現世侵攻……ダルイ……   作:食べかけのピザ

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|д゚)チラッ
誰かいるかな……

どうも、食べかけのピザです。相変わらず投稿の間が空きまくるダメ作者でござる。これも全部ニコ動ってやつが悪いんだ!

はい、言い訳すみません。相変わらずあほな奴ですがそれでも良ければお付き合いください


十七刃.開幕

「というわけで対抗戦をしようと思うのだが」

「は?」

 

いつも通りいきなり呼び出されたギンと東仙は、また訳が分からないことを言い出したよと頭を悩ませる。というか何がという訳なのだろうか。

 

「いや、何がという訳なのか言うてくださいよ。それだけじゃ何も分からんやないですか」

「そうですよ。いくら何でもそれだけで理解しろなんて無理な話です」

「ふぅ、私の偉大なる右腕と左腕ならこの程度解ると思ったのだがな」

 

やれやれとでも言いたげな仕草で無茶なことを言ってくる藍染に、少しばかり殺意を持ったギンと東仙だったが、すぐにその殺気を収める。こんな事で一々怒っていたら、藍染と会話する事が出来ないと付き合いの長い2人ならよく分かっているのだ。そう判断したギンは、先ほどからの疑問を再度口に出す。

 

「なんかむかつくんやけどまあいいでしょう。で、結局どういうことなんですか?」

「仕方あるまい、教えてあげよう」

「もったいぶってないで早く教えてくれません?」

「まあそう睨まないでくれ、では先ずは事の発端から話すとしようか」

 

ようやく真面目に話をしようとしている藍染だが、それを聞く二人は真面目に聞く気はない。いつも通りくだらないことなのだろうと高をくくっているからだ。それに気づいているのかどうかは分からないが藍染は話を続ける。

 

「こないだ山本元柳斎と飲んできてね」

「ちょいちょいちょい待ち!?」

「なんだ、まだ話の途中なんだが」

「山本元柳斎て言うたら総隊長のことですよね?」

「そうだな、というかそれ以外にはいないと思うのだがな」

「いや、そういう問題やなくてですね……」

 

話など聞き流そうと考えていたギンだったが、いきなりの衝撃発言に思わず口をはさむ。驚いたのはギンだけではないらしくとなりの東仙も絶句しているのが見なくても分かった。そして当の本人はというと話の途中だから口をはさむなと文句をたれ、特にこちらの反応に興味を示した様子はない。その態度に少しイラっとしたが、今の発言の衝撃が大きすぎてそれも霧散する。口をはさみながらもそれ以上言葉を紡がないギンを藍染は、一瞥すると話を続けた。

 

「続けるぞ?飲んでいた、というのはだね私が気まぐれにあちら、尸魂界(ソウル・ソサエティ)に行った時のことなんだが。

 

 

 

★★★★★

 

 

 

ここは護廷十三隊の隊長格がよく利用する料亭。この店は完全個室となっており密談をするのにうってつけの場であり、そこで二人は向かい合っていた。

 

 

 

「で、何しに来たのじゃ?意味もなく来たとは言わせんぞ、貴様に恨みを持つものは数えきれないほどおるのでな、わしもその中の一人じゃが」

 

「ふふふ……意味もなく来た、と言いたいところだが君に偶然出会ったことを踏まえると意味もなく来た、とは言えないもかな」

 

「たわけが、わざわざと一番隊の執務室を訪ねてきてここまで連れてきたものが何を言う」

 

「君たちの警備はざる過ぎてね、私にとっては執務室に入ることなどその辺の道を歩いていることと同義なんだよ。元隊長として部下の教育をし直すことを進言しよう」

 

「屁理屈をこねよって……貴様が元隊長などと名乗るでない。貴様が護廷の在籍していたことは永遠の恥なのでの」

 

「これは手厳しい、私としては部下の教育には手を尽くしていたつもりなんだがね」

 

山本としては誠に不本意なことなのだが藍染の言うことは否定できない。事実、彼が隊長を務めていた五番隊の隊士たちの個別の能力は護廷の中でも非常に高く、そこら辺のことは認めざるを得ないのだ。

 

そこら辺のことは山本も分かっているのだがそれを認めることは非常に癪なことであり、そんなこともあって酒は進む。既に山本の周りには決して少なくない数の空の熱燗が並んでおり、それに合わせて藍染の酒量も増えていった。

 

多量のアルコールは2人の身体を蝕み、思考力を徐々に奪って行く。そうなれば普段は出せないような本音が飛び出すのは世界有数の実力者である2人も例外ではなく、その会話は段々とヒートアップしていった。

 

「そもそもじゃな、随分と貴様らはこちらをなめ腐っておるようじゃが、わしらが本気を出せば貴様らなぞ一ひねりに出来ることを忘れるでないぞ」

 

「ほう、随分と威勢のいい台詞だが私一人さえも捕まえられないことを鑑みると、滑稽な台詞にしか聞こえないな」

 

「なめた口をききよって、わしらがまだ本気を出していないことが分からんか。何なら今この場で捕えてやってもいいのだぞ」

 

「望むところだ……と言いたいところだが、私と君が戦えばこの尸魂界(ソウル・ソサエティ)が無事では済まないことくらい聡明な君なら分かるだろう?」

 

「……ここが尸魂界(ソウル・ソサエティ)だったことに感謝するんじゃな、虚圏(ウェコムンド)じゃったら貴様の命はなかった」

 

「それは楽しみだ」

 

「重ねて言っておくが貴様らなぞわしらの敵ではないということを忘れないようにしておけ」

 

「君こそ私たちを侮りすぎではないのかな?今は虚圏(ウェコムンド)に引きこもっているとはいえ彼らの実力が鈍ったわけではない。君たちがそう言うように私たちが本気を出せば負けることはないさ」

 

「常に訓練を重ねているわしらが引きこもり達に負けると?」

 

「おや?そう聞こえなかったのかな?」

 

すっとぼけたような返事をする藍染が気に障った山本は、生半可な者なら気絶するであろう怒気を放ち目の前の男をにらみつける。しかし当の本人はどこ吹く風で酒を口に運んでいる。その態度が更に山本を怒らせることとなった。

 

「いいじゃろう。近いうちに貴様らを襲撃してやろう。そこまで言ったのじゃ、まさかここまで来て逃げるなどと言わないだろうの」

 

「まさか、君にしてはなかなか面白いことを言い出すじゃないか。そうなるとそれなりの戦力がぶつかることとなるわけだ。だがこれは戦争ではない、お互いのプライドをぶつけ合う場になる。そうなるとそれなりの準備が必要となる。君もそう思うだろう?」

 

「むぅ、正論じゃな」

 

「だから対抗戦という形をとりたいと思うのだがどうだろうか」

 

「いいじゃろう。首を洗って待っておるんじゃな」

 

「君たちこそ最後の晩餐を終えてから望むことをお勧めする」

 

 

★★★★★

 

 

 

「……と、言うわけだ。いやはや、酒の勢いというのは恐ろしいものだね」

「はあ、相変わらずというか、特に深く考えたわけではないんですね」

「まあ、その場の勢いというやつだ」

「考え深かった昔の藍染隊長はどこ行ったんや……」

「道端の犬に食わせてきた……とでも言っておこうか」

 

なんの悪びれもなくそう言い切る藍染に、少しばかりの徒労感を覚えたギンと東仙だったがすぐに気を取り直す。そんなことよりも確認しなければならないことがあるのだ。

 

「それは分かりました。それで、日程などは決めているんですか?」

「それは君たちで決めておいてくれ、私はいつでも暇……んんっ!予定は開けておく」

「自分で暇って言いましたやん……」

 

自分が勝手に決めてきたにもかかわらず、全てを2人に丸投げする藍染。二人の苦労が絶えることはいつになるのだろうか……

 

 

 

 




どうでしたかね?まあ、流石の総隊長も堪忍袋の緒が切れたんでしょうね。藍染様の煽りスキルのせいもあったかもしれませんが……

取り敢えずその内に初めてといってもいい戦闘回を投稿するやもしれません。今回のも行き当たりばったりなので気長にお待ちください。


これは関係ないことなんですが、藍染様の一番の魅力は常にその余裕を崩さないところだと思うんですよ。それだけに一護君との最後の戦闘シーンは少しばかり残念だったかなと。しかし最後にユーハバッハを出し抜いてくれたからよかったんだけどね!
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