紅蓮の仲間やライバル達との出逢い……
そして、『奴』との遭遇。
俺は旅をしている。
場所は、トリペイとキャベリアの中間地点である。
あの時……フィリーと、吟遊詩人ロクサーヌと出逢った。
そこで、自分自身が異世界に飛ばされて事を知ったが、別に動揺は無く、むしろありがたく思えたので、二人(?)は唖然となった。
まあ、当然である。
基本的反応は、驚くか、唖然となるが全くならなかった、いや、むしろ今までとは違う日々が来るのに想いを馳せていたのだから。
「ま、まあ~、元の世界に帰るためには、『魔宝』を集めなさい」
『魔宝』とは、ありとあらゆる願いを叶えてくれるアイテムだと、ロクサーヌが言っていた。
「……そうさせてもらうよ」
そう返事を返した。
そうして、一緒に旅に付いてきてくれる人を探して、12人の候補が上がった。
が、カイルという魔族を仲間にしようとしたら、何故か殴られてしまった。
そうとう俺の事が気に入らなかったらしい。
そして、偶然であった?若葉に話したら、手伝ってくれると言った。
若葉は可愛いが、方向音痴、料理は下手、というバットウェポンを装備している。(ここまでの旅の間で体験済み)
そのまま、楊雲に出逢ったが
「私といると不幸になるので」
と、断られてしまった。
影の民だのそんなのは関係ないのだが、嫌がっているのに無理やり説得するのは気が引けてので、言われたとおり他に当たることにした。
アイリスさんなら・・・・と思ったが人を探しているので却下。
レミットは、もし本当に国の姫様ならヤバイのでこの子も却下。
メイヤーは、趣味が合わないので却下。
カレンは、ちょっと着いて行けそうにないので却下。
リラは、反発しやいやすいので却下。
アルザは、食費の問題で却下。
キャラットは……保留。
(なんでボクだけ理由無しで保留なの!?)byキャラット
などと考えていたら、ウェンディとぶつかってしまった。
ウェンディは、人間不信になっているとこから見ると、子供の頃、相当なイジメに会ってたのだろう。
かつて、俺と同じように……。
いや、俺のほうが何倍も上か。
だから、仲間になってもらった。
心の痛みがわかるから……。
ウェンディに、少しだけ過去と今までの経緯を話してわかってもらい、一緒に行くことを決めた。
そして、広場でティナと出逢い、理由を話して手伝ってくれると言った。
誰に頼むのは、人それぞれだが、最後に決めるのは頼んだ相手だ。
断られたら、諦めるしかない。
こうして、三人の仲間に出逢い、『魔宝』を探す旅は始まったばかりだから。
広場で、ロクサーヌと出逢ったが、俺以外にも『魔宝』を話したらしい。
カイル率いる、楊雲、アルザ、メイヤーのチーム『黒い閃光』。
レミット率いる、アイリス(非戦闘員)、リラ、キャラット、カレンのチーム『プリンセスナイツ』。
そして俺、紅蓮率いる、若葉、ウェンディ、ティナのチーム『蒼い明日』。
ただし、チームの皆から(フィリーも含む)ダサいと言われた。
しかし、必ず言葉には意味がある。『蒼い』は、空の青々とした晴天の如く。『明日』は、明日を迎える。という意味を込めて付けた。
こうして、それぞれの夢や野望を胸に抱き、旅へ出た。
「もうすぐキャベリア……か」
そうぼやいた。
「どうしたんですか?」
ウェンディが尋ねてきた。
「いや、何でもないさ。ただ、次の街の名前を呟いただけだよ」
「たしか……キャベリアですよね。」
「ああ、その次が第一の魔宝があるガミルの洞窟がからな」
「ねえ、何話してんのよ?」
フィリーが声を掛けてきた。
「いや、次の街の事と魔宝について話していたんだが」
「ふ~ん」
そう言いながら俺の肩に乗った。
「紅蓮さん」
ティナが俺を呼んだ。
「どうしたんだ?」
「そろそろお休みになりませんか?」
若葉が答えた。
そして、周りを見渡したら暗くなっていた。
「じゃあ、この辺でキャンプにするか」
『は~い』
全員が声をあわせて答えた。
「さ、さすがに若葉の料理は……」
先ほど食べた、若葉の料理はきつかった。
もう、見た目は良いのだが味は……。
「……うっぷ、また吐き気が……」
数十分後。
「ふ~う、大分収まっていたか」
夜空を見ながら呟いた。
「……そろそろ戻るか……」
立ち上がり、振り向いたらそこに、『奴』がいた。
「お前か……崎山 蓮か……」
「俺に何の用だ?」
そう言いながら、すぐさま臨戦態勢に入った。
理由は簡単だ、仲間に本名を名乗った覚えは無いのだから。
「俺はもう寝たいのだが?」
「安心しろ、すぐに寝かせてあげるさ」
そう言うと奴は、全力疾走で俺に向かったきた!
「く、エナジー・アロー!」
本来なら詠唱が必要なのだが、何度も練習しているうちに無詠唱で魔法を発動できるようになった。
ただし、『エナジー・アロー』だけだけど。
「甘い」
その途端、『奴』は一旦止まったと同時に大剣で魔法を打ち払った。
「なに!?」
俺は戸惑った、それが命取りになった。
『奴』は、戸惑った瞬間を狙い、足払いをして、そのまま倒れた俺は馬乗りしてきた。
そのまま大剣が突き下ろしてきたが、何故か顔の横に刺さったいた。
「ふん……この程度か」
『奴』はそうぼやくと、すぐに立ち上がり間合いを取った。
「……なぜトドメを刺さなかった?」
「今の貴様を倒しても、無駄になるだけだ」
「……何が無駄になる?」
「いずれ判ることだ、それに……」
奴は、空を見上げた。
「タイム・オーバーのようだ」
「何だと?」
そして、奴は少しだけにやけて、闇に溶け込むように消えていった。
「いったい奴は、何者なんだ?」
そう考え込んでいた時。
「ぐれ~~~ん!」
「紅蓮さ~~~~~ん!」
仲間の呼ぶ声が聞こえた。
そして、「こっちだ!」、と答えようとした時、不意にナイフを見た。
(一瞬だけ、光ったように見えたが気のせいか。)
そのあと、散々心配かけたということで、皆から説教を受けることになったことは言うまでも無い。
こうして、仲間たちと、ライバルと、『奴』との出逢いだった。
『奴』とは、この先戦うことになる。
旅の終点、『イルム・ザーム』まで。
俺一人で。
……to be continued
エターナルメロディ~運命に出逢う者~・出逢いと遭遇、いかがでしたか?
本当は、物語の前夜で終わりのはずでしたが、何だか書く気力が出たので、行けるところまで行きます。
こんなしょぼいSSですが、今後も宜しくお願いします。
ショートコント
ダーク(以後:作)「エターナルメロディ~運命に出逢う者~・出逢いと遭遇!」
紅蓮(以後:紅)「エターナルメロディ~運命に出逢う者~・出逢いと遭遇の~運命に出逢う者~は、後付じゃん。」
作「・・・・・・・打ち切りにするぞ?」
紅「すいませんでした。」(土下座)
作「まあ、冗談は置いといて。」
紅「冗談かよ、ところで他の人は?」
作「聞かないでくれ。」
紅「そういえば・・・・、殺されかけたんだっけ?」
作:コクコク(首を縦に振った。)
紅「届いた荷物ってなんですか?」
作「大人の世界」
紅「ってことは・・・・・、それは怒りますよ!」
作「やっぱ?」
紅「当たり前です!」
作「じゃあ、また今度。」
紅「って、もう終わりですか!オチも無しで!?」
作「もう眠いから。」
紅「いいのかよ。」
終
公開日:2005/4/29
制作期間:2005/4/28~2005/4/29+200/6/5
変更日:2008/10/23
訂正日:2006/2/13