神様の気まぐれで転生させられます。(仮)   作:CHIEN

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12話

 征兎side

 

 一夏・箒・和海からの応援を受けて、アリーナで金髪さん--もといセシリア・オルコットを待って数分後・・・。

 反対側のピットから彼女がISを纏い出てきた。

 

 ・・・んだけど・・・なんというか・・・前までの彼女とはなんか雰囲気が違うような気がする・・・。

 

「・・・始める前に少しよろしいでしょうか・・・」

 

「ん? どした?」

 

 ホントにどうした? 以前なら罵倒の1つでも飛んできてるはずなのに。

 

「・・・その・・・先週までの数々の非礼お詫び申し上げます。本当に申し訳ありませんでした」

 

「お、おう・・・別に俺はそこまで気にしてないから・・・」

 

「ありがとうございますわ」

 

 お、落ち着け、俺!

 なにがどうして彼女が急にこんなしおらしくなった・・・!?

 

 確か・・・一夏との試合が始まる前までは今までと変わりなかった。

 つまり、一夏との試合中・・・またはその後に何かあった・・・?

 

 

 

 ・・・・・・あ。

 

 

 

 もしや・・・これはいつものパターンか?

 

 ・・・試してみるか。

 

「なぁ・・・ちょっといいか?」

 

「はい? どうかなさいまして?」

 

「もしかして、お前・・・一夏のこと・・・」

 

「なななな、なにをおっしゃっているのですか!?」

 

 は~い、決定~!

 わっかりやすい反応ですこと。

 

 しかし、一夏よ・・・どうやったらこんなことになるんだ?毎度毎度さすがだわ。

 

「まぁ、がんばれ! ライバルは多いだろうし、アイツ自身、超がつく朴念仁だからな!」

 

「~~~~~っ!?」

 

 

 

 

 

 

 

「お前が言うなよ・・・」

 

「あんただって人のこと言えないでしょ・・・バカ征兎」

 

 --と管制室と観客席で言われていたなど俺が知るはずもなかった・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「それはそうとISはどうしましたの? まさか降参ってわけではないでしょうし・・・」

 

「そうだったな。時間は有限だし俺も行かせてもらうか」

 

 そう言いながら、ビルドドライバーを出し腰に押し当てる。

 するとベルトが自動で巻き付く。

 

 そして、手に ラビットフルボトル と タンクフルボトル を持つ。

 

 

「さぁ実験を始めよう」

 

 

 そう言って、手に持つボトルを振る。

 すると、何もないはずの空間から様々な数式が出てきた。これに目の前のオルコットは驚いているようだった。おそらく和海以外のみんなも驚いているだろう。

 

 ある程度ボトルを振ったところで、キャップを回し、ドライバーのスロットに装填する。

 

『ラビット!』 『タンク!』

『ベストマッチ!』

 

 その音声が聞こえたら、右側のレバーである ボルテックレバー を回す。

 

 すると、フルボトル内の成分 トランジェルソリッド が混ぜ合わされ、俺の周囲に小型ファクトリー スナップライドビルダー が形成される。

 さらに、液状となったソリッドがチューブ状の ファクトリアパイプライン に流し込まれ、前にラビット、後ろにタンクのハーフボディーを生成する。

 

 

『Are you ready?』

 

 

 その音声が聞こえた後に言う言葉は一つ!

 

 

「変身!!」

 

 

 そう叫ぶと、前後のハーフボディーが俺を挟み込むように結合する。

 

 そして--

 

 

『鋼のムーンサルト!』

『ラビットタンク!』

『イエーイ!』

 

 

 --変身完了ってわけだ!!

 

 

「そ・・・それは・・・いったい・・・?」

 

 

「これは俺の専用機であるビルド。創る・形成するっていう意味のビルドだ。以後お見知りおきを」

 

 

 そう言いながらポーズなんかを決めてみた。

 

 

 

 

 

 

 

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