IS×スーパーロボット大戦 アンソロジー戦線   作:再開のたけじんマン

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今回は『宇宙海賊キャプテンハーロック』が主題です。
宇宙海賊というアウトローでも独自の正義と信念を、己の旗と共に掲げるクールなカリスマ男・ハーロックがゆく!
なお、チャンピオンREDで連載中の『キャプテンハーロック 次元航海』もコミックスで読んでます。

去年の11月に、宇宙戦艦ヤマト2202の第6章を観に行ったが…何度目だ、古代さんのこんな悲しみと絶望は(主に雪さん関係)。

ちなみに今回のトビアとキンケドゥはスカルハート以降のを意識してます。


さすらいの宇宙海賊、キャプテンハーロックがゆく!

 その1:ハーロックとアルカディア号

 

 

 とある宙域にて、航行する宇宙戦艦…その名はアルカディア号。

 このアルカディア号は、さすらいの宇宙海賊キャプテンハーロックと、40人+αの仲間達を乗せる海賊戦艦なのだ!

 

 そのアルカディア号の、艦内にて。

 

オペレーター

「マゾーンの戦闘艦及び機動部隊、撃沈しました。

 残存部隊及び艦艇はありません」

 

キャプテンハーロック

「よし、こちらの機動部隊を帰還させろ。

 それとダメージチェックも怠るな」

 

オペレーター

「了解!」

 

 メインブリッジで乗組員に指示を出すその男…黒と赤のマントをたなびかせ、髪は茶色い髪で右目の眼帯と左頬には縫い傷のある、威厳のある男。

 このアルカディア号の艦長にして、宇宙をさすらう無法者…彼こそが、宇宙海賊キャプテンハーロックその人である!

 

 

 それから数分後、機動部隊として出撃した数人の男女がメインブリッジに上がってきた。

 

台羽

「戻りました、キャプテン」

 

「こちらの被害は大した事はありません。

 被弾している機体でも少しの修理で元に戻ります」

 

キャプテンハーロック

「そうか、それは何よりだ」

 

 薄い茶髪の14歳の少年『台羽 正(だいば ただし)』と、その上司に当たる16歳の少女『有紀 螢(ゆうき けい)』が、ハーロックに報告する。

 

 するとハーロックは、今度は今の2人の後ろにいる少年少女達を見やる。

 

キャプテンハーロック

「それはそうとお前達、そろそろ慣れたか? このアルカディア号は」

 

一夏

「あっ、はい…お陰さまで、だいぶ慣れてきました」

 

「まさか別世界に飛ばされて、宇宙戦艦に…それも海賊船に拾われた時は、

 それはさすがに驚きましたし戸惑いもありましたが…

 しかしまあ、この通りすっかり慣れてきました」

 

ラウラ

「まあ最初にこの船の中を見て、通路で布団敷いて寝てたり

 碁を打ってたりする乗組員がいるのを見た時は、『何だこの船は?』と思いましたが…」

 

真マ甲児

「まあ確かにそうだよな。俺なんかパンツの取り合いしてるのや、

 2人で呑気に酒飲んでるのも見たしなあ」

 

トビア

「俺なんか前にマザーバンガードやリトルグレイにいたけど、

 宇宙海賊の戦艦でもかなり違って見えたし、俺だって面食らったからなぁ…」

 

セシリア

「ですが、いざ戦闘などの非常態勢に入れば、

 皆さんの顔付きも変わって慌ただしくなり、緊張感に包まれたかと思えば

 迅速な対応で敵を補足し、攻撃しては撃墜していましたわ…!」

 

「何て言うか、あれね。普段は何だかのんびりしてる人が多いけど、

 いざって時にはみんなやる時はやるっていうか…」

 

シャルロット

「そうそう、凄い切り替えようの速さっていうか、

 その手際もいいエキスパート揃いの、凄い艦ですよ!」

 

キャプテンハーロック

「うむ、わかったようだな。いいかお前達、このアルカディア号は

 海賊船であると同時に、乗組員達の言わばもう一つの家なのだ」

 

シャルロット

「家…ですか?」

 

キャプテンハーロック

「そうだ。例えばだが自分の家の中、それも自分の部屋でまでかしこまる必要はないだろう?

 それにずっとそんな事をしていたり気を張ってばかりいても、却って疲れてしまう。

 少し前まで学生寮にいたというお前達ならば、

 自分の趣味やのんびりする時間もあったんじゃないか?」

 

一夏

「言われてみれば確かに…家に帰って来た時の千冬姉がいい例か」

 

 ちなみにその時、一夏の姉である織斑千冬がくしゃみをしていたとか。

 

キャプテンハーロック

「そういう訳で、このアルカディア号では

 必要な事を必要な時にやっていれば、最低限自由に過ごしていい事になっている。

 それが俺の方針であり、この広い宇宙をこの艦の中で長く過ごすには、

 この方法が一番いいと思っているのさ」

 

ラウラ

「なるほど…確かに、ずっと戦闘艦の中という閉鎖的な環境で、

 それも外は星々の輝きがあるとはいえ漆黒の宇宙空間という環境の中で生活するには、

 ストレスが溜まりがちにもなるしな…その答えの一つという訳か」

 

一夏

「宇宙をさすらう男の生き方の一つ、か…

 そう言えばON○PIECEにもそれっぽいシーンがあったっけ。

 何だか豪快で凄いですね、キャプテン」

 

キャプテンハーロック

「ああ、そういう事だ。だが、聞けばお前達の中には

 事情があって自分の家でもあまり気が休まらなかったというのが何人かいるそうだからな…

 そういう奴には俺の今話した内容は、少し新鮮に感じられただろうがな」コツコツ…

 

トリさん

「クエーッ!」

 

 そう言ってハーロックは歩いて移動し、その愛鳥が飛んで追いかける。

 

シャルロット

「そ、そこまで配慮してくれるなんて…」

 

「さすがキャプテン…さすがカリスマ宇宙海賊、キャプテンハーロック!

 まさに、男の中の男…!」

 

セシリア

「(家の中でまで、かしこまる必要はない、ですか…

 だとしたら、わたくしのお父様は、どれ程肩身の狭い思いをして…

 どれ程疲れきっていたのでしょうか…?)」

 

 

 

   *   *   *

 

 

 

 その2:先輩にして師匠な人と、後輩の人

 

 

 アルカディア号・通路にて。

 

 ブリッジから下りた台羽や一夏達は、食堂に向かいながら談笑していた。

 

台羽

「それにしても、君らの機体も凄いなぁ…

 パワードスーツの一種に、巨大ロボットとかなぁ」

 

真マ甲児

「へへっ、そりゃありがとな。マジンガーは俺のおじいちゃんの形見で、大切な相棒だからな。

 けど乗ったばかりの頃はな~、詳しい説明もなかったから動かし方がわからずに苦労したぜ」

 

トビア

「まあ俺も、最初の頃は一応MSの免許は持ってて少しは動かせたけど、

 木星の近くでの飛行訓練の時はなぁ…」

 

キンケドゥ

「木星の重力を気にしすぎて、なかなか上手く飛べなかったよなあ。

 しかもガンダムに乗った際にも、その性能を出し切れなかったな」

 

トビア

「いいっ!? それ言わないで下さいよ、キンケドゥさ~ん」

 

シャルロット

「あはは…トビアにもそんな頃があったんだね」

 

台羽

「要するに、その頃はまだ今ほど高い腕前じゃなかったって事ですね?」

 

一夏

「なるほどなぁ、何だかそれわかるな~。すっごいよくわかりますよ」

 

トビア

「悪気がなくてもいじられるのと、共感されるのを交互にされるのって…

 なんか、変な気分…」

 

 こんな話題にされるせいか、呆れつつも少しテンションが下がってしまうトビア。

 

キンケドゥ

「でもまあ、そんなトビアも…今じゃクロスボーンバンガードの立派な主力だもんなあ。

 あの木星帝国の総統を追い詰めたぐらいだし…人ってのはどう成長するか、わからんもんだよ」

 

トビア

「えへへ…まあ俺も、始めはクロスボーン・ガンダムの操縦も

 上手くいかなかったものですけど、訓練と経験の賜物なのか

 今じゃキンケドゥさんから譲り受けたX1も、使いこなせるようになりましたし…

 あの頃に比べたら、だいぶ自信も付きましたよ! キンケドゥさん」

 

キンケドゥ

「ああ。その顔付きを見ただけで、何となくでもわかるよ」

 

 キリッとした顔で言うトビアに対し、微笑んで答える『キンケドゥ・ナウ』こと『シーブック・アノー』。

 

台羽

「それにしても、見ただけでって…

 それはやっぱり、お2人がニュータイプなのが関係しているのですか?」

 

「あっ、それちょっと気になるかな」

 

キンケドゥ

「ん~、それはちょっと違うかな」

 

「と言うと?」

 

キンケドゥ

「ニュータイプのは2、3割り。

 後はまあ、雰囲気というか見た感じかな」

 

台羽

「見た感じ…ですか? それでわかるんですか?

 確かに、彼は優しさや凛々しさも感じる顔付きにも見えますけど…」

 

ラウラ

「そう言えば何となくだが、確かに経験を積んで自信が付いてきた顔という感じだな。

 そのくらいはニュータイプやXラウンダーでもない私にだってわかる程だ」

 

トビア

「お、俺そんな感じの顔に見えますかぁ?」

 

キンケドゥ

「ああ、見えるさ。俺がいない間にも、凄く成長したのがわかる程にな。

 だから堂々と胸張ってればいいさ、トビア」

 

トビア

「あっ…はいっ! ありがとうございます、キンケドゥさん!」

 

 キンケドゥに対し、笑顔で返すトビアであった。

 

ラウラ

「ほう…よかったじゃないか、トビア。前から尊敬しているという先輩の

 キンケドゥに太鼓判を押してもらえてな。そういう奴の気持ち、私にもわかるぞ」

 

トビア

「へへっ、そりゃありがとな、ラウラ!」

 

 しかしこのやり取りの隣で、台羽正は考え込む。

 

台羽

「(…トビアさんにとっては、付き合いの長い先輩で兄貴分みたいな人だって言う

 キンケドゥさんが、尊敬する人で師匠みたいな人か…)」

 

「ん? 台羽君、どうかしたの?」

 

真マ甲児

「腹でも減り過ぎて、ぼ~っとしちまったか?」

 

真マさやか

「そんな甲児君じゃないんだから…あ、でもボスもあり得るかな」

 

台羽

「ん? ああ、何でもないです! 何でも…」

 

「ならいいんだけど…」

 

真マ甲児

「何はともあれ、早く行って食おうぜ。マスおばさんのメシをよぉ」

 

一夏

「それもそうだな。もう腹ペコだよ…」

 

 そう言って彼らはぞろぞろと再び歩を進める…だが、台羽は先程の考えを再開していた。

 

台羽

「(しかし技術や生き方をも示してくれる、尊敬する人…か。

 じゃあ俺の場合は、キャプテンなのか?

 それに、アルカディア号のみんなも…なのか?)」

 

 その答えは、その思いは。彼の胸の内にのみ、渦巻いていた――




なんというか、ある意味台羽君とトビアってポジション的にも似てると思う。
もう一人の主人公だし、先輩凄い漢や仲間達や出会った様々な人よ戦いを通して成長するし。
ひょっとしてトビアは台羽君を意識してキャラ付されたか?

ちなみに真マジンガー版甲児とわかりやすいように『真マ甲児』と付けましたが、『甲児(真マジンガー)』とかの方がよかったでしょうか?

宇宙戦艦ヤマトシリーズで、どれを観たあるいは知っていますか?

  • 第1作からの旧シリーズ
  • 旧シリーズと実写版
  • 旧シリーズとPSシリーズのゲーム
  • 旧シリーズと2199シリーズ両方
  • 2199シリーズのみ
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