IS×スーパーロボット大戦 アンソロジー戦線   作:再開のたけじんマン

36 / 39
皆様、遅れて申し訳ない…2月からドラクエ5のDS版をやってたのもありまして。

ちなみに今回のは、インフィニット・ストラトスシリーズのセシリア・オルコットがメインです。


がんばれセシリアさん

 皆さんごきげんよう、『インフィニット・ストラトス』シリーズのセシリア・オルコットですわ。

 今回はこのわたくしが主役のエピソードの幾つかをお送りいたします。

 さて…それでは、このわたくしの華麗なる活躍をとくとご覧あれ!

 …あ、言い忘れてましたが、途中からナレーション(地の文)が三人称視点になりますので、お気をつけて。

 

 

   *   *   *

 

 

 

 その1:万丈さんと組んだら

 

 それは、ある日の出撃前の事――。

 

万丈

「やあ!」

 

セシリア

「あら、あなたは…」

 

 ここでセシリアは、『無敵鋼人ダイターン3』の破嵐万丈に声を掛けられたのに気付く。

 

万丈

「艦長から発表されたけど、今日は僕らで小隊を組むみたいだね。

 よろしく頼むよ!」

 

「ちなみに俺とミッチーもいるぜ」

 

美和

「よろしくね」

 

 尚、同じ小隊メンバーに抜擢された、『鋼鉄ジーグ』の司馬宙やミッチーこと卯月美和もいるのである。

 

セシリア

「ええ、こちらこそよろしくお願いしますわ」

 

 と、挨拶を交わすセシリアだが、やがて一考し始める。

 

セシリア

「(波嵐万丈…司馬宙…改めて思うと、

 どちらも男としてもチームメイトとしても悪くはない方達…。

 それにお二人とも…彼らもまた、波嵐財閥や司馬モータースを経営し、

 それでいて宙さんはカーレーサーとして活躍し『不死身の宙』の異名もあるとか…)」

 

 更に彼女は思考を続ける。

 

セシリア

「(それに万丈さんもまた、気さくというか爽やかで落ち着きもあり、情熱的な性格で…。

 更に二人の美人アシスタントや元気な弟分に、とても有能で戦える執事もおり、

 極めつけは宿敵のメガノイドなどの敵を相手に、射撃戦や格闘も出来て、

 更には鉄格子の檻を曲げるという…文句なしどころか驚きのその強さ。

 わたくしの目から見ても、彼はとても素晴らしい男性だと言えるでしょう…しかし…)」

 

 そしていざ出撃するが…

 

万丈

「くらえ! ダイターン・ハンマー!」

 

 万丈の駆るダイターン3は、巨大な鎖付き鉄球のダイターン・ハンマーを振り回す。

 

セシリア

「…!」

 

 それを近くにいたセシリアは、更に離れて避難する。

 

 そしてダイターン3は、ハンマーをメガノイドの戦闘機・アイアイに投げつけてペシャンコにしてしまう。

 

セシリア

「(……たまに一緒にいると感じる、この妙な圧迫感や身の危険をなどを感じるのは、

 本当に何なのでしょう…!)」

 

 変な汗を垂らしながら、そう思わざるを得ないセシリアである。

 

 のちに、大空魔竜のとあるテーブルにて。

 

セシリア

「万丈さんってこう…いい人なんですけど、

 近くにいると時折身の危険を感じるというか…」

 

「ああ、それな…俺もあるわぁ…。

 それにアキトやショウ達も言ってたしな」

 

 項垂れながら、同じ話題で共感し合えた二人である。

 

美和

「まあ、サイズSとSSとLL(120メートル)じゃねえ」

 

 そして離れた位置からもっともなツッコミを入れる、ミッチーこと卯月美和である。

 

「あと、コン・バトラーVやザンボット3とかに

 うっかり踏まれそうになったり、蹴られそうになったりとかな。足元不注意で」

 

セシリア

「そんな事まで!?」

 

 

 

   *   *   *

 

 

 

 その2:○○が足りん!

 

 

 ある日の戦闘にて…。

 

セシリア

「さあ、踊りなさい!

 わたくしとブルー・ティアーズの奏でるワルツで!」

 

 セシリアは、敵のギラ・ドーガに向けてブルー・ティアーズ(ビットの方)による攻撃をしかけた。

 

 しかし…

 

エリート兵

「踏み込みが足りん!」

 

 飛んで行ったビットは、DC(ディバイン・クルセイダーズ)のエリート兵の操るギラ・ドーガの、そのビームサーベルによって全て切り払われてしまった!

 

セシリア

「そんなぁっ!?」

 

 これにはセシリアも驚きを隠せない。

 

 その後、反撃のビームマシンガンをくらってピンチになったが、駆け付けたアムロ・レイのνガンダムに助けられ、窮地を脱せたのである。

 

セシリア

「あ~ん、もう! 悔っしい~~ですわ!」

 

アムロ

「うーん、さっきのあれは俺にも覚えがあるなぁ」

 

 

 

   *   *   *

 

 

 

 その3:その名はあず○

 

 それはある日のGEAR本部での事…。

 

 BGM:READY!!(THE IDOLM@STER)

 

甲児

「だからな、このやよいちゃんて子だっていいだろう?

 元気だしいい子だし、家庭的そうだしな」

 

ハヤト

「俺としては、やっぱり三浦あずささんは外せないな」

 

「うーん、あたしとしては双海亜美と真美って双子が気になるわねえ…。

 何て言うか、他人とは思えないっていうかさぁ」

 

シャルロット

「僕としては、876(バンナム)プロのだけど…。

 水谷絵理さんが気になる…かな?」

 

ノリコ

「はーい! 私は同じ沖縄出身として、

 我那覇響ちゃんを推したいと思いまーす!」

 

 何やらどこぞのアイドルの事で盛り上がる一同。

 

 と、そこへセシリアが通りかかる。

 

セシリア

「あらみなさん、何のお話をしていますの?」

 

甲児

「今な、最近盛り上がってる765(ナムコ)プロのアイドルの話をしてたんだよ」

 

シャルロット

「876プロのもだけどね」

 

セシリア

「はあ…そうなんですのね

 (はて…そのような名前、聞いた事は…?)」

 

 どうやらその2社の事はよく知らないのか、チンプンカンプンそうな反応だ。

 

リョウ

「まあきっかけは、ハヤトが三浦あずささんの新作写真が載った雑誌を、

 ご機嫌そうに読んでいたことなんだがな」

 

ハヤト

「へへっ…やっぱりあずささんはいいだろう。

 それに、この小豆たっぷりのどら焼きを頬張るのなんかも、なかなかいいだろう?」

 

「まあ、確かにいい笑顔で頬張ってるけどさあ…。

 ってか、この人のデカい胸…やっぱり気になるわねえ…くっ!」グヌヌ

 

甲児

「おいおい、落ち着けよ」

 

 まるで如月千早のような反応をする鈴に対し、なだめる甲児。

 

セシリア

「あずさ、小豆…なぜだか不思議と懐かしい名前ですわねえ。

 こう、魂を揺さぶられると言いますか…」

 

ノリコ

「もしかして…N○Kの少女漫画アニメかな?」

 

甲児

「あず○ちゃん…かな?」

 

「えっ、何だっけそれ。昔のアニメか漫画?」

 

 などと、声ネタな懐かしいアニメの事を思い出すのであった。

 

 

 一方、その真上の遊園地にて…。

 

あずさ

「えーっと…ここはどこでしょう?

 …あら? この通路は…?」

 

 マサキ・アンドーといい勝負な迷子の達人アイドルが、彼らの基地に入りかけていた。

 

 

 

   *   *   *

 

 いかがでしたか? 皆さん。

 えっ? あんまり華麗なる活躍って程でもないって…そんなぁ!?




3つ目の話のは、唐突な思い付きでもありまして(笑)。

ちなみに、『ドラクエ短編集』というドラゴンクエストシリーズの短編集を書いてみました。
なので、興味を持ったと言う方はぜひ、そちらもどうぞ…そして感想を!

それにしても、『プリコネ』も『かぐや様2期』も『はめふら』も、面白いアニメですなあ。
近頃はやたらと唐突な再放送や放送休止が多いですが、面白いアニメも多いのが救いです。平日夕方のポケモンXY&Zの再放送もいい…この頃のサトシの方がカッコいいビジュアルでした。

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。