IS×スーパーロボット大戦 アンソロジー戦線 作:再開のたけじんマン
今回は今年の春から秋まで約半年かけて放送されてスパクロにも出た作品、『重神機パンドーラ』に関するお話です。
メインのはまだだけど、クイニーさんも結構でます。
その1:天才科学者だけど、もっさりレオン
レオン・ラウ…重神機パンドーラの主人公であり、24歳の物理学者にして、天才科学者である。
重神機パンドーラの物語開始の7年前に起こったある事件に死亡した友人共々関わっており、後々まで執拗に絡むある男にもその時に遭遇していた。
光子力研究所・食堂にて。
レオンは今、兜甲児とテーブルを挟んで向かい合っていた。
甲児
「なるほど…量子リアクターやハイパードライブは、多重次元からエネルギーを取り出す、か…
何だかゼオライマーの次元連結システムみたいだなあ」
レオン
「こちらとしても、僅かでも似たようなシステムがあるのには驚きですよ。
しかもここの設備や光子力だって、充分に興味深いです」
甲児
「そいつは光栄だな。ここの一員として、誇らしく思うぜ」
レオン
「それに聞けば甲児さんだって、別の次元の甲児さんやマジンガーと干渉し合う事もあるとか。
そういう意味でも、僕らと似たような力があるのでは…?」
甲児
「ああ…ZERO関係の話だな。それにそっちで言う多重次元は、マジンガー的には
差異次元や隣接次元て呼んでるのみたいなもんだし、呼び方は違えど似たようなものさ」
レオン
「あっ、なるほど! 呼び方は違っていても、ここもよく似ていると…
何だか親近感が沸きますねえ」
甲児
「だな、俺もだ」
その笑い合う2人の様子を離れた所から見守るのがいた…レオンの家族契約の義妹の『クロエ・ラウ』の他、数人だ。
クロエ
「レオンったら科学談義であんなに楽しそうに話してる…」
さやか
「甲児もよ。科学者の兜家の血のなせる技か、
あるいは本格的にその道を進み出したせいなのかしらねえ」
クイニー
「まっ、これもいわゆる『類は友を呼ぶ』という奴なのかもな」
一夏
「あはは…そうかもな。でも…」
シャルロット
「ん? どうしたの、一夏?」
浮かない顔の織斑一夏に尋ねるシャルロット・デュノア。
一夏
「少し前まで一緒にバカやったり戦ったりしてた
同性で同年代だけどちょっと年上の友達の甲児がさ、
ちょっと見ない内に段々遠くに行ってしまったみたいでさあ…」
鈴
「あの甲児が、遠くにって?」
一夏
「マジンガーに搭載されてる強大過ぎる六つの魔神パワーを制御したり、
あのDr.ヘルをや色んな奴らを倒しただけじゃなく、世界的に有名な
英雄になっちまったその後は、あんな風に本格的に科学者の道を進み出し始めてるからさ…
何て言うかこう、甲児がどんどん凄い人になって俺が置いてかれたみたいな感じがして…」
シャルロット
「一夏…」
クロエ
「一夏は、それが寂しいんだね?」
さやか
「まあ、確かにね…甲児は変わり始めてもいる。
でもね…友達としても、一人の人間としても、変わらない所もあるわ」
一夏
「変わらない所…?」
さやか
「そうそう、今でもボス達とだってつるんでバカやってるぐらいだし」
クロエ
「そうだよ! うちのレオンだって、
パンドーラに入って変わった所もあれば、変わらない所だってあるんだから!
例えばこう…家事を忘れてたり方向音痴なのとか、もっさりしてる所とか!」
さやか
「ああ…彼は家事が苦手だっけねぇ…」
一夏
「プッ、何だよそれ…方向音痴はともかく、うちの千冬姉みたいじゃねえか」
シャルロット
「あっ、ちょっと笑った…良かったね、一夏」
一夏
「そう言えば…へへっ、サンキューな。クロエ」
クロエ
「えっへん! どういたしまして~」
腰に手を当てて東山○央ボイスで自信満々で返すクロエ。
それにレオンは、家族契約での形での義理のものだが、クロエという妹を、家族を大切にしている。
レオン
「あれっ、クロエどうしたの? 随分楽しそうだけど」
クロエ
「ああ、レオン…フフッ、ちょっとね♪」
レオン
「うん…?」
楽しそうに内緒にするクロエに、首をかしげるレオンであった。
……………
しかしそんなレオンも後日に…
レオン
「あれっ…ここ、違ったっけ? …って、あいたっ!」
通路の壁に頭をぶつけてしまうレオン。
しかも何やら遠くから声が聞こえて来る。
マサキ
「ありゃ、ここ違うぞ! 食堂ってどっちだっけ!?」
クロ
「も~、マサキったらまた迷子になってるニャア~」
その様子を見かけたレオンは、マサキ達の方へ向き…
レオン
「あの…ひょっとして、
マサキさんも食堂に行こうとして迷ってるので?」
マサキ
「ん? ああ、レオンか。
いや、俺は迷ってなんか…」
シロ
「いや絶対迷ってるニャ! 一向に食堂に着く気配すらしないニャア」
マサキ
「ちょっ、シロおい!?」
レオン
「あはは…こういうやり取り見るの何度目だろ」
ご覧の通り、マサキとどっこいな極度の方向音痴なのだ。
なので、その近しい間柄の者は…
クロエ
「レオ~ン! …どこ行っちゃったのかなあ?」
リューネ
「マサキ~、どこに…ここでもないか」
このように、探しまわるはめになるのだ。
天才科学者であるが極度の方向音痴の為、マサキ・アンドーのような方向音痴とは意外な組み合わせな仲間となり、一緒になると迷子が増えかねない…そんなレオンなのだ。
* * *
その2:彼女の名はクロエ
クロエ・ラウ…7年前、実兄のロン・ウーを喪って孤児になってしまった所を、ロンの友人ののレオンと家族契約を結んで義理の家族(兄妹)となった少女。
現在の年齢は15歳で、レオンのただでさえ生活能力に乏しいのに研究で更におろそかになりがちなのを見て「もっさりレオン」と呆れつつも世話を焼いている、明るく元気なムードメーカーな少女。
クロエ
「どうも~! 重神機パンドーラのヒロイン兼、
防衛部隊パンドーラのマスコット的ポジションの、クロエ・ラウで~す!」
カメラ目線で元気よく手を振りながら挨拶する、薄いピンク色の髪を上げた少女、クロエ・ラウ。
レオン
「クロエ、誰に向かって言ってるの?」
クロエ
「いや~、重神機パンドーラって最近終わったアニメだからよく知らない人も多そうだし。
それにようやくスパロボ参戦したって言っても、スパクロこと
スーパーロボット大戦X-Ωで期間限定参戦だし…しかも本編が放送中に!」
レオン
「ああ、なるほど。そう言えばあの時は、
アニメ本編の番外編みたいな感じのストーリーだったしなあ…説明も少なかったし」
クロエ
「でっしょー? だからこの際にってね!
今もそうだけど、次に参戦した時に向けてもっとアピールしとかないと!」フンス!
気合いの表れか、高まるテンションも段々高くなり少し鼻息も出るクロエ…さながら、け○おん!のごとく。
レオン
「あはは…気合い入ってるなあ。
(変な所でちゃっかりして…もう死んでるけど、実の兄のロンが見たら何て言うか。
やっぱり苦笑いするとかかな?)」
そんなクロエを見て、レオンは今は亡き友にしてクロエの実兄の『ロン・ウー』に思いを馳せる。
クロエ
「それに他にもクロエって人がいて、被ったらやだし!」
レオン
「ああ、なるほど。それはご尤もで」
苦笑いで返さざるを得ない、レオンであった。
ちなみに、その別のクロエさんは…
クロエ・クロニクル
「ヘックシュン…!」
思いっきりくしゃみをしていた。
* * *
その3:元気なクロエはかわいい
クロエ
「それでね、この前もレオンったらまた迷子になっちゃててね~。
おかげで探すのに苦労したよ」
一夏
「はははっ、そりゃ災難だったな」
ガロード
「こりゃ迷子の達人が増えたって感じだな~」
シャルロット
「一人目はマサキさんだね」
ジュドー
「そうそう、それで思い出したんだけど、俺この前さあ…」
クロエ・ラウは現在、一夏やガロード達と談笑している最中。
そしてそれを離れたテーブルから、レオンラウ・とクイニー・ヨウが見守っていた。
レオン
「いつもそうだけど、クロエは元気だなあ…でもちょっと前とも違うような」
クイニー
「ここに来て、何人もの友人ができたのもあるんじゃないか?
それも彼らのような、歳の近い同年代のな」
レオン
「同年代の友人、ですか…そう言えばパンドーラでは、
クロエはほとんど年上の人に囲まれてましたからねえ。
それでこっちに来て立て込んでても、ジュドーさん達のような
同年代の友人が出来たのもあって、気が楽になったのでしょうねえ。
ほら、あんなにいきいきと…」
レオンが指摘する通り、クロエは確かにいきいきとしていて、彼らと笑っている。
しかもそれだけではなく…
クロエ
「ランカって、シェリルさんに憧れて歌手になろうとしてるの?」
ランカ
「うん。アルト君やみんなの後押しもあって、地道に活動もしてて、
それでもう少しでデビューできそうなんだけど、
私の歌を沢山の人の心に届けられるかとか…まだちょっと不安なの」
クロエ
「あ~、なるほどね…でも、私は大丈夫だと思う」
ランカ
「えっ?」
大丈夫と言うクロエに対し、『マクロスF(フロンティア)』の『ランカ・リー』は不思議そうな顔をする。
クロエ
「だってさあ、レオンやクイニーさんにダグさん…
それにシモンやドモンさんやみんなも、ランカの歌を聴いて感動したとか、
不思議と心に響くって言ってたし…それに私もランカの歌好きだし!」
ランカ
「クロエちゃん…」
クロエ
「だからさあ、胸張っていいよ!」
ランカ
「うん! 私、頑張る! ありがとうね、クロエちゃん!」
クロエ
「えへへっ。こちらこそ、どういたしまして」
笑顔で礼を言う、クロエであった。
クイニー
「不安を抱えるランカにエールを送り、背中を押すか…なかなかいいじゃないか」
レオン
「あの子のああいう所、滅多に見れませんけど…クロエらしいなあと思います」
クイニー
「フフッ、そうだな…」
微笑を浮かべて同意するクイニー。しかし、直後に何かを思い出してハッとした顔になる。
クイニー
「そう言えば…この前クロエが、ラウラ達や一夏を何やらたしなめていたのを見かけたなあ。
確か…みんなの迷惑を考えなさいとか、一夏はもうちょっとシャキッととか…」
レオン
「ははは、クロエらしいですねえ…」
これにはレオンも苦笑い。
クイニー
「あと、その時にケーンや十三からは、『オカンだ』とか言われてたな。
まあ確かに、母親みたいではあるな」ニガワライ
レオン
「わあ…確かにそれも世話焼きのクロエらしいですね」ニガワライ
さすがにお互いに苦笑いの、レオンとクイニーである。
ちなみに先のケーンと十三とは、『機甲戦記ドラグナー』の『ケーン・ワカバ』と、『超電磁ロボ コン・バトラーV』の『浪花十三』の事である。
そうこうしている内に、そのクロエは別の話題を話していた。
一夏
「へ~、なるほどな。
今度俺もやってみようかなあ?」
クロエ
「うん。一夏もやってみるといいよ!」
一夏に対し、笑顔で答えるクロエ。その言葉と笑顔には、純粋に背中を押す意思が込められている。
クイニー
「ん…今度は一夏か」
レオン
「彼は料理が得意でしたねえ、その話題で盛り上がってるようですが」
クイニー
「…そう言えば一夏で思い出したが、あいつはラウラやシャルロットを含む
何人もの女性を惚れさせて来たとか…全く、ハレンチな!
しかもそれでいて無自覚に、それも鈍感でその好意自体に気付いていないとかな。
…全くけしからん奴だ!」
レオン
「ちょっ、クイニーさん落ち着いて! 落ち着いて下さいよ!」
途中から羞恥心と怒りで憤慨するクイニーを、なだめようとするレオン。
クイニー
「コホン…そ、その一夏だが…
も、もしクロエまで惚れさせてしまったら…!」
レオン
「そ…そんな姿のクロエは想像出来ませんが、
それはさすがにちょっと心配になって来たような…!」
段々と顔を真っ赤にするクイニーと、心配でか少しずつ顔を青ざめるレオン。
クイニー
「それに恋愛でこんなのも聞いたが!
前にラウラが一夏を助けたと思ったら、いきなり一夏に…きき、キスをするとか!
一夏は男なのに嫁にするとか宣言するとか、全く…はは、ハレンチな!!」
レオン
「だからクイニーさん落ち着いて下さいってば…
しかも『ハレンチな』がクセみたいになってますって」
興奮で話もヒートアップしてきたクイニーに、頭を抱えてしまうレオンであった。
クロエ
「うん?」
しかも、離れた所からその声が聞こえて疑問に思う、クロエだったとさ。
後に、それもあって思いきってクロエ本人から訊いてみたら…
クロエ
「えっ、一夏の事? ないない、それはないって~」
笑顔でやんわりと否定され、クイニーを筆頭にホッとしたのであった…一夏ラバーズも含めて。
あれだ…レオンの方向音痴とか絶対マサキと絡みそうだ。
天才科学者(物理学者)とかだと、ヤマトの真田さんや沖田艦長やマジンガーの甲児とかと絡みそうだし。
束さんもやて? 確かにありそう。
クロエはあれだ、元気な東山○央ボイスかわいいし、オカン系だね…スマプリのなおちゃんと気が合う?
兄を持つ妹だから、彼女に関して色んなキャラがレオンと絡んだりしそう…クワトロ(シャア)とか、シン・アスカとか、甲児とか、マイヨさんとか。
クイニーさんの、アニメでの少女漫画を読んで顔真っ赤にして「は、ハレンチな!」はかわいかったw
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