神様の気まぐれで転生させられます。(仮)   作:CHIEN

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8話

 征兎side

 

 色々あった初日を終えた翌日。

 多少寝坊してしまったが無事に朝食を食べ終えて、寮長が千冬さんと知ったのが数時間前。

 今日の授業もなかなかに色々あったな。

 

 さっきやってたISの基礎知識についてのときには・・・

 山田先生に誰かが 体の中をいじられているみたいで怖い って言った質問に対し、山田先生はそれをブラジャーに例えて説明していたんだけど、俺たちと目が合うとなんか気まずい空気になった。 

 ・・・まぁ千冬さんがいたからそこまで脱線しなかったけど・・・。

 

 そんなこんながあったりした授業後の休み時間。

 相変わらず一夏は授業内容を理解できてないのか机に突っ伏している。

 

 そんな俺は和海に朝のことについて言及されていた・・・。

 

「まったく・・・、明け方までデータ打ち込んでて寝坊とか勘弁しろし」

 

「ハハハ・・・」

 

「また? 征兎も相変わらずなんだね」

 

「きりきり、大丈夫だよ~。私も朝、起きられないから~」

 

 もう俺は乾いた笑いしかできない・・・。

 

 昨日あれから部屋に戻ってからビルドの強化アイテムについて考えていた。

 そこでふと和海になんとなくどうすればいいか聞いてみたら・・・

 

「2つのボトルの成分を1つにすればいいんじゃね?」

 

 --と適当に言われたがこれに俺はピンッときた。

 そこからデータを打ち込みまくっていたんだが、気づいたら明け方だった・・・。

 いちおう寝たんだけど・・・見事に寝坊し、和海に叩き起こされた。

 

「明日からはもう知らねぇからな」

 

「わかってるよ・・・」

 

「征兎~、私が起こしてあげようか~?」

 

「・・・いや、それは遠慮しておく」

 

「なんでよ!?」

 

 ・・・いやだって・・・万丈に起こされるとかなんか負けた気がするし・・。

 なににかはわからないけど。

 

 そこで前の方から例の出席簿のいい音が聞こえてきた。

 ・・・どうやら一夏が叩かれたらしいな。今度はなにやったんだか。

 

 

 授業が開始されるかと思いきや、千冬さんから一夏に専用機が用意される旨が告げられる。

 女子たちがざわめき立つが一夏は何のことだかわかってない様子。

 まぁ、男性操縦者のデータ収集が目的だろうけどな・・・。

 

 しかし・・・ホントに玄乃さんの言ってたとおりになったな。

 

 どういうことか理解していない一夏に千冬さんが教科書のページを朗読させたり、箒が束さんの妹とわかりひと悶着あったりしたが無事収束した。

 

 ・・・が普段は鈍いくせにこういう時は地味に鋭い一夏が千冬さんに質問した。

 

「あれ?でもそういうことなら征兎と和海はどうなんですか?」

 

 ここでとっさに和海と千冬さんとアイコンタクト!

 

 ・・・が、まぁ別にいいか・・・という結論に即座に達した。

 

「お前は知らなかっただろうが、桐生は専用機をすでに所持している。猿渡も今は所持していないが、近いうちに完成するそうだ」

 

 これに女子たちが再度ざわめく。

 まぁそうなるだろうとは思ったけどな・・・。

 

「それって政府から・・・ですか?」

 

「いや、俺たちは企業所属ってことになってるからな。政府の支援は受けてない」

 

 そう答えたところで、誰かがまぁ当然と思わしき質問をした。

 

「先生、桐生くんたちの所属する企業って・・・?」

 

 ここで再びアイコンタクトを行ったが、俺は別に構わないと伝えた。

 

「・・・nascitaだ」

 

「・・・え?」

 

「桐生たちはnascita所属ということになっている。専用機もnascitaの独自開発したものということになる」

 

 ここでざわめきが最高潮に・・・。

 まぁ仕方ないか。世界有数の大企業の所属、さらにそこが独自開発した機体だもんね。

 あと、チラッと見えたけど金髪さんの顔色がちょっと悪かった。・・・自分がケンカを売った相手がヤバイと思ったのかな? 自分のせいで国のIS産業がどうこうなったらたまらないもんね。

 

「そういうことだ。・・・桐生、猿渡、お前たちの所属企業の社長からこちらに出向いてほしいと言われた。外出許可は出しておくから放課後向かってくれ」

 

「はい」

 

「わかりました」

 

「それと・・・もう少し政府に協力してやってくれ・・・とアイツに伝えておいてくれ」

 

「わかりました・・・けど答えはわかりきってると思いますけど」

 

 そう言うと千冬さんはため息をついた。

 玄乃さん政府の役人嫌いだからな~。データの提供についても・・・

 

「どうせアイツらは有効活用できないんだから必要ないでしょ」

 

 みたいな感じだった。もうホントすごいね・・。

 

 ・・・そんなこんなでなんとか授業は進んでいった。

 

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