緑谷出久、鼠と共にヒーローを目指します!   作:血糊

8 / 14
感想で気づいた・・・バイオテロのこと全く懸念してなかった・・・この世界の人々は主人公達とは違って抗体ないんだった・・・!!



クラス委員長

今日、登校したら正門付近に沢山の人だかりが出来ていた。服装からして雄英関係者ではないのは明白なのだが・・・

「えっと、どうしたんですか?」

「あ、君雄英高校の生徒かい?」

「そうですが」

「オールマイトについて聞きたいんだが」

「まだ本人来てないと思いますよ?」

「そうじゃなくて。オールマイトの授業の様子とか教えてほしいんだ」

「それなら構いませんけども・・・」

戦闘訓練のことを話した。あとちょっとだけクリスさんのことも。

「・・・マジか。あのBSAAエースが見学しに来たのか」

「エース?」

「ああそうさ。クリス・レッドフィールドは人間離れした武勇伝を数々残していてな。一度俺がその訓練所に訪問したんだが、あの身のこなしは凄かった。今まで見たことが無い様な速さだった。あれで無個性だというんだから凄いぞ」

「無個性!?」

「そうだ。俺も聞いた時嘘じゃないかと思ったからな。今でも疑ってる」

そんなに凄い人だったのか・・・

後に僕は、クリスさんの凄さというものを身を以って知ることとなる。

「それで、用はそれだけですか」

「いいや。ほんとは本人への取材のためにきたんだけどな。こんな立派な壁があるんじゃ無理か。知ってたけどね」

「・・・?こんなの、使ったりすればいけると思うけど・・・というかいけるよ?」

僕がバッグから取り出したのは―――

「・・・今時の高校生はそんなん持ってんのかよ。すげえな」

「そうですよね。お、それじゃそろそろ行かないと不味いので、これで」

「おう。頑張ってこい」

僕はダッシュで雄英高校の正門を潜った。

 

 

「昨日の戦闘訓練は、まぁお疲れ様だったなと言っておこうか。特に誰も怪我をせずにやりきったというのは教師側からしても楽できていいからな」

朝のホームルームの時間。

(それでいいのかイレイザー・ヘッド?)

A組全員の心の声(というよりツッコミ)が一致した。

「それじゃ今回のHRでの本題だが、急で悪いがお前らには―――」

ゴクリ・・・と全員が息を呑む音。

 

 

「学級委員長を決めてもらいたいと思う」

 

 

『学校っぽいのキター!!』

みんな次々手を上げている。ちなみに僕は上げてない。

「静粛にしたまえ!!」

飯田君の声で静まった。そして、説明してくれた。

周囲の信頼あってこその役目、だから等しく平等に決めるために多数決を取ろう、とのこと。

それで投票が行われた。そして結果は。

「・・・・・・なんでや」

一位緑谷出久 二位八百万百・・・

何で僕なん?僕基本的にリーダーとか向いてないよ!? 今までそんなことしたこと無かったし!!

しかしみんな納得している。なんでや。

「なんでデクに入ってんだこらぁ!?」

「まぁお前に入れるよりはマシだろ?」

「あー・・・・・・出久ちゃんならいいと思うぜ?遠近距離の攻撃手段持っててそれを使いこなせるくらい強いし、後先の予測ができるくらい落ち着きあるし」

そんな人別にも居ると思いますよ!?

ですが、結局僕が委員長することになった。なんでや。

ちなみに僕が投票したのは、飯田君。本人はたった1票だった。

 

 

それからお昼になって僕、お茶子ちゃん、飯田君の三人で食堂で昼食を摂っている時だった。

僕はカツ丼、お茶子ちゃんは魚定食、飯田君は日替わり定食を食べていた。

「僕に委員長が本当に務まるのかな・・・?」

正直怖い。みんなのまとめ役なんて僕には荷が重過ぎる・・・

「大丈夫だよ!デクちゃんはやるときはやる人なんだからさ!」

「麗日君の言う通りだよ緑谷君。君なら大丈夫さ。今までの君の行動を観察させてもらって大丈夫だと()が思ったのだから入れさせてもらった事だしな」

「「僕・・・?」」

「・・・あ」

「もしかして飯田君って坊ちゃん・・・?」

お茶子ちゃんの発言、ビンゴだったか。

それから飯田君は家の諸事情を話してくれた。

「インゲニウムを知っているかい? 俺の家族なんだ」

「知ってるよ!インゲニウムは―――」

出来るだけ長くしないで、最小限にまとめて話す。

あ、飯田君笑った。まあ身内のこと褒められたらそりゃあ嬉しいか。

「俺は兄さんのようになりたいと思って雄英に入った。だけどまだ委員長というのは荷が重いんだろう。だから緑谷君になら任せられるよ」

「あの時の大声、正直クラスまとめる役として適任だと僕は思うんだけど・・・」

僕の大声は狂気の叫びになりかねない。あれ普通の人が聞いて良くて発狂悪いと心臓発作起こして最悪死ぬよ。←経験済

「そうかい?」

「そうだよ」

「あー・・・そういうことか。飯田君。デクちゃんは個性の関係で大声とか出しにくいから異常事態が起こった時まとめるのが難しいんだよ」

良かったお茶子ちゃん察してくれた。

「うーむ・・・そうなのか・・・」

「あと、僕そんな経験ないから正直怖い。なにかあったときはドロッチェが手伝ってくれるけど、団結とかは絶対無理」

頭を抱えてしまった。胃が痛い・・・ストレスで・・・

「うん。もうちょい気楽に考えてもいいと思うよ?」

出来るはずが無い。昨日個性の練習中にまたパイプ男さんに会って近いうちにヴィラン大群との戦闘フラグが立てられてるもん。

半ば混乱した思考をフル回転させている、そんな時だった。

 

 

大音量の警報が突然鳴り響いたのは。

 

 

「――――――ッ?!」

 

 

僕は前からの癖でいつも周りを警戒している。つまり常に神経を尖らせているということだ。

高音の警報は僕の意識を一気に刈り取った。

 

 

「デクちゃん!?」

「緑谷君!?」

突然倒れてしまった緑谷。

二人は一時的にパニックになってしまったが、ヒーロー志望なだけあって、すぐに冷静になった。

「大丈夫だ、只気絶しただけみたいだから」

「良かった・・・!」

「お前ら、まだ安心すんな。まだ面倒ごと残ってるぞ」

「うわっ!?」

突然の声。飯田は驚くが

「ドロッチェ、どういうこと?」

「外に朝のマスコミ共が押しかけてきたみたいだ。生徒はさっきの警報で混乱してるようだな・・・おそらく警報の原因はマスコミ共だろう。このことを生徒達に教えれば落ち着くだろうが・・・麗日、飯田、お前らの個性なら出来るはずだ。作戦の内容を教えるからよく聞け」

色々聞きたいが飯田は後回しにすることにした。今するべきことはドロッチェの話をしっかり聞くことなのだから。

「麗日は個性で飯田を浮かばせろ。飯田は個性でどこか目立つところに張り付いて、マスコミの事を生徒達に教えるんだ、大声でな」

「なるほど、任せてくれたまえ!麗日君!」

「オッケー!いくよ!」

それでドロッチェの指示通りに二人は動いて飯田が大声で生徒たちに外の様子を教えるとなんとか沈静化した。

ちなみにマスコミは撤退。その後目覚めた緑谷がブチ切れて触手を展開し、右腕を変異させて「皆殺しにしてやる一人も逃がすものか」と特攻しかけたのをドロッチェが「やめろそれだけは絶対にやめろ!!」と押さえつけた。

 

 

帰りのHRにて。

「他の委員長を決めたいと思うんですけど、その前にやっぱりここは飯田君が適任だと思うんです」

昼休みのことを思い出していて右腕を震わせながら緑谷は言った。

飯田は「待った」をかける。

「緑谷君、気持ちは嬉しいが今回は指示があったからこそ動けただけで―――」

「でも君はあんなときでも冷静だっただろう?僕はそのときに気絶してしまった。僕は不測の事態のとき動けない可能性があるんだ。でも君ならなにかあっても冷静な判断が出来ると思う。だから、委員長になってくれないかな?」

緑谷は懇願した。

「・・・分かった。委員長の指名なら仕方ない!これからよろしく頼むよ!」

そんな感じで飯田が正式に委員長に決まった。




次、USJ!!
頑張れ緑谷!原作と転送ルートが違うぞ!
右手の変異はピアーズさんのやつです。(ピアアアアアァァァァァズ!!!!(泣))
みんなは個性かなと思って特に言及はしません。爆発さん太郎以外は。
ところで皆さん。
バイオで好きなキャラって誰ですか?
私の場合、男性陣ではウェスカーとクリスで、女性陣ではエイダとジルです。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。