ふわふわ♪   作:みなせ

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大好きになった…どうしよう?
まだ出会ったばかりなんだけど?


ふわふわ♪(前編)

「ねぇ

 

佐久間さんって恋した事ってある?」

「あ、それ結構気になる!!」

 

読者モデル仲間の女の子からよく言われます。

えぇ、恋なんてしたこと…そんなこと一度もまゆにはありません。

 

「どんな人が好みなの?」

「まゆちゃんに男の子紹介しよーよ!って話になってるんだーー」

 

背は高くて、優しくて、気難しくないそんな人が好みかな、なんて言って誤魔化してました。あと、紹介なんていらないと。

よくわからない気持ちで、本当か嘘かもわからない返事をしてました。

 

ある日、事務所の廊下であの人と出会ってしまうまでは。

 

運命の出会いなんて、それまで信じてなかった事を神様に謝りました。

 

あの時からまゆの心はあの人でいっぱいです。

すぐにモデルなんか辞めて、あの人がいるアイドル事務所に所属を変えました。

 

話をすれば、思ってたような人じゃなくてそれでももっと心惹かれて、

あの人が笑うと、目元がくしゃくしゃになって子供みたいにあどけない表情で。

胸がときめいて、ときめいて仕方ありません。

 

でも…どうして?

なんで「彼女?いるよ?」なんて言っちゃうんですか?

普通は「彼女なんていないよ」って言うのが礼儀って雑誌に書いてました。

 

「彼女…居たんですね…。」

 

なんで、こんなに胸が痛くて苦しいの?

胸が張り裂けそうなくらい痛くて、苦味が口の中でいっぱいになって…。

 

「嗚呼、そっか…これが恋…だったんですか。」

 

そうですよ…。

好きって貴方に伝える前に、夢を見てしまう前に叶わない恋って気付いてしまったじゃないですか。

 

これは大好きになってしまってはいけない人を大好きになってしまった罰ですか?

まだ出会ったばかりなのに…初めて恋をしたばかりなのに…それなのにもう失恋だなんて…。

胸がきゅんと痛くなって、切なくなって…。

 

こんなにも貴方を大好きだなんて思ってるって伝えたくって。

今すぐにもあの人に会いたくて。

頭がふわふわってなってるんです。

 

いつか、手を繋ぎたい。

そのまま離さないで。

ずっとまゆの側にいて。

 

 

遠回りでもいいから…いくらでもまゆは待っているから…。

だからまゆの赤い糸が、貴方に繋がっていますように。

 

固くきつく結ばれていますように。

 

それからまゆは左手首に赤いリボンを必ず着けるようになりました。

 

「これは…単なるおまじないです♪子供っぽいでしょうか…。」

「いやいや、いーじゃん★

そういうのってめっちゃ乙女っぽいよねー!!!」

 

赤いリボンを固くきつく結んで、解けないように。

貴方との運命を絶対に出来るように。

 




一応、二部構成もしくは三部構成の予定になっております。
この作品でふわふわ♪という牧野由依の素晴らしい楽曲に触れてください。
あたしの嫁さんの歌を聴いて恋しやがれ!!!!

なんというか、本当にまゆすき。
まゆにセルフカバーして欲しいなんばーわん。
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