【完結】輪廻を越えた蒼き雷霆は謡精と共に永遠を生きる   作:琉土

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第十三話

 ニムロドを撃破してからまた少しの月日が流れた。この間にこなしてきたミッションで手に入れたアイテムを利用し、フェザー時代の伝手を持ったシャオを経由して僕の装備を揃えた。ロックオン雷撃の威力を大きく上げる「ミカエルプラグ」、シアンの歌に反応する「愛情のレンズ」、謡精の歌が無くても空中ジャンプ・ダッシュが出来る様になる「セラフリング」等だ。

 

 それ以外にも普段お世話になっているオウカにさり気無く欲しい物を聞いてシアンやシャオも含めた五人でプレゼントを用意したり、オウカの人命救助の話を聞いて肝を冷やしたり、学校の演劇で使われる本格的なドレスの採寸の手伝いを優奈さんがしたりと、微笑ましく、温かな日々が続いた。そんなある日…

 

皇神(スメラギ)がかつて利用していた施設の調査をお願いしたいんだ。どうやらエデンに攻撃されて、施設そのものが電脳化しているらしい」

「施設そのものが電脳化?」

「電脳化…ね」

「施設本来の外観や内装が視認出来なくなって、構造もおかしくなっているんだとか。危険も謎も多いけれど、GV、優奈、お願い出来るかな?」

「判った。調査してくるよ」

「十中八九エデンの仕業でしょうね…判ったわ」

 

 こうして僕達はその施設へと向かう事となった。この施設…以前カレラとの戦いの場となったデータバンク施設と位置が近い。もしかしたらそこのバックアップ施設だったのかもしれない。

 

「敵の能力に侵食された空間だ…何が起こるか判らない。いつも以上に慎重にね」

「了解よ…ここでは二手に分かれるのは危険ね。私は姿を消した後、遊撃に回るわ」

「了解…これよりミッションを開始する」

 

 そうして僕達はこの施設に足を踏み入れた。元々、既に突入前から施設の周りのビルの一部が侵食されていたので、電脳化と言う物がどういった物なのか把握出来ていたのだが…

 

「こう言った電脳関係を題材とするアニメで見た光景を現実で目の当たりにする事になるなんてね」

「確かにそうだね、シャオ」

「だけど、現実でやられたらたまらないわ」

 

 そう言いながら先へと進んで行くと、いよいよ侵食された電脳空間が姿を見せ、僕達はそこに足を踏み入れる事となった。そこでは物理的な法則を無視した構造となっていた。例えば…

 

「この反応…? その穴、落ちても大丈夫みたい。どうも、穴と天井が繋がってるみたいだね」

「施設そのものがバグってるって感じだね」

「こっちの通路は左右で繋がってるみたいね…」

『繋がってる先に敵が待ち受けてるかもしれないから…気をつけようね二人共』

 

 そう言ったやり取りをしながら、優奈さん曰く、「昔のレトロゲーム」の様な構造となってしまった施設の奥へと進んで行く。そんな時だった。

 

「ガンヴォルトキターーーーー!! どもども、テセオさんでーすw あ、通信割り込んでサーセンww」

「…施設をこんな風にしたのはお前か」

「そうですケドw わざわざ乗り込んでくるとか暇人乙ww」

『なんかイラっとする敵だね…』

「んじゃ、テセオさんの庭でせいぜいあがいてくださいwwwつってww」

「…信じられないかもしれなけど、本人的にはアレで世間話的なノリらしいわよ」

「あれで…ですか」

「そうよ。だから、一々本気で反応してると疲れるだけよ。ミッションに集中しましょう」

「了解」

 

 そうして先へと進んで行くと…「小さくなってしまったシアンの姿」が現れた。

 

『私のニセモノ!? …でもこいつ、なんか小さい様な…』

「相手がトラウマに感じる姿が見える仕様なんですケドw それww ねえ今どんな気持ち? どんな気持ち? つってwww」

『ホントに感じ悪い………GV、顔色悪いよ…大丈夫?』

「…大丈夫だよ、シアン」

 

 この姿のシアンをまた見る事になってしまうとは…僕の中で、あの出来事は大きなトラウマとなっているのだろう。そんな時、シアンが実体化して僕を背中から抱きしめた。

 

「シアン…! 今はミッション中…」

「大丈夫だよ。私はここに居る。ずっと貴方の傍に居る…だから元気出して、GV…」

「シアン…ありがとう。もう大丈夫だよ」

「えへへ…良かった。顔色も良くなったし…ミッション、頑張ろうね。私の歌が、貴方の翼になるから」

 

 そう居ながら、シアンは実体化を解いた…心配を掛けてしまったな。

 

「その様子なら、大丈夫そうね」

「ええ、心配を掛けました」

「じゃあGVも調子が戻ったみたいだし、改めて先に進もう」

 

 そうして僕達は改めて先へと進んで行く。床が無くなって天井と穴が繋がっている場所を落ちながら突破したり、元々この施設にあったプラズマリフターに乗って移動したりした。そして、優奈さんのトラウマと思わしき大人の女性の幻影と遭遇した。

 

「…やっぱり、出てくるわよね」

『うわぁ…すっごいスタイルと露出度…だけど、誰かに似ている様な…』

「髪の色がシアンと同じ紫色だけど…優奈さん、この人は?」

「…信じられないかもしれないけど、私の「彼女」が大人になった時の姿よ」

『嘘…これって、私なの!?』

 

 どうやらあの女性の幻影は優奈さんのシアンが大人になった時の姿なのだそうだ。その姿はモルフォと同等以上のスタイルに、高い露出度を持った服装、それに…明らかに不釣り合いな大きな大剣を片手で持っている。あの大剣は…見間違いで無ければ「スパークカリバー」で間違い無いだろう。そんな幻影があの小さなシアンと一緒に迫ってきた為、僕は雷撃麟で一時的にその幻影を散らし、先へと急いだ。

 

「…どうやら、あの幻影を媒体にテセオの能力を乗っ取って現実に出てくる…なんて事は無いみたいね。あくまで姿形だけの再現だけだからかしら?」

「え? 何それコワイんですけど。って言うかお姉さん、そんなヤバイのトラウマにしてんすかww …コレに力あんまし入れない様にして良かったッス…この幻影、よく見たら目が死んでてテラコワスってレベルじゃないし…

 

 優奈さん…貴方の居た世界で何があったんですか…正直、この幻影の大人になったシアンがトラウマになった優奈さんの経緯が気にならないと言ったら嘘になる。そんな僕の考えが筒抜けだったのだろう。

 

「GV、気になるなら後で話をしてあげるから、今はミッションに集中しましょう」

「…了解…この波動は…?」

 

 僕はあの洋館で感じた波動をこの場所で感知した為、脇道へと入り、「ソレ」を発見した。

 

「これは…」

「あの洋館にあった物と同じね…どうする、GV?」

「今回も僕が触れます。()()()()の事で優奈さんに迷惑を掛けられないですし」

 

 そう言いながら僕は洋館で発見した光玉…アシモフの魂「ABスピリット」に触れた。僕の中で彼の懐かしい力の感覚を感じ、僕の中で新しい力が覚醒(めざ)めた。その力は、早速眼前に迫った大きなシアンの幻影を晴らす力となった。

 

「行くぞ…霆龍玉(ていりゅうぎょく)!」

 

 その場に残留するプラズマ球を敵に叩き込む新スキル「霆龍玉」。これによるプラズマ球は見事に幻影を晴らした。

 

「「私の歌が、貴方の翼になる」つwwっwwてwwwこれはwwはwずwかwしwいwwww」

『こ…こいつぅーー! あの時の会話、聞いてたの! 趣味が悪い!』

「…大丈夫、惑わされないよ」

 

 あれで優奈さん曰く、悪意では無く、世間話的なノリで話をしているのだと言うが…如何聞いても僕達を挑発している様にしか聞こえないな。そんな風に思いながら僕は先へと進んで行く。その先では、新たなトラップがあった。この赤い足場…雷撃鱗に反応して消滅するようだ。

 

「GV、雷撃鱗の使い所には気をつけて」

「ここは私が先行するわ」

 

 優奈さんが先行し、敵を不可視の力でなぎ倒していく。その先では、今度は青い足場らしき物を発見した。これは恐らく…

 

「今度は雷撃鱗で出現するタイプの足場を確認…」

「足場を確保するには、雷撃鱗を張り続けなければいけないって事だね」

「「オーバーヒートには気をつけて」かな?」

「もう、先に言わないでよ」

 

 雷撃麟に反応する色違いの足場を交互に移動しながら僕達は先へと進む。その時、テセオは僕にとんでもない事を知らせて来た。

 

「そーいやガンヴォルトさんてば、今、無能力者の女の家にいるらしいッスね? あ、そう身構えないでも大丈夫っスよ? 別に危害加えようとか思ってないんでー。ただ(ググ)ってたら出てきたみたいな? もしかして、その女に養ってもらってるとかww ヒモヴォルト乙ww テロリストよりホストのが向いてるーつってwww」

「GV、耳を貸しちゃダメだよ」

「判ってるよ…!」

 

 その先に有ったトラップ部屋に突入し、何とか突破することが出来た。だけど、先ほどテセオに言われた事が理由で、動きに精彩を欠いていた。向こうはオウカの存在を知っていた…危害を加えないとは言っていたが、信頼出来るはずもない…もし彼女に何があったら、僕は……

 

「…いざとなったら、私もオウカの屋敷に即座に戻ることが出来るわ。だからオウカに何かあっても対応可能よ。それに…」

「GV、こっちは──オウカは僕が守る。だから、今はミッションに集中して」

「向こうには、シャオが居るんだから…ね?」

「ありがとう、優奈さん、シャオ」

「あ、そだ。聞かせて欲しいんですケド アシモフとかって人www 育ての親? みたいな人だったそうですケドー…アンタが殺したってマジ? ガチ情報っスか?ww」

「GV、挑発には…」

「もう大丈夫だよ、シャオ」

『もー! あいつの舌に雷撃流して、一生喋れないようにしてやろう!』

 

 …発想が怖いよ…シアン。そう思いながら先へと進むと、小さなシアンと大きなシアンの幻影が僕達の前に立ち塞がった。が、雷撃麟を展開しながらこの幻影をなぎ倒していく。

 

『私の姿をこんな風に利用するのも許せないけど、GVに真顔で打ち払われるのも、なんか傷つくな…』

「僕にどうしろって言うの…?」

「GV、女心は複雑なのよ」

「ちょww もうテセオさんの目の前まで来てるんですケドww …ニケーの言う通り、こりゃ本気でヤバイっスね…ジブリールちゃんやニムロドがやられる訳ッス…ここは…

『感じる…! あいつはこの奥だよ!』

 

 シアンの導きによって、僕達は遂にテセオを捕捉した。

 

「わざわざこんな所まで乙乙なんですケドww」

「分断したシアンの魂…返してもらおうか」

「ミラーピースのことっスか? 電子の謡精(オワコンアイドル)の追っかけも大変スねww つか、返せって言われて返す訳ないんですケドww テセオさんから力ずくで奪い取ってみろ、的な?」

 

 そう言いながらテセオは例の本を取り出し、そこから黒い蝶があふれ出て、それがテセオに集中し…変身したテセオが現れ…

 

『って何これ! 「ハズレw バロスw 無駄な苦労乙www」ってどういう事よ!!!』

 

 現れず、そこには先ほどシアンの叫んでいた台詞が書かれた紙が貼られていた人形が佇んでいた。つまり、これは…

 

「完全に逃げられた…か」

「そういえばジブリールも、ニムロドも、GV達と相対した時、それらしい事を言っていたような…」

「テセオの能力を考えれば、逃走するのは楽でしょうね」

「仕留められ無かったのは残念だけど、これ以上ここに居ても仕方がないし、帰還しよう…お疲れ様、GV」

「…念の為、ここのメインサーバを破壊してから帰還しよう。これ以上、誰にも利用されないためにも」

 

 そうしてここのメインサーバーの破壊を済ませ、僕達はオウカの屋敷に帰還した。

 

『何だか不完全燃焼だったね…』

「そうだね…出来ればミラーピースを取り戻したかったけど…」

「悔やんでも仕方がないわ。次に期待しましょう」

 

 この後日、優奈さんがいくつかの情報を持ち込んでくれたのだが…

 

「まずは一つ、廃棄処理施設でエデンの構成員が何か兵器を作っている情報があったわ。ここでエデンは何かを作成していたらしいのだけど…()()()によってここに居たエデン構成員は撤退しているわね。次に、ハイウェイが大量の水晶によって攻撃を受け、交通機関がマヒしていると言う情報。これも既に問題は解決済みってなってて、今の段階では凄い勢いで復旧作業が続いている様ね。その次だけど…起動エレベーターが占拠された件ね。ここでは髪を操る能力者が居たと言う話だったけど、現在では解放されているわ」

「私達以外にも、エデンの企みを阻んでいる人が居るんだね」

「こんな事出来そうな人…僕はアキュラ位しか思い浮かばないな…」

 

 こんな事が出来そうな実力を持つ人物で上がった候補のアキュラ…彼は能力者を憎んでいる。あの時の「アメノサカホコ」での話、そして彼は一度エデンに妹…ミチルを攫われているのだ。動機は十分だろう。

 

「もしそうだとしたら…彼はいくつかの私の魂…ミラーピースを持っている可能性があるわね」

「だけどアキュラの居場所が現段階では把握できていないわ。今の段階ではミッションで鉢合うか、向こうからやってくるのを待つか位しか出来ないわ。先ずは脅威となっているエデンに集中しないといけないし」

 

 そう僕達が話していた時、シャオが慌てた様子で通信を送って来た。

 

「GV、優奈、大変だ! 近くの街が一つ、エデンの構成員に乗っ取られたみたいなんだ。街全体が、突然氷に覆われて都市機能が麻痺しているらしい」

「街全体が氷に? ヤツ…テンジアンか!」

「どうやらその街を侵攻のための活動拠点にしているようだね…氷は今も範囲を広げている。急がないと全てがエデンに支配されてしまうかも…テンジアンは、豪華ホテルを基地にしているみたい。 …二人共、頼めるかな?」

「もちろんだ。そのホテルに向かおう!」

 

 こうして僕達はテンジアンが待ち受ける凍結された都市へと足を運ぶ事となった。

 

「路面が凍結してるからすべりやすくなってるよ。いつも以上に慎重にね」

「私は今回も姿を消して遊撃に回るわね…ここは仮初とは言え敵の拠点…油断はしない様にね、GV」

『GV、優奈さん、気を付けて…』

「シャオ、優奈さん、了解。シアン…大丈夫。僕は必ずミラーピースを取り戻すから」

 

 この国有数の高級ホテル――それが今では氷の城と化している。この能力規模…以前はどの程度だったのかは分からないけど…間違いなく、奪われたシアンの力で強化されているみたいだ。

 

「ここは国内外の著名人や権力者の御用達のホテルでもあったみたいね…アレ? これは…」

「これは一体…」

「スキャンしてみたけど、中身はすべり止めのコーティング剤だね」

「すべり止めの…? なんでそんな物が?」

「…私達以外に誰かがここに潜入していると考えると筋が通るわね」

「仮にそうだったとしても、凍った路面は戦闘に不利だし、どうせなら使わせてもらおうよ。GVなら避雷針(ダート)を打ち込んで電流を流せば、操作出来るはずだし」

「そうだね…早速使わせてもらおう」

 

 そう言いながら僕はコーティング剤の入った散布機にダートを撃ち込み雷撃を流して起動させ、滑り止めの機能を得ることが出来た。

 

「これは助かるな…」

「すべり止めの効果は一定時間で切れるから注意してね。効果を持続させたかったら、もう一回塗布(とふ)する必要があるよ…この先にも同じような反応が複数あるから、道中に同じ装置が設置されている筈。見かけたら起動させて塗布し直すのを勧めるよ」

「判ったよ、シャオ」

 

 そうして先へと進んで行くと、僕達は自然界ではありえない光景を目の当たりにした。

 

『空中に…つらら?』

「これも、ヤツの第七波動(セブンス)の影響か」

「不思議な現象ね…どういった原理でこんな現象を引き起こしているのかしら? ともあれ、このつらら、足場として利用できそうね」

「あ…GV、そこを登っていった先に、建物が一部破壊された痕跡がある」

 

 シャオの指摘に顔を見上げると、確かに建物が破壊された痕跡を発見した。

 

「…さっきのすべり止めといい、破壊の痕跡といい、やっぱり…」

「僕達以外に誰かが来ている…という事か」

 

 そうして先へと進んで行くが…

 

「部屋の内部すら凍結している…」

「拠点として運用しているのに、内部まで凍結させるのは妙ね…私達以外の侵入者を迎撃する為にした事なのかしら?」

 

 この優奈さんの予想は当たっているだろうと僕は思った。その証拠に、この先進んだ場所にあった警備システムは既に破壊済みであったし、道中のロボットが根こそぎ破壊されていたり、エデンの兵士も倒れ伏していたからだ。この時点で優奈さんは光学迷彩を解除していた。どうやら先に進む事を優先する為に機動力に波動の力を割り振ったのだろう。

 

 そうして先へと進み続け、僕達は最深部らしき場所へとたどり着いたのだが…そこではテンジアンとアキュラが戦闘をしており、テンジアンはアキュラに追いつめられていた。そして、僕達がそこに足を踏み入れた時…

 

「いいだろう…神に背きし背徳者。貴様らに世を生きる道理はない!」

「神だって? この腐った世界に、神などいるものか!」

 

――舞い踊るのは我が所従 討滅せしは異類異形 鎖断ち切る無尽の絶爪

 

信心(りせい)すら持たぬ…やはり害獣(ケモノ)だな。その愚考…俺が討滅する! 天魔覆滅! ストライクソウ!!」

「ガハ…!? うぅっ…パン…テーラぁぁあ!!」

 

 その決着は付いていた。ロロが展開したビット兵器による「爪」の字を描く斬撃の嵐に飲まれ、テンジアンはその身を散らせ、彼が持っていたであろう本からシアンの力が飛び出し、それら全てがロロへと収まり、青白い炎を発生させ、何も残さずに燃え尽きた。

 

「討滅完了。すぐに帰還…する訳にはいかないか」

「アキュラ! お前もここに来ていたのか」

「それはこちらの台詞だ。ガンヴォルト…今日こそ息の根を止めてやる。そこの女もだ」

「皇神でもエデンでもない君と戦う理由は無い…シアンの一部…ミラーピースさえ返してくれれば、僕はそれでいいんだ」

「世迷言を。 以前言ったはずだ。貴様ら能力者は俺達人類を脅かす害獣…相容れないとな! 総ての能力者は、俺が駆逐する…!」

 

 やはり彼と戦うしかないのかと、僕は内心諦めながら構えを取ったのだが…優奈さんの発言が、アキュラの動きを明確に止める事となるのであった。

 

「全ての能力者…ね。それは貴方の妹、ミチルの事も含めて…かしら?」




ここまで読んで頂き、誠にありがとうございました。






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