創一side
最高の状況に歓喜し、笑いをこらえながらもおとなしくしている。
すると、誘拐犯の仲間であろうヤツらが部屋に入ってきた。
「気分はどうだ? 今しがた日本政府に犯行声明を出した。もうすぐ織斑千冬の決勝戦棄権の情報が入ってくるだろう」
そんなこと俺にとってはどうでもいいことだ。重要なのはこのあとのことなんだからな。
「・・・しかし誘拐されたってのに随分静かじゃねぇか。お前は織斑千冬が棄権する前にことが終わらねぇためだけに連れてきたんだ。それが達成された今、どうなるかわかんねぇわけじゃねぇだろ?」
そう言って誘拐犯の一人が銃を取り出し、こちらに向けてくる。
しかし俺は今、恐怖なぞ微塵もしていない。この部屋に一人とわかったあのときから歓喜に打ち震えているんだから。
「クククククク」
「あん?」
「フフフフフフ」
「どうした? 頭イカレたか?」
「フハハハハハハハハ」
「さっきからなにがおかしいんだ! てめえ!!」
おっと、あまりの嬉しさに思わず笑ってしまっていたか。
見ると、怒りをあらわにした誘拐犯の3人がそれぞれ俺に銃を向けていた。
「申し訳ない。あまりの嬉しさについ」
「はぁ?なに言ってんだ、お前」
「お前たちには感謝している。おかげで今日この瞬間に俺のフェイズを始動させることができる」
「わけわかんねぇことごちゃごちゃ言ってんじゃねぇ! 死ね!」
そう言って誘拐犯は引き金を引こうとした。
瞬間、俺は自身の目が赤く光ると同時に体を赤黒く光らせ、エネルギーを放出させた。
すると誘拐犯たちは部屋の中にあったガラクタといっしょに壁に吹き飛んでいった。同時に俺の手足を縛っていた拘束具も弾け飛んだ。
「ざ~んね~ん。殺せませんでしたねぇ」
「な、なんなんだ。お、お前いったい」
俺は トランスチームガン を取り出す。
「知る必要はない」
「は?どういう・・・」
コブラフルボトル を振りキャップを回す。
「お前たちはもう用済みだ」
ボトルをスロットに装填。
『コブラ!』
そしてあの言葉を言う。
「蒸血...」
トランスチームガンのトリガーを引く。
『ミストマッチ!』
特殊蒸気・トランジェルスチーム が噴出され、俺の全身を包む。
そして--、
『コッ・コブラ...コブラ...ファイヤー!』
赤と水色の火花と炸裂音とともにその姿が現れる。
コブラの意匠が随所に見られ、その名の通り、血のように赤いワインレッドを主体とした洗練された容姿--
--ブラッドスターク
「な、なんだよ・・・それ・・・」
「IS!? なんで男が!?」
誘拐犯たちは恐怖しながらも、そのようなことを言ってくる。
「残念ながらこれはISじゃあない」
そう言って俺は、両腕から 蛇の尻尾状の針・スティングヴァイパー を出す。
「まぁ、もうお前らには関係ないさ」
スティングヴァイパーを誘拐犯たちに刺す。
「ぐっ」 「がぁ」 「ぎっ」
そして、ヤツらに猛毒を流し込む。
「じゃあな」
誘拐犯たちは断末魔もあげることなく、赤い粒子となり跡形もなく消えた。
「さて、一夏の様子でも見にいこうかねぇ。殺されでもしてたら神様に申し訳が立たないしな」
・・・っとその前に声を変えて行かないとな。
ん~、とりあえず金〇さんボイスでいいか。他に思いつかないし。
「【ん、んん・・・よ~し。--さて、行くとしますか】」
俺は誘拐犯たちが入ってきたところを抜け、一夏がいると思われる所へ向かった。
描写下手ですいません。