インフィニットストラトスに超大国が転移して来た(仮)   作:Zzzzzzzzzzzzzzzzz

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第三話

 

 ホワイトハウスの会議室で大統領と政府高官の会議が行われていた。議題はアストリアとの関係についてである。

 

「まず軍備に関してですが、どの程度の兵器を保有するのかすらわかっていない今は諜報する以前の問題で民間に公開されている情報の収集を進めています」

「現状ではどの程度の事が分かっている? 不確定情報も含めて報告してくれ」

「まず兵器の種類はこの世界とあまり変わりません。個々の兵器についてですが、ステルスの概念は確認していますが戦闘機から推測するに形状によらないステルス技術が存在する様です」

「すまないがそう言った事には詳しくなくてな、良くわからん」

「我々のステルス技術は発信された電波を受信機以外の方向に反射する事で探知を防いでいますが、彼らは照射された電波を完全に吸収するか消滅させる事で探知を防いでいる様です」

「電波を消滅させるなど出来るのか?」

「出来ます。電波は『波』の性質を持ちますが、波は上下が逆さまで同じ大きさの波をぶつけると弱め合うと言う現象が起きます。これにより探知を防ぐ事は理論上は可能です。更に彼らの戦闘機は通常の形態の他に人型やガウォークと呼ばれる中間形態に変形する事で驚異的な機動力を発揮する事が可能です。そして核融合を利用した原子力エンジンを搭載して航続力は無限です」

「笑うしかないとはこの事だな」

「海軍は航空母艦を主力としている様で我が国のジェラルド級と同等の物が8隻、フランスのドゴール級と同等の物が10隻、日本のひゅうが型より小さい物が12隻です」

「最後の物はそれほど有用には思えないぞ」

「おそらくWW2での護衛空母の様な役割を持たせているのかと。数機の爆撃機ならこれで追い返せます、燃料切れの心配がないから行える方法です」

「海軍のその他艦艇、陸軍は我々の物とさほど変わりありませんが、戦闘用パワードスーツの試作品が存在する様です」

「そうか、政治体系はどの様な物だ?」

「帝国の名の通り帝政を用いています。宗教については多神教を信仰しており、異教徒を貶める様な教義は確認できませんでした。文化風習で目に付いたのは『鏡であれ』と言う教えが根付いている事です、これは初代皇帝が残した言葉だそうで、善意には善意を敵意には敵意を返すと言う教えです」

「こちらから敵対しなければ問題は少ないようだな」

「ですが一つ気になった事があります、彼らの技術力は十四年前まで我々と同等だったようなのですが、その短期間で急激に進歩しているのです。更にその技術を作ったのは全て同じ人物の様で」

「篠ノ之束に匹敵する人物がいると言う事か」

「その可能性があります」

 

 またアストリア帝国王宮の皇帝執務室でも皇帝と宰相、役職付きの貴族が集まり会議が行われていた。

 

「やはりEU諸国、日本、中国、ロシアの圧力外交は限度を超えています。何らかの報復を行うべきかと」

「しかし大義名分を得なければアメリカからの反発も起きるぞ、その点はどうするのだ?」

「それについては条約を結ぶ名目で外交団を派遣します。これは過激な女尊男碑主義を持つイギリスが良いでしょう、派遣する人員を全て男性にすれば無下に扱うでしょうからそこを抗議すれば良いのです」

「謝罪する頭があれば無下に扱う事わせず、謝罪が無ければ報復する訳か」

「丁度良く通商条約を結ぶ会議があります、そこで実行しましょう」

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