レディ・プレイヤー1+2   作:naogran

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Chapter8「アタリ2600」

廃墟。

 

反乱軍の男「食糧を仕入れて来た。」

 

 

 

 

サマンサ「究極の答えを魔法の数字で割れば・・・望みの物が悲劇の砦で見付かるだろうって。悲劇って事はハリデー自身って事よね?」

 

ウェイド「何で?」

 

サマンサ「孤独だから。」

 

ケイタロウ「そんな理由?」

 

サマンサ「人生を共にする人も居ないし。」

 

ウェイド「確かにねぇ・・・」

 

マナ「って事は、鍵は人との繋がりって事?」

 

サマンサ「そう。ハリデーはオアシスを世界に繋いでくれる人を託したかった。そう言うメッセージじゃない?」

 

深く考えるウェイドの右手に、サマンサが触れる。

 

サマンサ「ウェイド・・・あんたはハリデーの事を誰よりも理解している。あんたなら勝てると思うよ。」

 

ケイタロウ「俺もお前を信じてるぜ。」

 

マナ「私もよ。あなたを信じてるよ。」

 

ウェイド「本当に・・・僕が勝てると思う?」

 

 

 

 

 

 

すると停電が起き、何者かがガラスを割って奇襲を開始した。

 

 

 

 

 

 

ケイタロウ「ドローン!?」

 

それは、IOI社のドローンと、シクサーズ達だった。

 

シクサーズ「動くな!!彼処だ!!」

 

ケイタロウ「シクサーズまで!?」

 

シクサーズは、反乱軍を次々と捕らえる。

 

マナ「逃げよう!!」

 

4人はすぐに逃げ出す。

 

シクサーズ「おい動くな!!」

 

ケイタロウ「てめぇに言われる筋合いは無えよ!!」

 

急いで裏口の方へ。

 

 

 

 

裏口。

 

マナ「何でここだって分かったの!?」

 

ケイタロウ「考えてる余裕は無い!ソレントの野郎、何処までもエッグを欲しがる野郎だ!」

 

サマンサ「ここから路地に出て!」

 

通気口を開ける。

 

ウェイド「君が先に!」

 

サマンサ「行って!すぐ行くから!」

 

ウェイド「ケイタロウ、先に入って!」

 

ケイタロウ「分かった!ウェイドも来い!」

 

通気口に入る3人。

 

マナ「サマンサ、早く!」

 

サマンサ「オアシスには、あんた達が必要よ!」

 

ウェイド「え?」

 

サマンサ「私が時間を稼ぐ!」

 

ケイタロウ「おいサマンサ!行くな!!」

 

しかしサマンサは、通気口を閉めた。

 

サマンサ「これで良かったって何時か分かる!」

 

彼女は3人を逃した後、誰かに連絡した。

 

シクサーズ「動くな!動くな!観念しろ!」

 

遂にシクサーズに捕まってしまった。

 

フナーレ「サマンサ・エヴリン・クック。IOIはあなたの滞納金を全て買い取り、一元化しました。現在の総額は2万3000クレジット以上。あなたは最寄りのIOI徴収センターに連行され、拘留されます。滞納金及び利息、延滞料を完済するまで出る事は出来ません。」

 

 

 

 

 

 

外では。

 

シクサーズA「見付かったか!?」

 

シクサーズB「次の場所を捜せ!」

 

通り過ぎたタイミングを見て、ケイタロウが通気口を開ける。

 

ケイタロウ「行ったぞ。」

 

ウェイド「よし。」

 

通気口から出た。

 

マナ「サマンサ・・・」

 

ケイタロウ「姉さん、サマンサはきっと無事だ。すぐに合流出来る。」

 

マナ「そ、そうだね。」

 

ウェイド「行こう!」

 

すると後ろから、何者に引っ張られた。

 

???「目指せ鍵!」

 

ウェイド「目指せエッグ・・・」

 

ケイタロウ「おい、お前誰だ?」

 

その正体は、10代くらいの黒人の女性だった。

 

黒人女性「オアシスで会う奴はもっと警戒しろ。」

 

ウェイド「体重140キロのチャックかも・・・」

 

黒人女性「デトロイトでママと住んでるのかもよ?」

 

ウェイド「・・・エイチ!」

 

すぐに口封じされた。

 

ケイタロウ「お前が、エイチ?」

 

ヘレン「ヘレンだ!親父がエイチって呼んでたんだ。急ごう!」

 

マナ「待って!」

 

3人はヘレンの後を走る。

 

 

 

 

角を曲がると、ドローンが待ち構えていた。

 

ヘレン「ドローンにバンが見付かった・・・」

 

ケイタロウ「何処までもしつこい野郎共だな・・・」

 

ドローンがこっちに迫る。するとバンから1人の男性が降り、金属バットでドローンを何度も殴り、足で踏ん付けて破壊した。その正体は・・・

 

 

 

 

日本人男性だった。

 

 

 

 

男性「急ごう!奴らに見付かった!」

 

ウェイド「ダイトウ・・・?」

 

マナ「え、ダイトウなの?」

 

トシロウ「本名はトシロウだ。サマンサから伝言を受けて、ここに迎えに来たんだ。」

 

ケイタロウ「サマンサが?粋な計らいしやがるぜ。」

 

ウェイド「サマンサは連行され・・・」

 

ヘレン「ああ、徴収センターだろ?もう1つ朗報。シクサーズが第3の試練を見付けた。」

 

マナ「本当?」

 

ヘレン「ほら急ぐよ!乗って!」

 

トシロウ「よし、行こう!」

 

ヘレン「さぁ早く乗って!ほらほらほら!」

 

すぐにバンに乗ってここから逃げ出す。フナーレ率いるシクサーズが追い付いたが、もう手遅れ。

 

 

 

 

バン車内。

 

ウェイド「第3の試練を見付けるの早過ぎないか?」

 

ケイタロウ「これって出来レースか何かか?」

 

ヘレン「IOIは最初のフレーズから、場所はセクター14と読み取った。悲劇の砦はまだ不明。」

 

少年「だから今奴らは、全力でセクター14の砦を探している所。」

 

1人の少年が顔を出した。

 

ウェイド「ショウか!?」

 

ケイタロウ「マジで!?」

 

少年「はいはい11歳だよ。悪い?」

 

マナ「可愛い!」

 

トシロウ「本当はゾウって名前なんだ。」

 

ゾウ「でも皆ショウって呼ぶ。どうでも良いけどね。」

 

ウェイド「いや、どうでも良くないよ。ショウ、君は世界で最高のクールな11歳だ!」

 

トシロウ「褒められたな。」

 

ゾウ「黙って続き聞いてよ。」

 

ウェイド「エイチ!サマンサを助けに行かなきゃ。」

 

ヘレン「IOIの中になんか入れないよ。」

 

ケイタロウ「じゃあどうすんだ?」

 

ヘレン「もっと良い作戦を考えたんだ。ソレントのギア見たんだろ?」

 

ケイタロウ「ああ見たぞ。でっかいハムスターボールだった。」

 

ヘレン「彼奴本人が、アルテミスを返すよう仕向けるんだ。でもまず準備が大事。奴のギアはどれくらい覚えてる?」

 

ウェイド・ケイタロウ「ほぼ完璧かな?」

 

バンを人気の無い裏路地に停めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

徴収センター。

 

アナウンス『メンテナンス班、徴収センター。ポット31Bへ。』

 

ここでは囚われた者達が拘留され、強制労働されている場所。

 

アナウンス『警備班、セクション97へ。移動の監視をお願いします。』

 

その中に、サマンサの姿があった。彼女はヘルメットを外そうとするが、外れない。

 

 

 

 

オアシス・惑星ドゥーム。

 

監視役「ほら新入り。さっさと働け。グズグズするな。」

 

電気ショックを浴びせた。勿論サマンサもこの電気ショックを受けた。

 

監視役「その爆薬を並べろ。」

 

爆薬を持って、穴に入れる。

 

監視役「おいお前!これは爆発物だぞ!」

 

隣のアバターも電気ショックを受け、苦しむ。

 

監視役「お前がリセットされてもIOIはコインの補填はしない!ほら働け!!」

 

 

 

 

 

 

一方ソレントは、惑星ドゥームにある城に居た。

 

ソレント「第3の試練の内容は、ビデオゲームか何かか?」

 

シクサーズ「ええ。アタリ2600です。これ用のゲームソフトは何千とありますからそのどれかかと。」

 

凍土で、シクサーズ達がアタリ2600のゲームをプレイ。

 

シクサーズ「行け!!」

 

しかし失敗し、海に落っこちた。

 

 

 

 

ソレント「フッフッフ。ハリデー、世界一の経済資源の運命を、こんなやり方で決めようってのか?特定したら知らせろ。」

 

シクサーズ「了解。」

 

 

 

 

一方。

 

シクサーズ「行け行け!あ、あああああ!!」

 

また失敗。

 

 

 

 

IOI社。

 

監督「センティピードをプレイして1分。氷が割れた。」

 

 

 

 

そして研究所では、第3の試練のゲームを探している。。

 

研究員A「絶対これだ!ジャウスト!ハリデーはこのハイスコア記録を未だ持ってるんだ!」

 

研究員B「ピットフォールよ!未だに完結してないご長寿ゲーム!」

 

研究員C「スターマスターは?」

 

研究員D「そうだ!ソードクエストはアタリが実際に主催用にコンテストで作られた物だ!」

 

 

 

 

城の奥。

 

ソレント「アイロック、調子はどうだ?」

 

アイロック「正直、リハビリに通わないと。」

 

ソレント「天球は持って来たか?」

 

アイロック「ああ、仰せの通りに。」

 

オジョヴォックスの天球を腹から出した。

 

アイロック「オジョヴォックスの・・・」

 

ソレント「天球だな。っで、どう使うんだ?リモコン操作か?何処かにボタンがあるのか?」

 

アイロック「ソレント、これはレベル99のマジックアイテムだ。ドローンとは訳が違う。魔法の呪文を使って起動するんだよ。」

 

オジョヴォックスの天球を浮かせる。

 

アイロック「やってみるか?」

 

ソレントは何もしない。アイロックがメモしてある呪文を唱える。

 

アイロック「ーーーーーーーーーーーーー!」

 

呪文を唱えると、オジョヴォックスの天球が起動し、砦全体をバリアで囲んだ。

 

 

 

 

IOI社。ログアウトしてOIR9400にソレントが帰還すると、誰かがVRゴーグルを外した。その正体は・・・

 

 

 

 

 

 

ウェイドとケイタロウ、そしてトシロウだった。

 

 

 

 

 

 

ケイタロウ「よう大将。また会ったな。」

 

3人はソレントに銃口を向ける。

 

ウェイド「彼女は何処?」

 

ソレント「どうやって入って来た?」

 

ケイタロウ「禁則事項だ。アルテミスは何処へやった?返して貰おうか。」

 

ソレント「誰だ?」

 

ウェイド「サマンサ・クックだよ!何処へやった?」

 

ソレント「・・・・・私と話がしたいのなら、その銃を下ろしたらどうだ?」

 

ウェイド「僕の叔母さんを殺しておいて・・・」

 

ケイタロウ「折角の旅行の満喫をぶっ壊しやがって・・・」

 

ウェイド・ケイタロウ「ハッタリだと思うか?」

 

ソレント「おいおいおい、まずは落ち着きたまえ。良いか?あれは、会社の決定だ!私個人の意思じゃない!!」

 

ケイタロウ「よくもそんな減らず口が言えるなてめぇは!!」

 

ウェイド「彼女は何処だ!!」

 

ソレント「し、下の階だ。徴収センターだ。」

 

ウェイド「徴収センターに居るのは分かりきっている!!どのギアに繋がれてるか教えて貰おう。」

 

ケイタロウ「連絡用のアクセス・コードも教えて貰おうか。」

 

トシロウがソレントの左胸に銃口を当てる。

 

ソレント「・・・ああ、良いだろう。」

 

ケイタロウ「ならそれで良い。」

 

ウェイドとケイタロウが外に出る。

 

トシロウ「じゃあまずはアクセス・コードから。」

 

ソレント「・・・・645725。」

 

トシロウ「ギアは何処だ?」

 

 

 

 

 

 

外では、エイチとショウとアイリスが居た。ここはオアシスだった。そしてウェイドとケイタロウが変装を解き、パーシヴァルとタツヤに戻った。

 

アイリス「2人共おかえり。」

 

パーシヴァル「彼奴、チビってたんじゃない?」

 

タツヤ「ああ、あの光景が目に浮かぶぜ。」

 

エイチ「奴のアカウントに入ったぞ。」

 

ショウ「ソレントは自分がオアシスに居ないとは思ってないよね?」

 

パーシヴァル「奴が見てる画面はこれ。」

 

ソレントが見てる本当の画面をショウとアイリスに見せる。

 

タツヤ「だが、掏り替えてこっちを彼奴に見せてる。」

 

偽物の画面をショウとアイリスに見せる。

 

タツヤ「ソレントがログアウトする寸前に乗っ取ったから、今頃現実世界のオフィスに戻ったと勘違いしてると思うな。」

 

パーシヴァル「でも実は、エイチが作った同じオフィスを見てるだけ。」

 

アイリス「要するに、ソレントのギアをハッキングしたって訳だね?」

 

エイチ「据え置き型のギアは、ハッキングが難しいんだけど。」

 

パーシヴァル「傍にパスワードをメモっとくマヌケなら別。」

 

エイチ「徴収センターに入った。」

 

パーシヴァル「よし、始めるぞ。」

 

ここはエイチの作業場。アルテミスの捜索を開始。

 

「NEXT」

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