緑谷出久、鼠と共にヒーローを目指します!   作:血糊

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前回言った事……見事に忘れて申し訳ありませんでした。
初っ端からふざけます。


ふざけるモンスター共、ブチ切れるオールフォーワン、満身創痍な緑谷、マッドハッターになったドロッチェ、メメタァなことを言う死柄木、ウェスカーとフランクに突っかかるトガと荼毘

体育祭会場の裏側にて。

 

突然だけどメリークリスマアアアアアアアアアアアアア「やかましわああああああああ!!!!」ドゴォ!ぐはああああああああああああっ!!!!!

 

 

 

「オールフォーワンが片手肥大化させてサンズ達をぶん殴ってる……」  

「なんだこれ」

「この世界は全く季節違いだけどこれの投稿日クリスマスイブだからって理由」

「今体育祭真っ只中、しかも騎馬戦だもんな」

「死柄木君、ドロッチェ、メタ発言だよそれ。確かに前書きの言うとおりふざけてるね……」

「全くだ」

原作ではオールマイトとの戦いの時に見せたあの管みたいなのが垣間見える巨大な腕を使って、オールフォーワンがサンズ達モンスターをまとめて殴り飛ばしているのを、黒いパーカーを着た死柄木と、応急処置をされながらも満身創痍な緑谷と、自慢のマントとハットをぼろぼろにしてまさにマッドハッターの如き姿をしたドロッチェが傍観していた。

 

「ふざけるな!障害物競走どれだけ手こずったか分かってんのか!!クリスマスイブだからってこれ以上ふざけるのは体育祭終わってからにしろ!!!」

すいませんでしたああああああああああ!!!!!

 

「先生が口調を変えて烈火の如く怒ってる……あんな姿は珍しいな」

「オールフォーワンって怒るにしても静かに怒るタイプに見えるよね」

「それな。まああんなことになったんだから仕方ないともいえるけど」

「BADTIME、だっけな?確かそのときイズクがマジで死に掛けたんだしそりゃそうか」

「僕そのときオールフォーワンに乗っ取って貰ってたから覚えてないんだよね……でも僕の体が今でもめっちゃ痛いから、かなり不味いことになってたんだろうっていうことは分かる」

これを読んでる読者方、死柄木はヴィランで緑谷とドロッチェは雄英生で敵同士だということを忘れるな。

仲良さそうに見えるかもしれないが敵同士だということを忘れるな。(大事なことだから2回言いました)

 

「……緑谷、傷開くだろうからそろそろお前は休んどけ」

「悪いけど、僕にはやらなければいけないことがあるんだ」

スッと、猫のように細められた緑谷の目からは強い決意を感じる。

「やらなきゃいけないこと……って何だ」

「ふふ。ドロッチェは分かるでしょう?」

「ああ。分かるぜ。そのやらなきゃいけないことには俺も賛成だ」

「そっか。それじゃあ、やろうか」

体育服の袖から、あのおぞましい色をした触手が這い出てくる。

それを見た死柄木は緑谷たちの思惑を悟った。

「おい、そこまでしなくても」

「止めないで死柄木君。僕、実はめちゃくちゃ怒ってるんだ」

「あ……そっか……うん……分かった」

放たれる殺気に気押された死柄木は黙り込む。そして巻き添えを食らわぬよう、そこから数歩下がる。

「オールフォーワン。下がってくれますか」

「?ああ」

すっと開けてくれた場所に彼女は立つ。

 

え……イズク……?

「さて。覚悟はいいか?」

ヒッ!?

「モンスター共は皆殺し(スレイ)だ」

どこぞの子鬼殺しと似たような台詞を吐いて、背後に蠢く触手たちをニッコリと嗤った彼女は思い切り振るった……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

体育祭の会場の廊下にて。

「よう、アルバート」

「……何の用で俺のところに来たんだ、フランク」

「そりゃこれに決まってんだろ(バリッ!)」

「い゛っ!?」

とあるジャーナリスト―――フランク・ウェストは、友人であるアルバート・ウェスカーの後ろに忍び寄り、彼の若干長いえり足に隠れた赤い機械の虫―――遠隔操作系マインドコントローラーを剥ぎ取った。

「な、にをするんだ、フランクッ!」

「そりゃ、お前が長い間苦しんでた悪い虫を取っ払っただろが。感謝しろ」

「うぐ……っ」

うなじに付いた痛々しい傷痕を押さえて蹲るその様子はいつも堂々としている彼らしくない。

まあ、その口の悪さは変わらないが。

「にしてもよー。この虫、あの子も気づかない位巧妙に隠されてんじゃねえか。ま、俺の目は欺けなかったが」

「その洞察力には度々(たびたび)助かってるが……もう少し、そっとしてほしかった」

「ちょっとやそっとの力じゃこれを剥がすことは出来ねえよ。大人の全力でなんとかってところだ。ガキ位の弱い力じゃ剥がせん。もちろんあの子は例外だがな」

「……あの例外なら気づくと思ったが……」

「感づいてはいたかもな」

「その程度か。まだ不完全だな……むう」

「……おーい、アルバート……まだ洗脳残ってんのか?」

「何言ってる?もう洗脳は」

「悪事からは足を洗うって、昔言ってたよな。お前の言ってること、まるでヴィランだぞ?」

「……え?」

「わーお……根本から変えられちまってんのか。こりゃ精神病院行きだな」

「はぁ!?」

精神病患者扱いにされたウェスカーはキレて、それを見たフランクはクククと押し殺した笑い声を上げる。

「そういう笑えんジョークはやめろ!」

「ふwwwはwwwマジになってやんのwwwwww」

「貴様ァ!」

殴りかかってくるウェスカーの拳をフランクは軽く受け流す。そしてその勢いを以って、背負い投げへと繋げた。

ウェスカーは冷静じゃなかったために受け身も取れず、あえなく床に叩きつけられた。

「グハァッ!」

「ふっ。前世で無数のゾンビと戦って身に付けた俺の格闘術を舐めんなよ?モツ抜きしないだけよっぽどマシだろ」

「あれマジでやったら俺も流石に死ぬぞ!?」

 

(はた)から見れば漫才のような二人のやり取り。

しかし、そのやり取りに乱入するものがいた。

 

「あははははっ!私はトガです。トガヒミコです!貴方達の名前ってアルバート・ウェスカー、フランク・ウェストで合ってますか?合ってますよね!?」

 

「おいトガ、落ち着け。あんた等はさっきこいつ(トガ)が言った名前の奴で違いないな?」

 

女子高生のような服装をした少女と火傷痕と正常なところの肌をを継ぎ接ぎされた顔の男。

「いったた……確かに俺たちはそうだが、何だ突然?」

強く打った後頭部を押さえながらウェスカーは起き上がり、答える。

「そっかー。貴方達がそうなんですね!ならよかったです!」

「良かった……?」

「!?アルバート、こいつらは―――」

少女の言葉に困惑するアルバートをよそに、フランクは気づいた。この二人組の正体を。

少女は屈託の無い笑顔を浮かべて、言い放った。

 

 

 

 

 

「私達は、貴方達を殺すために乗り込んできたヴィランです!というわけで、今から貴方達を、殺すね?」

 

 

 

 

 

それを聞いた二人は、瞬時に戦闘態勢へと入った。

「被害を最小限に抑えるためにも、ここで迎え撃つぞッ!」

「分かっている!」

フランクは拳闘の構えを取り、ウェスカーはサムライエッジ(ハンドガン)を構える。

「さ、始めよっか♪」

「さっさと終わらせるぞ」

少女はカッターナイフを構えて、男はその手に鬼火のような炎を灯した。

 

さあ、戦闘開始だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

保健室にて。

「十分しか経ってないのに、治るの速いねぇ」

「自己回復能力は高いもんですので」

「その力、実験の被険体にされたから手に入れたんだったね?」

「ええ、まあ。その実験の責任者の人は無理やりやらされてましたが」

「その責任者のことは憎いのかい?」

「……まあ。でも、操られてましたし、仕方が無いというか……」

「操られてた?」

「あっ……」




デッドラのフランクさん登場。実は非常口飯田の話でも登場してくれました。
待ってた人、遅くなってすいません!
次は一ヵ月後になるかも……

あと、体育祭終了まで出久のヒーロー名募集してます。感想欄にお気軽に書いてください。非ユーザーでも書けますので。









オマケ

「ニェ?俺様助かった?」
ただ一人。初っ端に食らったオールフォーワンの一撃によって、遠くの山のなかに吹き飛ばされたパピルスは。
「え……誰?」
「おお!ニンゲンがいた!俺様はパピルスだ!君の名前は?」
「ぼ、ぼくは、洸汰(こうた)……」
「そうか!とってもいい名前だな!」
「ほ、ほんとう!?」
「ああ、ウソじゃないぞ!」
「あ、えっと、ありがとう」
「そうだ!どうして洸汰君はこんな山の中にいるんだ?ちなみに俺様は吹っ飛ばされた!」
「ふっとばされた……?あ、ぼくはそうなんして」
「そうか!なら俺様と一緒に親御さんを!」
「ううん。おとうさんとおかあさんは来てないよ」
「ニェ……もしかして一人でか?」
「う、うん……ひとりになりたかったから」
「ここに一人じゃ熊とかの動物に襲われちゃうぞ?俺様と一緒に行こうか!」
「わ、わかった」
洸汰君に出会い、共に下山し始めた。
戸惑いながらもパピルスと共に歩いていく洸汰君。その間に会話していくうち、(パピルス)のテンションに感化されて性格が若干変わってしまうことになるのだがそれはまた別の話。
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