日常を取り戻したい主人公たちがおくる。一つの世界。(艦これ) 作:空色 輝羅李
「いつも通り期待はしないでくれ。
「...わかってる、作者は燃やしとくよ。
第十九話~世界の声に耳を~
...うん、大体の場所はわかった。モーレイ海...北方海域だ。なんでこんなところに...
いや、そんなことはどうでもいい。早くここまで安全が確保できるようにしなければならない。でもその前に、オーブっていったいなんだよ...ゲームとかでよく聞くけど、結晶体として扱っていいのか?それとも、他の存在の仕方なのか?
...どのみち、見てからじゃないと何とも言えないな 。もしかしたら、可愛い女の子かもしれない。そうだ、そうに違いない...冗談だ。冗談だからそんな目で見ないでくれヲ級...
「仕方ない。りゅーも男の子。」
「そういう慈しむような眼をやめてくれ!」
という、いつものような茶番。何気ないこの会話。それを俺は、俺の手で終わらせなければならない。終わるといっても、俺が元の世界に戻るだけだから、ある意味では違うけど。
でも少し。さみしいな。
~~???side~~
最近...特に各鎮守府の海域辺りで、深海棲艦の活動が活発化してきている。恐らくは、艦娘たちの出所を理解している。それに、すでに幾つかの鎮守府は落ちてしまった。そこは深海棲艦の停泊地になってもいる。これ以上こちらの仲間を失ってしまうのは、芳しくもない。なにかしらの手を打たなければ...でも、どうすれば...
「...もしもし、私だ。少し、話したいことがある。そちらへ伺ってもよろしいかな?」
~~柊side~~
成る程これが俗に言う「猫の手も借りたい」という状況か。ならば俺は猫になるしか。いやならないけど。でもな、自分のことを優先したいが、助けたい。しかし、二兎を追う者一兎を得ず。悔しいが、どちらかにしなければ...しかし、どうしたものか。
「元帥さん、久しぶりですね。」
「ああ、久しぶり、柊君。突然だが、どうすればいいと思う?まあ君のことだ、すでにどうすれば最善かも考えていることだろう。」
当然です。と言いたいところだが、俺としては如何せん。そんな簡単に最善を考えれるのなら、楽だ。一体どうするべきかと、思案する。度々ヲ級を見ている。可愛い。なんかもう、こけそうになったり、俺と目が会うたびに目を反らす。
...ああ、そうか。最初からそうすれば良かったんだ。
「ヲ級、俺は双方に停戦を協議する。もしそれに応じないのであれば、双方を潰す。それがたとえ元帥でも、君たちでも」
「わかった。」
「ちょ、ちょっと待ってくれ」
どうしたかと、訪ねると、
「君は、こちらに攻撃を仕掛けてないだろう?」
「直接的にはそうですね。ですがうちには、深海棲艦が何人もいるのです。つまり、間接的に接敵、また開戦をしています。なので、停戦です。」
なるほどそうきたか、という顔をしている。
「会合を行います。日時は、今週の土曜日、
「...わかった。それでお願いしよう。ありがとう、柊君。」
「それがりゅーの言う最善なら、それでいい。もう伝達もした。」
...深海棲艦のコミュニケーション伝達網は一体どうなっているんだ...
「では柊君。また土曜日に。」
元帥は、軽いお辞儀を...と思ったが、大分深いお辞儀をしている。俺も深く礼をしなければ...いや、敬礼にしておくか。お辞儀を終えたら扉をあけて、部屋を出ていった。
「...」
...?今、何て言ったんだ...
「...りゅー。土曜日って、何回日が落ちたとき?今日から。」
「...三回だ。深海棲艦には、時間の概念が薄いのか?」
少しだけ。といったあと、俺の手を取って、顔に擦り付けていた。
「...なにしてるの?」
「...もう少しで、お別れ。だから、その前に、少しだけ。」
...ペットだな。可愛い。
さて。俺は今から、探すもの探さないとな。
────
というわけで、モーレイ海まで来ました。魔力の流れは...あっちに収束してるな。ていうか、魔力で構成されてるのか...ふーん。へー。はー...こりゃたまげた。浮いてる...深海棲艦群がってる...いこうか。
「...!」
やっべ見つかった!皆こっちみてるし来てる!でも、視覚情報は少ないはずだ。よし、
「アスールレイル!」
俺からみて、右の向こうの方へ魔力を纏った電磁砲を放つ。かなり大きな衝動と音を作ったので、そちらへ、向かうはずだ。
「...!!」
...よし。今のうちにオーブを俺の
「...なんだこれ。純正の魔力の結晶じゃねえか。これは...自然発生では生まれないな...」
取り敢えず、ただちにオーブの魔力を回収する。魔力で形作られてるんだから、あとで作れるだろう。
でもおかしい。こいつには属性が付与されてる。これを作れる魔法使いはかなり限定される。魔力を自身で作成、保有できる人物でなければこれは作れない...ま、後でわかることだろう。少なくとも今考えることではない。
「重た...魔力酔いしそう...でも、回収は終わったし、戻るか。」
─────
~~天龍side~~
...何故だろうか。最近すごく、ムカついている。いや、ムカつきではないのかもしれないが、これが何かがオレにはわからない。どうすればなくなるのかもわからない。ただ単純に、ムカムカする。まあ、邪魔でもないし、このままで、いいか。
「あ、天龍。少しいい?紅茶とマカロンを頂こうと思っていたんだ。一緒にどうだい?」
「...ああ、じゃあ、ありがたくもらうぜ!」
ああそうだ。これでいいんだ。気づかないままで。気づいたとしても、私はこれを、放っておこう。そうでないと、いずれ来るであろう別れが、辛くなってしまうから。彼は、ただ、気まぐれにこの場所に来て、気まぐれに元の場所に戻るから。言われてはないけど、そんな気がしてままならない。
...こんなに考え込むのは、私...オレらしくないな!
どもっす。
すみませんっした。こんなに間があったのはですね。いろいろあったんです。
次回、艦これの方は終わりです。次回が終わったら、また元の方へ投稿しだします。まあ、見てる人もいないと思いますがね。
デワデワ!