私は冒険者の登録を終えた
そして今までの不利な点を解消すべく元野盗を取り押さえつつ相談した
「俺はもう、いつ冒険者を引退するか、それしか考えてなくてさ…」
遠くを見つめる元野盗に明日にしろ、とも言いたいがとりあえず互いに折れた腕の治療と防具その他をもう一度丁寧に相談した
「なんだそりゃ!?イカレてるよ、お前…待て待て落ち着け治療ならあそこの神官にお布施すりゃ良いが2人分は高いぞ
俺は払えんし返す気もないぞなにせやらかした白磁級の鼻つまみもんだからな。その上で防具は…お前さん金があるのか?」
怯えながらも弁舌は立つ元野盗は必死に逃げる隙を潰しながら隅に追いやる
私も数日このままだと不便でありとっとと治したい
元野盗を片手で締め上げ神官の座るテーブルに座った
神官の席はギルドの片隅にあり周囲の喧騒から隔絶したかのような静寂が見れた絵画のように祈りを捧げている複数人が居て服装には黄色と黒を基調とした六角形がシンボルとなっており神官らしい者はその上に羽虫が描かれていた
「「「「「世に平穏のあらんことを」」」」」
おそらく挨拶のようなものだろうか私は元野盗に任せて静観の構えで居た
「すまねぇな大事なお祈りの中急に割り込んじまったなお祈りに混ぜて欲しいついでに願いを聞き入れてくれませんかねぇ?」
前門後門に追い詰められた鳥のように恐る恐るお伺いを立て静寂の中待つ、すると
「世界は混沌に破壊しつくされ、それでもなお戦いは続いている あなた方のような方を救わねば、戦いは無くならぬ
我らはそう仰せつかりました。」
どうやら治療は良いらしい、私は一安心すると元野盗に小突かれた、神官の集団の1人が
「しかしながら大いなる方の奇跡には代償があるもの、なんらかの貢献を払ってもらいたい」
どうやら有料らしい、残りの銀貨といくらかの肉で成立した
「《いと慈悲深き地母神よ、か弱き我らを、 どうか大地の御力でお守りください》世に平穏のあらんことを」
とにかく骨はつながっているが安静に数日過ごすように言われてギルドを後にした
元野盗は直ぐだったのかもう動かせるようだが
私は肋骨数本にヒビが左上腕の骨全てと鎖骨が複数折れていた癒しの力でも完全に元通りではないが右手より少し伸びた形で無事治ったと言えよう
とにかく元野盗を抑えつつ次の行き先に向かうとした
しかし何故複数の神官が変わったコートをしてるのであろうか確かに平穏が大切なのはわかるがあの神官たち以外のパーティのギラギラした欲の目はまるで焦燥する博徒のようにも見えた
そしてその中で死んだ元主人と似た目の奴も