラスが用意されてて、普通の生徒とは関われない様に徹底しているからよ。それにアカデミーに戻らずそのまま忍者を諦める生徒も少なくないみたいだし……と、兎に角明日は指定された演習場に遅れず集合する事!!」

 

そう言って紅は去ってしまい、残された俺達も今日はこのまま解散しようと思ったが、折角なので二人にこれから明日の演習に備えて修業でもしないか誘う事にした。

 

 

「え!?さ、サスケ君と一緒にデート!?……じゃなかった修業!?するする!!絶対やる!!」

「わ、私も……合格できなくてアカデミーに戻るの嫌だから……そ、それに教室の続きを……」

「決まりだな。修業場所は俺が良く使ってる神社で構わないよな?」

 

同じ班になって良かったと喜んでいるサクラに教室での続きを期待しているヒナタ。

勿論修業もちゃんとするつもりだが、それ以外の事も当然するつもりの俺は二人を連れて南賀ノ神社へと足を進めるのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「なあキバ、俺達の担当の先生っていつ来るんだってばよ?」

「俺が知る訳ねえだろ。それよりナルト、お前なんか臭いぞ?まさか屁でもしやがったのか?」

 

キバとしてはいつもの軽口のつもりだったが、それを聞いたナルトは尻に手を当てると顔を引きつらせて後退りする。

 

「い、いやぁ~、実はそうなんだってばよ。悪い悪い……ちゃんとシャワー浴びたのにまだ臭うのかってばよ?」

教室の隅で自らの手の臭いを嗅ぐナルトを訝しむキバと赤丸だったが、何かを察したシノに制されてそれ以上詮索せず、未だやって来ないカカシを待ち続ける第七班のメンバーであった。




近々次のアンケートをする予定です。内容は第八班の任務内容に関してです。
もし投票して下さる人が居るのであれば活動報告をチェックして頂けると嬉しく思います。

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