ダークバスターの旧作品群   作:ダークバスター

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初代HPのカウンター数3000超えたら公開していた作品。
一応、当時のままで読みにくいかと思いますが、ご了承を。


終焉のメシア 1 戦火、再び

 ある日、突然出撃命令が下った。

 本当に久しぶりだった。あの戦闘から、既に1年と9ヶ月ぶりだった。

 俺は一応、亜空間汎用人型戦闘兵器・ダークバスターだからな。

 まあ、トランスフォーマーと似たような存在と受け止めてくれれば有り難い。

 そんな訳で、A1230-BH1596-S15698ポイントに行った。

 しかし、付いた時には戦闘が終了したあとだった。

 そりゃあ、ちんたら移動していたから終わるな、普通は。

 だが、俺は驚いた。

 

「馬鹿な…全滅だと!?」

 

 先にポイントに来ていた部隊が、居たはずだった。

 しかし、そこには戦艦と機体の残骸が、所狭しと散乱していた。

 先行隊・ディメンションフォースという、所属していた軍の先行隊の中では、まさに最強クラスの部隊だったからだ。

 

「部隊の質が落ちたのか?…いや、あいつに限ってそんなヘマはしないはずだが…」

 

 考えてもしかたないので、残骸の中にデータや生存者が居ないか、捜索に入った。

 一応、命令してきた軍にも救援要請は手配した。

 

 しかし、捜索したが目ぼしいデータは、全て破壊され、脱出ポットも全滅の状態だった。

 だが、似たようなことは1年と5ヶ月前…つまり『アポカディプス事件』でもあったことだ。

 そのアポカディプス事件は、戦争と言ってもおかしくは無い内容だった。

 だが、軍、政府の上層部は、『無かったこと』の方針で対処を始めた。

 しかも上層部の連中は、生き残った俺を、『終焉のメシア』と名づけ、英雄として祭ろうとしたが、俺は本国にある軍の基地を五分の四壊させて、出て行った。

 派手にやったから、刺客の一大隊は覚悟していたが、まったく来なかったので、そのまま独自の拠点を構えたのだが、俺は脱走兵扱いされずに『終焉のメシア』として、英雄の一人として崇められていたらしい。

 まったく……俺は神でも何でも無い、ただの死に損ないだから。

 そうしている内に、救援隊からの通信が来た。

 

「こちら、救援隊のセフィス中隊です。終焉のメシア、応答願います」

「こちら、ダークバスター。今どこまで来ている?」

「今……A1230-BH1596-S8236ポイントです」

「そうなると…10:36+-5に到着しるのか。…分かった、そちらが付くまでの間、もう少し探索している」

「了解、とくに『遺産兵器』には、お気よつけてください」

「そちらもな」

 

 通信を切り、再度捜索を始めた。

 

(一通りの捜索は終わったが、念には念のた――ん?)

 

 センサーに微弱だが、生命反応を確認した。

 だが、本当に微弱なため、燃え尽きる前のローソクと言った所だった。

 すぐさま、反応した所までいったが、金属の塊が浮かんでいただけだった。

 パイロットスーツなら、すぐに分かるのだが……どこかに引っ込んでいるのか?

 まあ、しょうがない。

 俺を知っている連中は、アポカディプス事件で大半が亡くなったのだから。

 居たとしても数人程度。

 俺を改造、開発した奴一名、元同期の奴三名、上官二名、総統閣下。

 軍の中には、このくらいしか居ないが、軍関係者じゃない連中は多少なりいるが、最近は会ってない。

 

(ホント、俺は何を望んで…軍に入ったんだろう?)

 

 そう思いながら、反応がある塊を回収した。

 その後、予定より20分遅れで、救援隊が到着。理由は、時空獣に襲われて、時間をくったそうだ。

 なお、時空獣とは――

 空間に居つく存在で、ウイルスとは全く異なった存在、どんな存在からも干渉を受けることは無い。

 ウイルスは、人が作り出した兵器ナンバーを指している。(この世界では、そういう設定)

 まあ、『遺産兵器』よりは数段楽だがな。

 ただ、時空獣にはいくつかの種類がある。

 自己再生・増殖・強化型・電子系・エネルギー体・突貫型・重量型のタイプが確認されている。

 ただ、最近は新種の発見が報告されたらしい。探索・ステルスの二種類のタイプだ。

 連中も統制が出来てきたらしく、軍とタイマンを張っているそうだ。

 まったく、この前までは単体でいることが多かったのにな…。

 

 と、まあそんなこともあり、反応のある金属の塊をバラし始めた。

 

 そして――

 

「まさか!そんなはずが無い……あいつは俺が……殺したはずだ、…この手で」

 

 金属の体を震わせながら、塊から出てきた存在に驚いた。

 アポカディプス事件で、俺が殺した女――エイナが現れたからだ。

 

 ……to be continued

 




公開日:2005/11/12
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