艦娘と提督   作:ためきち

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4話

 大淀の作った美味しい晩御飯を食べ終わり人心地ついていたら割とびっくりな爆弾を投下されましたまる。

今の仕事を辞めれるのは大変ありがたい。でもその代わりに自衛隊に入隊ですかぁ……正直俺もオタクだ。自衛隊が活躍するアニメもよく見ていた。ゆえに憧れたこともある。

しっかし、調べれば調べるほど聞けば聞くほど俺には絶対耐えられないものがそこにあるのよね。

俺自衛隊に入隊なんてしたら2時間掛からないで弱音を吐く自信があるわ。むりむり。

でもだ。彼女たちが住んでいる無人島に行くって事はそういった訓練は無い可能性もあるよね。神通が怖いけど。

 

 まあ、あれこれ考えてもね。俺の隣で話を始めた大淀も。目の前に座ってずっと下を向いている龍田も。その隣で腕を胸の前で組んで目を閉じている天龍も。そして、まっすぐと俺の目を見てくる五月雨も。

この部屋に居る子たちだけでこれだ。きっと鎮守府にはこれ以上の思いで溢れてるんだろうなぁ。

俺にそれを背負えと? 今までのほほんと流れ流され生きてきた俺に女の子……今何人居るんだったかな。確か150人近いよな。それを背負えと? 

 

 

「ちなみに何だけどさ」

 

「勿論提督には拒否権があります。例え提督がこの話を断ったとしても私達は今まで通りゲームの中でずっと提督の指示に従い戦っていくつもりです。断ったからと言っていきなり鎮守府から全員居なくなるという事はありません。その事だけは頭の中に入れて置いていただければ幸いです」

 

「あ、うん。わかった」

 

 

 そんな覚悟に満ち満ちた目で言わんでくれよ。俺が悪いことしてるみたいじゃん。

ちなみに俺が声を出した瞬間に龍田が少し強張ったのが視界の端に映った。この龍田も良いけど俺は自信たっぷりの龍田の方が好みです。なんかいじめてるみたいで心が痛い。

 

 

「ふむ。で、ちなみに何だけどさ」

 

「え、はい」

 

「明日は何時出発? ほら、もう21時前じゃん? 朝4時起きですとか言われたら明日の準備とか寝る支度とか急がないといけないじゃん?」

 

「あ、えっと……」

 

「提督。明日は、6時にはここを出ます。だから、えっと5時ぐらいに起きればいいと思います。朝ごはんには大淀さんが間宮さんと鳳翔さんから預かった漬物も出すとおっしゃっていたので楽しみにしておいてくださいね!」

 

「ほー漬物かぁ。俺はおばあちゃん子だから漬物にはうるさいぞ」

 

「あの……提督?」

 

「うん? あぁ……勿論行くさ。皆待ってんでしょ? ゲームの企画開発者とか原画担当の人の所じゃなくてただ育てただけの俺に会いたいってのはやっぱり提督冥利に尽きるというかね。やっぱり、俺もオタクだしリアルの艦娘に会いたいといいますか……」

 

「もう……締まらないですねぇ」

 

 

 背負う覚悟とかは無いけど会いたいよね。無責任なのはわかってるけどリアルな艦娘に会えるんだったら会いたいよね。

ただ問題があるとすればこの4人だけでこの可愛さな訳だ。あと約140人近く居る可愛い艦娘に会って平然を保てるのかが一番のネックよ。

4人なら許容範囲内。妹と接してるぐらいの気持ちで居られる。と言うか居る。居るしかない。

そう。ここである程度慣れておかないとたぶん俺は死ぬ。だって、金剛って容赦なく抱き着いてきそうじゃない? アニメでもそうだったもんね。死ぬ。

もう四捨五入すれば三十路の俺だけど女性と付き合ったことなんてない。手だって母親と妹ぐらいしか繋いだことないピュアッピュアな男の子よ?

あー……さっきのほっぺにちゅーは夫婦なのでセーフ。

 

 

「って、え? 5時起き? はっや。え? 大淀は何時起きになるんだ?」

 

「提督。艦娘は一週間ぐらいなら眠らなくても平気な作りをしているので何時に起きるという以前に本日は寝ませんよ? 一晩中提督の護衛を行います」

 

「護衛って……いやまあ、遠征でも普通に48時間とかあるもんな。海のど真ん中で寝るわけにもいかないしそういう体の作りでもおかしくないか。あと、自分を物みたいな言い方をしない」

 

「す、すいません」

 

「許す」

 

「まあ、そんな理由もあって最初は川内型を派遣しようって話があったんだけどな。川内の奴を五月雨と大淀と神通だけじゃ抑えきれないからだめだって長門達に言われてよ。あいつ自身も絶対に提督見たらハッスルするからダメだと思うって珍しく真顔で答えてたな」

 

 

 ハッスルするってなんか卑猥よね。しかも、川内とかいう美人と可愛いの中間の子がいうと余計にさ。

まあ、それに川内型は3人だろ? 天龍型より多いとかこの部屋に入らない。絶対に入らない。

川内はかわいいうるさい。神通かわいいかわいい。那珂ちゃんうるさいかわいい。絶対ご近所迷惑だわ。

 

 

「それじゃあ、オレは風呂に入っちまうぞ? それとも五月雨が先に入るか?」

 

「いえ、天龍さんから入ってもらって構いませんよ」

 

「待て天龍。先に机をそっち側に出させてくれ。流石に机を出しっぱなしだと布団敷けないからな」

 

「別に提督だったらオレの裸見てもいいんだぜ?」

 

「遠慮しとく。五月雨ちゃんが怖いからな」

 

「えっ……はっ! そうですよ! 天龍さん! ダメです!」

 

「冗談だよ冗談! ほら、提督は座ってろよ。向こうに行くついでにオレが置いてきてやる」

 

 

 結局天龍がイケメンスマイルを放ちながら机を持っていってしまった。

天龍の裸……見たいに決まってるんだよなぁ……ただ、嫁である五月雨ちゃんもそうだけどギギッ……ギギギ……と錆びた自転車のブレーキが出すような音を奏でる龍田のわっかがちょっと怖かった。茶化して断る以外にこの難局は越えられないと俺の本能が叫んでいた。

やっぱりこの龍田にもそういう天龍ちゃん大好きみたいなノリあるんじゃん。いいよ。それでこそ龍田だ!

 

 机が無くなって多少広くなった居間に布団を敷く。

万年床状態だった俺の布団は大淀が綺麗に洗濯してくれていた。てか、よく乾いたね。夏の日差し様様って事でいいのかしら。大淀が何時からウチに居んのか知らんけども。

とは言うもののだ。一人暮らしの家に布団がそう何組もあるわけが無い。友人が泊まりに来る用に1組余分にあるぐらい。はてさてくまったくまった。

なんて腕を組んでいたら肩に乗っていた妖精さんが俺の頬をつついてから私に任せろと言わんばかりに勢いよく胸を叩いてむせてた。

 

 

「おいおい。大丈夫か妖精さん」

 

「!!!!!!!」

 

「大丈夫です! らしいです!」

 

「あ、やっぱり艦娘は妖精さんの声聞こえてるのか」

 

「はい。えっと、明石さんが言っていたんですけど妖精さんの言葉は周波数が違うから普通の人間には聞こえないって言ってました」

 

「あーそういう感じなのね」

 

「提督。妖精さんに何か話があるときは近くに居る艦娘に頼んで通訳してもらう形でお願いします」

 

「なるほどね。了解。さて、それで妖精さんはこの布団問題をどう解決するんだ?」

 

 

 そうやって話を振ると妖精さんはふふふと不敵な笑みを浮かべて自分の服の下に手を入れた。

その次の瞬間、服の下から1組の布団をどるんと抜き出した。しかも、妖精さんサイズでは無く普通の人間用のサイズの布団である。

 

 

「は?」

 

「妖精さんはね~? 服の下に色々収納出来るみたいなんですよ~」

 

「なんじゃそれ。物理法則ガン無視かよ。いや、まあ浮いてる時点でなんでもありみたいなもんか……とりあえず、さす妖って事でいいか。うん。いい」

 

「布団は確保出来ましたけど4枚も並べるとぎゅうぎゅうですね……」

 

「エアコンが効いてるとはいえこのギチギチ感は絶対暑い」

 

 

 てか、俺ここに寝れない。色んな意味で絶対寝れない。もう全員が風呂に入った段階で台所の横に布団敷くか。

ドア開けて冷房届くようにしてもらえば問題ないだろ。……たぶん。

 

 

「ふむ。俺はあっちに布団敷いて寝るか。この際男女が近くで寝るのはしょうがないにしてもこの状態は余り健全では無いからな。あと絶対暑い」

 

「暑いのはわかりました……ただ、提督を台所の下で寝かせるというのは承服しかねます」

 

「わかりました! 提督と私は夫婦です。ので! 窓提督私で寝れば問題ないのでは?」

 

「提督が窓際というのは襲撃されたときに……」

 

「襲撃て……アニメじゃないんだから。いやね、五月雨ちゃん。俺は出来る事ならここで寝たくないんだ。あぁ! 違う! 龍田! 君達艦娘が嫌いとかそういう話じゃないんだ。俺はね」

 

 

 と、理由を言おうとした所で「おさきー」と烏の行水ということわざがぴったりな早さで天龍が風呂から上がってきた。

ドライヤーを使わなかった上にタオルでの拭きも甘かったのが見ただけで分かる程の水も滴るいい女具合。

暑いもんな。わかる。と同意してしまいそうなタンクトップにホットパンツという布面積ギリギリの服装。

てか、そのけしからん胸部装甲のせいで腹が丸見えじゃねぇか! へそ!!!!

 

 

「あちー。なあ、提督ーアイスとかねぇのか?」

 

「……あるぞ。冷蔵庫に入ってるから適当に食っていいから」

 

「おー流石提督太っ腹だな!」

 

 

 くるりと回れ右をして冷蔵庫を目指して歩き出す天龍。と、その天龍の髪を乾かそうとタオルを持った龍田が部屋を出て行った。

 

 

「俺は、俺はね。あんなのが近くに居たら寝れない自信があるんだ……」

 

「天龍さんの服装は確かに大胆ですからね。でも、どうしましょうか……う~ん……」

 

「ん~もう妖精さんに良く寝れるお薬でも出してもらいましょうか?」

 

「あ、そんなのもあんのね」

 

「はい。服用して5分ほどで確実に寝ます。更に付け加えれば起きる時間も指定できる優れものです」

 

「ほーそりゃすげぇ。それで、副作用は?」

 

「一度服用すると時間まで何をされても絶対に起きません。四肢をもがれても水に沈められても絶対に起きません。それ以外の副作用は基本的には市販で売られている睡眠薬と同じですね」

 

 

 何をされても起きない。ひらめいた!

いやいやいや、今回薬飲むの俺だから。てか、絶対に起きないとか怖すぎひん?

これは妖精さんにクーデターを起こされたら全員寝ている間にやられる。静かなるクーデターですわ。

 

 

「俺、睡眠薬って飲んだこと無いんだけどあれって朝起きるとき頭がもやもやするって聞いたんだけど」

 

「そこは妖精さんですから。時間になったら完全覚醒です。と、いうわけで提督。おやすみなさい」

 

「はいっ!?」

 

 

 大淀がにこりと笑った瞬間に目の前に大玉の飴の様な形をした玉を持った妖精さんが俺の口に飛び込んできた。

驚いて妖精さんを噛み切りそうになったがそこは堪えて妖精さんの足を摘んで外に出した。

しかし、その妖精さんの手には先ほどの玉は無く俺の喉を何かでかいものが通過していく感覚だけが残る。

どういうことだと大淀と五月雨の方を見たが、大淀は妖精さんにぐっと親指を立てているし五月雨はただただ目を見開いて驚いていた。

先ほどの説明であった睡眠薬を飲まされたとすれば5分後には俺は夢の中という事になる。起きる時間は指定していないから一体いつ起きるかもわからない。大淀は後でおしおきだな。

 

 

「五月雨。俺の体は頼んだ」

 

「は、はいっ! 五月雨にお任せください! 何があろうとも提督のお体は五月雨が守りますね!」

 

 

 大淀にアッパーをかましていた五月雨は俺の声を聞くと笑顔で振り返ってそう答えてくれた。

そして、俺のまぶたは頑張って閉じないように力を入れてみたがまるで抵抗なんて無かったといわんばかりに容赦なく閉じ、同時に意識も吹き飛んだ。絶対5分も経ってないぞこの野郎。

 

 

――――――――――――――――――――――――――――

 

 

「もう! いきなり飲ませるのは危ないじゃないですか! のどに詰まったらどうするんですか!」

 

「しかしですね五月雨ちゃん。おそらくあのままだと提督は薬を飲むのを渋って時間ばかりかかってしまいました。最終的には飲んでいただく予定でしたし結果オーライという事で」

 

「もうっ! 次こういう事するときはちゃんと言ってください!」

 

「大丈夫です。もうこういう事をする予定は今の所ありませんからね」

 

 

 後ろに倒れて後頭部を壁にぶつけようとしている提督を急いで抱き寄せてから大淀さんに抗議します。

提督だってちゃんと言えば分かってくれたはずです。何せ私達の提督なんですから!

それよりも提督を胸に抱いていると心がぽかぽかしてきます! あぁ、私の大切な人が腕の中に居るというのはこんなにも素晴らしいものなのですね! 帰ったら白露達にも教えてあげなくちゃ!

 

 

「あれ? 提督はもう寝ちまったのか? てか、五月雨それいいな。オレにも抱かせてくれよ」

 

「……う~」

 

「ちょっとぐらい良いじゃねぇか。どうせ鎮守府行ったら唯一のケッコン艦として色々出来るんだろ? 色々とさ。だったら今少しぐらいいいだろ? 龍田のやつが風呂から上がったら多分寝るまであいつに取られちまうしな」

 

 

 提督を手放すのは物凄く寂しいですが確かに独り占めというのは少し悪い子だったかもしれません……

天龍さんだって提督の事が大好きなはずです。ずっと触れ合っていたいはずです。

でも、龍田さんがお風呂から上がったら平気で提督さんとの触れ合いを譲るつもりみたいです。

たぶん私のお姉ちゃん達は絶対にそういうこと出来ないんじゃないかなーって思います。

 

 

「わかりました。私は提督をお迎えに行く時もそれなりにスキンシップ取れましたしここは天龍さんに提督をお任せしますね?」

 

「おう。任せとけ。よっしゃ、提督! 世界水準を超えた膝枕をしてやるよ」

 

 

 天龍さんに提督を預けると嬉々として膝枕をしながら提督の頭を撫で始めました。

天龍さんはよく暁ちゃんや響ちゃんに膝枕をしているからこういったことは得意なんだと思います。

ただ、天龍さんはそのおそろしくおおきなきょうぶそうこうのせいで提督の顔はろくに見えていないんじゃないかと……だってアレ私の頭ぐらい大きいですし……提督は今のところ私を、私だけをケッコン艦としてくれていますがこれから直に私達と触れ合っていくわけですし……ああいった武器を備えている人たちに提督が取られないか本当に心配です。

提督が皆さんと仲良くするのは私もすごく嬉しいのだけど、それでも一番はやっぱり私がいいなぁーってそう思っちゃいます。

 

 それから30分程で龍田さんがお風呂から上がってきて天龍さんから提督を慎重に預かり自分の膝の上に提督の頭を乗せました。

それで、龍田さんの次に私がお風呂をいただいて、改めてこのお風呂じゃ提督と二人だと狭いなーと実感し、早く提督の近くに行きたかったのでいつもより早めにお風呂から上がって提督の右隣の布団を陣取り、夜間警戒として寝ない大淀さんに挨拶をして眠りにつきました。

ちなみに左隣は龍田さん。一番窓際に天龍さんが眠ることになりました。

 

 

「それじゃあ、大淀さん。今晩はよろしくおねがいしますね?」

 

「はい。皆さんはしっかりと休んで明日に備えてください。おやすみなさい」

 

 

 明日はついに提督を鎮守府にお招きする日です。大規模作戦の時の様な緊張感で頑張ります!

 

 

――――――――――――――――――――――――――――

 

 

 徐々に体が覚醒していくという感覚がハッキリと伝わってくる。

あぁ俺生きてる。五月雨ちゃんありがとう。と心の中で感謝の言葉を述べながら起き上がろうとしたが体が動かない。

やっぱり副作用が人間用じゃなかったんじゃないの? と不安になって来たが首を動かして左右を確認して謎が解けた。

右腕に五月雨、左腕に龍田。これじゃあ動かない訳だ。何せ彼女達の力はゴリラを凌駕する。

彼女達と初めて会った昨日体験してるし間違ってないと思う。徐々に腕に鈍痛の様なものを感じ始めているのも証拠の一つといえよう。

しかし、これではトイレにも行けない。幸い朝に起こる男性特有のあの現象は起こっていないので薬が何かしたと考えられる。俺だってまだ枯れてないはずだもの。

 

 

「んんっ。大淀ー助けてー」

 

 

 咳払いをしてから大淀に助けを求めると扉を開けて大淀が顔を覗かせた。

 

 

「あ、提督。おはようございます。少し待ってくださいね」

 

 

 そういうと大淀は肩に乗っていた妖精さんから笛を一つ受け取った。

もしかして総員起こしやるの? その笛をこのまだ朝か夜か分からないような時間に鳴らすつもりなの?

という俺の心配をよそに大淀は少し息を吸ってから笛に思い切り息を吹き込んだ。

 

 音が聞こえない。あまりにも大きな笛の音で俺の耳がどうにかなってしまったという話ではなく音が聞こえない。

が、俺に絡み付いていた二人と窓側で行儀良く寝ていた天龍には音が聞こえているらしくもぞもぞと動き始めた。

 

 

「はーい。皆さん起きて下さい。時間です。顔を洗ってからご飯にしましょう」

 

「おはようございます……ていとくぅ……」

 

「五月雨ちゃんがまた寝そう。龍田が俺の腕から離れないというかさっきより密着度が増した気がする。ほら、肩におでこを押し付けないで早く離れて。太ももで俺の手を挟むな! それだけはホントだめ! てか、トイレが俺を呼んでいるんだ。頼む龍田。駄々をこねないでくれ! 天龍!」

 

 

 龍田が意外にも朝に弱いことを知り天龍がやはりいい奴だと再確認してからトイレを済ませ既に布団が妖精さんの服の下に仕舞われコタツ机がセットされた部屋に戻ってきた。

朝はシンプルに白米にみそしると鳳翔と間宮さん特製漬物だけらしい。

 

 

「今日はこの後船に乗って移動があります。確か提督は船に乗ったことが無かったと記憶していますし、食べ過ぎて気持ち悪くなるという可能性もありますから」

 

「なるほど。それは確かにそれはありえる。船か……吐かなきゃいいけど……お、漬物美味い。ご飯が進んでしまう。折角の大淀の心遣いが……」

 

 

 結局朝5時から茶碗2杯の白米を平らげてしまうという大淀の心遣いを無駄にする俺であった。

なんもかんも美味しすぎる漬物が悪いんだ……島に着いたらもっと食べさせてもらおう。




1/29 誤字修正。報告ありがとうございます。
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