緑谷出久、鼠と共にヒーローを目指します!   作:血糊

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緑谷のお父さんはヒーロやってます。そして関係は冷え切っております。
ごめんなさい、こういうドロドロ好きなんで。
アンテ要素、ぶちこむよ!


僕の人生を支えてくれた存在

「ただいま」

「やっと帰ってきたの出久!?お父さん荒れてるから早く落ち着かせて!」

「また?職場のトラブルとかあったの?」

「違うわ。風俗が閉まっていたんですって。だからこんなことになってるのよ、ほら」

家の中はかなり酒臭い。ビールの空き缶が無数に転がり、ヒーロー活動用のコスチュームが乱暴に脱ぎ捨てられている。

「あー・・・明日二日酔い確定か。最悪じゃん」

「・・・明日私暇だから片付け手伝ってあげるわ。吐いたのはアンタがやって」

「ありがと。父さん、また自棄飲みしてるの。やめてっていってるでしょうが」

「うるせえよ出久ゥ。無個性の癖によォ偉そうに言うんじゃねえよ!!」

「あぶなっ!?だから父さんの個性って簡単に人殺せるんだから使わないでって言ってるでしょ!!」

「お前は死んでも誰も悲しまねえんだからいいだろうがぁ!」

「母さんが巻き添えになるかもしれないじゃないか!ちょっとは周り見なよ、だからいっつも外で面倒ごと起こすんだよ」

「ああん!?無個性の木偶の坊の癖に何一人前に強個性のプロヒーローに説教してんだ、ああ?!」

「・・・頭痛が痛い。母さん、ロキソニンある?」

「また言葉がおかしくなってるわよ。今日丁度ストック買ってきてたわ。はいこれ」

「あってよかった。最近これ無いと日常がまともに送れなくなってきてるから・・・」

瓶を僕はもらうと、父さんに歩み寄る。

「えいっ」

あぐらを掻いている父さんの頭を手でぎゅっと強引に下げて、首根っ子に手刀を食らわす。

「いでっ!?」

父さんはあっけなく気絶した。

「もう慣れっこね・・・」

「母さんが昔教えてくれたじゃん。もう慣れたよ」

「昔って言ったって一年前に教えたものなのよ?私が教えた武道の技術を出久はどんどん吸収して・・・結果的に私より上手くなったでしょうが」

「ええ?本当?」

上位プロヒーロー十人相手に武術のみで圧倒した奴が言うことじゃないわよ・・・」

「ああ、大会のこと?正直あのときは夢じゃないかって思ったなぁ。あ、そうだ。あのね、僕個性貰えたんだ!」

「個性もらえたってなにがあったのよ?」

「うん!あのね・・・」

僕は嬉々として経緯を話した。

「・・・不思議なこともあるものねぇ・・・」

「信じてくれるの?」

「信じるか信じないかって考える気力が無駄って私は

「部屋に戻ってなさい。疲れたでしょう」

「うん・・・」

僕は幻滅した父親(憧れのプロヒーロー)を尻目に、部屋へ向かった。

 

 

☆ ☆ ☆ ☆ ☆

 

 

「ほんと、よく捻くれなかったな。お母さんがいい人だとしても」

「正直母さんは僕にとっての救いの一つだよ」

「救いの一つ?まだあるのか」

「うん」

僕は部屋の扉を開ける。

「ただいまー」

「お。お疲れさん」

「!?」

肩に乗っているドロッチェが露骨にびっくりしている。

「なんでスケルトンが居るんだよ、モンスターだぞ!?」

「昔からの付き合い」

「hehe、オイラは『サンズ』よろしくな」

「お、おう・・・オレはドロッチェだ」

ドロッチェのツッコミを聞き流して、僕はサンズに事情を話した。

「ほーお?面白い話じゃねえか。実話か?」

「現実離れした実話。キミは信じてくれる?」

「当たり前だ。お前の言葉から異常な興奮が感じ取れるんだからよ」

いつもどおりの変わった発言。僕の言葉からそこまで強い感情って感じ取れるものなのかな?

「それで、ドロッチェが個性を与える、と?」

「そ。ただ、色々下準備しなきゃいけないから出久が寝てるときにやるけどな」

下準備、か。なんなんだろう?

「heh。面白そうだな、そりゃ」

「そうか?やることはかなり地味だぞ」

「そういう意味じゃねえよ」

「???」

そのとき、母さんの声が聞こえた。

「分かった!先にお風呂、入っとくねー!んじゃ、行ってくる」

「行ってらっしゃい」

僕は着替えを持って浴室へ向かう。

 

それから、夕飯、勉強、寝る準備をしたが、その際の無数のアクシデントは割愛。

 

「ただいま・・・」

「・・・さっきよりも疲れきってないか?」

「ははっ、一ヶ月に一回のヴィランの襲撃さ・・・」

「なにがあった」

「サンズ、話しといて。僕はもう寝る」

「OK。任せろ」

「え、え、おい!?」

僕は布団にもぐる。今日はいつもの黒ずくめの人たちと一緒にパイプがたくさん付いた男の人が天井から襲撃してきて驚いたなあ。

 

『君の戦闘力は私達にとってとても有望だ。だから私達の所に来てくれないか?』

 

そう言われたけど、『煩い、消えろ』って一蹴しちゃったけど、言いすぎだったかな・・・

 

 

 

 

 

「・・・」

真っ暗闇の中、目を蒼色に光らせながら、眠っている出久の額に手を置いているのは、Sansだ。

「あいつだけじゃ、心配だからな。お前はヒーローになりたいんだろ?」

優しく、語り掛ける。

「お前の心は強くなった。だから、もう俺の存在は必要ないだろう」

出久の頭をわしゃわしゃと撫で回す。

「だけどな」

蒼い目がひときわ強く光る。

「お前の()()は制御しようも無いものだ。だから俺はまだお前のそばに居なきゃならねぇ」

そっと手を出久の額からどける。

「『lightpartner(表の相棒)』の席は取られちまったけど、まだ『darkpartner(影の相棒)』っつう席があるんだ。俺はそこに座らせてもらうぜ」

パチン、と肉の無い指を鳴らすと、彼の周りにガスターブラスターが現れた。

「そーゆーわけだ。俺はdarkpartnerとして、こいつを守らなきゃいけねえ。だからな、こいつのことは諦めてくれよ―――

Sansは後ろを向いた。そこには、夜の闇に溶けるような黒服を着て、その黒と対照的な白い頭部の生みの親(Gaster)がいた。

「ふむ。彼女はわたしにとって、とても興味深い存在なのだがね」

Sansは手のひらをGasterへ向ける。

「それ以上近づくと・・・心の底から後悔することになるぜ?」

「後悔か・・・それは、こちらの台詞だよ、Sans?」

こつりとかん高い音が鳴った。

「仕方ないな・・・ごめんよ、出久。だから約束は嫌いなんだ」

二者の緊張が極限まで張り詰めた。

 

 

 

 

 

「花が萎んで小鳥達が寝静まるこんな静かで良い夜に、家を土足で歩くお前みたいなヤツは・・・・・・ 地  獄  で  燃  え  て  し  ま  え  ば  良  い 

「ふむ。落ちぶれたものだね、最弱(最強)審判者(スケルトン)。それくらいで激昂するとは」

「うるせえ!!あれから俺は綺麗好きになったんじゃ!さっき綺麗にしたばっかなのになに汚してんだよ、ああ!?」

「おやおや。まるであの爆弾魔少年みたいな口調になったじゃないか、Sans。私は彼女との頭脳戦をしたいだけというのに」

 

 

 

 

 

とても静かで良い夜に、綺麗好きのスケルトンと研究好きの天才隠しキャラの大戦争(badtime)が始まった。




なんてしょうも無い理由でこんなシリアルに(badtime


パイプ男。誰のことか、分 か る よ な ?
雄英?受験はカット!それからの災難話じゃ!!
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