レディ・プレイヤー1+2   作:naogran

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Chapter2「アルテミス」

課題は3つの鍵を見付ける事。だがこの5年間、誰もゲット出来てない。それも1つすら。スコアボードは空白。第1の試練は大分前にガンターが見付けてくれた。そのお陰で、その場所へ行けるゲートが出現した。パーシヴァルがそのゲートに入る。

 

 

 

ゲートの奥は、レースだった。ここが第1試練。だがハリデーが難しく作り過ぎて、5年間誰もゴール出来てない。だが諦めてないのはガンターだ。ガンターはエッグハンターの事を指す。パーシヴァルとタツヤとアイリスとショウとダイトウとエイチ。そしてシクサーズ。シクサーズと言うのは、イノベイテブ・オンライン・インダストリーズ、通称IOI社の職員達。世界第2位の企業でトップの座を狙っている。だから何としてもエッグ探しのコンテストに勝つ事が目的。

 

 

 

 

IOI社。

 

監督「ベルト、装着!姿勢正せ!」

 

シクサーズがベルト装着して姿勢を正す。そして車に座って、ドアを閉める。この会社は人を6で始まる番号で呼ぶ。

 

 

 

 

更に、ハリデーの研究チームもこのIOI社にある。パーシヴァルやタツヤと同じく、ハリデーがオアシスに導入したポップカルチャーを研究し、コンテストのヒントを探している。

 

 

 

 

そしてそんな彼らを束ねているボスが、IOIのCEOノーラン・ソレント。

 

 

 

 

 

 

オアシス・レース会場。

 

パーシヴァル「何だ、早かったな。」

 

エイチ「俺はヘアサロンなんか寄ったりしないからな。ようZ。」

 

親友のエイチと会った。そしてタツヤとアイリスも。

 

パーシヴァル「ようエイチ。タツヤにアイリスも。」

 

タツヤ「また会ったな。パーシヴァル。」

 

アイリス「ヤッホー。」

 

エイチ「場所取っておいたぜ。」

 

パーシヴァル「サンキュー相棒。」

 

マシンを出そうとするが、ガソリン切れ寸前状態。

 

タツヤ「どした?」

 

パーシヴァル「後ろに回るよ。」

 

エイチ「こけた車からコインを集める気か?」

 

タツヤ「やる事が俺達みたいだな。」

 

パーシヴァル「燃料切れ。」

 

エイチ「メリーに首ったけみたいなツンツンヘアにする金はあんのに?」

 

タツヤ「メリーに首ったけって、キャメロン・ディアスの出世作のコメディ映画じゃん。エイチ、俺達もパーシヴァルの所へ行くわ。」

 

アイリス「じゃあね。」

 

エイチ「何だ?2人もこけた車から金を奪うのか?」

 

 

 

 

後ろへ回るパーシヴァル。

 

タツヤ「ガソリン切れなんて、出場する前から確認しとけよ。」

 

パーシヴァル「そんな暇は無かったんだよ。」

 

タツヤ「まぁ良いや。」

 

パーシヴァルとタツヤはマシンを召喚した。召喚したマシンは、バック・トゥ・ザ・フューチャーシリーズでお馴染みのデロリアン。

 

そしてタツヤが召喚したマシンは、超人機メタルダーのサイドファントム。

 

タツヤ「相変わらずのデロリアンとは、痺れるね。」

 

パーシヴァル「そっちのサイドファントムもね。」

 

デロリアンに乗るパーシヴァル。

 

タツヤ「姉さん、乗って。」

 

アイリス「うん。」

 

バイクにはタツヤが乗り、一輪の車体にはアイリスが乗る。

 

 

 

 

するとパーシヴァルの横に、1台のバイクが着いた。

 

 

 

 

パーシヴァル「・・・・」

 

タツヤ「あれ、金田のバイク?」

 

アイリス「あのAKIRAの?」

 

すると橋が出現した。

 

パーシヴァル「目指せ鍵!」

 

タツヤ・アイリス・エイチ「目指せエッグ!」

 

自由の女神から花火が発射し、ゴールポールの上で満開したと同時に、マシン達が一斉にスタートした。

 

 

 

 

スタート直後、殆どのマシンが破壊された。デロリアンとサイドファントムは横並びに走る。すると、金田のバイクに乗ったアバターがウィリーしてスピードを上げた。シクサーズの車達が大破し、タツヤとアイリスがシクサーズの金を全て奪った。

 

 

 

一方エイチは、モンスタートラックのシフトレバーを操作して、ギロチンを出して、通せん坊するシクサーズの車を切り刻んで走る。

 

 

 

橋では、壁トラップが作動し、車達が次々と大破していく。パーシヴァル、タツヤ、アイリス、エイチ、そして謎のアバターがそれを掻い潜って走り続ける。

 

 

 

目の前に電車が脱線し、車達を大破させた。彼らはそれを避けて走り続ける。

 

パーシヴァル「エイチ!タツヤ!アイリス!これ見えてる!?」

 

エイチ「金田のバイクだろ?AKIRAに出てた奴。ライセンス付きのスペシャルスキンだな。」

 

タツヤ「特別仕様に改造してるのか。」

 

アイリス「格好良いね!」

 

パーシヴァル「違う!バイクじゃない!そっちじゃなくて、乗ってる子、アルテミスじゃないか?」

 

エイチ「あのアルテミス?」

 

タツヤ「アルテミスって、シクサー殺しの異名を持つ?」

 

アイリス「あのアルテミス?」

 

パーシヴァル「彼女の動きなら全部Twitchで見た!間違い無い、彼女だ。」

 

タツヤ「俺も見たぞ、アルテミスの動画!正にシクサーの天敵だ。」

 

橋のジャンプ台に乗って、華麗にジャンプする。街の道路に着地して走り続ける。

 

アイリス「タツヤ!トレーラーが!」

 

目の前にトレーラーが迫って来る。

 

タツヤ「姉さん!グレネードランチャーだ!」

 

アイリス「OKよ!」

 

モニターを操作して、MGS4のグレネードランチャーを出した。

 

 

 

 

アルテミスはバイクを傾けて、トレーラーの下を通り抜ける。

 

シクサーズ「うわああああ!!」

 

突進したシクサーズの車が大破した。

 

アイリス「危ないよ!!」

 

グレネードランチャーを発砲。トレーラーを破壊して抜ける。パーシヴァルがシクサーズの金を吸収し、それをガソリンとして補給した。

 

タツヤ「一気に行くぜ!」

 

 

 

 

角を曲がると、鉄球が。鉄球を潜り抜けて走る。アルテミスが途中の穴をジャンプ台で飛び越えた。シクサーズのメンバーが落ちて、金を撒き散らした。その金をパーシヴァルがガソリンとして補給した。

 

 

 

 

再び角を曲がると、ティラノサウルスが襲って来た。

 

アイリス「ティラノサウルス!?」

 

タツヤ「ジュラシックパークか!」

 

エイチのモンスタートラックが通り抜けるが、ティラノサウルスが天井を剥ぎ取ったが、エイチは構わず走る。パーシヴァルとタツヤとアイリスもティラノサウルスから離れる。

 

アイリス「タツヤ!パーシヴァル!前を見て!」

 

パーシヴァル「あっ!」

 

タツヤ「マジかよ・・・」

 

 

 

 

 

エンパイア・ステート・ビルディングの上にキングコングが居た。

 

 

 

 

 

 

タツヤ「キングコング・・・」

 

キングコングは飛び降りて、パーシヴァル、タツヤ、アイリスを襲う。

 

タツヤ「姉さん!!」

 

アイリス「分かってるよ!」

 

グレネードランチャーをキングコングに向けて発砲。しかしキングコングがそれを避けた。

 

アイリス「避けた!?」

 

タツヤ「やるねぇ彼奴。」

 

キングコングが3人を追う。追ってる最中に橋を壊された。

 

エイチ「くっ!!」

 

後ろに居たエイチが急ブレーキ。右前輪のタイヤがパンクしたが、何とか落ちずに済んだ。だが彼の前に停まった初代バットモービルが、モンスタートラックにぶつかって落ちた。

 

そしてアルテミスは、僅かなジャンプ台を発見し、壊された橋を飛び越えた。

 

 

 

 

一方パーシヴァルとタツヤとアイリスは、キングコングに追われている。

 

アイリス「もう来ないで!!あっち行って!!」

 

何度もグレネードランチャーを発砲し続けるが、当たらない。挙げ句の果て弾切れ。

 

アイリス「弾が切れちゃった!!」

 

タツヤ「しゃあない!このまま走るぞ!!」

 

 

 

 

エイチ「行け行け行け!!飛ばせ!!進め!!」

 

 

 

 

パーシヴァル「タツヤ!アイリス!ゴールが!」

 

遠くにゴールが見えた。

 

エイチ『行け行け!急げ!』

 

タツヤ「おっしゃ!!このまま行くぜ!!」

 

 

 

 

 

 

しかし、キングコングがゴールへ通ずる橋を壊した。

 

タツヤ「何!?」

 

デロリアンとサイドファントムに急ブレーキ。何とか落ちずに済んだ。

 

パーシヴァル「駄目か・・・」

 

アイリス「ああもう!もうちょっとだったのに!」

 

タツヤ「キングコングの野郎・・・」

 

すると、アルテミスが見えた。アルテミスは、ジャンプ台を見て一気にアクセルを全開にする。

 

パーシヴァル「彼女がヤバイ・・・!」

 

タツヤ「止めるぞ!」

 

3人がマシンから降りて、アルテミスを止める。

 

パーシヴァル「止まれ!!止まるんだ!!止まれ!!」

 

タツヤ「駄目だ!!行くな!!」

 

アイリス「止まって!!」

 

アルテミスが急ブレーキ。パーシヴァルが彼女を受け止める。金田のバイクは、キングコングが掴んで握り潰した。

 

タツヤ「金田のバイクが・・・あの野郎、これお見舞いしてやる。」

 

モニターからダッシュライザー(コバ隊員)を出して、キングコングの眉間に1発嚙ました。キングコングが怒り、何処かへ去って行った。

 

アイリス「パーシヴァル、大丈夫?」

 

パーシヴァル「うん、何とか・・・」

 

アイリス「あなたも大丈夫?」

 

ヘルメットを外したアルテミス。ヘルメットをパーシヴァルの上に落とした。

 

アルテミス「・・・バイク気に入ってたのに・・・」

 

タツヤ「これは酷いな・・・」

 

パーシヴァル「あ、ならエイチが、僕の友達が修理してくれるよ。」

 

タツヤ「彼奴は修理のエキスパートだ。」

 

レースを中断して、エイチの作業場へ。

 

 

 

 

 

 

作業場。

 

エイチ「俺の作業場だ。何も触るなよ。」

 

アルテミス「あ!アイアン・ジャイアント!何処にあったの?」

 

エイチ「あったんじゃない。作ったんだ。注文を受けてね。」

 

パーシヴァル「そうなんだ。タツヤの言う通り、エイチは改造のエキスパート。オアシス中の皆がコイン叩いて買っている。」

 

アイリス「本当凄いよね〜。ガンプラとか凄そう。」

 

パーシヴァル「あ、そうだ見てこれ!」

 

エイチ「ああおい!こら待てよ!」

 

机の上の箱を開けた。

 

パーシヴァル「宇宙空母ギャラクティカ。」

 

エイチ「大事なベイビー達だ。」

 

パーシヴァル「後、エイリアンのスラコ号。」

 

エイチ「おい見せるなよ、俺のだぞ?」

 

タツヤ「他にもあるぞ。」

 

エイチ「おいタツヤ。」

 

タツヤ「スターフォックスのアーウィンやウルフェン、星のカービィの戦艦ハルバードにロボボアーマーもあるぞ。」

 

エイチ「閉めるぞ。」

 

箱を閉めた。

 

エイチ「悪いね。此奴可愛い子を見て舞い上がっているんだ。」

 

タツヤ「俺は女誑しか?」

 

アイリス「カリオストロの城でもないから。」

 

壊れた金田のバイクをエイチに見せる。エイチが破損箇所を分析する。

 

エイチ「10分で直してやるよ。」

 

修理しに行った。

 

アイリス「10分とか凄いね〜。」

 

アルテミス「あの厳ついした奴とチーム組んでるの?」

 

パーシヴァル「ああ、エイチ?いいや。まぁ確かに、彼奴腕は立つけど、僕は誰とも組まない。」

 

アルテミス「あぁ、パーシヴァルだもんね。自力で聖杯を見付けた円卓の騎士。」

 

パーシヴァル「君だって狩りの女神アルテミスだろ?皆君と組みたがってる。」

 

アルテミス「あなた達バウンティハンターの双子は組んでるの?」

 

タツヤ「まぁそうだな。俺達はパーシヴァルとリアルで会ってるから一応組んでるけどね。」

 

アイリス「そうそう。」

 

アルテミス「タツヤとアイリスだったわね。勿論噂は聞いてるわ。」

 

タツヤ「それは光栄だな。」

 

アルテミス「好きなFPSは?」

 

パーシヴァル「え、何?」

 

アルテミス「ハリデーの好きなFPSは何?」

 

パーシヴァル「ゴールデンアイ。」

 

アルテミス「プレイキャラは?」

 

タツヤ「オッドジョブ。」

 

アルテミス「好きな制限プレイは?」

 

アイリス「チョップ縛りで武器無し。」

 

アルテミス「チョップ縛りぐらいなら分かる。レースは?」

 

タツヤ「ターボだ。」

 

パーシヴァル「好きな食べ物はホット・ポケット。レストランならチャッキー・チーズ。」

 

タツヤ「そして好きな曲はラジオスターの悲劇だ。」

 

パーシヴァル「PVはアーハのテイク・オン・ミー。後、スーパーマンに出て来るセリフがお気に入り。」

 

タツヤ「そして戦争と平和を読んで冒険物語だと思う人が居れば・・・」

 

アルテミス「チューインガムの包みの成分表を見て宇宙の謎を解き明かす人も居る。」

 

パーシヴァル「レックス・ルーサーだ。サイコー。」

 

アイリス「はえ〜凄いねぇ・・・」

 

アルテミス「もし勝ったら、どうする気?このコンテストに勝ったら。」

 

パーシヴァル「ああそれね。リアルの世界で野望があるんだ。まずでっかい家に引っ越して、欲しい物買いまくって、貧乏から脱出。」

 

タツヤ「誰もが羨む野望だな。」

 

アルテミス「だから途中で止まった訳?」

 

パーシヴァル「コングが居たからだよ。」

 

アイリス「そうよ!あのキングコング!」

 

パーシヴァル「誰もコングを越えられない。何かそう決まってるんだよ。」

 

アルテミス「決まってる訳ないじゃない。だってハリデーはルール嫌いだもの。」

 

パーシヴァル「ここでリセットする訳にはいかない!」

 

アルテミス「無くすのが怖いの?」

 

パーシヴァル「怖くない!」

 

アルテミス「コインと引き換えに鍵を売らないかってIOIに言われたら、ソレントが世界を牛耳るのよ?」

 

タツヤ「ノーラン・ソレント・・・あのお子ちゃま社長か。」

 

アルテミス「オアシスを守る為なら全てを投げ打つのが本物のガンターでしょ?」

 

パーシヴァル「誰の言葉?」

 

アルテミス「私。」

 

アイリス「あ、エイチ来た。」

 

エイチ「出来たぞ。完璧。」

 

修理完了。

 

アルテミス「直してくれてありがとう。」

 

金田のバイクを回収。アルテミスはパーシヴァルの髪を触る。

 

アルテミス「良い感じ。ゴールをして手を振ってあげる。マクフライ。」

 

そう言い残して、現実世界へ戻って行った。

 

タツヤ「バック・トゥー・ザ・フューチャーのマーティンか。」

 

エイチ「脈ありだな。」

 

パーシヴァル「余計な事を言うなよな!全く。」

 

アイリス「落ち着いてパーシヴァル。」

 

アリス叔母『ウェイド!ウェイド!私のグローブは何処?』

 

パーシヴァル「くそ・・・じゃあ行くね。」

 

タツヤ「ああ。」

 

アイリス「またね。」

 

パーシヴァルも現実世界へ戻って行った。

 

タツヤ「姉さん、帰ろうか。俺腹減った。」

 

アイリス「そうね。じゃあねエイチ。」

 

エイチ「ああ。またな。」

 

2人も現実世界へ帰って行った。

 

「END」

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