艦娘と提督   作:ためきち

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7話

「長門、提督があと30分ぐらいで到着するらしいわよ」

 

「あぁ、わかった。ならばそろそろ整列させなくてはな」

 

 

 提督の出迎えをすべく身なりを整えていた私と陸奥宛に提督の護衛に向かったはちから打電が届いたらしい。

もうまもなく提督と会えるのだと思うとなんだか胸の奥が熱を持っていくのを感じる。

 

 

「それなんだけど大淀からも連絡が来て海上に整列して提督の出迎えをするのは中止にしますって」

 

「何?」

 

「提督がね? 恥ずかしいから中止にしたいって言ってきたんですって」

 

「ふふ……ならば仕方が無いか。提督の指示ならば中止にしよう」

 

 

 我々がこちらの世界に来てから約1年経つがようやくこちらの世界でも提督と会うことが出来る。

自衛隊に、というよりもこの国からの許可がやっと下りた。

我々は提督に会いたかっただけなのにあれやこれやと条件を付けて「会いたかったら我々に協力しろ」と実験の毎日。

 

 まあ、しかし結果はあの研究者達の顔を見れば一目瞭然だった。

それもそのはずだ。採血しようにも我々の肌には針なんて刺さらないし刃物でも傷がつかない。

触診をしても脈も測れない上に鋼鉄と変わらない硬度の腕を触ったところで医者が一生懸命機械に聴診器を当てている様な状態。

それならば服を脱げと言われ無理やり脱がされそうになった子も居るようだが妖精さんが脱げないように細工をしていてスカートすら捲れない状態になっていた。

 

 妖精さんが言うには「これは全て提督の重い想いから来る不思議パワー」と言っていたが、要するに提督が最初に我々に施してくれる保護機能が我々を守ってくれるらしい。

いの一番にそれを理解した秋雲も「ヒュー!」と言って「とりあえず秋雲達は提督に愛されてるってことだね」と近くに居た駆逐艦達に説明していた。

 

 

「一応全員に出迎え中止って伝えたけど……長門? 聞いてる?」

 

「ん? あぁ、すまない。通達ありがとう。で、陸奥はどうする?」

 

「どうするって言われてもねぇ……どうせ長門だけでも波止場から出迎えようとか思ってるんでしょ? 勿論、私も一緒に迎えに行くわよ。今日は私のお気に入りのいい匂いがする日焼け止め使ってるから提督に匂いの感想貰いたいしね」

 

「ふむ……どうにも陸奥には隠し事が出来ないみたいだな。確かに私一人だけでも出迎えをするつもりだった。いくら恥ずかしいからと言われても提督の出迎えが居ないというのは問題だからな」

 

「ふふ。でも、どうやら私達だけじゃないみたいよ?」

 

 

 ほら、と陸奥に言われ窓から波止場を見てみれば既に数多くの駆逐艦達が集まっていた。

全く……とため息交じりに言葉を零すと同時に横から陸奥が私の頬を両手で挟んだ。

 

 

「ねえ長門。今日ぐらいはもう少し化粧してみない?」

 

「私としてはもう充分してるつもりなんだが」

 

「スキンケアと薬用リップだけして化粧したなんて今時の小学生でも言わないわよ!」

 

「……陸奥は今時の小学生をなぜ知っているんだ?」

 

「そんなものは娯楽室にあるパソコンを調べればいくらでも分かるわよ。ほら、早くそっちの椅子に座って!」

 

「しかし、時間が……」

 

「普段メイクしないから知らないのかもしれないけどそこまでしっかりやらなければ10分ちょっとで終わるわよ。それに長門は元がいいから殆どいじらなくてもいいからもっと早いかも」

 

 

 そう言って椅子に無理やり座らされた私の顔に陸奥が次々に何かを塗りこんでいく。

正直化粧というものは息苦しく感じるからあまり好きではない。と、陸奥にそう言ったら「慣れよ慣れ」と言いながらいくつか化粧品をくれたが結局化粧水ぐらいしか使わずにしまいこんでしまった。

そして案の定その事が陸奥にバレてプリプリと怒られてしまったものだ。

 

 

「はい、おしまい。今日は顔を手で擦ったりしたらダメだからね?」

 

「あぁ、分かっているさ。しかし……やはり化粧というものは息苦しいな。色々と動きが制限されるし、何より提督はあまり化粧をしない女性の方が好みだと言っていたらしいしな」

 

「はぁ……そんなの化粧の事をこれっぽっちも知らない女日照りが続いている男が言った事よ。気にするだけ無駄よ無駄。どうせ提督の事だから間近で見たって化粧してるかどうか何て分からないんじゃない?」

 

「流石にそこまで分からない人でもないだろう。さあ、私達もそろそろ行こう」

 

 

 もう既に提督が乗っている船が目視出来る距離まで近づいてきている。

少しばかり早足で波止場まで向かい他の子達に断りを入れて先頭まで移動していく。

 

 

「ヘーイ! 長門! 遅かったデスネ?」

 

「あぁ、すまない」

 

 

 先頭まで移動すると島風のすぐ後ろ、2番手の位置に金剛型四姉妹が並んでいた。

 

 

「ん? あぁ、なるほどなるほど。そういう事なら仕方が無いと思いマース! 長門はそういうのに興味が無いと思っていたのデスがやはり提督には綺麗に見てもらいたいデスからネ!」

 

「あ、長門さん今日はお化粧しているのですね! 榛名も良いと思います!」

 

「陸奥が今日ぐらいはと言ってな」

 

「ウンウン! 第一印象と言うのは大切デスからネ! きっと提督も見惚れてくれますよ!」

 

「……そうだな」

 

 

 提督が私にそういう感情を向けてくれるかもしれないと想像すると少し顔が緩んで少し熱くなってしまった。

いかんな。もうすぐ提督が到着してしまうのにこんなだらしが無い顔は見せられない。引き締めていかねば。

 

 

「!!! 長門! やっぱりその顔は絶対提督の前でしたらノーデスよ? いいですネ? お願いしますヨ?」

 

「そう? 今の顔すれば提督だって見惚れるどころか……」

 

「だからデース! やっぱりダメなんデス! 提督の視線はワタシが独り占めにするんデース!」

 

 

 金剛が急に駄々をこね始めた理由が分からず陸奥に視線を向けてみたが微笑まれただけで答えが返ってこなかった。

そんなやり取りをしていると島風が私の腕を引っ張りながら「船が港に入ってくるよ」と教えてくれた。

「ありがとう」と頭を撫でながら全艦娘に通信を繋げる。

 

 

「提督が到着された。総員、気をつけ。次に提督の指示があるまでその場で待機」

 

 

 私の指示を受けた艦娘達が一斉にその場で気をつけの姿勢を取る。おそらく今この鎮守府内で気をつけの姿勢をとっていないのは間宮達主計科だけだろう。

そうこうしている内に提督達が乗った船が波止場に着港した。

妖精さん達が慌しくタラップの用意などをしているのを眺めていると船長室の扉が開き中から第二種軍装を着た男性が出てきた。

 

 帽子を被っているせいか普段見ている姿と大分印象が違うがそれでも見間違うはずが無いあの顔。提督が私達の元へやってきてくれた。

そんな提督の姿が見えた瞬間に後ろで待機している全艦娘達からグッと圧の様な物が増すのを感じる。それはそうだ、私だけじゃない。ここにいる全ての艦娘がこの方の到着を待っていたのだから。

1年も待たされたんだ。きっと誰も彼もが今すぐにでも提督に話しかけたい気持ちで溢れているに決まっている。

 

 私はそんな思いを背中に感じながら命令違反をしてまで出迎えをしている我々の姿に眉をひそめている提督の方へと一歩踏み出して声を掛けた。

 

 

「提督。お待ちしておりました」

 

 

 

 ――――――――――――――――――――――――――――

 

 

 

 妖精さんが掛けてくれたタラップを渡って俺は揺れてない大地にようやく足をつけれた。

あ、だめだこれ酔う。今まで揺れてたのに急に揺れなくなったもんで脳みそがバグってる。今すぐにでも座り込みたい……とは思うもののすぐ目の前にはかっこよくて美人な長門が居てその後ろには俺がゲーム内で所有しているであろう艦娘が勢ぞろいして俺に注目しているわけだよ。座り込めるわけないよなぁ。つらたにえん……

 

 にしても、だ。この子らもしかしてこのくっそ暑い中ずっと気をつけの姿勢で俺の事待ってたとか無いよね?

ギリギリになって俺の船が見え始めてから整列したんだよね? いや、それでも充分長時間だと俺は思うよ?

きっと中には嫌々整列した奴とかいるだろう。だって暑いもん。

 

 

「長門、くっそ暑いしもう解散させていいぞ」

 

「わかりました」

 

 

 長門が耳元に手を当てて数秒もすると奥から順に冷房が効いているであろう建物の中に入っていく。

その時に必ず「提督後でお話してくださいねー!」みたいな事を叫んでから入っていくから俺はそれに答えるべく手を振り続けていた。

うーむ。遠くから見てもどの子も可愛いし綺麗だしかっこいい。艦娘マジですげぇ。

この子達をデザインした絵師の方々には頭が上がらんて……勿論このゲームを生み出してくれた人たちにも感謝だな。

 

 なんて考えながら手を振っていたらほとんどの艦娘は建物の中に入っていった。ついでに天龍と龍田も他の皆と一緒に移動してと言っておいた。そこでここまでのお礼を言ったら天龍に「礼ならいい。後で飯に付き合えよ」と男らしい台詞を言われてしまった。くっそかっこいいなあいつ。

俺らもそろそろ移動したい。暑いもん。何なら背中に張り付いた島風の分だけ暑い。この子の性格ならすぐに建物の中に入っていくと思ったら長門の指示が出た瞬間に俺の背中に張り付いた。

 

 

「てーとくー暑いから早く鎮守府の中に入ろうよー!」

 

「そうだな。てか、暑いなら背中に乗るなよ。密着してる分更に暑い」

 

「日差しは暑いけど、抱きついてる分は暑くないから平気でーす」

 

 

 聞く耳を持たない島風は俺の背中で「早く早くー!」と嬉しそうな声を発しながらゆらゆらと横に揺れながら建物の方を指をさしていた。

まあ、このぐらいなら昔も昔に妹相手によくやっていたから問題ない。というか懐かしい。というか最近は妹が冷たいもんだからこういうやりとりが嬉しいまである。妹も大人になったという事か……

ぐすんと心の中で涙ぐみながら昔の癖で背中の方に手を回して島風の尻を支えようとした所で大淀のインターセプトが入る。

 

 

「提督、手はその位置よりも太ももの下を通して自分の手を握ると負担が無くていいですよ」

 

「へーそうなのか。昔、妹にやってた時は手を背中の方にまわしてやって座ってもらうって感じだったんだけどな」

 

「えぇ、とても軽い子供相手なら良いですけど駆逐艦ぐらいの大きさの子にはこちらの方が負担が無くて良いかと」

 

「なるほど。ありがとう」

 

 

 大淀にお礼を言って言われたとおりに腕を動かすと確かに楽かもしれない。比較対象がもう何年も昔の記憶だから不確か極まりないという点はそこらへんに捨てておくことにしよう。

ただこれ密着度増したなぁおい。島風の太ももあっつい。お腹も暑い。アレなのか。艦娘って炉がどうこう言ってる描写があったような無かったような……

つまり島風が俺に密着しても暑くないって言ったのは自分よりも体温が低い俺に引っ付いてた方が若干だけど涼しいみたいな意味が含まれた可能性があるって話?

島風の俺の頬に頬を当てて「ヒゲがチクチクするけどちょっと冷たい」って言ってるしな。確信犯かよおい。

 

 てか、今更感半端じゃないけどこの子ら汗全然かいてなくない? え、艦娘ってもしかして汗かかない又は汗を任意で抑える事が出来るのだろうか。

前に居る長門と陸奥に気が付いたら腕を組んできていた金剛にしても全然汗をかいていない。

逆に俺はダラダラとそれなりに汗をかいているからちょっと恥ずかしくなってきた。俺、汗臭くないだろうか。頑張ってくれ制汗スプレー!

 

 …………? 待ってくれ。俺はいつ金剛に腕をとられたのだろうか……確かに島風をおんぶしているこの姿勢だと腕を組みやすいもんな。

龍田の時もそうだったけどこの体勢って当たる。龍田は少し身長が低めだから肘ぐらいに当たってなんとなくあたってるんだろうなって感じだったんだけど金剛は戦艦だからなのだろうか身長が俺とほぼ変わらない。

上腕三頭筋に当たってるのがわかってしまう。服の縫い目の固い部分が当ってる。

記憶が確かならばあれは胸辺りにある部分のはずなんだよね。

 

 

「金剛さんや。暑いからあんまり引っ付くのはね?」

 

「ふふっ分かってマス分かってマス。提督は恥ずかしいんデスネ? 腕組んでマスからネ! 大丈夫デスよ! 分かってやってマスから!」

 

「それもある! それもあるんだがそれ以上に島風が引っ付いてきている事によって倍プッシュで汗かいてるんだ。分かるだろ?」

 

「あぁ、提督は汗臭いから近づくなと言いたいんデスネ? それもノープロブレムデス! 相手の汗が臭いと思うのは相性がよくないからと明石が言ってたけど私は提督の汗を臭いとは感じません! これは提督と私の相性がとても良いという事デース! つまり提督と腕組みしても良いという事になるネ!」

 

「あぁ、うん。いや、汗臭くないならそれでいいんだけど、じゃなくて金剛や上に乗ってる島風は良いとして他の子は違うかもしれないだろ? だからあまり無駄に汗をかきたくないんだ」

 

「それは問題ないと思いますが……しかしながら、金剛さん。提督は普通の人間なので余り汗をかきすぎると汗臭さを気にするどころか脱水症状になる可能性もありますから」

 

「む~わかりました~……じゃあ、冷房が効いてる室内に入ったらまた腕を組みマース……」

 

 

 大淀の一言でしぶしぶと腕を解いていく金剛。暑い物が離れて若干涼しくなると同時にやってくる名残惜しさ。

島風の物とは違う良い匂いも離れていくし、お互い服の上からだったからよくわからなかったがやっぱり押し付けられてるっていう感覚は捨てがたかった……

とか考えていたら解いていっていた金剛の手が途中で止まって俺の二の腕辺りを掴んだ。

 

 なんだこの手はと目で訴えながら金剛を見るとニコニコ顔で「これなら密着してないからそう暑くはないはずデース!」と元気に言われた。

追加で腕は組んでない。言うなれば腕に手を引っ掛けてる状態だと金剛は豊満な胸を張って宣言してきた。

そんな金剛の後ろから「流石はお姉様!」「確かに腕は組んでいませんね。この霧島もこのような方法は思いつきませんでした」「榛名も今度真似してみます!」と称賛の声を上げて金剛を持ち上げる三姉妹。

やんややんやと騒ぐ三人の声を聞きながら「しゃーない」と諦めの声を出すと金剛の機嫌がよくなったような気がした。これがアニメや漫画だったら花が咲き乱れてたんじゃないだろうか。

 

 

「あ、長門すまん。待たせたな」

 

「いえ、問題ありません」

 

「私は問題ありよ。提督ってば島風と金剛ばっかり構うんだから。お姉さん寂しかったわよ?」

 

「陸奥。提督、申し訳ありません」

 

「いや、俺の方が悪いからな。陸奥も悪かったな」

 

 

 と謝ったらなんか陸奥が手を広げて近づいてくる。いや、待って。まじで待って。

抱きつかれるッと思って身構えたけど陸奥の手は予想に反して俺の両頬をがしりと挟んで顔を固定してきた。

何をするのかと思ったら徐々に顔を近づけてくるじゃあないかッ! あかんて!

 

 

「ほら、提督。謝るときは人の目を見ないと」

 

「むー! 陸奥! 近いデス! それ以上はダメデース!」

 

「陸奥暑いから近づかないで」

 

「ん~ほら、謝るんだったら誠意って必要じゃない? だから、提督にキスっていう誠意を見せてもらおうと思ったけどそう簡単に提督の唇は奪えないか。うふふ、あらあら。冗談よ冗談。金剛も五月雨もそんな怖い顔しないで? さ、早いとこ涼しい執務室に行きましょ?」

 

「陸奥っ!」

 

「長門。俺は平気だから。未遂ならセーフよセーフ。それより陸奥が言ったようにいい加減ここに立ってるの暑いし疲れてきたからちゃっちゃか移動しようぜ」

 

 

 セーフ。セーフなんだよなぁ。まあ、俺には五月雨ちゃんが居るしセーフだった事に関しては何も思ってないよ? 妻(仮)帯者だからね。何も思ってないよ。思ってない。うん。思ってない。

それにしても陸奥もいい匂いだった。こう、ふわって、ふわって匂いが近づいてくるって感じ?

良い柔軟剤使ってるか良い匂いがする化粧品とかあるんだと思う。すごかったです。

 

 

「わかりました。それでは付いてきてください」

 

「あ、そういえば長門ってゲームの中じゃ敬語なんて使ってなかったろ? こっちでもゲームの時みたいな感じでいいから。かたっくるしいのは無し無し。俺は自然体な艦娘の姿が見たいんだ。島風のこれも金剛のそれも陸奥のあれもそういうのが提督としては嬉しいもんさ」

 

「……そうか。提督がそう言うならそうしよう。では、提督よ。これから貴方が暮らす鎮守府を案内しよう」

 

 

 長門は付いて来いと改二仕様のめっちゃかっこいいマントをはためかせて鎮守府の方へ歩いて行く。

それに続いて歩きだしようやくこの灼熱地獄から脱出できると内心ホッとする。

島風と密着している背中が本格的に汗でびしょびしょのびしょになってきてるんだもの。やばいってこれ。たぶん絞れる。島風の服も俺の汗でびしょびしょなんじゃないか……? 大丈夫なんだろうか。

 

 なんて焦っている俺とは裏腹に島風はいまだにテンション上げ上げで俺の上で左右に揺れている。

小さい子ってこういうところあるよね。好きな人と一緒に居られればそれだけで楽しいみたいな。自分と相手の状況は後回しみたいな。どんなに暑くてもお母さんに抱っこされていたい子供的な。

 

 なんていうか島風は俺に対して自由に接してくるから俺の懐かしいをどんどこ引き出していく天才みたいな状態になってる。時津風も割と自由枠だし似たような事をしてくるかもしれないな……あ、あと海防艦のちびっこ軍団もしてきそう。

うん。とりあえず、その子らに会ったら夏場に外で抱きつこうとするなって言おう。いくら懐かしさを感じてても暑い。死ぬ。




6/28 誤字脱字修正。報告ありがとうございます。

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