IS×スーパーロボット大戦 アンソロジー戦線 作:再開のたけじんマン
そして今回も引き続き、ロックマン2のボスキャラに関してです。
水中のあいつと例のスピード狂のですよー!
その1:バブルマンでGO!
DWN.011 バブルマン
ワイリー初の、それも世界初の水中専用人型ロボット(人型なので前作のCWU-01Pは含まれない模様)。
しかし設計ミスで歩く事が出来ず、移動はジャンプでしか行えないという欠陥持ち。だが後発の『ロックマン2・ザ・パワーファイターズ』では普通に泳いで移動できており、更に『ロックマンズサッカー』では陸上を走る姿が確認され…ひょっとしたら改善でもされたのかもしれない。
そんな彼は(海のようになのか)心が広く、金遣いが荒い。更には温泉が好きで(ことわざにもあるくらいなせいか)油が嫌いらしい。
バブルマンステージにて――。
BGM:バブルマンステージ(ロックマン2 Dr.ワイリーの謎)
バブルマン
「そんな俺こそが、バブルマン!
見ての通り、水中戦に特化したワイリーナンバーズだブク!」
008
「もう知ってるよ。っていうか、水中なら僕もだけど」
バブルマンの自己主張ありありな自己紹介に対し、『サイボーグ009』の008ことピュンマは、このように冷静に返す。
バブルマン
「あと言っとくが! 決して一昔前の炭酸飲料やそのキャラじゃないぞ!
くれぐれも間違えないようにブク!」
008
「いや、今どきの人わかんないだろそれ!?」
などと、懐かしのネタについツッコむ008である。
* * *
その2:バブルマンでGO!2
バブルマン
「あ~あ~。最近疲れたから、温泉にでも入りに行くでブクかなあ」
一人でいるバブルマンは、「ロボットなのに何言ってるんだこいつは」、と言われるような事を愚痴るように言っている。
そんな彼は、やがて歩き出し…
そして1時間後、所変わって熱海の温泉旅館『くろがね屋』にて――。
BGM:感じてKnight(スーパーロボット大戦BX)
暗黒寺警部
「ふ~い、やっぱりここの温泉はいいなあ!
久々に入ってすっきりさっぱりだぜ」
くろがね屋の温泉(露天風呂)に浸かっていい気分な暗黒寺警部こと、『真マジンガー 衝撃!Z編』の暗黒寺闇太郎。
暗黒寺警部
「…んお?」
しかし、そんな彼はある人物がいる事に気付く。それは…
バブルマン
「ふは~っ! やっぱ久々の温泉は最高だブク」
少し離れた位置で湯に漬かっている、バブルマンであった!
暗黒寺警部
「(あっ…あいつは確か、ワイリーって奴んとこのロボット!?
何でここにィ…!?)」汗タラー
そして内心でかなり驚く、暗黒寺警部であった。
ちなみにこの時バブルマンは、普通に客として来ており、ちゃんとお金も払っている。
安
「まいどあり~♪」
つばさ
「まっ、おイタをしないってんなら、普通に客としてもてなしてやるさ」ニヤ
そしてご満悦な様子の『真マジンガー 衝撃!Z編』のイタチの安と、不敵な笑みを浮かべる女将の錦織つばさである。
* * *
その3:クイックマンでGO!
DWN.012 クイックマン
ワイリーによってエレキマンをベースに作られた、高速戦闘用ロボット。外見では赤いボディとV字の角が特徴。
『自らが光速に近づく』というテーマの基に製作され、自身の主観時間(体感時間)を増大させての高速移動を可能にしている(要は『ロックマンX ザ・ノベル』でのエックスのヘッドパーツやダブルギアシステムのスピードギア、009達の加速装置と似たような感覚)。それにより、本人からすれば自分が速いというより周囲や相手が遅く感じ、遅く見えていると思われる。
その高い素早さもあってか、スピードと高いジャンプ力が自慢でスピード狂な性格であり、自信家でナルシスト的な所もある。
しかしその一方で、正々堂々とした戦いを好むという気質もある。
クイックマンステージにて――。
BGM:クイックマンステージ(ロックマン2 Dr.ワイリーの謎)
クイックマン
「俺の名はクイックマン…このステージのボスであり、スピード自慢さ!」
カメラ目線で語りだすクイックマン。
クイックマン
「スピードではそうそう俺の右に出る者はいない…
それを維持する為にも、俺はこのレーザートラップだらけのステージで
今日も鍛えているのさ! そんな俺に付いて来れる奴など…」
走りながら自慢気に語るクイックマン。だが…
009
「それはどうかな?」シュタッ!
クイックマン
「むむっ! 貴様は009!」
そこへ割り込むかのように、『サイボーグ009』の009こと島村ジョーが、微笑みながら駆け込んで来る!
009
「スピードなら僕だって…!」
クイックマン
「なんの、負けるか!」
そうして2人の、クイックマンステージのボスの部屋までの競走で締め括られる。
* * *
その4:クイックマンでGO!2
クイックマンステージにて――。
クイックマン
「俺はクイックマン…世の中広いって事を思い知らされたが、
この俺の素早さは驚異的で脅威だって事はゆるがない!」
またもクイックマン自身の語りから始まっている。
クイックマン
「そしてそんな俺は現在…」
クイックマンは相対している相手の一人の――『インフィニット・ストラトス』シリーズの、篠ノ之箒を…紅椿をまとった彼女に対し、ニヤリとした笑みを浮かべながら目線を向ける。
箒
「こうして私が、その相手の一人として戦っている訳だが…
本当に素早いな! 聞いていたとおり、どころではないぞ…!」ハア、ハア…
息切れしながらも、箒はポニーテールを揺らしながら叫ぶ。
009
「僕は加速装置で互角以上のスピードで行けるけど、やはり箒にはきついか…」
この状況で冷静に戦況を分析する009。
しかも、彼女のISの持ち味の一つである高速飛行も、この高さはあれど広さやデコボコした地形などもあって活かしにくいのだ。
クイックマン
「まっ、それでもそこのお嬢さんは、この俺に何度か剣やレーザーでのダメージを与えたんだ。
009との連携も込みのも幾つかあるが、それでもこの俺の自慢のスピードと
クイックブーメランに対応してきてるんだ。大したもんだぜ」
箒
「ふん…そいつは光栄、だな…」ハァ、フゥ…
箒は未だに少し息が上がっている。
009
「(なんとか奴の動きを止められればいいが…足回りを凍らせるか?)」
そう思案した009は、スーパーガンのモードを変えて脳波通信を紅椿のチャンネルに合わせ、箒に「自分が仕掛けて動きを止める」と伝えるが…
クイックマン
「まっ、このワイリーナンバーズのトップクラスの速さを誇るこの俺を相手に付いて来られたんた。
こんな骨のある奴らは俺も嬉しいぜ…!」ニヤァ
嬉しそうな不敵な笑みを浮かべるクイックマンに、箒や009は更に警戒する。のだが…
フラッシュマン
『よく言うよ! 前にターボに負けたくせによぉ!』ニヒヒッ
クイックマン
「うえっ!?」ズデデッ!
いきなり通信で割り込んで来てからかうフラッシュマンに、クイックマンはギャグ漫画的表現のごとく、ずっこけてしまう!
ちなみにこの話は、クイックマンがターボマンと競走して負けた、というのエピソードの事である。
そしてこれにはやはりギャグ漫画的表現のごとくな汗を垂らす、箒と009であった。
その後、チャンスはのがさんとばかりに009を先手に仕掛けられたのであった。
クイックマン
「フラッシュてめえ! こんにゃろ~っ! 後で覚えてやがれよなぁ!!」
炭酸飲料のバブルマンとか…覚えてる人や知ってる人って、ハーメルンにいますかねえ?
一昔前のテレビCMでやってました、あれですよ。
ちなみにクイックマンは、今回触れられてませんがフラッシュマンから得られるタイムストッパーが弱点です。
クラッシュマンのクラッシュボムもよく効きます。