「進藤君、インタビューいいかな?」
そう言ったのは取材の天野であった。
「いいですよ」
ヒカルは時間もあるので、インタビューを受けることにした。
「君がネット碁のHikaだって話してる人が多いけど、それは本当かい?」
「本当ですよ」
これだけでもスクープだ!っと書き込む天野
「saiとkuroshiroについては誰か予想はつかないのかな?」
「ぜーんぜん、どんな人かは興味はあるけど、それよりもその二人と碁が打てるのが幸せだね」
知らぬ顔で答えていくヒカル。
「この前のkuroshiroとの対局は惜しかったけど、進藤君はどう思ったのかな?」
「この前のは本当に惜しかったと思う、本当にあと一歩だったんじゃないかな?って思ったよ、いや思いました」と言い換えたところで、天野は自分の言葉でいいよと言ってくれたので、自分の言葉で言うことにした。
「だからあと一歩がなにかを考えないとね、それが分かれば勝てる気もするし、それが分からなければ永遠に勝てない気もするんだよね」若干興奮しながらヒカルは言う。
ほほう、とペンを握る手に汗も握る天野
「今のネット碁の世界についてはどう思うかな?」
「ネット碁の世界っていうと、ネット碁にいる人たちのことでいいのかな? 面白いと思うよ、色んな打ち手がいるし、塔矢先生もだからこそネット碁を覚えてるんじゃないかな? それこそ色んなプロの人が今参戦しにきてて、群雄割拠!って感じじゃないかな?まぁ二番手三番手は絶対譲らないけどね」
強気だねぇとの天野の声
「そりゃそうさ、ネットの本因坊秀策と言われてるsaiと碁界史上最強といわれてるkuroshiroが今この時代で打ってるんだよ、ここで碁を打たなきゃいつ打つのさ!って感じだよね」ヒカルのトークにも熱が入る。
天野はそれに対して、自分が現代碁の申し子と言われてることにどう思ってるかヒカルに聞いた。
「自分が現代碁の申し子なんて恐れ多いと思う、でもsaiやkuroshiroから一番碁を盗めてるのは自分じゃないか?って自負はあるよ」
「だからそういう意味ではsaiより早くkuroshiroに勝ちたいって思いはあるよね」
saiに競争心があると?天野は聞く
「一番あるさ!! 多分向こうも意識してるんじゃないかな?と思ってるよ」
したり顔でいうヒカル そのしたり顔にアカンベーで応戦する佐為。
「いずれにせよ、ずっと碁を打ちたい二人だと思う、こんな打ち手に恵まれるなんて…。
生涯に一人いればいいのに、二人もいるんだ! 俺は今最高に幸せだよ」
そう天野にいうと、おぉとペンを落としかけていた。
天野さんペン!というと危なかった、とペンを取り直す。
「進藤君、これ全部記事にしていいのかな?」
「もちろん! だから週刊碁は俺、Hikaを応援してよね!」 ニヤリとヒカルが笑う。
もちろんだよ、ありがとう進藤君!と握手して天野とは別れた。
このインタビューは楽しくかけました。
頭の中でもキャラが走ってくれました。