緑谷出久、鼠と共にヒーローを目指します!   作:血糊

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そういえば委員長選出の理由あれで大丈夫だったんでしょうか・・・

ヴィランはウィルスのことは知っていて、一部はもってる。けど抗体は持ってない。ヴィラン全員。









ど う い う 意 味 か は 、 言 う ま で も な い よ な ?


まさかのタッグ戦

先日のマスコミの雄英敷地内侵入に伴って、学校側は色々と警戒をしていた。

あんな厚い壁をぶち破れる位なんだから、警戒するのも無理ないだろう。

あれを破ったのはパイプ男さんなのかな?まあ僕も簡単に破れるけどね。

内通者がいたのかもしれないが、誰かと言うのが分かっていない為凄く警戒している。

そんな中で僕ら一年A組は午後の事、ヒーロー基礎学の時間のときに・・・

「えー・・・それでは本日のヒーロー基礎学は俺とオールマイト、そしてもう一人が見ることになったのでしっかりと学ぶんだぞ」

(もう一人、ねぇ・・・誰だろう。救助特化だとするとちょっと怖いな)

その理由は只一つ。妙な胸騒ぎがするのだ。なにかとても危険な予感がする。

「今回は災害水害なんでもござれの人命救助訓練だ」

場所が外なら、尚更だ。

「レスキューかー・・・俺はこういうの苦手かもな」

「ねー!」

限定的な個性を持っている上鳴君と芦戸ちゃんの二人が話していた。

上鳴君は放電。芦戸ちゃんは酸。どちらも攻撃の個性で救助には全く向いていない者同士、余計に拍車をかけている。

「ケロ。出久ちゃん、こういう時はあたし達の方が役立つかもしれないわね」

「・・・確かに。梅雨ちゃんの個性は救助に向いてるもんね。水難場なら尚更」

「出久ちゃんだと瓦礫が散らばってるような所とかで個性が役立ちそうよね」

「うん・・・僕の個性は水難場だと全く使えないしね・・・」

触手使ったら水中に居るヴィラン全員感染するし、最悪皆にも被害が及ぶし。

 

それで僕らは各自コスチュームに着替えて移動するバスへと向かっていく。

「バスの席順でスムーズにいくように番号順で二列で並ぶようにしよう!」

飯田君がさっそく委員長の仕事をしていたので任せた僕は安心した。

バスの中は縦に席が分かれているものではない方の構造だった。見たことの無い席の配置に僕は興味津々になった。

「おお・・・!」

「こんなバスもあるんだな!」

『!?』

突然僕の頭から声がしたせいで、皆とてもビックリしていた。

「な、何・・・?」

「・・・自己紹介」

「おう。オレの名前はドロッチェだ。よろしくな!」

顔だけ見せたドロッチェ。それを僕の頭から取ったのは意外にも相澤先生。

「何でこんな所にいるんだ」

「オレは出久のパートナーとしてここに居るだけだ、というか離せ!」

「・・・?」

そりゃ信じれないよね。ドロッチェは鼠。鼠がパートナーなんて普通信じるはずがない。

「あー!離せって言ってるだろ!!」

ドロッチェの手にステッキがあるのを視認した瞬間。

パシーン!

「痛ったぁ!?」

「暫く大人しくしてね」

触手で頭を叩いて、渾身の殺気をぶつける。

「はい・・・」

ドロッチェは相澤先生が回収した。最後までいやいやしてたがついに諦めて、項垂れていた。

 

「なんというか・・・可愛かったわね」

全員の感想が『可愛い』。よかったねドロッチェ。

 

それからバスで移動中のこと。

「出久ちゃん、アタシ何でも思ったことを口にしちゃうの。だから聞いていいかしら?」

「あ、梅雨ちゃんいいよ」

「それじゃ出久ちゃんの個性のことなんだけど・・・あの触手って本当に個性かしら」

「なわけないでしょ。実験の被検体にされた結果が触手なの」

『・・・え?』

「ああ、詳しくは踏み込まないでほしいな。下手したら情報の拡散防止のために抹消されるかもしれないから」

「え、言ってよかったの?」

「これくらいなら大丈夫。内容を話さなければいいだけだから」

どうして皆そんな深刻な顔してるの・・・・・・これ位でそんな顔しちゃだめだよ?

「いや、かなりやばいんじゃ・・・?」

「後の祭りさ。もう諦めてるから」

無意識に自身がうつむいていたということは、全く僕は気づかなかった。

 

 

気まずい空気のまま、着いた敷地に足を踏み入れると、そこに広がった風景は―――

「すっげーーーーー!!! USJかよ!!」

水難地、山岳地など、あらゆる災害現場が再現されているエリアだ。

そこにはスペースヒーロー『13号』の姿があった。

個性は『ブラックホール』相手を吸い込む個性だ。

「・・・リアルカービィか」

ドロッチェが呟く。

「ここは水難、土砂災害、火事その他の場所を再現した演習場・・・名付けて『USJ』(ウソの災害や事故ルーム)です」

『USJだったー!!』

安直すぎやしないか!?

だけど皆の関心は13号に向いていた。

僕はもちろん、お茶子ちゃんはファンだった。

「スペースヒーロー『13号』だ! 災害救助で目覚ましい活躍をしている紳士的なヒーロー!」

「わー、うちの好きな13号!」

全員大興奮。そのなか、相澤先生が13号に尋ねる。

「13号、オールマイトは? ここで待ち合わせるはずだが・・・」

「それがですね、先輩。通勤時間に制限ギリギリまで活動したみたいで・・・」

13号はそう言いながら指を三本立てる。

「仮眠室で休んでいます」

「不合理の極みだな、オイ。・・・仕方ない、始めるか」

確かに不合理だけど、そういうところが平和の象徴と言われる理由なんだろうね。

それで13号がみんなの前に立って話をし出す。

「えー、始める前にお小言を一つ二つ・・・三つ・・・四つ・・・」

〈増える・・・〉

いくつ話すつもりなんだろう・・・

13号が話し始める。それを聞きながらも、僕は警戒を強めた。

(そろそろ来そうだ。奇襲に注意しなきゃ)

「・・・デク」

「なに?かっちゃん」

「何か来るのか?」

僕の様子で大体察したのか。流石だな。

「うん。そろそろだ・・・・・・」

触手を出して、爪を戦闘用の形へ変える。思考を臨戦状態に切り替えた。

先生が、後ろを向く。中央広場からなにやら黒い霧のようなものが出現してそこからたくさんの人が出てきた。

「一塊になって動くな! あれは・・・(ヴィラン)だ!!」

先生が叫ぶ。

(来た・・・)

ちらりと、先生がこちらを見る。

なにかを決意したようだ。

「やっぱり昨日のはあの人たちのせいか。おそらく先生か生徒がリークしたんだろう。ま、目的は大体分かるけど」

「あ?目的?」

オールマイトの抹殺。多分ね」

「はぁ!?」

だいたいヒントは貰ってたからね。推測だけどあんまり外れてないと思う。

そこに相澤先生が13号に生徒の避難と個性での通信を試みるように頼んだ後に、一人で戦いに行くと言った。

「先生の個性と戦い方だと無茶ですよ。危険すぎます」

「安心しろ・・・なにも死にに行くわけじゃねぇ。それに一芸だけじゃヒーローはやっていけねぇ。大人しく見ていろ」

そう言った後にヴィランの中へと飛び込んでいった。

13号が避難誘導をしようとしたときだ。

「逃がしませんよ」僕らの前に黒い霧が現れる。

「初めまして・・・いや、緑谷出久には始めましてではありませんが、我々は(ヴィラン連合)と名乗っています。僭越ながら本日はヒーローの巣窟である雄英高校に入らせていただきました目的は・・・平和の象徴オールマイトを亡き者にするために参りました」

「やっぱりですか!!」

全員に緊張が走る。

「ここにはオールマイトがいるという情報でしたが、なにか事情が変わったのでしょうか?」

「只の仮眠中。そのうち来ると思う」

「・・・・・・まあいいでしょう。私の目的は―――」 

黒霧さんがなにかを言う前に爆豪と切島が先制攻撃を仕掛けた。

「おらぁ! 死ねー!!」

「おおおおおーーー!!」

「かっちゃん! 切島君!その人に闇雲に攻撃してもダメージは―――!」

二人の攻撃は直撃した・・・ように見えて霧の様な体には一切ダメージが通っていなかった。

「怖い怖い・・・生徒とはいえ優秀な金の卵である事には変わりありません。ですので・・・」

「みんな、下がって!」

13号が何かをしようとする前に黒い霧が僕らの周囲を覆い尽す。あ、ゲートか!

「一人除いて全員嬲り殺しにします・・・!!」

 

 

一瞬意識が飛んで、はっと気づくと、そこは―――

 

 

「緑谷、なんでここに!?」

中央広場。つまり僕は沢山のヴィランがいるところに放り込まれたということ。

「緑谷出久。テストです。鍛錬の成果を、この実戦で見せてもらいますよ」

「ははは・・・つまりそれって・・・」

全員倒せ、ってことか。

「な・・・!?」

「分かりました。やってみせましょう」

相澤先生とのタッグ戦。面白そうだ!!




先生とのタッグ!やってみたかったんです。水難ゾーンだと水に触手つけるだけで終わっちゃいますので。
眠いので間違いあるかもしれないので、報告お願いします。
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