時は2045年のオハイオ州・コロンバスにある集合住宅。ここに1人の男が住んでいた。彼の名前は「ウェイド・ワッツ」。集合住宅から地上へ降りている。
ギルモア「あらウェイド。」
ウェイド「どうも、ギルモアさん。」
住民のギルモア夫人がウェイドに挨拶した。
ギルモア「しけた顔ね。人生どん詰まり?」
そんな事を言われたが、ウェイドは気にしなかった。
彼は、大量に積まれた廃車の中へ入って行った。
ウェイド『僕は2027年生まれ。コーンシロップの品薄や、電波待機不足の暴動の後、問題が起きても皆ただ受け流すようになった時代。僕は両親にさっさと死なれちゃって、アリス叔母さんと、オハイオ州コロンバスに住んでいる。』
廃車の中にある部屋で、VR世界に入る準備を進める。
ウェイド『2045年現在、コロンバスは世界一発展している街だ。ハリデーとモローがグレガリアス・ゲーム社を立ち上げた場所。この時代、現実は重くて暗い。皆逃げ場を求めている。だから僕らにとって、ハリデーはヒーローなんだ。居ながらにして好きな場所へ行ける方法を教えてくれた。』
足元にある全方向性ランニングマシンの動作をテストする。
ウェイド『この全方向性ランニングマシンは、圧力センサーで4チャンネル・ステレオプレイヤーと連動している。』
そして、VRゴーグルを出した。
ウェイド『ジェームズ・ハリデーは夢を見て、それを形にした。僕らに行き場を与えてくれたんだ。その場所の名は・・・』
『オアシス。』
VRゴーグルを装着して、オアシスへ入る。
オアシスでは、広大な宇宙、マインクラフトの惑星、ゴルフの惑星、嵐の惑星、リゾート惑星などが勢揃い。
ウェイド『これがオアシス。イマジネーションが広がる限り、この世界に限界は無い。何だって出来る。何処へでも行ける。例えばリゾート惑星。ハワイでモンスター級の波に乗ったり、ピラミッドでスキーを滑ったり。エベレストだって登れる。バットマンとね。』
ピラミッド惑星やエベレスト惑星、更にはカジノ惑星もある。そしてホテル惑星も。
ウェイド『ここも凄いよ。惑星丸ごとカジノになっている。大損する事もあるし、結婚も出来れば離婚も出来る。ここにも、入れちゃう。皆色んな事をやりにオアシスに入って来る。でもここにハマっちゃうのは、色んな物になれるから。ノッポのイケメンにも強面にもなれる。性別だって種族だって変えられる。実写のキャラでも漫画のキャラでも何でもアリだ!』
オアシスの入り口に到着したウェイドのアバター。
ウェイド『んで、これが僕。って言うか僕のアバター。飽きたら何時でも変えられるけどね。』
モニターを操作して、自分の髪型を変えた。アバター名は「パーシヴァル」。
ウェイド『食べたり眠ったりトイレに行く以外は、やりたい事は全部オアシスでやる。皆ここに居るから、出会いの場もここ。友達も出来る。』
パーシヴァル「エイチを捜して。」
セクターマップで、仲間のエイチを捜す。
マップ『エイチを捜します。』
画面に赤い惑星が映った。
マップ『エイチを発見。セクター12・惑星ドゥーム。』
惑星ドゥーム。多くのアバター達が激闘を繰り広げている。
ここはオアシス一危険な惑星。だが、コインを荒稼ぎするのに便利な場所でもある。エイチはここに居た。彼はコインを荒稼ぎしている。エイチはオアシスで知り合ったパーシヴァルの友達。はっきり言うと、親友である。だがパーシヴァルは、リアルでは会っていないとコメントしている。
そんなエイチは今でも荒稼ぎ中。
パーシヴァル『ようエイチ。』
エイチ「よう、何だZ?」
パーシヴァル『次のレース、20分後だぞ。もう行くけど、お前何してんの?』
エイチ「ぶちのめしまくってんだよ。」
スコープで武者のアバターを見る。
パーシヴァル『え、それダイトウ?』
エイチ「ダイトウとショウだ。」
スナイパーライフルでダイトウとショウを援護した。
ダイトウ『ありがとう!』
ショウ『シェイシェイ!』
パーシヴァル『アーティファクト集め?』
エイチ「ああ、グレガリアス120だ。」
パーシヴァル『2分間好きな巨大ロボになれる奴か!やったじゃん!』
???『ようパーシヴァル!元気か?』
パーシヴァル『タツヤ、今何処?』
タツヤ『ドゥームはバウンティハンターの俺達にとって打って付けの場所だからな。姉さんも来てるぞ。』
姉さん『ハロー!パーシヴァル元気してる?』
パーシヴァル『お陰様で。』
この2人はタツヤとアイリス。実の姉弟でパーシヴァルの親友。多くのワールドで荒稼ぎしている”オアシスのバウンティハンター”と言う異名を持つ。パーシヴァルはこの2人のリアルと会った事がある。
タツヤ『見ろよパーシヴァル!昨日ドゥームでベーターカプセルゲットしたぜ?』
パーシヴァル『ウルトラマンの変身アイテム!?凄えな!』
アーティファクト、これがこのゲームの鍵。ジェームズ・ハリデーは色んな力を持ったマジックアイテムをオアシスに散りばめた。スキルの高いプレイヤーがそれをゲット出来る。デスマッチやアーティファクト集めは良いコイン稼ぎになるけど、アーマーのレベルが低い人は要注意。
惑星ドゥームに、アーマーを着たアバターが、ライフルを乱射する。だがその後ろから、1人のアバターが迫る。しかしライフルの乱射ですぐに殺された。
最初は皆同等のレベルでコインを稼いでレベルアップする。アバターは殺されても再生は出来る。今まで手に入れたアイテムは全てリセットされる。今までの苦労が水の泡と化してしまう。稼いだ金も、服も全てリセット。更には武器も。誰もがオアシスに人生を注ぎ込んでるから、全て失ったら・・・正気を失ってパニックになる。
現実世界では、殺されたアバターの持ち主達が転んだり、泣き叫んだり、更には自殺未遂の人まで存在している。
惑星ドゥーム。
ライフルを乱射するアバターに、2人のアバターが現れた。タツヤとアイリスの姉弟だ。
タツヤ「ダブルベクター!」
アイリス「レーザーブレード!」
ダブルベクターとレーザーブレードを握り、ジャンプした。
タツヤ「ベクターエンド!ビート12!」
アイリス「ギャバンダイナミック!!」
ベクターエンド・ビート12とギャバンダイナミックで、アバターを倒した。
タツヤ「またこの重課金野郎か。」
アバターの金を全て吸収した。
アイリス「タツヤ、そろそろレースに行きましょ?」
タツヤ「ああ。」
オアシス入り口前。
パーシヴァル「エイチ、後10分でレースだぞ。」
エイチ『分かってるよ、ママ。』
パーシヴァル「タツヤ、アイリス、一緒に行くか?」
タツヤ『今向かってるぜ。』
アイリス『レースで会おうね。』
このオアシスは、開発者ジェームズ・ハリデーの頭の中から生まれた世界。
彼とパートナーのオグデン・モローが2025年に最初のオアシスを発表した。それが大人気となり、2人は大富豪になった。だがモローは数年後にビジネスから手を引いた。一方のハリデーは大企業のオーナーであり、オアシスの神として称えられた。皆は彼を神として愛し、そして崇めた。
ハリデー「口で説明するよりも、見て貰った方が早い。座席の下をご覧下さい。」
全員が座席の下を見る。
ハリデー「何も無いけど・・・あははは。」
全員「あはははは。」
ハリデー「ごめんごめん。これです。今お渡しします。1つずつ。」
そして2040年1月7日・・・ジェームズ・ハリデー・永眠。
そして、ハリデーが残した言葉が、全てをガラリと変えた。
ハリデー「やぁ。私はジェームズ・ハリデー。これが流れる頃、私は死んでいる。死ぬ前に私はある物を作った。業界用語で言う”イースターエッグ”。ゲームの中の隠しアイテムだ。見付けた者には特別なパワーを手に入れる事が出来る。オアシスの中にこのエッグを隠した。1番最初に見付けた人物に、私の全財産を譲る。我がグレガリアス・ゲーム社の株だ。時価にして、ざっと50万・・・いや、5000億ドルは下らない。そして、オアシスそのものを運営する権利も譲渡する。オアシスに於ける私のアバター、全知全能のアノラックとして、私は3つの鍵を作った。
銅、翡翠、青の鍵を作った。
アノラック「3つの試練で相応しき者を見極め、3つの魔法の門を開く3つの鍵を授ける。そして全ての試練を乗り越えし勇者だけが、最後の地に辿り着き、宝を手にするのだ。鍵よ散らばれ。」
3つの鍵をバラバラに散らばる。
アノラック「鍵はその辺の石をヒョイと捲れば出て来ると言うものではない。目に見えぬよう隠しておいた。迷路の奥にひっそり佇む秘密の部屋にな。そしてその迷路がある場所は・・・この中だ。では皆の者、ハリデーのイースターエッグ探しの、始まりだ!」
こうしてオアシスで、イースターエッグ探しが始まった。
「NEXT」
オリ主紹介
「タツヤ」
アバター・浅見竜也「未来戦隊タイムレンジャー」
年齢・21歳
アバターの髪型・茶髪
アバターの服・黒い服、赤いジャケット、青いジーンズ、白いスニーカー
リアルでの名前・ケイタロウ
モデル・佐野岳
性格・軽口
アイテム・多数
オアシスでパーシヴァルと出会ったアバター。
多くの賞金を稼いでおり、”オアシスのバウンティハンター”の異名を持っている。
姉であるアイリスと共にオアシスで活動している。
出身地はダイトウと同じ日本。
両親は日本に居り、「姉弟水入らずだ。楽しんで旅行しなさい。」と言われ、姉と共にオハイオ州に旅行している。
今はオアシス用のホテルで宿泊中。
パーシヴァルことウェイド・ワッツとリアルで知り合ってる。
更にポップカルチャーについては、パーシヴァルと同レベルで詳しい。
イメージキャスト・土屋神葉
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「アイリス」
アバター・アルス「魔法少女隊アルス」
年齢・23歳
アバターの髪型・赤髪ショート
アバターの服・黒い魔女服、黒いブーツ
リアルでの名前・マナ
モデル・照井春佳
性格・元気
アイテム・多数
オアシスでパーシヴァルと出会ったアバター。
タツヤの姉で、同じ”オアシスのバウンティハンター”の異名を持っている。
弟からは”姉さん”と呼ばれている。
パーシヴァルことウェイド・ワッツとはリアルで知り合っている。
ポップカルチャーについては、タツヤ程詳しくはないが、それなりの知識を持っている。
ホラー系全般が苦手。
イメージキャスト・照井春佳