神様の気まぐれで転生させられます。(仮)   作:CHIEN

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15話

 創一(簪)side

 

「試合終了・・・か」

 

 今まで1組のクラス代表を決めるための摸擬戦をモニターで見ていたが・・・いやはや。

 

 ビルドのほうはともかくとして、主人公くんなんて全然じゃねーか。

 

 まったく・・・俺の目的達成にはヤツの成長が必要不可欠なのによ。

 

 

 ・・・ま、いちおう数年間いっしょに過ごし、親友と呼ばれるようになった仲だ。大目に見てやるさ。

 まだ俺も準備期間って感じだしな。

 それまでに成長してくれることを願おう・・・切実にな。

 

 

 --さて、これからやることがそこそこあるが・・・とりあえずはブラッドスタークの改良だな。

 飛行機能をつけないと話にならなそうだしな・・・。

 

 

 そして、この制服は改造するか・・・。

 さすがにこれはちょっと・・・な。もっと動き易いのにするか。

 

 

 --あとは・・・

 

 俺は、いつもの所に連絡を入れる。

 

『ハイハイ・・・今日はなんの用?』

 

「おう・・・今日は大事な大事な用があって連絡させていただきました」

 

 いつも通り、ふざけ丁寧口調? で話始める。

 

『・・・・・・???』

 

「・・・ん?? なんだ、どうした?」

 

『・・・どちら様?』

 

 ・・・おい。

 

「【端末に着信相手が出てるだろうが。なんでだよ】」

 

 コイツ・・・俺が、更識簪の声のまま話したからって・・・。

 

『え? マジで? ごめん、モニターに切り替えてもらっていいかな?』

 

「【はぁ・・・】」

 

 面倒だ・・・と思いつつモニターに切り替えてやる。

 すると、Sound Only から互いが映し出される。

 

『・・・・・・』

 

「【どうだ? これで満足か?】」

 

『ホントにその子に憑依したんだね・・・』

 

「【まぁ、原作から考えるとなかなか都合がいいやつだからな】」

 

 ついでにあの幼馴染? 従者だっけ? とシスコンへの予防線にもなるしな。

 

『まぁ・・・違和感は多少あるけど、私も暇じゃないからね。・・・で、ご用件は?』

 

 このヤロウ・・・お前のせいで脱線してたんだろうが・・・。

 

「【・・・まぁいい。--今度、ここでクラス対抗戦が行われる】」

 

『えぇ、知ってるわ。私宛に招待状が届いていたもの。・・・面倒だから行かないって返事しておいたけど』

 

 忙しいとかじゃなくて、面倒だからかよ・・・。--だが、

 

「【なら話が早い。当日、俺といっしょにヤツらと遊んでもらう】」

 

『・・・あれ? その日って、束ちゃんお手製無人機がそこに襲撃するんじゃなかったっけ?』

 

 思案顔になりながら、ヤツはそう聞いてくる。

 当然の疑問だな。

 

「【その通り。だからその日は無人機にも襲撃させるが--

 

 

 

 

 

 

   --俺たちからも挨拶を・・・と思ってな】」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 征兎side

 

 あの摸擬戦からの翌日。

 

 我がクラスでは現在、クラス代表となった人物が発表されていた。

 

「というわけで、1年1組のクラス代表は織斑一夏くんに決定です。あ、1繋がりでいい感じですね」

 

 とまぁ、一夏に決まった。

 俺は元々、摸擬戦が終わったら辞退するつもりだったからな。

 

「先生、質問です」

 

「はい、織斑くん」

 

「俺は昨日の試合に負けたんですが、なんでクラス代表になっているんでしょうか?」

 

 と、一夏がここで質問。

 まぁ、当然の疑問だろうな。

 

「それはですね--」

 

「それはわたくしが辞退したからですわ!」

 

「ついでに俺も辞退した!」

 

 オルコットが発言したタイミングで俺もカミングアウトする。

 

「なんでだよ!?」

 

「え・・・? ・・・だってめんどくさいし」

 

「いや・・・そんな、何当たり前のこと聞いてんの? みたいな顔で言われても・・・」

 

 だって実際、めんどくさいし。

 

 その後、一夏はセシリアにも問い詰めていたが、特に聞く気もなかったから聞き流していた。

 

「そういえば、征兎」

 

「ん? なんだ急に」

 

「朝、全然起きないお前の代わりに、俺のところに連絡があったんだが・・・」

 

「連絡? ・・・誰からだ?」

 

「玄乃さんから」

 

「・・・・・・」

 

 和海から聞いた相手に俺は何故か、冷や汗が背中を流れる感覚がした。

 

 大丈夫、大丈夫だ・・・。

 摸擬戦はキチンと勝利したんだし・・・。

 

 そう自分に言い聞かせる。

 

「明日の放課後、龍華といっしょに来てほしいそうだ。ついでに摸擬戦のことも聞きたいって言ってたぞ? 特に射撃に夢中になってビットの存在を忘れていたことについてだそうだ。・・・ちなみに俺は行かないからな」

 

 いやだな~、玄乃さん・・・。

 誰しもそういうことありますって・・・。

 

 クソぅ・・・明日の放課後まで、戦々恐々と過ごすしかないのか・・・。

 

 

 そう若干、現実逃避をしたくなりながら机に突っ伏した。

 

 

 いつのまにか千冬さんが来ていて、一夏がクラス代表ということでみんなが盛り上がり、この件は終了。

 

 一夏が自分の意思云々言ってたが、どうでもいい。

 

 

 

 ・・・だって一夏だし。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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