神様の気まぐれで転生させられます。(仮)   作:CHIEN

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17話

 征兎side

 

 さて、一夏が地面に墜落し、見事なクレーターを作ったわけだが・・・

 

「次に・・・桐生、猿渡、前に出ろ」

 

「「はい」」

 

 いよいよ出番ですかい。

 

「めんどくせ」

 

 おい、和海くんや。ボソッと呟いたとはいえ、俺には聞こえてるからね・・・。

 

 

 そうしてみんなの前に出てきた。

 

「では、改めてお前たちの専用機を展開してくれ」

 

 そう言われた。

 

 ふむ・・・。ならここは--

 

「じゃあ、俺から」

 

 ビルドドライバーを腰に装着。

 

 ふっふっふ。

 新たなベストマッチフォームを見せてやるぜ!

 

 白と空色のボトルを取り出し、振る。キャップを回す。

 ベルトに装填。

 

『パンダ!』 『ロケット!』

『ベストマッチ!』

 

 ベルトのレバーを回す。

 

『Are you ready?』

 

「変身!」

 

『ぶっ飛びモノトーン!』

『ロケットパンダ!』

『イエーイ!』

 

 これぞ、ビルド・ロケットパンダフォーム!

 

 右腕は、巨大な爪 ジャイアントスクラッチャー。

 左腕は、全てのアーマーがロケットになっている。

 

 

 新たなビルドのフォームにみんな驚いているようだ。

 ふっふっふ・・・狙い通りだ!

 

「前回見たものとはまた違うのか・・・」

 

 その通りでございますよ!

 

「そうです! このビルドは様々なボトルの組み合わせで、多種多様な戦闘が可能なんです! いちおうベストマッチフォームじゃないトライアルフォームでも戦闘はできるんですけど、ベストマッチに比べてどうしてもパワーが落ちちゃうんですよね。でもベストマッチを探すのもなかなか大変で--」

 

「では、次--猿渡、展開しろ」

 

「はい」

 

 ガーーーーーン!?

 説明の途中だったのにー!?

 

 周りのを見ると、みんな引いていた。

 和海、一夏、箒、山田先生は苦笑い。

 

 ・・・なんで?

 

「はぁ・・・おバカ」

 

 万丈にも呆れられている。

 解せぬ・・・。

 

 

 

 

 まぁ、そんなこんなで、和海の番。

 

 そういや、和海がみんなに専用機見せるの初めてか・・・。

 

「猿渡くんの専用機か~」

 

「どんなのかな?」

 

「やっぱり桐生くんと似た感じじゃない? 同じ企業なんだし・・・」

 

「カズミ~ン、ガンバ~」

 

 などなど、みんな思い思いに言っている。

 のほほんさんの緩い応援もあった。

 

「なんかこうなってくると緊張するな・・・」

 

 などと和海が言っているが・・・

 

「何言ってんだ。みんなに注目されてなんぼだろ」

 

「お前といっしょにすんな、ナルシスト」

 

 ・・・ヒドイ。

 

 

 そんなやりとりがあったが、ようやく和海が自身の専用機の展開準備に入った。

 

 ベルトを取り出し、装着する。

 ビルドドライバーと違い、水色のドライバー。

 

『スクラッシュドライバー!』

 

 さらに、フルボトルではない別のもの。

 玄乃さん曰く、俺も持っているロボットフルボトルの成分をゲル状にし、それを入れたアイテム。なかなかゲル状にできるフルボトルの成分がない中、これはできた・・・とのこと。

 見た目は、とても小さいゼリー飲料の容器。

 

 ロボットスクラッシュゼリー。

 

 そのキャップを回し、ベルトのスロットに装填。

 

『ロボットゼリー!』

 

「征兎のヤツと全然違う・・・」

 

 と一夏が呟くが・・・気持ちはわかる。

 

 

 和海が左腕を前に出し、あの言葉を言う。

 

 

「変身」

 

 

 そう言い、右手でベルト右側のスパナ型レバーを押し下げる。

 

 ベルト中央にある左右のプレスパーツがゼリーを揉み潰し、抽出された成分が液状装備 ヴァリアブルゼリー に変換され、透明な装甲を形成する。

 

 さらに、ビーカーをモチーフとしたタンクが和海の周囲に出現する。

 これにはみんなも驚く。

 

『潰れる! 流れる! 溢れ出る!』

 

 そして、頭部から噴出したヴァリアブルゼリーが和海の全身を包む。

 

『ロボットイングリス!』

『ブラァ!』

 

 和海の専用機・グリスはそうして変身が完了する。

 

 

 

 

 

 その後、武装の展開で一夏が千冬さんにまたもや遅いと怒られたり、セシリアが展開は速かったがポーズを直せと怒られたり、俺のロケットパンダフォームに展開できる武装がないことや和海のグリスに武装が ツインブレイカー しかなく呆れられたりした。

 

 ツインブレイカーはパイルバンカーのような アタックモード と二連装ビームガンの ビームモード の2種類に使い分けられる。

 モードを切り替えるときにはその砲身部分 レイジングビーマー を動かす。

 さらに、フルボトル装填スロットは二つあり、装填したフルボトルの数や種類によって攻撃が変化する。

 

 

 

 などと、和海の代わりに俺がツインブレイカーについて説明したら、またしてもみんなに引かれてしまった。

 

 

 うーーーん・・・。なぜだ?

 

 

 考えているうちに授業終了となり--

 

 

 

 

「征兎、和海!! 手伝ってくれ!! --っていねぇ!?」

 

 

 一夏がグランドに空けた穴埋めを手伝わされる前に退散した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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