インフィニットストラトスに超大国が転移して来た(仮)   作:Zzzzzzzzzzzzzzzzz

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第二話

 帝国歴759年9月21日午前零時、突如として他国及び人工衛星との通信が不可能となる事態が発生し帝国は混乱に陥った。更には天体の位置がこれまでと大幅に異なっていたのだ、これらの事態に対して帝国政府は軍に多方面への航空偵察を命令する。

 

「見渡す限り何もありませんね」

「しかしいきなり衛星や他国との通信が不可能になったと思ったら星の位置が変わってるとは、どんな天変地異が起きたんだ」

「異世界に転移とかですかね?」

「小説の見すぎ、と言えない事が残念だ」

『機長、レーダーに反応です。およそ100㎞前方に艦隊があります、大きさはおよそ300m程が1隻、150m程が3隻。どうしますか?』

「確認するぞ、副長が言ったように仮に異世界だとしてどのくらいの技術レベルかを推測する材料にな。その前に本国へ連絡しとけ、撃墜されてからじゃ情報は送れないからな」

『分かりました』

「撃墜されないといいですね」

「もしその艦隊が戦争中なら、そろそろミサイルか戦闘機が飛んでくるぞ。気を引き締めろ」

『……聞………こち…アメリ………の』

「機長! 無線が!」

「分ってる!『こちらアストリア帝国海軍、こちらアストリア帝国海軍。聞こえるか』」

『……こちらアメリカ合衆国海軍、アストリア帝国とはこの先にある大陸の国家の名前か?』

「『そうだ』」

『我々はこのままの進路で貴国へ向かう。艦隊の派遣を求む』

 

 王宮では先ほど発進した偵察隊からの報告を元に会議が行われていた。主にどの様な対応を行うかであり、それは情報交換後に国交樹立と言う事で一致していたがその過程を議論していた。

 

「派遣艦隊の規模を大きくして国力を示すべきだ!」

「しかしそれで反感を持たれては事だぞ! 侵略を目的だと思われては交渉が拗れる!」

「帝国が舐められる事は国益を損なうのだぞ!」

「鎮まれ! 陛下はどの様にお考えで?」

「……派遣艦隊の規模は第二航空艦隊と第三通常艦隊を合体させ第一臨時艦隊として派遣する、ただしそれはアメリカ合衆国の艦隊と接触するまでだ、それ以降は第二航空艦隊は帰還させ第三通常艦隊を派遣艦隊とする。軍務卿、何か問題はあるか?」

「いえ、アメリカ合衆国に艦隊の規模を見せる事で国力を示せますし艦隊の半分を帰還させる事で侵略の意思は無いと示す事が出来ます。それが現在の最善でしょう」

「ではその様に進めろ」

 

 また同じ様にホワイトハウスでの執務室でも会議が行われている。最もこちらが議論しているのは向こうの国力や国民性などである。

 

「突如として現れた例の大陸ですが、アストリア帝国と言う国家が統治している様です。無論その他の国家が存在する可能性もありますが現在確認出来ているのはその一ヶ国だけです」

「その国の技術レベルや政治体系はどうなっている? これからの対応を決める最重要要素だ」

「政治体系はまだ不明ですが技術レベルは我々と同程度と思われます。第七艦隊が彼らの物と思われる航空機と接触しましたがP-8に良く似ていました。仮に戦争になれば兵器の性能は同等でしょうし、勝利しても多大な損害が発生する事は確実です」

「向こうが侵略的国家で無い事を祈りつつアストリアへの対応を考えよう」

「国務省としては一先ず政治体系の確認と国交樹立、その後は彼らの一般的文化や風習、宗教などの調査をすべきかと。もし彼らの怒りに触れて戦争になったら一大事です」

「その方向で進めて行く事にしよう。ただ万が一戦争になった場合に備えて国防総省は計画を立案してくれ」

 

 イギリス等のIS保有国では出現した大陸への艦隊派遣に手間取っていた、その理由はIS開発に予算を取られて通常兵器を削減させられていた為、軍艦の運用スケジュールがギリギリでその調整に難航していたからである。

 

 大陸転移事件と名付けられたアストリア帝国の出現から半月後、アストリアとアメリカの国交が結ばれる中、IS保有国との国交樹立交渉は難航していた。原因は外交官のIS最強論を前面に押し出した脅迫外交であり、大きな反発を呼んだ物の一応国交は結ばれた。

 

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