叫べ俺のレスキュー魂(凍結)   作:YD主義者

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プロローグ

始まりは中国で生まれた発光する赤児だと言われている。それを機に、次々と超常的な能力、通称“個性”を持った人が現れ、ついには総人口の約八割が何らかの個性をもつ超人社会になった。

 

 

 

 火を吹く者、体の形を変える者、水を操作する者、中には人から大きく外れた姿をした者もいることが当たり前となった世界。超常的な力をオカルトではなく、個性として受け入れた社会。

 

 

 

 そんな中、個性を悪用して犯罪を行う者を人々は敵(ヴィラン)と呼び、同じく個性でもってヴィランから市民を守る存在を人々はヒーローと呼んだ。

 

 そう、誰もが一度は憧れた存在、ヒーローは今や身近の存在となり、多くの子供たちが将来の夢にヒーローを掲げ、実際にそれは可能となった時代なのだ。

 

 

 

しかし、無個性で生まれてきたものはヒーローを心なしに諦める事が多かった。

その中の一人、先導輝(せんどうひかる)も無個性で生まれてきたものだった。しかし彼はヒーローとなるために努力した。その結果一つの発明に成功した。

その名も「レスキュースーツ」。

そして彼はこの力でヒーローへと歩んでいく物語である。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

輝side

今は中三の春。

皆は高校受験に向けて勉強している頃。

それは自分も例外ではない。

周りの皆はヒーローになるために雄英高校を目指している。それは個性を持っている人だけの願いだと思っていた。

しかし僕は無個性でそこに受けようと思っている。

その理由は、いつも自分は無個性の事で馬鹿にされていた。人とは違う、個性のない僕を。

ヒーローになりたいと言っても、お前じゃ無理だと言われてきた。

無個性で生まれてきただけでここまで差別されるのは可笑しいと思った。

だから僕は無個性でも希望を与えれるヒーローになると誓った。

だから僕は毎日、トレーニングをしている。少しでも多くの人を助けるための努力として。

その時に一人の女性と出会った。

??「君?何してるの?」

輝「トレーニングしてます。」

??「何で?」

輝「一人でも多くの人を助けるためです。」

??「じゃあ、何で個性の練習しないの?」

輝「僕、無個性ですから。」

その時、この人も同じ事を言うと思っていた。

ならトレーニングしても意味ないじゃんと。

しかし答えは違った。

??「そうなの。凄いね。努力をして無個性でヒーローになろうとするなんて。私なら諦めてるよ。」

その人は、感心をしてくれた。

今まで、馬鹿にされてきたことを認めてくれた。

それだけで嬉しかった。

??「じゃあ私も一緒にやっていい?トレーニング」

輝「別に良いですよ。でもその前にちょっと時間貰って良いですか?」

??「良いよ。」

そして僕はポケットの中からレスキューコマンダーとレスキューカードを取り出した。

??「何それ?」

輝「ちょっとした物ですよ。」

そして俺は、カードを右手に、コマンダーを左に持ち

輝「着装。」

カードをコマンダーに通した。しかし彼には何も起こらなかった。

??「失敗?」

輝「今日もダメか。それじゃ行きましょう。」

??「いいけど、さっき何しようと思ってたの?」

輝「あなたには、関係ない事なので話しません。」

??「ぶぅ~。教えてくれないの?」

輝「初めて会って、そして名前も教えってもらってない人に普通言いますか?」

??「そうだね。じゃあ先ず名前から。私は波動ねじれ。高校二年生だよ。」

輝「僕の名前も言ってなかったですね。自分は先導輝です。」

ねじれ「それで、さっきのは何だったの?」

輝「だから・・・、はぁ分かりましたよ。説明しますよ。」

ねじれ「やったー。」

輝「これは、レスキューコマンダーとレスキューカード。このカードは、レスキュースーツ専用のカードです。レスキュースーツは個性と同等の代物です。自分は個性がないと分かった時に研究を始め完成させたものです。」

ねじれ「そんなに凄い物を五歳の時からやってたの?」

輝「そうですね。」

そういうと急に体が何かに包まれていった。なぜかはすぐに分かった。ねじれさんが僕を抱きしめたからだ。

ねじれ「今まで辛かったね。」

輝「いえ、そこまで辛くなかったです。」

ねじれ「それでも今まで周りにバカにされてたんじゃない。」

輝「本当に大丈夫ですから。」

だが急に目から涙が溢れてきた。

ねじれ「やっぱり。素直にならないと。」

そのまま僕は泣き続けた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

輝「すみません。」

ねじれ「良いよ。君の事よく知れたから。」

輝「今日はもう遅いので、帰ります。」

ねじれ「明日もやるの?」

輝「はい。日課なので。」

ねじれ「じゃあ、明日も来ていい?」

輝「良いですよ。いつも一人でやってたので。」

ねじれ「やったー。」

輝「じゃあ、また明日よろしくお願いします。」

ねじれ「うん。じゃあね。」

そして僕達は帰っていった。

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