串刺し公は勘違いされる様です(是非もないよネ!) 【完結】   作:カリーシュ

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第十小節 四月三十日(Nox Walpurgis)

 

 

 

 

 

 ――()()は、突如として戦場に発生した。

 

 悲鳴。絶叫。断末魔。

 確かに絶えず響いてはいたけれど、今までの戦場に漂っていたそれとは全く毛色の違う、()()()()()()呼び起こされたものが、この場に集う総ての日本側プレイヤーの背筋を凍てつかせる。

 

 ――()()は、杭の形をしていた。

 アメリカ人プレイヤーの足元から前触れなく発生したソレは、彼らの心臓を差し貫き、その血を大地に滴らせる。

 その数、二万。

 一人の例外なく哀れな姿を晒した赤い兵士らに、プレイヤーたちは恐怖を抱いた。

 

 ……なんだアレは。

 ――なんだアレは!

 ――一体なんなんだ、アレは!

 突然全滅した敵に、その有り様に多くが震え、混乱する。

 それは後方部隊も同様であった。

 

「なによ、これ…… 一体何なのよ!?」

 

 視界に入れるだけで恐怖が湧き上がり、精神的圧迫感を齎す『串刺しの林』。

 気がつけば尻餅をつき、後ずさっていたアスナは、しかしその光景に()()()()()()()()

 ベルクーリの呟いたその名にも、聞き覚えがあった。

 

「こいつぁ、カズィクル・ベイ?」

 

「――いかにも」

 

 その問いに呼応する様に冒涜的な林が蠢き、中央から一人のヒトガタが歩み出る。

 ヒトガタは、少年の姿をしていた。

 白い学ラン姿に、短い銀髪と童顔の、柔な少年。

 バーサーカーと呼ばれていた存在は、突きつけられた剣を、銃口を無視し尽くし、ただそこに立っていた。

 ポケットに手を突っ込み、無表情で佇む()()の気迫に押されたのか、静まり返る戦場。沈黙が支配する場に、呻き声がした。

 串刺しにされたアメリカ人プレイヤー。どうやら彼らは殺される事なく、生きたまま放置されているようだった。

 ……ペインアブゾーバーの無い世界で。悲鳴という恐怖の発露すらも許されない状態で、放置されていた。

 

P、please(た、頼む)……」

 

 それは、具現化した地獄。死の瞬間、極刑の瞬間の痛みと恐怖が続く。

 開放を懇願した一人がいた。彼は内側から突き出た杭によって喉を塞がれ、伸ばされた手は肩ごと吹き飛んだ。

 だが、それでも死なない。()()()()()()()()()()

 心をへし折るどころか、トラウマすら刻みつけるには十分過ぎる惨状を造り出し。その担い手は小さく鼻で嗤うだけだった。

 

「い、いけない!」

 

 いくら敵とはいえ、流石にあの激痛の中放置される程の罪はない。慌てて開放しようと近づき、

 

 

 

「……ブライ、アン?」

 

 

 

 その名前に、思わず足を止めた。

 呼んだのは、見たことのない表情をした幼い少女の姿の従者。

 だらしなくポカンと口を開いたジャックに対し、バーサーカーは初めて表情を見せた。

 屈託のない、純粋な賞賛の言葉と共に。

 

「流石はジル。(オレ)の従者。(オレ)のジル・フェイ」

 

 パチ、パチと、緩いテンポで数回、音が鳴る。

 拍手の音(魔王の足音)が、無機質に鳴る。

 

 

「確かに(オレ)の名はブライアンだ。ブライアン・スターコウジュで合っているとも」

 

 ――それは、実質上の勝利宣言。

 敵対者の全てを絶望の淵へと追いやり、悉く討ち倒した災禍の化身。

 そんな彼の参戦に、プレイヤー達は色めき立つ。自分たちの戦いは、無駄ではなかったと。

 何人かは、「じゃあ自分たちがこんなに痛い目をみる必要はなかったんじゃないのか」と文句を言っていたが、それでも気を抜いていた。

 

 

「――そして、同時にお前たちの敵である」

 

 

 ――だから。その一撃に、アスナたちは反応出来なかった。聞こえていても、理解する事が出来なかった。

 

「…………え?」

 

 杭が、突き出る。恐怖の森が騒めく。

 アンダーワールドに降り立った日本側のプレイヤーを囲む様に、血濡れた杭が乱立する。

 二万人のアメリカ人を。二万人のオスマン・トルコの軍勢を。

 ()()()もの腐敗した貴族を、罪を犯した領民を串刺しにした宝具(心意)が、彼らに牙を向ける。

 

「ヴラド……?これは、何で、一体……?」

「チィッ!貴様、やっぱりか!」

 

 敵を鏖殺する男の、その背しか見たことのないアスナらと違い、唯一ベルクーリのみが剣を向ける。

 

「おやベルクーリ。折角あの王が忠告していたというのに、随分と今更な『やはり』だな。報告連絡相談は組織運用の基本だぞ?」

「うっせぇ。例のちっこい嬢ちゃんが二人もいるもんで、こっちはまさかまさかの連続なんだよ」

「それは失敬。失敬ついでだ、これも見逃してくれ。

 ――キャスター」

 

 ベルクーリの眼光もどこ吹く風と流すブライアンが、人名の様な物を呼ぶ。

 それを合図に、アスナらの背後に強烈な存在感を伴った存在が出現した。

 反射的に振り返れば、さっきまではそこにいなかった人物――薄い衣を纏った、穏和な表情の女性。ただ、どことなく薄寒いものを直感的に感じさせる女性が、どこからともなく現れる。

 

「なっ、アドミニストレータ――ガッ」

「あ――」

 

 現れた女性は、あっという間の早業でアリスとサチの意識を奪うと、暗い黄金の輝きを放つ剣で構成された異形のゴーレムに抱え込ませた。

 

「アリス!?サチさん!?」

「猊下?!」

 

 唐突の事態に初動が遅れる。銃器を持つピトとエムがどうにかワンテンポ遅れて発砲するも、立ち塞がった()()()()()全て斬り伏せてしまい、逃走を許してしまった。

 

「ジャックまで?なんで!?」

「違います!そっちは私じゃない!」

「違うよ。そっちは私たちじゃないよ」

 

 同時に、同じ内容が、同じ声が、別の場所から聞こえた。

 キャスターと呼ばれた女性を守ったジャックと――未だ困惑と驚愕に呑まれている、アスナたちの知るジャック。

 

「……ジャックが、二人、だと?」

「違うよ。()()()()()は、もうジャックじゃないもん」

 

 珍しいピトの動揺した声に、暫定敵側のジャックが応える。

 困惑。同様。正体不明、理解不能の事態に戸惑いが伝播するなか、いち早く復帰出来たのは、最も理不尽に慣れた(ヴラドと付き合いが長い)ザザだった。

 

「おい、ヴラド……で、いいん、だよな?これは、どういう、ことなんだ!?

 もしかして、ハイドラ、何とかって奴か?それとも、アリスを狙ってる、連中に、なにを……!?」

()()()()()()

 脅()()、吸血鬼にさせ()()

 哀れにも友と戦わ()()()いるんだよ」

 

 皮肉げに口元を歪めた少年。

 そんな彼に、影が集まりだす。

 

 ――ソレは、コウモリの大群だった。

 大地を染める血が。杭から滴る血が。一滴一滴、紅のコウモリとなって、少年のシルエットを覆い尽くしていく。

 

 数瞬。少年を完全に覆った影が晴れる。

 現れたのは、敵にとっての絶望の象徴。

 夕暮れ時(トワイライトゾーン)を歩む悪魔。

 ()()()()()()()()終端の王。

 暗い騎士服。青白い肌。

 老けた顔。緋い瞳。

 

 ――ヴラド十五世が、そこにいた。

 

「――否。

 (オレ)(オレ)の意思で立っている。

 誰の指図も受けず此処に立っている。

 サーヴァント・バーサーカー、真名ブライアン・ヴラドとして此処に立っている」

 

 そう続けるヴラドは、何処からともなく取り寄せた(宝具)の鉾先を此方に向けた。

 

「――故に。貴公らは、我が敵である」

 

 

 

 

◆◇◆◇◆◇◆

 

 

 

 

 

 ――崩壊は、あっという間だった。

 

「……ふ、ふざけんな!?聞いてない!こんなの聞いてないぞ!?」

「もうダメだ……おしまいだぁ……」

「あ、あんなのはイヤだ。あんなのはイヤだ!」

 

 直前まで優勢だったとはいえ、アメリカ人との戦闘で流れた痛みに、血に怯み、戦意が徐々に削られていた所に、その大軍を一瞬で無力化した存在が。それも、伝説となったデスゲームに於いて最恐を謳われた男が。敵として君臨した絶望は計り知れなかったのだろう。特に日本人プレイヤー側は、未明の招集に集うだけあり実力者揃い――つまり、戦力や能力についての情報収集能力が高く、最早怪談の域にすらあるその伝承を知らぬ者はいない。もしかすれば、実体験した者(SAO生還者)すら多くいるかもしれない。

 そんな狂気の伝承が。鮮血の伝承が。見る者に恐怖と精神的圧迫感を与える宝具と共に現れれば、この恐慌にも無理はないだろう。

 ――そして、理由こそ異なれど、私自身も動くことが出来なかった。

 

「……なんで。なんで貴女達が此処にいる!?」

 

 見覚えのある衣装。

 見覚えのある瞳。

 ()()()()()()

 ――間違えようがない。

 ()()()の気配なんて、間違えられない!

 

「答えなさい!!」

「んもー、うるさいなー」

 

 纏まらない思考で半狂乱になりながら、()()()に向けてナイフを向ける。

 他所では数少ないヴラドに黒星を刻んだランがユージーンと組んで戦闘を仕掛けている。()()()ごしに、それが見えてしまう。

 

「何が目的で、いや、そもそもどうやって彷徨いでて、」

「酷いこと言うね、()()()()()()()()は、ちゃんと喚ばれて此処にいるんだよ?」

 

 よばれて? ……喚ばれて?!

 

「まさか、サーヴァント!?でもどうやって、いやあの人もそう名乗ってたけど、いや、でも、」

 

 ――ありえない。

 ここは、聖杯戦争の起こり得る世界でないことは確認済みだ。第三次以前のものは未確認であれ、第四次と第五次は開催されていないのは断言出来る。

 ()()()()()の様な、名も無き子供の怨霊の集合体が、『ジャック・ザ・リッパー(誰でもあり誰でもない者の伝承)』に取り込まれたような存在ならいざ知らず。

 あの人や()()()()()の名乗りがブラフでもなんでもなく、事実なのだとしたら。

 

「英霊の召喚…… 成功したとでも!?」

「ちょっと違う、かな?」

 

 違う、とは?その問いを口に出す前に。

 激痛が、脳裏を貫いた。

 

「つぁ……!」

 

 目が眩み、思わず跪く。荒れた大地に額を擦り付けるながら、頭に忍び込んだ強烈な異物感をやり過ごそうとして。

 ――足元に舞い降りた、ぐしゃぐしゃの新聞紙の文字に、心臓が止まりそうになる程の衝撃が走った。

 

 〔From hell(地獄より)――Jack the Ripper(ジャック・ザ・リッパー)

 

「うそ……なんでこれが、こんなところに……」

 

 収まっていた目眩に気付くことなく、茫然とした足取りで立ち上がる。

 その光景を、覚えていた。その地獄を、覚えていた。

 霧の都(ホワイトチャペル)。希望すらヘドロで汚染されたパンドラの中の世界。

 その世界に於いて、人に価値は無く。意味など無く。救いなどあり得ない。ただ一匹たりともその汚泥から這い上がる事は許されず。

 

「違う。わたしはもう違う――」

 

 弱々しい否定の声は、悲鳴に掻き消された。

 風景が変わる。喉を切り裂かれた女(メアリー・ニコルズ)が倒れていた。

 風景が変わる。子宮と膀胱を失なった女(アニー・チャップマン)が倒れていた。

 風景が変わる。黒いジャケットの女(エリザベス・ストライド)が倒れていた。

 風景が変わる。左腎臓と子宮を抉り出された女(キャサリン・エドウズ)が倒れていた。

 風景が、変わる。

 顔も、性別すら分からないほどぐちゃぐちゃにされた(切り刻んだ)死体が、目の前のベットに横たわっていた。

 手には、血が何重にもこびり付いた、ナイフ――

 

 咄嗟にそのナイフを投擲する。放たれたナイフは壁をすり抜け、金属音と共に叩き落とされた。

 それを認識すると同時に、視界が明転する。

 死体など一つも転がっておらず。スモッグと腐臭に澱んでいない、新鮮な空気が気道を通った。

 

「……随分と悪趣味ね、()()()

「ううん。思ったよりも効いてて、()()()()()がビックリだよ。やっぱり他の人と違って、()()()()()だった()()()だから『置換』も早く進んだのかな?」

 

 改めて引き抜いたナイフの切先をアサシンに向け直す。此処まで情報があれば、あの急な異物感の正体も分かる。

 

「……夢幻召喚(インストール)

「そう!当たり!」

 

 からからと笑うアサシンを見失わないよう睨みながらも、思考を回す。

 ――だとしても解せない。何の為に英霊の召喚など試みたのか。聖杯戦争でもあるまいに……

 

「……まさか。聖杯戦争を起こすつもりですか。今、此処で!

 いえ、だとすれば、どうやって杯を満たす魂を集める……」

 

 その答えは、既に自分の内側にあった。

 そして、その条件に合致する人物を私自身含めて七名、ログインさせてしまった。

 

「――姿形の近しい者、血縁のある者。彼らに縁のある英霊を、『自分に最も近いカード』を夢幻召喚させることで、小聖杯に捧げる前段階の英霊の魂を、人間の魂に受け止めさせるつもりですか」

「うん!足りない分は、『大戦』で埋めるんだって!」

「させると思いますか?」

 

 脳裏で素早く合致人物をリストアップする。聖杯戦争の結末などどう足掻いてもロクな結果になり得ない。

 降りてくる可能性のある英霊は、シュヴァリエ・デオン、ジークフリート、エリザベート=バートリー、フランケンシュタイン、ジャンヌ・ダルク、それと。

 ――『女帝』ラン。該当英霊:ギルガメッシュ。彼ないし彼女なら、状況を打開出来るはず。

 そう信じて。

 

「貴様、よもやそのような、グッ――」

 

 振り返った先では、金色の鎖(天の鎖)を射出しながらも、敵に首を刎ね飛ばされた黄金の王がいた。

 

 

「……ほう。よもや彼の王の自我に侵食されながら、それでいて『鎖』を使うだけの意思を有していたとは。末恐ろしいものよ」

 

 プレイヤーとしても英霊としても、唯一英霊ヴラドと吸血鬼ヴラドの両方を正面から打倒可能な女帝が斃れ、身体がポリゴンに還る。

 エーテル化した鎖の残滓を返り血ごと振り払った夜王は、その長躯から場を俯瞰する。

 

「……よくも、姉ちゃんを!」

「ユウキ!?くッ、」

 

 その背後に絶剣と白百合の剣が迫る――が、届かない。

 黒曜石の刺突は、サーヴァントと人の格の違いからか突き出された掌に傷一つ付けることすら叶わず、アリシャの方もサーヴァントへの置換によって急激に上昇した身体能力に振り回され、切先を届かせることすら出来ていない。

 

「まだッ――」

「ふむ、未だ然様な顔をするか。成る程、少しばかり感慨深いものがあるな。

 では、()()振る舞うとしよう」

 

 弾き返された反動で大幅に後退させられたユウキ。彼女の眼差しを真っ向から受け止めた魔王は、その槍を朱に染める。

 ――その邪悪な輝きは、闇の中にあって尚暗く蠢く影。

 人々の畏れを、恐れを、怖れを、一身に受け止める不死身の君(ノーライフキング)

 

「血塗られた我が人生をここに――」

「させるかってーの!」

 

 発動しかけた『血塗れ王鬼』を止めようと、頭部を狙った銃撃が遮る。正確に眉間を狙ったエムの狙撃は毛ほども効かなかったが、ピトがばら撒いた弾は直前に投げ込まれたスタングレネードをヴラドから隠し、閃光と爆音がモロに彼を襲う。

 

「チッ、やるな!だが!」

 

 宝具発動に集中していた状態でのそれは流石に効いたのか、槍に集中していた魔力が散る。それを隙と見たのか、ノーチラスとザザが左右から仕掛ける。

 

「獲った!」

「足らんわ戯け!」

 

 目を瞑っていながらも極刑王を発動させられ、エストックと片手剣の使い手は撤退を余儀なくされる。

 稼いだ数秒で視界を回復させたヴラドは、素早く己に刃を向けた相手を見定める。

 

「……手は打ち尽くしたか?なれば居ね」

 

 大地そのものから、殺意が滲み出し――

 

 

「すとっぷだよ、おじさん。きんきゅー事態だって」

 

 突き出た極刑王の杭が彼らの心臓を穿つ寸前で。気配を隠す様子も情報抹消を行使した時の独特の感覚も出さず、ただ静観していたアサシンが声を張る。

 

「……ほう?緊急とな?」

「うん。アリスが敵に襲われたんだって」

「ふむ、まあ頃合いでもあったか。先に向かっておれ」

 

 ドラクル騎士団の面々とユウキに突き付けていた杭がまず解け、次いで場を囲っていた血塗れの槍衾が消える。

 恐怖を流布する杭が消失したことで幾らかの圧迫感も消え、だがヴラドに仕掛けようとする者は現れなかった。

 

「では諸君。

 ――また会おう」

 

 霧へと変わっていく男を引き止められる者など、誰もいなかった――

 

 

 

 

 









『サーヴァントプロフィールが更新されました』

『白』のバーサーカー
真名:ブライアン・ヴラド
性別:男性
属性:混沌・悪
身長・体重:178cm・55kg(ブライアン)
      190cm・86kg(ヴラド)
CV:吉田⬛︎子(ブライアン)/置鮎龍⬛︎郎(ヴラド)

【ステータス】
筋力A 耐久D 敏捷E 魔力A+ 幸運E 宝具A

【クラススキル】
狂化:EX
 本来であれば理性を代償にステータスを上昇させるスキル。ただしこのサーヴァントの場合、コピーされたフラクトライトであるが故に存在するためだけに必要なスキル。そのため自分を見失う程の狂気をはらんでいるがステータス上昇の恩恵は無く、何らかの方法で狂化スキルが低下すると即座に霊核の崩壊が始まる。
 (Q,いつコピられた?
  A,50、52話でザザと別行動してた間。重村教授との付き合いでメディキュボイドやオーグマーの試作機のテスターをしており、その記録から復元されたフラクトライト。
当時ゔらど「コピられただろう事は把握してたけど、まさかこうなるとは思ってなかった」(誠に遺憾))

忘却補正:E
 ――輝きと後悔だけしか、もう、思い出せない。

【保有スキル】
試作神器(破損):-
 整合騎士に与えられる神器、その試作品。正確にはスキルではなく、クィネラがマスターの今回限りの追加装備。
 アンダーワールド発生時、初代人工フラクトライトを育てたラーススタッフのアバターが眠る――という設定の風化した墓石が元になっている。
 通常は指輪の形状をしているが、武装完全支配術によって全身鎧となる。その機能は『隠蔽』。鎧を展開している限り、英霊のスキルか宝具によるもの以外の真名看破を拒絶する。

バリツ:C
 バーリトゥード(何でもありの格闘技)。我流の八極拳と投擲剣を組み合わせたもの。対魔術師、対英霊用に速攻での制圧能力に特化しており、『人体理解』の要素も含んでいる。

音楽神の加護(呪):E -
 何重にも絡まった因果線により、演奏家としての絶対の才の保証と、それを台無しにするだけの不幸が確約された呪い。
 奇跡か魔法無くしては、決して覆す事は叶わない。

【宝具】
⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎
ランク:?
 詳細不明

極刑王Ⅱ
ランク:B
 十万人もの領内の民を極刑に処した伝承を由来とした宝具。基本的には『極刑王』と同様だが、対()()への攻撃という面が強調されており、最大展開数、攻撃範囲が拡張されている。しかし杭一本当たりの攻撃力は低下しており、専ら敵の行動制限と、見る者への呪的な心理効果、恐怖と精神的圧迫感を与える効果に特化しているとも言える。




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