日常を取り戻したい主人公たちがおくる。一つの世界。(艦これ) 作:空色 輝羅李
「俺にはまだわかんねーな
そのうちわかるよ柊君?
「うるせーささっと、も・え・ろ!
いやだぁぁぁぁぁぁぁ!
第十六話~ありがとうは大切ですね?~
俺の朝はいつもひょんな事から始まる。ひょんの意味を知らないけど。
まず始めに天龍を起こしにいく。そのとき天龍は、
「んだよ...もう朝か...一緒にあと五分寝ようぜ...」
とかいってくる。可愛い。
次にヲ級を起こしに行くのだが、気まぐれな彼女は寝る場所も気まぐれで、どこにいるのか分からない。
とか言ってると、
「どうしたの?」
と彼女が話しかけてくる。可愛い(デジャブ)
そのつぎに翔鶴が起きてくる。
「おはようございます、提督!」
やっぱり可愛い。うちの娘はみんな可愛い。
今度は大淀が
「提督、任務はこちらの通りです!」
と、笑顔で表を渡してくれる。可愛い。
気づけば鈴谷が
「提督、紅茶だよ?」
と、俺の好きな熱すぎず温すぎずな温度の紅茶を淹れてくれている。嬉しいし可愛いいいいいい。
最近では赤城や加賀が
「提督!!弓の稽古をつけてください!」
さらに摩耶が
「剣道の稽古をつけてくれよ!」
とかなんとか。剣道はできても弓道は...まぁ三人とも可愛いから頑張るか!
次に明石だが、
「提督!面白いものを作りました!」
とかなんとか言って、好感度メーターなり焼きもちメーターなりと、ssにありそうなものばかりを持ってくる。試しに明石からの好感度を計って見れば92で、焼きもちの方は58と、なかなかにすごかった。フフコワ。
大和に関しては、
「てーとくー!可愛いですねー!食べて良いですか?二つの意味で。」
...ぶっ壊れてる。
鹿島は、
「練習艦相手に何もしてくれないなんておかしいです!もっとあんなことやこんなことしてください!」
...ぶっ壊れてる(デジャブ)
とまあ、俺の今まで(三週間程)の流れだったが、ひょんに当てはめるのは難しいことだろう。なんせ、まだあるんだから。
自分の寝室(提督室の隣にある。ドアは外からも提督室からも入れるようになっている。)に戻ると、
柊龍夜「...またか、金剛に榛名。俺の布団に入りやがって。」
榛名「わ、私は止めました...でも欲には勝てません!」
金剛「別に減るものじゃないからイイヨネ!って榛名が言ったじゃないですカー!」
榛名「な、何言ってるんですか!」
柊龍夜「...別にいいけど。寝るときに入ったらそのときは覚悟しろ?」ギロッ
金剛「あうっ...分かったデース...」
榛名「えへへ///」
榛名は何に対して照れているんだ...?
とにかく、最近は誰かしら、俺が戻る時に布団の中に入っている。これがひょんに当てはまるだろう...当てはまるだろ?(脅迫)
柊龍夜「あ、そうだ。今日は舞鶴の提督来るから。」
金剛・榛名「「唐突デース(です)...」
柊龍夜「タイミングって大事だよな。」
コンコン
柊龍夜「?どうぞ。」
舞鶴T「やっほー!来たよー!」
柊龍夜「必要最低限の礼儀はあるんですね!」
舞鶴T「ちょ、ひどくない?ま、いいけどさ。それと、俺のこと名前で呼んで?」
柊龍夜「名前を存じ上げておりません。」
舞鶴T「え?そだっけ?えとね!椎野美咲ってんだ!ミサって呼んでね!」
柊龍夜「...ミサさん。隣の娘、今にも怒りそうですよ?」
大淀「...そんなことないですよー?」イライラ
椎野美咲「およ?ごめんごめん!居るの忘れてた~!」
大淀「へー?そうですか。いつも任務私に任せっぱなしで?」
椎野美咲「ごめんなさい。」
柊龍夜「まあまあよどよ...大淀さん、その辺にしては?」
大淀「あなたもですか。」ハァ
椎野美咲「おー!やっぱそうだよね!大淀はよどよどだよね!」
柊龍夜「は、ははは...」
椎野美咲「あ、あとね、タメでいいよ?」
柊龍夜「失礼ですがおいくつ?」
椎野美咲「失礼極まりないね?まぁ、20だけど。」
柊龍夜「高校デビュー失敗したんですか。」
椎野美咲「何故分かった!」
柊龍夜「そんなキャラだと、ねえ?」
椎野美咲「まったく...で、何の用?」
柊龍夜「ありません。ただどんな人か知りたいだけなので。」
大淀「私は部屋から出ときますね。」
柊龍夜「ありがとう。ならここの大淀とでも話してあげて下さい。」
大淀「分かりました。」ガチャン
柊龍夜「...さて、ミサ。聞きたいことがあるんだ。」
椎野美咲「...いいけど、真面目に喋れないよ?」
柊龍夜「構いません。では、質問です。あなたは、艦娘をどのように考えてますか?」
椎野美咲「...そーだなー、友達?てかタメで「この年の差では流石に無理です」アッハイ」
柊龍夜「では、深海棲艦については?」
椎野美咲「んー...敵としか...」
柊龍夜「そっちの真面目に喋れないですか!」
椎野美咲「今更だね!その通りだよ!」
柊龍夜「...かえってそのほうが、この世界ではいいのかもしれないなぁ。」
椎野美咲「?どういうこと?」
柊龍夜「いえ、なんでも。なら、艦娘が退役後、どうなるかご存知ですか?」
椎野美咲「えっと。その...」
柊龍夜「艦種にもよりますが、強制労働が殆どです。」
椎野美咲「そう...なんだ...ねぇ、どうすればいいの?」
柊龍夜「それについては、元帥とも話を進めている途中です。」
椎野美咲「え!元帥殿と!!」
柊龍夜「ええ。彼は友ですから。」
椎野美咲「そんな人を見れるなんて...俺は幸せだね!」
柊龍夜「能楽的ですね...とにかく、この話はこの辺で...紅茶、いります?」
椎野美咲「お願い!」
柊龍夜「ふふ、分かりました。少し待っていてくださいね。」
...ふふってなんだ。我ながら。
椎野美咲「ねね、そういや君、何歳?」
柊龍夜「12です。それが?」
椎野美咲「いや...随分と大人びてるというか。本当にその歳?」
柊龍夜「困ったな、身分を証明するものがないんですが...」
椎野美咲「え?保険証は?学生証は?」
柊龍夜「...まあ、貴女は信用できそうですし、伝えておきますよ。」
~~少年説明中~~(めんどくさいだけ)
椎野美咲「どんな魔法が使えるの!?」
柊龍夜「どんな...錬金術とか、治癒とか、色々です。」
椎野美咲「見せて!」
雲龍「止めた方がいい。」ヒョコ
柊龍夜「...びっくりした。どうしたんだ?」
雲龍「いえ、なんでも...それでは。」
椎野美咲「...不思議な娘だね。」
柊龍夜「そうですか?可愛いですよ?」
椎野美咲「へ、へー...」
柊龍夜「とにかく、そういうことなんで、身分は提示できません。すみません。」
椎野美咲「まあ、事情は分かったよ!だから、魔法、見せて?」
柊龍夜「...分かりましたよ...まずは、初級のファイア。」
椎野美咲「おお!凄い!暑いよ!」
柊龍夜「次も初級の、アイス。」
椎野美咲「おお!凄い!今度は寒いよ!」
柊龍夜「今度は上級に分類されるテレポート。」
椎野美咲「え!瞬間移動すんの!孫悟◯じゃん!」
柊龍夜「この世界にも漫画とかあるんだ...」
椎野美咲「凄いね魔法って!他にも見たいな!」
柊龍夜「今じゃなくていいですよね?」
椎野美咲「えっとー...また会えるし...そうだね!うん!」
柊龍夜(やべ...可愛い...)
椎野美咲「ねね、ここにはさ、どんな艦娘がいるの?」
柊龍夜「可愛い娘しかいません。」
椎野美咲「おう...相当な親バカになりそうだね...」
柊龍夜「親バカですって?可愛いのだから仕方ないでしょう!」
椎野美咲「そ、そうだね?」
ヲ級「...なにいっても聞かないから無駄だと思うな...」
柊龍夜「いつの間に...あ。ご飯ちゃんと食べた?」
ヲ級「うん。りゅーは?」
柊龍夜「まだ。あとでミサと食べるよ。」
ヲ級「わかった。じゃあまたあとで。」
柊龍夜「あぁ。」
椎野美咲「...食べていいの?」
柊龍夜「なに食べますか?」
椎野美咲「そこはもちろん...」
柊龍夜「あぁ...そーですよね?」
椎野・柊「「カレー!!」」
柊龍夜「...僕たちは、気が合いすぎるようですね?」
椎野美咲「そうみたい。でも、気が合いすぎない。よりはいいんじゃないかな!」
柊龍夜「...そうですね。では、作ってきますね。」
椎野美咲「...そんな直ぐにできる?」
柊龍夜「ええ。まあ、そこで待っててください。一秒で終わりますよ。」
椎野美咲「一秒ってどーゆー...?」
柊龍夜「...ラストワールド。」ユビパッチン
そういいながら、彼は指をならし、彼の世界を展開する。この世界では、何をしようが、怒るものはいない。彼のしたいことをするための世界。
ではないから安心しろ。ただ時間を止めただけだ。俺が命じない限りは、そこら辺の物質は化け物のように硬い。分子が動かないからだ。俺は動かしたいもの...具体的にはスパイスたちと鍋など、カレーをつくるのに欠かせないものに、動けと命じる。するとあら不思議。ものが簡単には動くではあーりませんか!...茶番は置いておこう。俺は二時間かけた。カレーを作るのに。そしてもう一度指をならす。
椎野美咲「ラストワールド?なにいって...!!」
柊龍夜「はい、カレーですよ。」
椎野美咲「どういう...こと...?」
柊龍夜「時間をとめて、俺の世界でカレーを作っただけですよ?」
椎野美咲「時間をって...凄いね!」
柊龍夜「さ、召し上がれ?」
椎野美咲「...12歳の子に負けてるなんて...」
柊龍夜「どうしました?」
椎野美咲「な、なんでもないよ!頂きます!」
柊龍夜(可愛いなぁ...)
彼女の食べっぷりは凄かった。食べ方は大人しかったが。なんというか...小学校の給食でカレーが出たときに、すぐになくなるあれみたいな?他に例えが見つからないけど。
椎野美咲「ご馳走さま!美味しかったよ!」
柊龍夜「ありがとうございます。」
椎野美咲「こちらこそ、こんな美味しいもの貰っちゃって...ね?よどよど?」
大淀「...あの、うちの人が、迷惑をおかけしてませんか?」
柊龍夜「いえいえ、そんなことは。とても楽しい時間でしたよ。良ければまた、お越しください。」
大淀「ありがとうございます。では、またお会いしましょう」
椎野美咲「またくるねー!」
...台風のような人だった。
ごめんなさい...本当はもっと早く投稿するつもりだったんですが...
そしていつもながら、短いくせに分かりにくくてすみません。
デワデワ!