ふわふわ♪ 作:みなせ
「甘いもの好きなんだよねー。」
「それならまゆと一緒に食べに行きませんかぁ♪」
そうまゆが言うと、ちょっぴり悩んで
「ランチならいいよ」
って!!
よかった。まゆとデートしてくれるんですね。
次の日のお昼に待ち合わせして、出来たばかりのビュッフェに行きました。
もしもデートが出来たらなんて思って買ってた服とアクセサリーが大活躍です。
ビュッフェの列に並んで、普通に話してると、「声が聞こえにくいから」なんて顔を寄せてきたりなんてして、また意味もなく胸が高鳴ってしまいます。
「ん、このピアスいいね。どこで買ったの?」
「あ…それは。」
ピアスだけは、まゆの手作りでした。
そう伝えてみると、
「へぇ、すごいじゃん。
彼女にも見せてあげよう。」
なーんて。
楽しそうに、まゆの耳で揺れるピアスの写真を撮り始めるあの人。
貴方の為に作ったのにな…。
なんだか惨めな気持ちです。
少しだけでもまゆは、貴方の世界に立ち入る事は不可能なんでしょうか?
もしも彼女なんかと別れて、まゆを好きになってくれたら…なんて考えてしまうまゆは悪い子でしょうか?
でも、そんな事を考えてるとまた頭がふわふわしちゃいます。
「ねぇ…まゆが…。」
貴方を好きなんて言ったら困ってしまいますか?
そんな言葉が口から溢れてしまう前に飲み込んで、代わりに、
「まゆがトップアイドルになったら、貴方は嬉しいですか?」
なんて聞いたりなんかして。
もしもひとつだけ願いが叶うのなら
あの人に彼女が出来てしまう前に時間を巻き戻して…それでまゆと出会って…まゆを好きになって…。
こんなにも大好きになってしまうって知っている訳がありませんでした。
まじまじと見つめてしまって「どうしたの?」なんて言われて、慌てて誤魔化して…。
胸が張り裂けそうなくらいに痛くて苦しくて…。
そうですよ…まゆはあの人が大好きなんだ…
なんだか、もう止まんなくなっちゃったのかもしれません。
「あ、まゆ…ソロデビューが決まったぞ。」
ビュッフェの席で突如、デモ音源と紙の束を渡されます。
「曲名は『エヴリディドリーム』
まゆに似合う曲になってるよ。」
そう言って私にCDプレイヤーとイヤホンを渡してくれます。
『一目惚れから始まった 毎日が夢のようです』
『大好きだよ 貴方だけよ』
『好き好き同士のベクトルが日に日に大きくなっていく』
『大好きだよ だけでいいの』
『貴方の口で聞かせてください
私のこと…大好きって』
まるでまゆのためにあるような歌でした。
まるでまゆの心を読んでるみたい…。
「どうか?デビュー曲の感想は?」
「うふ…素敵な曲ですねぇ…。
まゆ、レッスン頑張っちゃいます。」
大好きなあの人とお店でお別れして、 公園に寄ってみて口ずさんでみる。
大好き 大好きと歌うこの歌に感情移入しない訳がなかった。
まだお別れしたばかりなのに会いたくて切ない。
頭が今日のデートの事でいっぱいでふわふわしてる。
「大好きだよ だけでいいの
何もしなくても」
そんなの嫌。
本当は手を繋ぎたい。
ぎゅって抱きしめて欲しい。
顔に触れて
キスして
その先だって…。
「貴方見てるそれだけで幸せです」
本当は見つめ合いたい。
まゆを離さないで。
ねぇ…まゆを見て。
「大好きって…言いたいよ…。」
ねぇ神様。
お願い…。
「いつか、まゆに…貴方が好きって言わせてください。」
そして、いつか…手をつないで…そのまま、まゆを離さないで…
見つめ合って…抱きしめ合って…
キスし合って…髪を触って…いつまでもずっとそばにいて。
いかがだったでしょうか。
このまゆの想いが届くか否かは皆さんのご想像にお任せしましょう。
ふわふわ♪は名曲です。
是非聞いて、牧野由依さんも佐久間まゆも大好きになってください!!!
名古屋ドーム楽しみ!