「これでよし!」
「よしな訳ねーだろうが!」
スパン!
「いっ、痛いな~。何すんねん、九羅香」
そこには、『一撃必中』と書かれたハリセンを持った九羅香が立っていた。
「何時になったら、私たちの話を書くわけ?」
「う~ん……うん、未定、もしくは打ち切り」
ダークバスターは、笑顔で言った。
「じゃあ、最初から書くな!」
またしてもハリセンが飛んできたが、素早くかわす。
ニ撃目、三撃目、どんどんかわしていく。なんせ、絶望幻想曲でアリサさんと、全力バトルのおかげで、ある程度の攻撃はブースターを使用しなくても、かわすことができるようになっていた。
「く、ちょこまかと!」
シュ!シュ!シュシュ!
上、左斜め下、十字切り、足払い、全て避けきった。
「ふふふ、その程度なら、かわすことなど造作も無い」
しかし――
ヒュウ!――タン!
顔の横に、矢が飛んできた。いや、正確には、マジック・アローが飛んできた。
「リディアか!」
飛んできた方向に、目線を走らせた。
「久しぶりです、ダーク」
本当に久しぶりだよ。
「では、折檻です♪」
「行き成りですか!?」
こうして、ダークバスターの逃亡劇が――
「混沌の闇より、その御心、門に乗せ、悪しき光を打ちはらん――ダークネス・ジャスティス!」
「劫火の地に、古の鬼居でり、その叫びは地獄の底より、聞こえたる響きなり――鬼・劫火之響(おに・ごうかのひびき)!」
二人のコンビネーションアタック、発動!
ちなみに、リディアの使用した魔法属性・闇の中にある純粋な光。(六属性)
九羅香の使用した術の属性・火(五行の理)になってます。
「解説しゅうりょおおおおおおおおおおおおおおおおおお!」
どっごおーーーーーーーーーーーん!
「アビバでパソーーーーーーーーー!」
キラーーーーン!
「アビバって古!」
「ねえ、『あびば』って何?」
「ええっと、たしかパソコンの操作を教える教室、だったはずだけど……今はもう無いと聞いてるわ」
「ええ、何で?」
「ダークバスターが、知り合いから聞いた話だけど…今、パソコンの普及率が高くなって、操作も昔より簡単になったせいで、習う人が居なくなったから。と、聞いているそうよ」
「へえ~」
何も無い場所で、「へえ~」と言いながら、手を上下に振っていた。
たぶん、「へえ~」ボタンを押しているつもりなんだろう。
「あと、CMもやっていたけど、いつの間にか見なくなったらしいわ」
「へえ~、まあ、どこも世知辛い世の中になった、ってことで」
「ああ、そうだな」
「うわ!」
「きゃあ!」
二人とも、それなりの悲鳴を上げてくれた。
うんうん、嬉しいかな。
「えりゃ!」
ゴス!
「ごあ!」
いきなり後頭部に、衝撃が走った。
「何馬鹿やてるんですか、マスター」
「いっててててて、お、お前はエイナ!」
「はい、今回初登場のエイナです。きちんと擬人化されてますから、ご心配無く」
笑顔でカメラ目線。
今思ったが、コレは小説だからカメラ目線と書いていても、どこ見てんのか分からないよな。普通。
「リディアさん!」
「は、はい!」
いきなり現れたエイナに、声を掛けれてたので、戸惑いながら返事をした。
「勝負、ていやー!」
そして、いきなり跳び蹴り。
「きゃああああああああ!」
リディアに直撃。
「痛たたたたた……いきなり何すんですか!いきなり娘!」
「いきなり娘とはなんですか!」
「いや、いきなり娘と言われても、しょうがないぞ」
冷ややかな突っ込みを入れる、ダークバスター。
「ガーン!」
エイナの雰囲気が、どす黒くて重い空気がまとわり付き始めた。
「いいもん、いいもん…どうせ私なんか……」
部屋の隅で丸くなった。
「エイナ、さあ僕の胸に飛び込んでこっごば!」
どこからか湧き出てきた、ウイルスこと端末君。
なを、彼は今さっき考えました。このギャグの為に。
「よは、即席?」
「YES、九羅香」
一仕事が終わったあとの爽やかな笑顔で答えた。
対して九羅香は、唖然と呆れが混じった表情だった。
「で、Dバスター」
「なんだ?っというか、Dバスターって?」
「ダークバスターの略」
「DBなら駄目なの?」
「DJじゃないから、俺」
「一文字違い」
何時の間にかエイナがいた、っと言っても、既に一時間後なので復活もするか。
「Dと言えば…イニシャルDだね!」
「頭文字(ずがしら)Dか」
「いや、頭文字(かしらもじ)だから」
九羅香が突っ込む。
「ところで、Dバスター」
「なんだ~、リディア?」
「ええっと、このタイトルの「訴えてやる!」は、何処へ?」
黙るDバスター。
しばし考え込む。
そして、手をポンと叩いた。
そして、三人の顔を見てから口を開いた。
「知らん」
『え~、臨時ニュースです。
今日未明、サークル・闇砲特別ゲート付近で、大爆発と言うのでしょうか?
とにかく激しい爆発らしきものが起こりました。
詳しいことは分かっておりませ――え、何、また馬鹿やった。……え~、訂正します。
今日未明、サークル・闇砲特別ゲート付近で、大爆発が起こりました。
原因はダークバスター氏が、不用意な発言をした為に魔法、法術、電子兵器で吹き飛ばされたようです。
続いて、今日のニュースです。こ――』
今日も平和な一日だった……。
END
まあ、空想話だから。鵜呑みにしないでください。
自分は、笑いが取れればそれで良し!
制作開始:2005/10/22~2005/10/23+2005/11/3
打ち込み日:2005/11/3
公開日:2005/11/3
改正日:してない
変更日:2008/10/24