神様の気まぐれで転生させられます。(仮)   作:CHIEN

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20話

 征兎side

 

「待ってたわよ! 征兎、和海、龍華、そして一夏!!」

 

 昼休みに食堂についた俺たちを迎えたのは、そう言った鈴だった。

 

 ってか、ずっとそこで待ってたの?

 アイツの持ってるのラーメンに見えるんだけど・・・。

 麺がのびるのでは?

 

「麺、のびるぞ・・・」

 

「ま、まだ大丈夫よ」

 

 和海の一言に、ホントに大丈夫なのか心配になってしまうように返す鈴。

 

「はい、鈴ちゃん邪魔だよ~。どいてね~」

 

「ちょっと!? ひどくない、龍華!?」

 

 気持ちはわかるが、ドストレートだな。

 

「と、とりあえず、俺たちも食券を出してくるから」

 

「むぅ~、わかったわよ。あたしは席を確保しとくからね。早く来なさいよ!」

 

「あぁ、わかったよ」

 

 なんで俺がこんな役回りを・・・トホホ。

 

「「「・・・・・・」」」

 

 こっちもこっちで・・・。

 箒とセシリアはどうでもいいとして、一夏はなぁ~。

 

 こればっかは無責任に気にするなとも言えないし・・・難しいな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 注文の品を各々受け取り、鈴が確保してくれた席に座った・・・・・・が、

 

「「「・・・・・・」」」

 

 き、気まずい・・・。

 

 なんでこんなことに・・・。転校生を交えての昼食ってもっと盛り上がるもんじゃないの?

 

 よし、ここは俺が先陣を切るか!

 

「そ、それにしてもホントに久しぶりだな、鈴。いつのまにこっちに戻ってきてたんだ?」

 

「ん? あぁ、つい先日よ。色々バタバタしてたから連絡はできなかったんだけどね」

 

 和海、万丈・・・お前らもなんか話してちょうだい・・・。

 

「それよりも、あんたたちこそなにISを動かしちゃってるわけ? ニュースを見て本当にビックリしたわよ」

 

「ぐ・・・色々あったんだ。不可抗力だったんだ・・・」

 

 そう、色々あった・・・。

 動かしてしまった経緯はかなりショボいけど・・・。

 

「んん! ・・・あ~もうそろそろソイツとどんな関係か話してほしいんだが?」

 

「そ、そうですわ! 一夏さん、もしやこの方とその・・・お、お付き合いをしていらっしゃるんじゃないでしょうね!?」

 

「え? い、いや・・・俺と鈴は・・・」

 

 ・・・一夏・・・。

 

「そうだな・・・俺たちの関係は・・・まぁ幼馴染っていったところか?」

 

 え?和海くん・・・このタイミングで発言ですか?

 

「幼馴染・・・だと?」

 

 まぁ、箒は気になるところだよね。

 

「鈴は箒と入れ違いで中国から転校してきたんだ。まぁ、そっから仲良くなって・・・って感じだな」

 

「なるほどな」

 

「なつかしいわね。あのころは色々バカなことやったっけ」

 

「そうだな。それでアイツが加わってからはさらに・・・」

 

 あ! ・・・バカっ!?

 

「・・・っ!!」

 

「・・・一夏?」

「・・・一夏さん?」

 

「・・・すまん。なんでもない」

 

 ・・・・・・。

 

「しっかし、鈴はあんま変わんないね~。身長も胸も・・・」

 

「あんですって!? あんたにだけは言われたくないわよ、龍華!!」

 

 近くでワーギャーワーギャーやられるとうるさいな。

 

 まぁともかく、万丈の空気読めない発言で今回は助かったな。

 たまにはあのバカも使えるな。

 

 

 

 その後、鈴と箒、セシリアは互いに自己紹介をしていたが、

 

「あんたたちが心配してるようなことにはならないから大丈夫よ」

 

 と、言っていた。

 多分、一夏に対する恋愛感情云々だと思うけど・・・。

 

 

 

 

「さっきはすまなかったな」

 

 和海がそう言ってきたが、まぁ俺は特に気にしてない。

 

「大丈夫よ。あたしはもう気にしてないから・・・ね」

 

 鈴・・・。

 

「ありがとな」

 

「それにしても・・・一夏、大丈夫かな?」

 

「・・・確かにな。あれはちょっと・・・な」

 

「あたしからも少し話してみるわ」

 

「・・・わかった」

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・一夏、大丈夫か?」

 

「征兎・・・」

 

「あんま気にしすぎるなよ。あのときも言ったけど、あれは--」

 

「わかってる。・・・けどこれは、俺が向き合わなきゃいけないことだから・・・」

 

 そう言って行ってしまう。

 

 

 ・・・ったく。

 少しは俺らを頼れよな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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