続きを投稿するかは分からない
「…よしっと」
荷ほどきが終わり、段ボールを片付けて伸びをする。
新しく住むことになった部屋を眺めて次はどうしようかなと時計を見る。
時刻は11時頃、早めに始めたおかげか思ったよりも早く終わってしまった。
さてどうするか、両親のところを手伝うにも仕事道具とか色々あったから勝手に触るのもなぁ…
顎に手を当てて悩んでいると別室にいる母親が顔を出した。
「魔姫ー、終わったの?」
「あ、うん。今終わったところ」
「じゃあどこかで何か食べてきたら?この辺も見て行った方がいいし」
「母さんはいいの?」
「私は何か適当に何か食べるから」
「わかった」
母さんと会話を済ませ、出かける準備をする。
「…一応、持っていこうかな」
私は自分の机に置かれているものを懐に仕舞い、家を出た。
さて、そろそろ自己紹介をしたいと思う。
私の名前は春川魔姫。うん、言いたいことは分かる。そこから説明しよう
いわゆる私は転生者だ、前世の記憶はほぼない
前世が男か女かも分からない、ただ漠然と前世の記憶があるだけである。
まぁ、よかったかもしれない。前世が男だったら色々とややこしいことになりそうだし。
前世の記憶が甦ったのは小学二年生の時、あの時は大変混乱した。人一人分の人生の記憶と知識が一気に流れ込んで来たようなものだったのだから、実際知恵熱を起こしてしまい。病院に搬送されるという事態にまで陥ってしまった。まぁ、それはいいか
ふとそばにあるショーウィンドウーで自分の姿を確認する。
足首まではあるであろう赤いシュシュでくくった超黒髪ロング、睨んでいるとでも誤解を受けそうな鋭い赤目に泣き黒子。
はい、ニューダンガンロンパV3の春川魔姫です。
前世の記憶が戻ったときに鏡と自分の記憶を照らし合わせて驚いたし絶望した。
私は近い将来コロシアイをしなくてはならないのだろうかと。記憶を思い返せばそんなに愛想のいい方ではなかったのにやたらと子供が寄ってくる。ナイフやみたことも触ったこともないはずの武器を自在に扱える。
保育士と暗殺者の才能である。
いつ集められるかいつコロシアイが始まるのか高校生になってからは特に警戒していた。
だが時がたつにつれてその警戒は消え去っていった。
理由はいろいろあるがまずは経歴である。
さっきのやり取りを見ればわかるが私には両親がいる。親子仲もよく孤児院には行ったことない
そして容姿である。
先ほど顔の説明をしたが実は体つきは割と原作と違うのである。
身長は164cmと少し伸びており胸囲がまさかの87cm、高校一年生から二年生にあがるまでにまさかの10cm増である。下着が全く合わなくなってしまい私も母親も苦笑いである。
原作とここまで変わってしまえばもはや私も疑わない。
この世界はダンガンロンパの世界ではない、だけども生きていた頃の世界でもない。
生きていた頃の世界でこの容姿なら色々言われているだろうし
ここはなんなんだろう、何か原作があるのかな。
街の名前や転校する予定の学校の名前などを思い出してはみるがピンとこない
考えてても仕方ないので近くのカフェに入る。お腹空いたし
このカフェは客の入りはそんなに多くない、平日だからだろうか。それとも喫煙者に配慮されたタイプだからだろうか、入り口には煙草の自動販売機があり喫煙席もかなり多い。
反対に禁煙席は少なくトイレも喫煙席の奥にある。
変わったタイプの店だな。まぁ、私は別に気にしないので静かそうな喫煙席のひとつの席につく、禁煙席には同世代の子達がいて騒がしそうだったから。煙草の臭いがするがまぁ問題はない。
軽食を注文し携帯でも見ながら待っていると視界の端でぱさりと何かが落ちた。
視線を向けるとそれはハンカチだった、どうやら横を通った男性が落としたらしい。
「ハンカチ落ちましたよ」
「ん?おぉ、わるいね」
ハンカチ落とした男性は私が拾ったハンカチを受けとるとそのままトイレへと向かった。
しばらくすると注文していたパスタが来た。食後にコーヒーを注文し食事を始める。む、意外と美味しい。
食事を終えた後、この辺のことを調べてみる。
意外と犯罪率高いんだねここ、治安良さそうなのに
所々になんとなく見覚えのある名前があるんだよなぁ...でも思い出せない。
というか犯罪率が高いってこわっ、あっさりこの辺でも事件起こったりして...なんてね
そう思いながら残ったコーヒーを飲み干しそろそろ帰ろうかと携帯をしまった瞬間、それは起こった
「ゲボァッ!」
最初は誰かが気分が悪くなって吐いちゃったのかなと思った、掃除するカフェの店員さん大変そうだなぁと思って何気なしにそちらに視線を向けた。
「…え?」
すると先ほどハンカチを拾った男性が一目で致死量と分かる血を口から吹き出していた。
ゴガンッ!
力なく倒れた彼の頭蓋骨の音が、やけに静かに店内に響いた
「ひっ…キャアアアアアアアアアアアアアアアアッ!」
どこからか悲鳴が上がる。正直私も叫びたいが声がでない。
落ち着かせるために辺りに視線をさまよわせる。
私のように立ち上がって困惑してる人、腰を抜かしている人、座ったままの人
呆然としていると先ほど禁煙席に座っていた同世代のグループにいた少年が遺体へと駆け寄っていった。
「...だめだ、死んでる」
少年はいたって冷静に呟くと近くにいたウェイトレスさんに警察を呼ぶように告げる。
なんでこの少年はこんなにも冷静なんだ?これは事件なのか?など思うことはあるが私は視線の先にいる少年に釘付けだった。
そうか...やっと分かった
彼は江戸川コナン、つまりここは...名探偵コナンの世界だ
即座に警察が呼ばれて容疑者が絞り込まれた。
容疑者は私を含めて四人、私、ウェイトレス、被害者の向かいにいた部下、近くにいた女性の四人である。
というか全く面識ないけど私も容疑者なんだ。というかハンカチ拾ったのを他の人が見ていたからであるらしい
「お名前と職業をお聞きしてもよろしいですか?」
「春川魔姫、高校生」
「えっ!?」
高木刑事が私の職業を聞いて驚く、割と大人っぽい見た目してるからね。
近くをうろちょろしてる少年もマジかよっ!?って顔をしている。
保険証を見せたら納得してもらえた。
閑話休題
やってきた、目暮警部と高木刑事は被害者の部下やウェイトレスを容疑者だと思っているようで私と女性はそこまで注目されてない。ということはこの女性が犯人だな!!!
というミステリーあるあるを思いながら何となく女性が座っていた席を見る。
トイレに近い席で被害者とは向かいな上に三つほど離れている。
…ん?あれ?
ちょっと疑問に思ったことが気になり入り口を確認する。そして今フリーになっているウェイトレスさんに話を聞く。
「ねぇ」
「はっ、はいっ!?」
「ちょっと気になったんだけど、あそこの人…」
「……あ、はい。そうです。ずっとそうしています」
うーん、ちょっと待ってよ…ますます信憑性が高くなってきた。
「これは…!」
声のした方を見ると部下の人が座っていた席のソファーの隙間から毒の入った瓶が見つかったらしい、液状で塗るタイプのようだ。
ちょっとの摂取でさっきの被害者のようになるヤバイ物らしい。
ふと気になったことがあって、あるところに私も手を突っ込んでみた。ふむ
さっき被害者もトイレに行ったからつじつまが合ってしまうということで話は署で…って
「なわけないでしょ…」
私が顔を押さえてそう呟くと
「ねぇ、どうしてそう思ったの?」
コナンが私に疑問を持った顔をしながら言葉を投げかける。声に少しとげがあるし目も鋭い
正直に言って子供がうろちょとしていることに色々と言いたいことがあるけど。まぁいいや、面倒だし
「なんで子供が…?まぁいいけど、こんな状況で殺すなんて怪しんでくださいって言ってるものでしょ。衝動的ならまだしも毒を盛ってる時点で計画をしていたみたいだし。誰かが彼に罪をかぶせようとしてるのが見え見えでしょ。それを狙ったなら凄いけど」
「た、確かに…」
聞いていたらしい目暮警部が納得する。ちょっと本当に大丈夫?
探偵上げるために警察が無能になり過ぎてない?
「じゃあお姉さんは犯人が分かるの?」
「確信はないけど」
「何ッ!?」
目暮警部と高木刑事がとても驚いた顔でこちらを見る。
まぁ、普通分からないよね。死体見ても私割と冷静だったから調べられたし。
私もコナン世界に染まっているのだろうか
「そ、それはいったい誰なのかね!」
「そーだよ!なんでお姉さん言わないの!?」
二人にそこまで言われるとは思わなかった。だって
「合っているかどうか分からないから」
「え?」
「私が言ったことが間違っていたら無実の人を疑ったことになるし、確信が持てているわけでもないしね。下手すれば名誉棄損よ」
そうすると目暮警部は納得したような顔になる、コナンはまだ不満気だけど
正直トリックはまだ分かってないし、証拠もない。
ふと口元に手を当てる…ん?
そういえば被害者はどの時点で手に毒がついた?
トイレに行く前に毒が付いていたのならハンカチの時点で私にも毒が付いているだろうからそれない
つまりはトイレでついた、でもコナン本編であったみたいなトイレットペーパーや芯につけても手を洗うし
それで毒が流れたら意味がないし、下手をしたら別の人に被害が及ぶ
暗殺者の才能を使え、その人物だけで毒殺するならどこに毒を付ける…
…あ、そこか。そこならすぐに毒を拭き取れるしそこの席にした理由もわかる。
そしてそうしたなら証拠はまだ…
「なるほどね」
謎はすでに理解できた
でも正直自信満々に推理とか出来ないから私は女性に近づいて呟くように言う
トリックも完璧に分かったから間違いではないと確信できるし、まぁこんな計画を立てている時点で自首しなさそうだけどね
「自首なら早くした方がいいよ」
「えっ!?なっ、何を…」
「毒はトイレの内側のノブに仕掛けたんでしょ?そして被害者が触った後にすぐに毒を拭き取る。それを仕掛けやすい位置だしね」
私がそういうと女性はうろたえ始める。図星を突かれたように
「じょ、冗談じゃないわよ。この席に座っていただけで…そもそも毒はあの席から…」
「毒なら私の席からも見つかった、全部の席に仕掛けてたんでしょ。一個見つかったら他は探さないし」
「そ…それは…」
「それに、喫煙席なのに一本も吸ってないね。未成年である私とかならわかるけど。ウェイトレスに聞いたらわざわざ喫煙席を選んで座ったらしいね。しかもここ最近ずっと。覚えられてたよ」
「た、たばこを切らしてて……」
「入口」
私が親指を向けると女性は入り口を見る、煙草の自動販売機がある。
異常なまでに種類があるため煙草がなくてもすぐに見つかるでしょ
「理由は簡単、あんたは煙草を吸わないから。何か言うことはある?」
「くっ!証拠!証拠はあるの!?」
大きな声出さないでよ、周りに気づかれ…ってもうみんな注目してる
「鞄」
「・・・え?」
「鞄の中、毒と毒を拭き取った布は指紋もついているだろうからソファの中に隠すわけにはいかないし。だったら鞄の中に入れたままにするよね。それに被害者とは顔見知りだろうし変装をする必要がある…地毛、見えてるよ」
そこまで言うと女性は床にぺたんと座り込む、高木刑事が失礼しますと鞄を探ると毒の入った瓶とふき取った布が出てきた。
そこからはとんとん拍子、自供して話しておしまい。
もちろん警察には私が謎を解いたとか私のことは出さないでって言っておいた。
「ねぇお姉さん、なんで警察に口止めしたの?」
「私は探偵じゃないし目立つのもやだしね、私は静かに生きたいの」
そういって別れた。呼びかける時に服のはし掴まれたけど本当に小学生みたいな行動するね。
そして帰り道、だいぶ遅くなったなぁと思ったら電話が来た。
見てみると外国の知り合い。転生前は英語も堪能だったらしく普通に喋れる。まぁ喋るのは日本語だけど
「Hi 元気?」
「あ、お久しぶりです」
「引っ越したらしいじゃない?連絡してくれないなんて寂しいじゃない?」
「落ち着いてから連絡しようと思ってたんです。米花町に引っ越しました」
「あら、奇遇ね。今米花町に今滞在しているのよ。よかったら今度の休日にでもお茶しない?」
「いいですね。場所が決まったらご連絡ください。休日はどちらも空いているので」
「OK また連絡するわね。そういえば…またなっていたわよ。じゃあbye 『
「失礼します、『ベルモット』」
今日の私、全身黒服なんだけどなぁ…
教えてもらったけどまた電話中にノイズに走ってたみたいだし
携帯を仕舞って服を調べると服の端にとあるものが付いていた。見た感じ盗聴機とGPS
春川魔姫ちゃんはとてもとても美人だからストーカーなどがとても湧く、これは一回や二回ではない
とりあえずいつものをすることにした。
ここで突然話は代わるが春川魔姫の才能の暗殺者、これには声の暗殺というものがある。
相手に恐怖や不安を与え自殺や挙動不審などに追い込む技術である。
まぁ、殺す気はないから脅かす程度だけど。私は発信機に口を近づけて囁くように言う
「あんまりおいたしちゃだめよ」
そういうと私は発信機を近くの川へと投げ捨てた。
引っ越し初日からついてないなぁ…母さんにも連絡しないと…
謎の出典『魔人探偵脳噛ネウロ』第一話 手【て】
・保育士で暗殺者の転生者さん
前世の記憶はあるが実質知識でエピソード記憶はほとんどない
なので人格は 元の春川魔姫:6 ダンロンの春川魔姫:3 前世:1と言ったところである。
とても美少女(というか美人)なのでよくストーカーなどがわく、とても面倒に思っている。
赤い服も好きだけど黒い服の方が好きだったりする。
そういえば原作キャラにベルモットっていなかったっけ……?
・小学生で元高校生の探偵
全身黒服の女性がいてもしや…!となった。高校生と聞いてさらにびっくり
推理もしていたし途中わずかに殺気を発していたことに驚き発信機と盗聴器を仕掛けた。
電話を聞いたらベルモットと聞いて警戒心をマックスにする。
電話を切った後の春川魔姫の声に本気で恐怖心を憶える
後日転校してきたと蘭から聞いてやばいと思っている。
・電話口のお姉さん
ただの友人であり白側の友人だと思ってる。別に黒側の友人しかいないわけではない
出会いは本当に偶然で話をするまででもない感じ、たまに会ってお茶を飲む感じ。
着せ替え人形にするの楽しい、というかあれでノーメイクってどういうことなの!!