ヒカルと佐為と知らない幼馴染   作:ウメタロ

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第十六話

 

「そっかぁ、そろそろ中学生かぁ」

パチと一手を打ちながらヒカルは考える。

『今までと同じ中学に通うのですか?』

スッと扇子を指し示し、佐為は答える。

「それがさぁ、海王中に行けばお袋が新しいPC買ってくれるんだよなぁ」

どうやら進藤ヒカルの母は、ヒカルの成績が良いことにつけ込んで、私立中学にねじ込もうとしてるらしい。

 

『新しいPC!? それがあれば今以上にネット碁が出来るのでは!?』

歓喜する佐為。

「そうなんだけど、なぁんか塔矢と同じ中学ってのが嫌なんだよなぁ」

塔矢に研究会では、毎回打ってくれとせがまれるので、うざったく感じてしまっているヒカル。

「海王中にいったらそれがまたひどくなりそうでなぁ…」

『ハクとあかりちゃんはどうするのでしょう?』

あ〜、そうだなとヒカル。

「二人とも葉瀬中なんじゃねぇかな?」

『ならば葉瀬中のほうがよいのでは?』

至極もっともな意見の佐為。

「それに筒井さんや加賀に三谷もいるしなぁ、今回は三谷とはうまくやりてぇなぁ…」

「二人に相談して二人とも葉瀬中だったら葉瀬中でいいか…!」

そう言って新PCの誘惑を断ち切ったヒカルなのであった。

 

 

「「え?海王中だろ(でしょ)」」

「え?嘘だろ」

二人の意見を聞いてヒカルは目の前が真っ暗になりそうだった…。

「「うっそーー!!」」

二人合わせてヒカルを騙してきたらしい。

「お前らなぁ!!!」

「いやぁヒカルはからかい甲斐があるねぇ」 「そうだね、ハク、最近ヒカル付き合い悪いんだもん」

うっ…と詰まったヒカル。

「それは悪かったよ、ネット碁に忙しくてさ…あははは」

「Hika対kuroshiroの対局凄かったねえ、私リアルタイムで手に汗握っちゃったよ!」

そんな中でもあかりは囲碁に理解があり、有難いと思うヒカルだった。

 

「でもあんな勝ちに急いだ無様な碁にするんじゃなかったぜ」

ちぇっ、と舌打つヒカル

「そんなことないよ、絶対勝ってやるって気迫が伝わってきたいい碁だったよ」

『そうですよヒカル、最近では見なかった気迫があの碁にはありました、あの一局で私もまた気が引き締まりましたよ』

ほら、佐為も褒めてるとハクが言うが

「いいなぁ、二人とも佐為が見えて…」

仲間はずれのあかりが少し膨れた。

「あかり気にすんなって! こんな犬ころみたいなやつ見えても見えなくても一緒だって!」

「犬ころは言い過ぎじゃない?ヒカル…」

『犬ころですとぉ!! 師に向かってなんと言う口の利き方!!』

佐為がパタパタしだしたので、放っておくことにしたヒカル。

「それでだ! 話は戻すけど、葉瀬中だよな二人とも!!」

ギラリと目を光らせ釘をさすヒカル。

「そんなこといわれても葉瀬中だし」

「私もヒカルが葉瀬中なら葉瀬中だし」

「いよっし!! じゃあ葉瀬中!決定!」

こうして三人の中学進路相談は終わったとか終わってないとか?

 

ちなみにヒカルはそのあと母に拝み倒して新PCをちゃっかり買ってもらったらしい…!

 




海王中か葉瀬中か迷った末に葉瀬中…。
葉瀬中のイベントを描ける気がしません…。
囲碁部どうしよう…。
そして溢れでるネタ切れ感…。
書きたいネタ自体はまだ多少あるものの、そこにつなぐネタが…。
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