妖精の尻尾と第4真祖   作:真っ暗

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お久しぶりですやっと書き終えました。

実は最初からこうゆう事を考えていたのですごくうれしいです。

待っていた人がいると嬉しいです。それではどうぞ


幕間 姫柊雪菜

部屋に住めるようになった古城のある日の朝

 

「・・い・・んぱい・・先輩」

 

「・・・後5分」

 

何か声が聞けたが誰だがわからずただ返事をしまた寝ようとろうとするが。

 

「何言っているんですか。いいから早く起きてください」

 

「ていうか誰だよ起こすのは」

 

目を開けたらそこには久しぶりに見る妹の友人であり監視役でもある少女。

 

「・・・姫柊?」

 

「はい、おはようございます先輩」

 

━姫柊雪菜が眠っている古城の顔をのぞいていた

 

「なんでお前ここに?」

 

「それは後で説明をしますので早く起きて着替えてください」

 

古城は着替えて朝食を食べながら話を聞いた。

 

「で、なんで姫柊がここにいるんだ?」

 

「実はですね私が南宮先生に頼んでここに送っていただいたのです」

 

「那月ちゃんが?」

 

「はい、先輩への依頼がどれほど進んでいるかの調査です」

 

「そういうことか」

 

「それで進んでいるのですか?」

 

「え、い、いや、そのなんていうか」

 

「なるほどわかりました。進んでいないと報告しておきます」

 

「ワリイな姫柊」

 

「それは構いません。ですが・・・」

 

突然雪菜は睨むように目を細めた。

 

「その手に書いてあるものは何ですか?」

 

「ん、ああこれか。これは今俺が入っている妖精の尻尾(フェアリーテイル)っていうギルドの紋章だ」

 

「ギルド・・ですか?」

 

「ああ、飯食ってから行くつもりだけど」

 

「わかりました私も行きます」

 

「やっぱ着いてくるんだな」

 

「はい、南宮先生に先輩の報告をするためです。それに私は先輩の監視役ですので」

 

「わかったよ一緒に行くか」

 

古城と雪菜は家を出て妖精の尻尾に向かった。

 

 

 

 

 

 

―妖精の尻尾

 

ここではいつもの風景が広がていた仕事に行くもの日が高いうちから酒を飲んでいるものなどいたそして今日ギルドはいつもとは違う一日になることをまだ知らない。

 

「よー古城」

 

「ああ、えっと」

 

「グレイだ覚えとけ」

 

「ワリイなグレイ」

 

「ワリイと思うんだったら今度俺と仕事に行こうぜ。ナツなんかよりも早く仕事を終わらせてやるよ」

 

「わかったじゃあその時は一緒に行こうぜ」

 

仲良く話していているグレイが古城の後ろに人がいるのに気づいた。

 

「古城そいつ誰なんだ?」

 

「ああ、こいつは姫柊だ」

 

「初めまして姫柊と言います」

 

「古城お前の彼女か?」

 

「ちげーよ妹の友達だ」

 

「そう、ですよね」

 

「どうしたんだ姫柊?」

 

「何でもありません!」

 

拗ねた理由がわからない古城となんとなく察したグレイを見つけマカオが話しかけてきた。

 

「おいおめえら何してんだこんなところで」

 

「おーマカオ実は古城が女を連れてきてよ」

 

「なんだとー古城が女を連れてきただとー!!」

 

マカオがギルドにいる全員に聞こえるほど大きな声で興味を持った人が来てしまった。

 

「新人が女を連れてきたってー!」

 

「スゲーかわいいじゃねーかよ!」

 

「おめー実はそういう奴だったんだな!」

 

「ねえ名前はなんていうの?」

 

数々の質問責めにあった古城と雪菜は対応に困ったときにマスターの一声でみんなが止まり安心していたが・・・

 

「ワシも聞きたいから話は中でやれい!」

 

まさかの裏切りが発生してしまった。古城は男性陣に雪菜は女性陣につれてかれた。

 

 

 

古城side

 

「お前、あの子とどういう関係なんだよ」

 

「関係ってだから妹の友達だって言ってんだろ」

 

「嘘つけ友達だったらなんであんなにべったりなんだよ!?」

 

「何を言おうと俺と姫柊は別に特別な関係じゃねえよ!」

 

質問責めにあっていると突然ナツが叫んだ。

 

「なぁ古城それよりもあいつってつえーのか?」

 

「まあ強いっていえば強いかな」

 

古城も何度か雪菜に助けてもらっていたからそう答えた。

 

「んじゃあさっそく戦ってくるぜ!」

 

そう言いナツは拳に炎を纏わせ雪菜のいる女性陣に突撃した。

 

 

 

雪菜side

 

「それであなたは古城とどういう関係なの?」

 

「私は先輩の監視役です」

 

ルーシィの質問に即答する雪菜に女性陣が驚いていた。

 

「それってストーカーってこと?」

 

「違います私はただ普通に監視をしているだけです!」

 

「監視に普通も何もないのよ!!」

 

「それに先輩から目を話すとすぐにほかの女の人にデレデレしていやらしいことにならないように見張っていなきゃいけないのに南宮先生が先輩一人に仕事をさせたせいで私がどれだけ心配事が絶えないか・・・」

 

後半のほうから声が小さくなり聞こえなくなっているが雪菜が古城のことを考えているかが伝わっていた。

 

「あなたもしかして妬いているの、古城がとられたから?」

 

「ち、違います私は先輩がいやらしいことをしないために来ただけです!」

 

顔を赤くしながら否定しているが周りはなんとなく察していた。

 

「なぁお前俺と勝負しろ!!」

 

ナツがいきなり雪菜に勝負を挑んだ。だが雪菜はそれを断ったがいきなり炎を吹き攻撃をした。

 

「雪霞狼!」

 

銀色の槍の一振りで炎が消えてしまいそれに驚いていたナツに一瞬で詰めより掌打を与える。

 

「響よ!」

 

その一撃でナツは吹き飛びそのまま気絶をしその後重苦しい空気になってしまった。

 

「・・・姫柊」

 

古城が心配そうに近づいた。

 

「先輩」

 

「大丈夫だ、わかってるから」

 

「おい、古城」

 

グレイがゆっくりと近づきながら話しかけてきた。

 

「ま、待ってくれグレイこれはナツが仕掛けてきた結果でこれは正当防衛なんだ。だから・・・」

 

言い訳している古城を無視し方を掴み・・・

 

「すげー強えなそいつ!!」

 

「・・・は?」

 

思いがけない答えに驚くことしかできなかった。

 

「確かにあのナツを一撃だぜ!」

 

「いったい何の魔法なんだよ!?」

 

「オレとも戦おうぜ!」

 

最初よりも人が集まってきて対処に困り古城は雪菜の手を取りギルドから逃げた。

 

 

 

 

古城達は部屋に戻りずっとつないでいた雪菜の手を放した。

 

「先輩私はそろそろ帰らないといけません」

 

「な、なんで!?」

 

「先生に報告をしなくちゃいけませんし元々無理を言ってここに来たんで十分な時間も与えられていないんです」

 

「そうか、けど仕事については・・」

 

「先生には順調だと伝えておきます」

 

「なんかワリイな姫柊」

 

「大丈夫です私は先輩の監視役ですから」

 

「なんか久しぶりに聞いたなそれ」

 

古城と雪菜は笑いながら懐かしんでいた。

 

「ギルドの皆さん良い人ですね」

 

「ああそうだな、さっき姫柊が吹っ飛ばしたナツも良い奴だしルーシィも面白くて良い所でよ・・」

 

「・・ルーシィ?」

 

突然雪菜の顔から笑顔が消えた。

 

「先輩そのルーシィって人は女性なんですか?」

 

「ああそうだな」

 

「苗字ではなく名前なんですよね?」

 

「そう言えば名前しか知らねえな。ってかさっき話していたじゃねえか金髪の奴がルーシィだが」

 

「ああ、あの人でしたか。素敵な人でしたね綺麗な金髪でしかもスタイルもよくて・・」

 

「どうしたんだよ姫柊何怒ってるんだよ?」

 

「怒っていません!」

 

雪菜は立ち上がり帰る準備をした。

 

「では私はすぐに帰って南宮先生に報告しなくちゃいけないので」

 

「そうか那月ちゃんによろしく言っておいてくれ」

 

「はい言っておきます。仕事は進んでおらず女の人にデレデレしていたと伝えておきます」

 

「何でだよ順調だって言ってくれるんじゃねえのかよ!」

 

「嘘はだめですので」

 

「なんで突然・・・」

 

「わからないのですか・・・」

 

雪菜の足もとが光りだし元の場所に帰ろうとする直前に雪菜は一言。

 

 

 

 

「・・先輩のばか」

 

 

 

その直後雪菜は消えて古城は一人になった部屋で考え事をしていた。

 

「なんであんなに怒ってたんだ」

 

雪菜の真意がわからず1日たってしまった。

 

 

 

 

次の妖精の尻尾では昨日の雪菜のことについて聞かれまくっていた。『1日だけ現れたナツを一撃で倒すほど強くてさらにとてもかわいい女』としばらくの間それがギルドで必ず聞かれるようになった。

 

 

 

 

ちなみに暁の帝国に帰った雪菜の報告が偶然なのかそれとも那月がわざと言ったのかわからないがある一部の女達に伝わってしまいそれがどうゆうことになるのか古城はまだ知らない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




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