どんぶらこどんぶらこ、と船に揺られて1時間。
この時間だとまだ漁師の皆様が沖で漁をしている真っ最中らしく少しだけ遠回りのルートで鎮守府まで向かうらしい。
「提督……大丈夫ですか?」
「割とだめくさい……」
我輩、車でも数分乗ったら酔うレベルの乗り物酔いなのでござるよ……
さっきの車は大丈夫だったから今日は船も大丈夫な気がする! って心の中で油断しきってたけど案の定ダメだった。
多分、車に関しては昨晩のスペシャルな睡眠薬がまだ残ってたとかそんな理由だったのかもしれない。
船べりにだらしなく頬を乗せてダウンしている俺の背中を五月雨ちゃんが優しくさすってくれる。手持ちにひ○んマシン01が無いのが残念で仕方が無い。
ちらりと下を見てみれば水面ギリギリまで浮上したイクの姿が見えた。
俺の事が心配そうな顔で泳いでいる。仰向けでこの船と同じ速度で泳げるとかやっぱり艦娘はすげーや。
見る感じ手足をべらぼうな速度で動かしているといった様子は見受けられない。どちらかといえば頭の先からつま先までまっすぐ伸ばして……何て言ったかな、あのイルカみたいなぐねぐね泳ぎ。ドルフィンキックでいいんだっけか。
水泳とかで飛び込んだ後に少しだけぐねぐねと泳いでるあれ。あれの仰向け版。
正直、あれ難しいよね。昔も昔、学生時代に挑戦したときは水中なのに陸に打ち上げられた魚みたいだなと友達に大笑いされた事がある。ぐねぐねが出来なくてビクンビクンって感じになってたらしい。
その点、イクは綺麗にぐねぐねしてる。流石だなと思いましたまる。
「イクのぐねぐね綺麗だな……」
「ぐねぐね……? あぁ! アレはバサロキックって言うらしいです! 本来はこう、腕もまっすぐ伸ばしてぐねぐねと泳ぐんですけどイクさんは……やってませんね」
「やっぱり人より力が強いから水の抵抗を減らすとかそういう考えはないんだろうなぁ。なんだかイルカみたいだな」
「イルカ」
というよりも腕を伸ばす云々よりもあの胸は絶対に水の抵抗を受けまくりだと俺は思うんだ。
だってあんなに出っ張ってんだぜ? さっき腕を伸ばした五月雨ちゃんを見てしまったから余計にそう思ってしまうんだ。いや、俺はそんな五月雨ちゃんが大好きなんだけどね?
そんなくだらない考えに耽っていると俺達の会話を聞いていたらしいイクが急に速度を落として船の後ろの方へ行ってしまった。イルカって言われるのは流石に潜水艦的には許せなかったのだろうか。
なんて焦っていると突如船の横で何かが爆ぜた。
いや、正確には何かが勢いよく海中から飛び出してきたらしい。
その何かは飛び出してきたついでに俺と五月雨ちゃんに向かって大量の海水を浴びせてきた。
まあ、何かって言うかイクなんだけどね。ゾー○リンクみたいに回転しながら勢いよく海中から飛び出したらしい。
「ぬわっ! つめてぇ!」
「きゃっ!」
「イクはおちゃめなイルカだからぁ観客に向かって水を飛ばしちゃうのね! てへぺろなのね!」
「ちくしょうこの野郎。可愛いから許す!」
「むふふ~」
「だが、こいつが許すかな!」
実は俺と五月雨ちゃんに近づいてきていた龍田も一緒に濡れ鼠になっていた。きゃって悲鳴を上げたのは龍田だったりする。
張り付いててエロい。張り付いててエロい。大事な事だから2回でも3回でも言っていこう。
ちなみに五月雨ちゃんもしっかりと濡れ鼠になってる。
五月雨ちゃんが声を上げなかったのはびっくりしすぎて声を出す暇なくひっくり返ってしまったからに他ならない。
五月雨ちゃんに手を差し伸べて起こしてあげるついでに、ついでによ? 邪な考えなんてちっとも無いけど、五月雨ちゃんの濡れた服をちらちらと見ていて思ったんだが、これだけ派手に濡れたのに透けないもんなんだなぁ、と。多分、普段はもっと濡れるだろうから濡れても透けない素材とか使ってるんだろう。
とは思うけど、これだったら未知の技術使いまくってるんだし水をはじく服にした方がいいんじゃないかなって俺は思いましたまる。
なんて考えてたら、龍田が船べりに右足を乗せて何もない空間から薙刀を取り出し海の中のイクに視線を向けていた。
ふむ。やっぱり艦娘特有のとんでも能力で艤装の展開が可能らしい。
アニメ仕様みたいにガシャコンガシャコンと装備していく方式じゃなかったのはちょっと残念。アニメでの艤装装着方法は割と嫌いじゃない。むしろ好き。ロマンがあって大変よろしい。
まあ、この子達の装備の出し方はどこぞの英雄王ぽくてこれはこれであり寄りあり。
そういえば龍田って改二になって無条件先制対潜が出来るようになったけどイクは大丈夫なのだろうか。
案の定、龍田が居たとは思っていなかったイクはやばいと言う顔をして船の下に隠れてしまった。
そうよね。わかるわ。龍田無表情だもん。ニコニコもしてないんだもん。怖いよね。
それから、「もう……」と息を吐いてから龍田は薙刀を仕舞って服をパンパンと何度か叩いた。
するとビシャアと服から水が落ちてきて龍田の着ていた服が濡れる前の状態に戻っていた。ほう瞬間脱水&乾燥ですか。たいしたものですね。
「五月雨ちゃんはあれやらないの?」
「服間違えちゃって出来ないんです……」
「艦娘の服には種類があるのかい?」
「はい。出撃とか遠征用に濡れてもすぐに乾かす事が出来る服とそれ以外の時の普段着用があるんです。けど……私間違えてすぐに乾かせる服を昨日着てしまって……今日は濡れても乾かせないんです……」
「あぁ、なんか安心した。そのドジっ子具合こそ俺の五月雨ちゃんだわ」
「私は喜んでいいのでしょうか……」
うぅ……と涙目になっている五月雨ちゃんはかわいい。異論は認める。だがかわいい。
というか、服の種類分ける必要ある? 脱水乾燥が瞬時に出来るとか最強の服だと思うんだけど。臭いとかどうなんだろか……付かないなら完全無欠の服じゃん?
「提督はきっとこの乾く服最強じゃんとか考えてると思うんですが、龍田さんが着てるあの服って確かに汚れとかはすぐに落ちるんですけど……その臭いとかが落ちなくて……臭いっていうのは向こうの世界に無かった概念なのでこっちの世界ではあの服をずっと着てるとか出来ないんです」
「なるほど。臭いは落とせないのか。まあ、そうよなぁ。ゲームから現実世界に匂いを届けるシステムがあったら神過ぎてゲーマー全員昇天してしまう」
ちなみに俺の艦これには匂いシステムが導入されたと言っても過言ではない状態になったわけだな。神アプデじゃん。
ちなみに今は物凄く磯臭い。いい匂いとかそんなのは吹き飛んでる。三人とも海水を頭から浴びたんだから当然と言えば当然。
俺と五月雨ちゃんは濡れてるからこその磯臭さが凄く、龍田はしっかり乾燥済みだけど乾燥したからこその磯臭さが凄い。瞬間乾燥のある意味欠点だな。
「とりあえず、タオルだなタオル。ある場所わかるか?」
「はい。ちょっと待っててくださいね!」
「んで、龍田は何用があって俺らの方に来たん?」
「用が無いと提督に近づいたらダメなのかしらぁ?」
「いや、そんな事ないさ」
「うふふ。まあ、今回は用があるんだけどねぇ。大淀が船長室に来てほしいんですって」
「おっけ。じゃあ、五月雨ちゃんにも船長室に来てほしいって伝えてきてくれる?」
「りょーかいしました~」
どっこいせと立ち上がり服から水を絞りながら船長室に向かう。
まあ、小さくはないけどそこまで大きな船でも無いから数歩で船長室に着くんだけどね。
船長室の扉をノックして中からの返事を待ってから扉を開ける。
「お呼び立てして申し訳ありません、提督。もう少しで鎮守府に到着するので着替えをと思いまして」
「着替えってやっぱりあの白い軍服?」
「はい、そうです。夏に着るのが白色の第二種軍装。冬に着るのが黒色の第一種軍装と覚えていただければ大丈夫です」
「あー着るのはいいんだけどこれからもずっと仕事着として着続けないとダメ……とか?」
「うふふ」
「龍田にしてもイクにしても君らそうやって可愛く微笑んでれば俺をごまかせると思ってるんだろ? 正解だよこのやろう!」
美人はずるいと愚痴りながらも大淀から服を受け取り、丁度よく船長室に現れた五月雨ちゃんからタオルも受け取りつつ妖精さんが作り出した簡易更衣室に入り体を拭いてから着替えを済ませる。
ちなみに磯臭さは着替えている最中に妖精さんが吹き飛ばしてくれた。原理は分からない。流石妖精さん。
んで、妖精さんにも変な所は無いか確認してもらったが大丈夫というジェスチャーを頂いたのでカーテンを開けて簡易更衣室から出る。
ちょっと気恥ずかしさを感じながら船長室を見渡すと天龍と龍田の二人も船長室に来ていたらしく目が合った。
「おぉ、似合ってんじゃねぇか」
「うふふ~かっこいいですよぉ~」
「そ、そうか? 全身真っ白な服なんて着たこと無いから少し恥ずかしいんだが……」
「いえ! 提督って感じがして私はいいと思います!」
「はい、ビシっとしていて素敵ですよ」
「あまり褒めないでくれ……恥ずかしいって言ってんだろ……」
男の照れ顔なんて誰得なんだよ……
しっかし、ホント真っ白だな。こんな服着て食事とか出来る自信ないんだけど。絶対に零してシミを作る自信がある。
海軍と言えばカレー。死んだな。ぷっぷくぷーってバカにされる未来しか見えない。もしそうなったら俺は石油のアルカナとして目覚めてうーちゃんにぷっぷくぷーするしかない。
まあ、あれだな。カレーとかシミが落ちにくそうな物を食べる時は上着脱ごう。それしかない。
俺の照れ顔を見てホクホクしていた大淀がおもむろに右耳に手を当てた。何か着けている感じはしないけど多分艦娘パワーか何かで無線でも繋いでるんだろう。
何度か頷いて「わかりました」と返事をした大淀が俺の方に向き直った。
「提督。あと、30分ほどで鎮守府に到着します」
「あと、30分か……緊張してきた」
「ふふ、そう身構えなくても平気よ~。ずっと貴方と一緒に戦ってきた仲間が待ってるだけなんですからねぇ~」
「そうは言うがな、龍田。正直な所、俺は君達だけで割とキャパオーバー気味なんだ。俺の心臓は持つだろうか……」
「そうしますと……提督着任のパレードはどうしますか? 艦娘全員で海上に整列してお出迎えの予定なんですが……提督、耐えられそうですか?」
「え、そんな事予定してたの? 勿論、中止にしたいけどなんか特別な準備とかした? してたのならそれを無碍にするのもなぁ……」
「いえ、特には予定していないはずです。強いて言うなら、おそらく全員が気合を入れてめかしこんでる可能性はあります」
「…………あーじゃあ、やるか。女性が気合入れてめかしこんでるのならそれは特別な準備だって妹も言ってたしな。でも、海上に整列するのは無し。この炎天下で海上なんて太陽の光が反射しててすごい暑いしな。それに君らがいくら頑丈とは言え日焼けとかはするんだろ? だから、整列はなし。するにしても涼しい建物の中でなら許可するって事で一つ」
「わかりました。連絡しておきます」
そう言うと大淀は再び耳に手を当てて鎮守府に連絡を入れてくれた。
いや、だって海上に整列ってもうすでに菊池さんから渡された分厚い紙束に書かれていた「勝手に出撃させない」に抵触してるじゃん?
菊池さんも言ってたけどこの子達はホントに俺優先で自衛隊から言われた事は二の次って感じなのかもしれない。
これは……本当に大丈夫だろうか。だって、大淀すら海上に整列するって事に何の疑問も感じてなかったみたいだし何より鎮守府にはしっかりしてそうな陸奥とか鳳翔さんも居るはずなんだ……
勿論すでに許可が下りてるならいいんだ。イクとはっちゃんはそのパターンだろうしね。
でも、今回の事はなんとなくだけど許可は取ってないと思う。サプライズ……いいよね。とか提督の着任なんだから当たり前。ぐらいの気持ちだと思う。
鎮守府に着いたらマジでこの紙束読まないと。
この子達に命令と指示を出せるのは自分だけだとちゃんと認識しなければいけないぽいし……
可愛い二次元の女の子に会えるとかそういう考えだけで鎮守府生活したかった……
「あ、そうだ。提督。これ舐めとけ。多少は効果あるだろ」
そう言って天龍は赤色の袋を俺に投げてよこした。
袋には梅干しと書かれた飴の袋で見ただけで口の中がすっぱくなった。
「船酔いに効くのかはしらねぇけど乗り物酔いって言えば梅干しだって自衛隊の奴が言ってたのをさっき思いだしてよ。ちょっと探すの手間取って今更感はあるけど無いに越したことはないだろ」
「いや、助かる。正直イクのおかげで多少は治まったけどそれでもまだ気持ち悪かったからな。とりあえず、着くまで舐めてるわ。お前らもいるか?」
いただきます、と全員が一つずつ飴玉を持っていって舐め始めた。
全員ほぼノータイムで返事するもんだからおじさん少しびっくりしました。何、君ら俺がそういうってわかってたの?
それと飴を口に入れた瞬間の五月雨ちゃんの顔は脳内HDDに保存は確定ですね。
梅味だもんな。いくらかマイルドになってるとは言えすっぱいもんはすっぱい。
そんな様子をじっと見続けていたら五月雨ちゃんと目が合い、五月雨ちゃんは恥ずかしそうに目をそらした。
俺の嫁は今日も可愛い。とによによしていたら五月雨ちゃんがこほんと咳払いをしてから声を掛けてきた。
「提督は梅干し食べて顔がきゅっとならないんですか?」
「ならないって言ったら嘘になるよな。でもまあ、五月雨ちゃんとは梅干しを食べてきた時間が違うからな。向こうじゃ梅干しなんて無かったろ? その点俺は毎年の様におばあちゃんから梅干しが送られてくるからちょっとやそっとの梅干しじゃすっぱいとすら思わないのだよ」
「なるほど……確かに私が食べ始めたのはこちらに来てからですしね。提督のおばあちゃんの梅干し……どのぐらいすっぱいんですか?」
「ん~言葉に表すのは難しいな。五月雨ちゃんたちが普段食べてるレベルを確認してみないことにはなんとも言いがたい。まあ、この梅飴ですっぱいと思ってるなら俺のおばあちゃんの梅干しなんて食べたら……そうだな。あまりのすっぱさに口に入れた瞬間に吐き出すレベルかもしれないな」
「そ、それは想像しがたいですね……」
五月雨ちゃんの顔が真っ青になっている横で飴をバリバリと噛み砕いていた天龍が「梅かぁ……」と呟いた。
「梅って言ったら大体飲兵衛達が梅酒造るのに持って行っちまって殆ど梅干しを作れてなかったな」
「それ酒税法的には大丈夫なのか……?」
「ポーラが酒造るのに必要な資格全部取ってたから平気だと思うぞ」
「あの子の酒に対する情熱はマジで評価するわ」
びっくりなんだけど? ポーラはそこまで行き着いてしまったのか……
てか、そんなに簡単に資格を取れるもんなんだろうか。それとも艦娘なんていう摩訶不思議アドベンチャー相手にあーだこーだ言いたくないし言われたくないからほいほい資格を渡してしまったとかなんだろうか。
まあ、とりあえず俺がポーラに言う事は一つだけだな。駆逐艦の教育にも良くないし造りすぎたら俺権限で資格剥奪。
俺自身あまり酒を飲まないから酒飲み達の気持ちを理解できないってのもあるけど、何事も過ぎたるは及ばざるがごとしって言うしほどほどが一番よ。ポーラが脱ぎだしたら俺困るし。色々困るし。困るし。
「資格があるといっても造り過ぎないようにだけは注意しておくかな。鎮守府がいつの間にか造酒蔵とか笑えないからな」
「あぁ、それはマジであるからな。ポーラの奴酒となるとなかなかにずる賢いからな……」
「この前なんてザラさんからお酒隠す為に駆逐艦の部屋に運んでたものね~」
「はぁ~……あいつ当分酒禁止令だな」
既に駆逐艦の子に被害が出てたか……お前だってそれが睦月型とか朝潮型の子達だったらもうどう足掻いてもアウトな絵面だからな。
いくら改二が増えてそれなりに大人っぽくなってきたとは言え小さいお子様達に酒ってなぁ。
え、何もうお説教案件って嫌なんだけど。まだ鎮守府に着いてすらないんだぞ?
いや、まあ、もう目と鼻の先にあるっちゃあるんだけどね。まだ上陸してないし着いてない判定よね。
妖精さんがせっせと着港準備をしていくのを横目に口に残っていた三個目の飴を噛み砕いて襟を正す。
五月雨ちゃんも俺の背中に回って肩や背中を軽くはたいてくれた。そして、五月雨ちゃんの「よし!」という言葉を聞いて現場猫を思い出しつつ龍田から手渡された軍帽を被る。
大淀が笑顔で船長室の扉を開けてくれて、一歩その扉の外に出ると外で待たなくてもいいって連絡をしたはずなのに波止場には所狭しと艦娘達が整列している光景が目の前に広がった。
そしてその中から一人俺の方へ一歩踏み出した黒髪美女。
「提督。お待ちしておりました」
「なあ、長門。俺は暑いし外で待たなくてもいいよって連絡させたはずなんだけども……」
「はい。確かにその様に連絡を受けました。ただ、私も含めてここにいる艦娘達は全員提督に少しでも早く会いたくて待ちきれなかったのです。どうかその想いに免じて今回だけはご容赦いただけませんか?」
「……まあ、数人は出迎えに来る奴が居るかなとは思ってたしな。ただ、一つだけ聞きたいんだけどさ。日焼け止めはしっかり塗ってからここに来たんだよな?」
「! 勿論です」
「なら良し。海に出てるわけでもないし怒る理由は無いな。こう……恥ずかしくはあるけど俺なんかの出迎えをしてくれた事は嬉しいしな」
男のテレ顔再び。いや、ホント誰得?
でもよぉ、こういうの慣れてないんだもん。普通、美人にお出迎えされるような状況に慣れてる一般人とかいる? いやぁ居るわけないんだろ。
改二仕様の美人でかっこいい我らが長門がまっすぐと俺の目を見てそうお願いしてきてるんだ。
これで許さないとかちょっと僕にはできませんね。はい。
確かに世の上司の皆様だったら命令違反とかで怒るのかもしれないけど、俺は寛容な上司を目指そうと思います。
とりあえず、この微妙に揺れ続けている船から降りてしっかりと俺を支えてくれる大地に移動しよう。
なんて考えつつ今日からお世話になる鎮守府に向かって歩みを進めた。