「竹原やってくれたね」
「あはははは、これで貴方は終わりですね」
「クソが」
「まあ、後は私に任せてゆっくり老後の生活を楽しんでください」
「あたしゃまだ、老いぼれちゃいないよ」
「いいえ。貴方はもう終わりましたよ。お前ら連れて行け」
「「ハイ」」
竹原の命令によって文月学園校長、藤堂カオルは連れていかれた。
☆
ヤバイ!ヤバイ!ヤバイ!
「遅刻だー!」
学校の鐘の音が聞こえてくる。でも、あと少しで校門だ。1歩2歩と踏み出して行くほど、走るペースが遅くなっている気がする。
うん。疲れた。
「はぁはぁ。づいだぁーって、あれ?」
遅刻だ吉井、と言って殴ってくる虐待教師が今日はいない?何かあったんだろうか。
ゴリラとレスリング中?いや、鉄人がゴリラ?それとも、レスリングが鉄人?
よく分からなくなってきたぞ。
「まあいいや。それより行かなくちゃ」
せっかく助かったのにバレたら困るしね。
それに、3年生に勝った今日からは、Aクラスの教室だ。早く行こう。最高の設備が待っている。
僕は重たい足を動かし、再び走り出した。
☆
「あれ?まだEクラスの設備なんだ」
「遅刻だぞバカ野郎」
教室の中で悪友、坂本雄二が座っていた。
「雄二の方がバカじゃないか」
「ハッ!どう考えてもお前の方がバカだ」
「なんだと」
「やんのか」
「「痛ってえ!?」」
一瞬の内に頭に激痛が走る。横には鉄人が立っていた。なんていうか、暑苦しいな……。
「痛えな!虐待教師!」
「そうだそうだ」
「「やるなら雄二(明久)だけにしろ!」」
「「なんだと!!」」
「いいから座れ」
「「痛ってえ!?」」
本日2度目の拳を受ける。
くそっ!このバカのせいで。
鉄人が教卓の上に立ち話を始める。
「登校してきて早々にすまないが、臨時集会が開かれる。体育館に移動してくれ」
「なんかあったんですか、鉄人」
「西村先生と呼ばんか坂本!」
「教えてください、西村鉄人」
「吉井、お前はバカだからしょうがないな……」
「なんで僕には同情なんですか!!」
本当に朝から運が悪い。まあ、遅刻したのは僕が悪いけどね。
「悪いが俺も、何のための集会なのかはわからんがおそらく設備の件だろう」
僕ら2年生が召喚戦争で3年生に勝ってから、もう1週間が過ぎていた。いつになったら設備が変わるんだ、と雄二と抗議をしにババアの所へ行ったこともあったが、やっと変えてくれるのだろう。
「何はともあれ行ってみればわかる筈だ。早く体育館に行け」
「はーい」
僕らは立ち上がり体育館に向かった。
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