IS×スーパーロボット大戦 アンソロジー戦線 作:再開のたけじんマン
今回は、懐かしのあいつらですよ!
その1:パット、パッド
ある暗転した舞台の上で、その真ん中で一人の10代後半の女性がスポットライトで照らされる。
パット
「どうも~こんにちは~! 古参スパロボファンの皆さん、お久しぶりで~す!
それと、そうでない新規か中堅の方々は、はじめまして~!
この私『第4次スーパーロボット大戦』及び『スーパーロボット大戦F』の主人公の一人、
『パット』こと『パトリシア・ハックマン』でーす!」
と、パットは林○め○みボイスで、最後にウインクをして元気に挨拶をする。
パット
「いや~、スパロボが世に出てもう30年…長いですねえ、実に色々ありましたねえ。
それに私達が出て20数年…OGシリーズにも出てないし、
私どころか『イルムとリン以外知らない』って人も多いだろうなぁ~」ハア…
今度はガックリと肩を落として溜め息をつくパットである。
パット
「えっ、こんなニックネームしてて、実はその胸はパッド入りなんじゃないかって?
もう何セクハラな事訊いてんですかー! そんな訳ないじゃないですか~!」
と、手をひらひらと振りながら笑みを見せながらノリツッコミをするパット。
パット
「あっ、でもぉ、格ゲーとかのゲームパッドは
いつかは使ってみたいなー、な~んて…えへへ。
ではどうも、ありがとうございました~!」
そして尚もかわいさのあるであろう、照れ笑いで締めるパッドであった。
そしてその舞台を観ていた者の数人の反応は…
鈴
「胸にパッド…その手があったか!」
桃華
「もういっその事、そっちで手を打つというのも…!」
と、変な方向に真に受ける『凰鈴音』と『西澤桃華』。
セシリア
「およしなさいな、そんなの…。後で虚しいだけですわよ?」
そして、そんな2人に対し、ティーセットを持ちながら冷静にツッコミを入れる『セシリア・オルコット』であった。
更に別の方面の席にて…
イルム
「おい、あれってさあ…お前の影響受けてるんじゃないのか?」
ヘクトール
「…だな」
第4次及びスパロボFの男性主人公達の、『イルムガルト・カザハラ』と『ヘクトールマディソン』が、パットの漫談のようなショートコントの様なものを観ては、評していた。
子は親に似たり、下のきょうだいは上の子に似たり、はたまたペットは飼い主に似たりすると言うが、恋人同士も影響を受けてこうなるものなのだろうか…感受性が強いならば、あるかもしれないが。
付け加えるならば、我らの『織斑一夏』は…
一夏
「(パットさんか…あんな人もいるなんて、知らなかったな…)」
やはりというか、知らなかった模様。
* * *
その2:叫べ! 熱血! 必殺技!
ある日の戦闘にて…
パット
「必殺! ゲシュペンストパァァーンチ!」
ジェス
「究極! ゲシュペンストキィィーック!」
ドゴゴォォア!
DC兵A
「ぶぎゃあぁーっ!」
DC兵B
「な、何だそれぇぇーっ!?」
ゴバァァアッ!
男女それぞれの熱血系主人公であるパットと『ジェス』こと『レナンジェス・スターロード』は、それぞれの『ゲシュペンスト・タイプS』で必殺技をぶちかまし、DCこと『ディバイン・クルセイダーズ』の残党兵の機体を見事撃破した。
パット
「へええ…やっぱやるわね!」
ジェス
「おう! そっちもな!」
と、互いに称賛し合って互いのゲシュペンストの拳を『コツン』と小突き合う、パットとジェス。
ヘクトール
「なんか似た者同士なせいか、妙に息ピッタリだなオイ…」
ミーナ
「ズバリ、私の推理によると…同族嫌悪の気配すらないでしょう!」
今度はヘクトールと『ミーナ』こと『ミーナ・ライクリング』が、パットとジェスをそれぞれに評する。
実はそれぞれに、パットとジェスの恋人的な意味でパートナーなのです。
そして母艦のアーガマから見ていた『ブライト・ノア』達は…
千冬
「彼らもまた…必殺技の際に叫んでいるのですね。
それも、かなりアツく…」
ブライト
「まあスーパー系のお約束や様式美みたいな物ですからね。
…もう今更というか、私はもう慣れたんで」
豹馬
「そうそう。もうな、そういうこったぜ?」
ちなみに今回の葵豹馬及びコン・バトラーVは、ベンチ入り状態である。
モーラ
「というか、整備班の私としては、
余計な仕事増やさないかと冷や冷やものなんですがねえ…」ワナワナ
千冬
「(ああ…そういう心配をか…)」
整備班の『モーラ・バシット』からの苦情気味な心配事を間近で聞いて、変な汗を垂らして納得してしまう『織斑千冬』であった。
* * *
その3:その名はグレース
これまたとある舞台の上にて。
グレース
「皆さ~ん、こんにちは~。
私、グレースことグレース・ウリジンで~す!
知ってる人は知っている、知らない人はこれから覚えてくださいね~」
独特な雰囲気と間延びした口調のグレースの、なんともポヤポヤした自己紹介である。
箒
「なんというかこう…同じクラスにいたな、こんな風なのが」
一夏
「ああ…まさにそうだよな」
そんなグレースの独特の雰囲気さと、間延びした口調から、IS学園の同じ1年1組所属のクラスメイトの、『のほほんさん』こと『布仏本音』を思い出す、織斑一夏と篠ノ之箒である。
グレース
「ああ、そうそう~。グレースと聞いて、
しばらく前まで活躍していた戦うヒロインで、同じ名前の娘がいましたよね~。
なので、そっちを思い出す方もいるかと思いますが、名前は同じでも違いますからね~」
キララ
「ちなみに、その娘は私と同じ声ですよー!
キラランッ☆」
しかも今度は『ガンダムビルドファイターズ』の、訳あってガンプラアイドルやってるキララことミホシまで加わった(無印終盤でウィングガンダムフェニーチェを自爆させようとしたフェリーニを、一喝どころじゃない物言いで思い留まらせたシーンは神クラス)。
そのニチアサのバトルヒロインの名前ネタと声ネタに対し、反応は…
簪
「その声、しばらく前まで活躍してた戦うヒロインって…
ああ、なるほどね。もうわかった」
そう言ってなぜかアー○ウィンディ○ープを両手で持つ、『更識簪』。
箒
「そう言えば私は、9年くらい前の作品の
劇場版に出演したっきりだなぁ…」
シャルロット
「僕も何作か前のでそんな感じだよ。
しかも番外編の短編のだし…これからワンチャンでもあればいいけど」
鈴
「あたしなんかまだよ…。
敵キャラどころか、サブキャラですら出れてないわよ」
楯無
「私も…右に同じだわ」
と、未だに中の人的な意味で、かの有名なニチアサの戦う正義のヒロイン達のシリーズな話をする、ISヒロインズであった。次こそは本編に出れるといいのですがねえ。
一夏
「俺はまあ…○ピプリに出たかな」
セシリア
「わたくしは確か…初代のですわね。もう大分昔ですわ」
ラウラ
「私の場合は直球勝負な緑だったな!」
千冬
「私の場合は、敵幹部からの光堕ちだったなぁ」
と、出演経験ありのIS組の方々。
パット
「しかも、エレキギター掻き鳴らす猫キャラでもありましたっけ…」
ヘクトール
「おい、大丈夫か? また猫アレルギーだよな!?」
千冬
「何っ、パットは猫アレルギー持ちなのか!?」
そんなパットの驚きの事実に驚く千冬。
パット
「あっ、ちなみにその戦うヒロイン達のシリーズの
9年くらい前の劇場版で、私も出演してましたよー!」
ヘクトール
「って、そこで自己アピールもするんかい!?」
ちなみに作者は、その映画作品のアニメコミックスも持ってます。
グレース
「では、これにて失礼しま~す。ちゃんちゃん♪」
ウィン
「…ってちょっと待て、いつの間にか出番がないのだが!?」
哀れ、アーウィン・ドースティン!
いかがでしたでしょうか。
皆さんもたまには彼らを思い出してください。
あと、最近IS×ウルトラマンな小説を書いて投稿しました。
メインのウルトラマンは、かの『ウルトラマンゼロ』ですが、その相方は定番の一夏ではありません…そのファースト幼馴染みヒロインな篠ノ之箒です!
ある意味では、箒のじゃじゃ馬っぷりを矯正するのには、ピッタリな人選のウルトラマンなのでは?
ちなみに最初はコスモス先輩にしようかと思ってましたが、その場合どんな風になっていたやら。