ポケットモンスター サトシ一家の日常   作:CONAN

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サプライズ!セレナの歓迎パーティー

ランがスクール見学が終わったあとセレナが自分の家にホームステイすることを知らされるのだった。そして翌日

 

セレナ「え?マサラタウンを案内?」

 

ラン「うん!お兄ちゃんがしてくれるだって」

 

セレナ「本当?ありがとうサトシ」

 

サトシ「いいさ、それじゃあ案内を開始するな」

 

セレナ「うん!」

 

ラン「行ってらっしゃい」

 

サトシはセレナにマサラタウンを案内することにした。

 

ラン「ママ、お兄ちゃんとセレナお姉ちゃんは出かけたよ」

 

ハナコ「わかったわ。それじゃあ準備を始めましょう」

 

ラン「うん!セレナお姉ちゃん、喜ぶかな?」

 

ハナコ「きっと喜ぶわよ」

 

ラン「うん!」

 

ランはポケットに入れていたバッジのスイッチを押した。

 

ラン「もしもしコナン?サトシ兄ちゃん達は予定通り出発したよ。追跡をお願いね」

 

コナン『了解!』

 

ラン「このバッジ便利だね。探偵団バッジ!トランシーバーになっているからアガサ博士に感謝しないと」

コナン『そうだな』

 

ランは探偵団バッジのスイッチを切った。

 

 

マサラタウン 道中

 

セレナ「マサラタウンって自然がいっぱいね」

 

サトシ「ああ、そうだろ?マサラタウンのマサラは真っ白な始まりの色と言う意味らしいぜ」

 

セレナ「そうなんだ」

 

サトシ「マサラは汚れなき白だからな世界で一番ポケモンが汚されていない街さ」

 

セレナ「サトシ、詳しいね」

 

サトシ「パパから教わったんだよ」

 

セレナ「サトシのパパって確かポケモンマスターのレッドさんだよね」

 

サトシ「ああ、そうだぜ!」

 

セレナ「凄いねサトシのパパって」

 

サトシ「ああ、俺はパパに勝ってポケモンマスターになるぜ!」

 

ピカチュウ『うん!そうだね』

 

サトシ「そうだ!パパとグリーンさんは昔マサラタウンでミュウを見たらしいんだぜ」

 

セレナ「え?ミュウってあの幻のポケモンと言われるあのミュウを見たの」

 

サトシ「ああ、オーキド博士の話だとミュウがマサラタウンに現れたのはさっきも言ったけど世界で一番ポケモンが汚されていない街だから現れたらしいんだ」

 

セレナ「そうなんだ。また現れたらいいのにね」

 

サトシ「そうだな」

 

サトシはセレナにまずはオーキド研究所を案内することにした。

ゲンタ「こちらゲンタ。ターゲットはオーキド研究所に向かったぜ!」

 

ミツヒコ『わかりました』

 

オーキド研究所

 

サトシ「博士」

 

オーキド「おお〜サトシにセレナちゃんか?」

 

サトシ「セレナにマサラタウンを案内しているのです」

 

オーキド「そうか。確かトレーナースクールに留学しているんだったな?」

 

セレナ「はい!」

 

サトシとセレナがオーキド博士と話していると怪しい影が迫っていた。

 

ゼニガメ『ぬふふふ♪セレナちゃんに今度こそぱふぱふするぞ』

 

ヒトカゲ『お前も懲りないな』

 

フシギダネ『全くだ』

 

ゼニガメ『セレナちゃ〜ん、ぱふぱふさせて♥️』

オーキド「せっかくじゃから庭のポケモンを見せてあげよう」

 

サトシ「はい!ありがとうございます。行こうぜセレナ!」

 

セレナ「うん!」

 

サトシはセレナの手を引いて庭に出た。

 

ゼニガメ『え?(;゜0゜)』

 

ゼニガメはそのまま窓ガラスに突っ込んだ。

 

ガーシャン!

 

ゼニガメ『ぎゃあああ!上腕二頭筋と胸鎖乳突筋が裂傷した(涙)』

 

ヒトカゲ『ガラスに突っ込んだからそんなこと言わなくても痛いのはわかるけどな』

 

フシギダネ『そうだな。窓ガラスの欠片が刺さっているしな』

 

オーキド研究所の庭

 

セレナ「凄い!ポケモンがいっぱいいる」

 

ピカチュウ『あれ?サトシ、レッドパパのエルレイドがいるよ』

 

サトシ「本当だ!』

 

エルレイド『サトシか?』

 

サトシ「エルレイドは特訓?」

 

エルレイド『ああ、今度防衛戦があるからな』

 

オーキド「そう言えばそろそろ防衛戦の時期じゃな」

 

セレナ「防衛戦って何?」

 

サトシ「パパが各地方のチャンピオンとポケモンマスターの座を掛けてバトルするんだよ」

 

セレナ「防衛戦ってことは負けたらそのチャンピオンがポケモンマスターになるってことなの?」

 

オーキド「そうなるじゃろうな。しかしレッドのポケモンは強いからほとんど無傷で勝つのじゃよ」

 

セレナ「そうなんだ」

 

サトシ「そうだ!次はマサラスタジアムを案内するよ」

 

セレナ「マサラスタジアム?」

 

サトシ「パパが防衛戦をするスタジアムさ」

 

セレナ「本当?案内して」

 

サトシ「わかった」

 

こうしてサトシ達はマサラスタジアムに向かうのだった。

 

ミツヒコ「こちらミツヒコ。ターゲットはマサラスタジアムに向かいました」

 

コナン『了解!』

マサラスタジアム

 

セレナ「ここで防衛戦をするの?」

 

サトシ「そうだぜ!」

 

レッド「サトシか?」

 

サトシ「パパ!」

 

レッド「セレナちゃんの案内かい?」

 

サトシ「うん!パパは何でここに?」

 

レッド「今度の防衛戦の打ち合わせをしていたのさ」

 

サトシ「そうなんだ。それじゃあそろそろ戻るか?」

 

セレナ「うん!」

 

レッド「俺はあと少ししたら帰るとハナコに伝えておいてくれ!」

 

サトシ「わかったよパパ」

 

セレナ「それじゃあ失礼します」

 

レッド「ああ、またあとでな」

 

サトシ達は家に向かうのだった。

 

コナン「こちらコナン!ターゲットは帰宅するみたいだ。そっちは準備は終わったか?」

 

ラン『こちらラン!了解。準備は終わったからコナンも早く戻ってきて』

 

コナン「わかった」

 

 

サトシの家

 

サトシ・セレナ「「ただいま」」

 

パーン!パーン!

 

セレナ「きゃあ!」

 

ラン「セレナお姉ちゃん」

 

のび太・しずか・スネ夫・ジャイアン・ラン・コナン・ゲンタ・ミツヒコ「「「「「「「「 ようこそマサラタウンへ!」」」」」」」」

 

セレナ「え?これって」

 

ラン「みんなでねセレナお姉ちゃんサプライズパーティーの準備をしていたんだよ」

 

コナン「それでパーティーの準備の間サトシ兄ちゃんにマサラタウンの案内を頼んだんだよ」

 

セレナ「そうなんだ。ありがとうみんな」

 

ピンポン!

 

ラン「あっ!きっとしんちゃん達だよ」

 

しんのすけ「お〜い!ランちゃん!セレナお姉ちゃんの歓迎会に来たぞ」

 

ネネ「私達も歓迎するね」

 

トオル「そうだね」

 

ボー「セレナお姉ちゃん、マサラタウンにようこそ」

 

マサオ「僕達歓迎するよ」

 

セレナ「ありがとう!みんな(嬉涙)」

 

ハナコ「さあ、みんなごちそうもあるからね」

 

ラン「セレナお姉ちゃん、これ私が初めて作ったマカロンだよ」

 

セレナ「え?この前教えたけどもう作れるようになったの」

 

コナン「ラン、マカロンを作れたのか?」

 

ラン「うん!ママに少し手伝って貰ってね」

 

コナン「スゲーじゃないか!マカロンはプロのパティシエでも失敗することがある難易度の高いスイーツだぜ」

 

ハナコ「ええ、そうなのよ。この子もしかしたら料理の才能はかなり高いのかもしれないわ」

 

セレナ「将来が楽しみね」

 

サトシ「そうだな」

 

レッド「ただいま」

 

ラン「あっ!パパ。おかえり」

 

ハナコ「おかえりあなた」

 

レッド「ただいま」

 

ラン「ほら、セレナお姉ちゃん早く座って」

 

セレナ「うん!」

 

サトシ「それではセレナがマサラタウンに留学を祝って乾杯!」

 

全員「乾杯〜」

 

ネネ「美味しい」

 

マサオ「本当だ!」

 

ボー「コマツお兄ちゃんと同じくらい美味しい」

 

しんのすけ「母ちゃんの手抜き料理を美味しいですな」

 

トオル「お前な(汗)」

 

のび太「本当に美味しいね」

 

しずか「そうね」

 

スネ夫「本当美味しいな」

 

ジャイアン「そうだな」

 

ミツヒコ「これがランちゃんの作ったマカロン(涙)」

 

ゲンタ「俺達幸せだな(涙)」

 

マサオ「僕も(涙)」

 

トオル「そうだね(涙)」

 

ラン「ねぇ、ネネちゃん。何でゲンタ君達泣いているの?」

 

ネネ「多分ランちゃんの手料理が食べられるからじゃないかな?」

 

ラン「え?でも私が作ったのはコナンとお兄ちゃんとセレナお姉ちゃんが食べているマカロンだけだよ」

 

ネネ「え?それじゃああのマカロンは誰が作ったの」

ラン「ジャイ子お姉ちゃんだよ」

 

ネネ「え?(汗)」

 

ラン「私のはピンク色だけどジャイ子お姉ちゃんのは紫色だよ」

 

ネネ「そうなんだ。でも本人はあそこで食べているわね」

 

ジャイ子「お兄ちゃん、ゲンタとトオル君達、私のマカロン気に入ってくれるかな?」

 

彼女はジャイ子。ジャイアンの妹でゲンタの1つ上の姉である。なお料理の腕は・・・・

 

ゲンタ「なんかお腹が痛くなってきた( ̄□||||」

 

ミツヒコ「僕もです( ̄□||||」

 

マサオ「僕も( ̄□||||」

 

トオル「僕も( ̄□||||」

 

幻滅的に苦手である。

 

 

ジャイアン「大丈夫ださ」

 

セレナ「サトシ・・・今日はありがとう。こんなパーティーを開いてくれて」

 

サトシ「いいさ!それにパーティーをしたいと言ったのはランだしな」

 

セレナ「そうなんだ」

 

サトシ「昨日ランが俺の部屋に来てサプライズパーティーをしたいと言って来たんだ」

 

 

セレナ「そうなんだ」

 

サトシ「それでセレナとランが風呂に入っている間にパパとママにこのことを話しただよ。因みにのび太達やコナン達にもその時連絡したんだぜ」

 

セレナ「私がランちゃんと入っている間にそんなことが」

 

ラン「セレナお姉ちゃん」

 

セレナ「ランちゃん」

 

ラン「パーティー楽しいね」

 

セレナ「ありがとうランちゃん・・・ううん、ラン!」

 

ラン「セレナお姉ちゃん」

 

セレナ「私のこともセレナでいいわよ。コナン君もね」

 

ラン「うん!セレナ」

 

コナン「ありがとうセレナお姉ちゃん・・・ううんセレナ!」

 

こうしてセレナのサプライズパーティーは大成功に終わった。

 

サトシの家 ベランダ

 

ラン「星が綺麗だね」

 

セレナ「そうね」

 

ラン「セレナはこれからしばらくマサラタウンにいるんだよね」

セレナ「ええ、そうよ」

 

ラン「これからいっぱい思い出を作ろうね」

 

セレナ「ええ、そうね。さあ!そろそろ寝ましょう」

 

ラン「うん!・・・あれ?」

 

セレナ「どうしたの?」

 

ラン「セレナ!あれ見て」

 

セレナ「え?」

 

ランが指を指すほうを見るとそこには

 

ラン「あれってもしかして」

 

セレナ「幻のポケモン ミュウ」

 

ピンク色のポケモンミュウはそのまま月のほうに飛んで行った。

 

ラン「パパが昔、グリーンおじさんと見たって言っていたけどあれがミュウなんだね。きっとミュウもセレナの歓迎に現れたんじゃないかな?」

 

 

セレナ「そうなもしれないね」

 

ラン「きっとそうだよ」

 

セレナ「うん!」

 

幻のポケモンミュウを目撃したランとセレナ。2人にとってはいい思い出になったかもしれないね。

 




次回予告
サトシ「いよいよパパのポケモンマスター防衛戦が始まる。最初の相手はジョウトのチャンピオンワタルさんだ!頑張れパパ!次回『ポケモンマスター防衛戦!レッドvsジョウトチャンピオンワタル』みんなポケモンゲットだぜ!」

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