神様の気まぐれで転生させられます。(仮)   作:CHIEN

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プロローグ11

 征兎side

 

 受験に行ったはずが、ISを動かしてしまうという大ポカをやらかしてしまったのが数日前。

 あの後、家にマスコミやらわけのわからん勧誘などがきて大変だったのは記憶に新しい。

 

 そして今日この日、俺と和海は玄乃さんに呼ばれたため、nascitaへ来ていた。

 外へ出たら色々面倒なことになっていたかもだが、迎えがきてくれたから助かった。

 

 

 そして、nascitaへ着き社長室へと案内されいるのだが・・・緊張している。

 玄乃さんに会うのはかなり久しぶりだし、大企業の社長でもあるしなかなか・・・。

 隣を見ると和海もそうなのか、顔が強張っていた。

 

 

 社長室に到着し、入室を許可されたので緊張しつつも室内に入る。

 

「久しぶりね、征兎くん、和海くん。そしてようこそnascitaへ」

 

「お久しぶりです、玄乃さん」

 

「お久しぶりです、お元気そうで何よりです」

 

 俺と和海がそれぞれ緊張しながらも挨拶を交わす。

 

「ホントに久しぶりね。私が社長になってからはほとんど会ってなかったしね。こうも忙しいと束ちゃんがうらやましくなるわ」

 

 それに対して俺たちは苦笑いで返すしかないのだが・・・。

 

 

 

 

「それで、今日はなぜ俺たちを呼んだんですか?」

 

 少し話をしていたが、会話の区切りがいいところで和海が今日呼ばれたことについて切り出した。

 

「今日呼んだのは、あなたたちに頼みたいことがあるからなの」

 

「頼みたいこと・・・ですか?」

 

「そう。・・・あなたたち、この前ISを動かしてIS学園へ行くことになったみたいじゃない」

 

「・・・えぇ、まぁ」

 

「・・・大変不本意ですが・・・」

 

「そこで、二人には私たちが開発した機体のデータを学園で採ってきてほしいの。ようは、テストパイロットってことね」

 

 ・・・・・・え?

 

「て、テストパイロット!?」

 

「俺たちが・・・ですか!?」

 

「えぇ、そうよ」

 

 マジかよ・・・、俺たちが・・・。

 あれ? でも・・・

 

「・・・でもそれなら一夏は? アイツもISを動かしましたけど・・・?」

 

「一夏くんには日本政府が専用機を用意させるみたい。千冬ちゃんの弟だからって理由だろうけど・・・ホント、いるだけで役に立たないあの無能共にも困ったものだわ」

 

 玄乃さん、政府の役人たち嫌いなんだな・・・。わからんでもないが。

 

「一夏くんには千冬ちゃんっていう強力な後ろ盾があるけど、あなたたちにはないでしょ? 自分で言うのもなんだけど、nascita所属っていうだけでどこも手を出せなくなるわ。」

 

「な、なるほど・・・」

 

「もし、手を出してくるところがあったら・・・?」

 

「その時はわたしのほうからお話して、その国へのわが社との取引を終了させるから。安心して」

 

 今の世界情勢でnascitaと取引できないのはかなりキツイだろうからな。

 確かにそう考えると安心かもな。

 

「・・・わかりました。テストパイロット引き受けさせてもらいます」

 

「俺もです。よろしくお願いします」

 

「ふふっ。こちらこそよろしくお願いね」

 

 

 その後、ビルドドライバーについての説明を受けた。

 フルボトルの性能やベストマッチなどについても教えてもらったが、なかなかに複雑で物理学者としての血が騒いだ。

 さらには、nascitaの独自開発ということで多少なりともテンションが上がってしまったのもあったんだろう。

 

 残念ながら和海の専用機はまだ完成してないみたいだったが、コンセプトはほとんど同じということでいっしょに説明を聞いていた。

 それでもGW前には完成して渡されるみたいだ。・・・さすがnascitaというところか・・・。

 

 

 その後は、地下の演習場で試運転をしたり、戦闘訓練を少しやった。

 ・・・というか演習場めちゃくちゃデカかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 創一side

 

「・・・で、あれからどんな感じだ?」

 

 もうすぐ原作が開始されようとしている。その前に頼んでおいたことがどんな感じに進んでいるのかを聞きに社長室にきていた。

 

「・・・まったく。来るなら事前連絡ぐらいしてよね」

 

 ・・・が、あきれた顔でそう言われる。

 

「別にいいじゃねーか。・・・で、どうなんだ?」

 

「もう・・・。亡国企業に関しては順調ね。夏休み期間に入る前には特定できると思うわ」

 

「さすがだな。・・・だが、その言い方だとパンドラボックスの方はあまり芳しくないみたいに聞こえるが?」

 

「ん~、芳しくないわけじゃないんだけど・・・」

 

「どういうことだ?」

 

「保管されている場所はわかったんだけど・・・。そこのどこにあるかまではよくわからなかったのよね」

 

「場所がわかっているなら充分だろ。あとは俺の方でも調べられるかもしれないしな。・・・で、どこなんだ?」

 

「・・・IS学園・・・」

 

「・・・なに?」

 

「だからIS学園よ」

 

「・・・なんでそこなんだ? 役人たちはアホなのか?」

 

「そんなの知らないわよ。織斑千冬がいるからとかそんな理由でしょ、どうせ」

 

 なるほど・・・。ならあの手が使えるな。

 

「・・・で、どうするの?石動創一は死んだことになってるから男性操縦者としては入れないわよ」

 

 問題ない。エボルトと同じあの方法がある。

 

「そこに関しては問題ない、手は考えてある。・・・ところで、そのうちおまえのローグとしての力を借りることになるが・・・いいよな」

 

「・・・ハイハイ、わかったわよ。さすがにその時は事前に教えてね」

 

「あいよ」

 

 

 さ~て・・・ヤツらにとっての楽しい楽しい学園生活の始まりだ。

 

 

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