ある首輪付きの奴隷の話   作:ドノンヒット

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アセンブル

私は奴隷であった

装備は特にない強いてあげれば遺品と共に生き延びた棒である、ついでに元野盗

奴隷に脅される主人のようにそそくさと防具屋に入る

そこでは先程ゴブリンと化したように見えた店主と弟子が居た

歓迎されてないようだが元野盗の所為だろうか?

だがそんなことは知らない私は私だ無遠慮に元野盗を前に連れて店主の前に着く

「冒険者というのは、無礼なのが売りなのか?」

耐えられる防具が欲しいとにかくアレを充分に使う為には耐えられるのが必要だ細かい事は元野盗に任せた

すると店主は

「私とて得体のしれない失礼な奴に売るものはない

だが、私は強い者が好きだ その見窄らしいながらも全てを滅すような、強者が好きだ」

そう言って手を出してきた

「とにかく出せるものは先に出せ、それなりに合わせてやる」

取り敢えず逃げかけた元野盗を店主の弟子に取り抑えさせて支払える分の魔石と宝石を出した

店主は呆れながらも査定しつつ話した

「成る程、行動で示しただけはある、そこの奴よりはマシなようだが足りんな、たしかに普通の鎧なら数着は余裕で揃えられるが貴様の言うのは魔導の域だ、これではまだ足りん」

元主人の退職金がわりが突き返される

あの元主人め無駄に投資した先でゴブリン禍で大損しおってそのせいで死にかけココに来れたのだから気長に稼いで買おうその為には元野盗は良い、奴にはじわじわと嬲りつつ依頼を斡旋して貰おう唯の依頼でも報酬が違えど難度も違う私には奴にはそれを嗅ぎ分ける才能を感じた

だから逃がさん…そう決心していると店主が紙を持ってきた

 

「だがフレームだけならその値段とツケで売ってもいい

但しこの依頼を受けろ、それが条件だ」

 

そういって見せたのは隣町と開拓村への物資輸送の護衛任務だなかなかの依頼に興味を抱きつつ元野盗に見せるとどうやら襲う予定の荷はコレだったようだ、一つ元野盗の枷を得た私は優しく依頼を共に受けるようにお願いした

それからは言うまでもないだろう

依頼当日まで時間があるようなので取り敢えず

フレームを買い適当な鎧パーツを見繕って貰い遺品を売り払った

流石に使わないであろう部品や欠片は譲ってくれたがそれでも呆れられた何故?

元野盗は元気そうですぐに走りそうになるので先回りと捕縛を繰り返して教会に赴き墓地に遺品を埋葬していただいた

たとえどんな結果だろうと行った事は戻らないだが悼むのはいいだろう戦いが揺かごの時代を終え前に進む為にも

元野盗は逃げたが無駄だ連れて帰って宿にしよう

 

 

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