すぐにエイチ、ダイトウ、ショウを連れてハリデー年鑑へ向かった。
パーシヴァル「やぁ案内人!」
タツヤ「また来たぞ!」
アルテミス「ヒントが解けた!ここが試練の場所なの!」
パーシヴァル「ハリデーはここで映画を残したのは、何時見たか何回見たか、その記録も。2025年11月23日から27日に見た映画は、キーラとデートした週だ。」
複数の映画のビデオテープが降りて来た。
アイリス「この中から探すの?」
アルテミス「えっと、その週に見たのは・・・ザ・フライのリメイク。」
タツヤ「ハエ男の恐怖だな。」
アルテミス「でもデートムービーにはちょっとね・・・セイ・エニシングね。」
タツヤ「恋愛映画か。」
アルテミス「やっぱこれじゃない?」
パーシヴァル「ヒントを思い出して?自分の作品を嫌う作者だよ。」
アイリス「自分の作品を嫌う作者なんて、何かあるの?」
タツヤ「作者が嫌う自分の作品・・・あれ、聞いた事あるようなぁ・・・ん?」
1本のビデオを見た。
タツヤ「そうか!!」
アイリス「タツヤ?」
タツヤ「おいパーシヴァル!!」
パーシヴァル「ん?」
タツヤ「お目当ての奴あるぜ!」
お目当てのビデオをパーシヴァルに渡した。
パーシヴァル「シャイニング?」
タツヤ「そう。1980年に公開されたジャック・ニコルソン主演のホラー映画の大傑作。俺がこれを選んだ理由、分かるか?」
パーシヴァル「・・・そうか!ハリデーが11番目に好きなホラー!原作はスティーブン・キング!だけどキングは、この映画を嫌ってた!」
タツヤ「そう。更にキングはスタンリー・キューブリック監督の作品を『空っぽのキャデラック』と酷評し、更にシャイニングはラジー賞にノミネートされる程、酷評が多かった。」
ラジー賞とは、アメリカの映画賞。毎年アカデミー賞授賞式の前夜に「最低」の映画を選んで表彰するものである。
エイチ「おい、薀蓄垂れてんなよ。」
パーシヴァル「答えが分かった!」
シャイニングのビデオを案内人に渡した。
案内人「本当に此方をご覧になりたいのですか?」
パーシヴァル「勿論、大真面目だ。」
案内人「覚悟なさった方が宜しいですよ。」
タツヤ「上等。」
すると地面が降下した。
地下のシアター前に到着。キューブリック監督「シャイニング」。
タツヤ「行くぞ!」
7人がシアター内に入る。
中はシャイニングに登場するホテル。
タツヤ「忠実に再現されてるな。」
アイリス「見て、テーブルの上に何かあるよ。」
テーブルの上にあったのは、タイプライターと数枚の紙がある。紙が1枚ずつ捲られてる。
タツヤ「タイプライターと、捲られ続ける紙があるな。」
ダイトウ「見ろ。時間を刻んでいる。」
紙は1秒ごとに捲られている。
アルテミス「ざっと見た所、鍵を見付けるタイムリミットは、精々5分って所かな。」
パーシヴァル「シャイニングには鍵がいっぱいだ。何処から探す?」
アイリス「きゃ?」
後ろからエイチに引っ張られた。ショウもエイチに引っ張られた。
エイチ「シャイニング見てないんだけど、凄え怖い?」
ショウ「あぁ・・・僕は指の隙間から見てたけどね。」
アイリス「私、怖過ぎて泣いちゃった記憶がある・・・」
すると後ろからボールが転がって来た。エイチが振り向くとぶつかって転がり、エイチがボールを追う。
パーシヴァル「鍵と言えば、237号室の鍵と・・・雪上車の鍵、最初にジャックに渡される鍵。」
アルテミス「文字通りの鍵って意味じゃなさそうね。」
ショウ「雪上車の鍵なら知ってる!」
パーシヴァル「手分けして探そう。鍵を全部集めたらトランスの部屋に集合。」
廊下でボールを拾おうとすると、横に前の管理人のデルバート・グレイディの双子の娘達が居た。
双子「ハロー、ダニー。一緒に遊びましょ。」
エイチ「お嬢ちゃん達、出口何処かな?」
すると双子がエレベーターの方へ歩く。
エイチ「待って!おい!」
アルテミス「あれ?エイチは何処?」
タツヤ「まさか彼奴!」
エイチ「待って!」
エレベーターを開けようとする。そこにパーシヴァル、アルテミス、タツヤ、アイリスが駆け付けた。
アイリス「エレベーター?」
パーシヴァル「エイチ!!」
タツヤ「止せ!!開けるな!!」
アイリス「え?」
するとエレベーターから、大量の血液が流れた。
アイリス「血が流れたよ!?」
タツヤ「逃げろ!!」
4人が逃げ、エイチは血液に流される。
途中で写真の額縁にしがみ付くが、破れてしまい流された。運良くある部屋に逃げ込んだ。
237号室。
エイチ「はぁ・・・はぁ・・・」
浴槽を見ると、1人の美女が居た。美女はエイチにゆっくりと近寄る。
エイチ「どうも、素っ裸のお嬢さん。バスタイムの邪魔をするつもりは無かったんだ。お肌の手入れは大事だもんね。んで、1つ聞いても良いかな?出口って何処にあるの?」
美女は何も言わず、エイチに引っ付く。
エイチ「ああ、そう。分かった、これドッキリだろ?やけに積極的過ぎない?まぁそっちがそう来るなら・・・」
鏡を見ると、美女の背中を見てしまった。
美女「あっはっはっはっは!!」
一瞬で老婆のゾンビになってしまい、エイチを襲う。
エイチ「うおおおおああああああ!!!」
後ろに下がって壁に引っ付く。すると斧が壁から出た。
エイチ「うわあああああ!!」
ゾンビがナイフを持ってエイチを襲う。エイチは避けながら浴槽の方へ。すると浴槽に落ちた。
雪上に落ちた。
エイチ「はぁ・・・はぁ・・・」
すると斧を持った男が現れ、エイチを襲い始めた。
ゾンビ「あっはっはっはっは!!」
巨大化したゾンビが斧を振るが、エイチが避ける。ここは迷宮になっている。
エイチ「うおおおあああああ!!」
何度も斧を避けながら出口を探す。そして壁に追い込まれた瞬間。
後ろの壁から誰かがエイチを引っ張った。
引っ張ったのはパーシヴァルとアルテミスだった。ここはキッチン。
タツヤ「あらよっと!」
迷宮へ通ずる冷蔵庫の扉を閉めて、迷宮を後にする。
アルテミス「時間が無いよ!」
廊下。
エイチ「なぁなぁ、アルテミス怒ってる?」
パーシヴァル「僕だって怒ってる!」
タツヤ「エイチお前シャイニング見てないのか!?」
エイチ「怖い映画嫌いなんだってば!」
ダイトウ「鍵があったぞ!」
アイリス「やっと見付けたよ!」
パーシヴァル「よし!237号室へ!」
エイチ「237号室なんてろくな事が無いぞ!止めとけって!裸のゾンビみたいな変な女も居るし!」
アイリス「ゾンビ居るの!?」
パーシヴァル「シャイニングにゾンビなんて居ないぞ!」
アルテミス「映画通りだと限らないでしょ?キーラが鍵よ。あんたが言ってたでしょ?」
エイチ「ああ、そう言えばキーラの写真を見たぞ!」
タツヤ「マジで!?」
立ち止まって、エイチに押された。
アルテミス「何処で・・・?」
破れたハリデーとキーラの写真を繋ぎ合わせる。
アルテミス「キーラだ。」
タツヤ「過去から逃れよ・・・跳ばなかったジャンプ・・・」
アルテミス「ハリデーが怖がってたのはシャイニングの本でも映画でも無い。好きな女の子にキスする事よ!飛び込めなかった・・・」
すると何処からか音楽が聞こえた。
アイリス「彼処から聞こえる。」
アルテミス「パーティールームよ。」
パーティールームへ向かう。
アイリス「あ、そうだわタツヤ。これ見付けたんだけど。」
正方形の箱をタツヤに渡した。
タツヤ「何だこの箱?」
アイリス「鍵を探す中で見付けたの。しかも2つ。」
タツヤ「中身は何だ?」
アイリス「開けた事無いから分からない。一応収納しとこ?」
タツヤ「じゃあ後で調べるか。」
箱をアイテムボックスに収納した。
パーティールーム。ゾンビ達が浮遊しながら踊っている。
タツヤ「何だこのゾンビ達?」
パーシヴァル「エイチ、ほら。」
怖がるエイチを引っ張る。
エイチ「ゾンビだ。言ったろ?」
その中に、青いドレスを着た女性を発見。
アルテミス「ほら居た!あれがキーラ。」
青いドレスを着た女性はキーラだった。
パーシヴァル「シャイニングとは全然違う。」
アルテミス「ほら見て。ハリデーが作った初期のゲーム、メイヘム・マンションのゾンビよ。シャイニングは引っ掛けだったのね。」
ダイトウ「残り1分だぞ。」
ショウ「どうやって近付くの?」
アルテミス「飛び込むのよ!」
助走を付けてジャンプする。
パーシヴァル「待って!」
ゾンビにしがみ付いた。
すると他の皆が、外に吸い込まれた。
アイリス「あれ!?」
一方アルテミスはゾンビにしがみ付いてる。キーラがアルテミスに手を伸ばす。
アルテミス「ねぇミスターゾンビ。リードして良い?」
ゾンビはウインクした。アルテミスは次々とゾンビに飛び乗り、キーラに近寄る。そしてキーラに向かってジャンプした。しがみ付いてるゾンビを蹴って、奈落の底へ落とす。2人は石の足場の上に立つ。
アルテミス「・・・・踊りますか?」
キーラ「どれだけお誘いを待っていたのか分かる?」
するとキーラが消滅し、緑の欠片が1箇所に集まり、アノラックが出現した。
アノラック「おやおやおや。見付けたか第2の鍵、翡翠の鍵を。恐れ入った。」
翡翠の鍵をアルテミスに授けた。
アルテミス「ありがとう。キーラってとっても美女・・・」
アノラック「行け。」
出現した扉へ向かうアルテミス。翡翠の鍵で扉を開けると、翡翠の巻物が出た。
IOI社では、スコアボードの1位にアルテミスが表示された。
役人「奴らがハリデー年鑑に入るのをうちの研究者が見て、謎を解きました。後はシャイニングの試練をクリアするだけです。」
シクサーズはシャイニングの試練に挑んでる。しかし大パニック状態。するとスコアボードに追加情報が。
秘書「ソレントさん、このスコアボードを見て下さい。パーシヴァルが翡翠の鍵を手にしました。それに、タツヤとアイリスも。」
一方フナーレは、ウェイドの位置情報を探っている。
ソレント「奴らは、まだ生きてるぞ。」
フナーレ「分かってます。またご連絡します。」
職員「お探しの奴を発見。」
映像を見るフナーレ。すると。
フナーレ「ストップ。此奴よ。ダサいタトゥーの奴。」
反乱軍の男に目を付けた。
フナーレ「拡大して。」
映像を拡大。
フナーレ「データベースを検索。コロンバス中のドローンを使って。探し出して!」
コロンバスのドローンが捜索を開始した。
とある商店街。反乱軍のタトゥーの男がドローンにマークされた。
「END」