蒼き薔薇と赤き薔薇と朝に咲き誇る華(未完成) 作:セブンスランス
カフェでのんびりと過ごし、イルカショウが始まる会場へとやってきた俺達は、席が何処かに空いてないかと探してると一番前に三人分座れるベンチがあり、そこは向かい友希那、俺、リサの順で座ることになった。
リサ
「楽しみだね♪朝華、友希那!」
友希那
「…そうね」
朝華
「もうちょい可愛らしいコメントもらいたいなぁ?友希那さん?」
友希那
「た、楽しみね…!」
リサ
「(ププッ…)」
友希那
「リサ?」
視線を感じた友希那はジロ目でリサの方へ向いていた
リサも目を逸らして誤魔化す
しばらくすると人が混んできた。
開演の時間となり、ショーが始まる
リサ
「見てみて!凄い迫力だよ!?」
朝華
「あぁ、凄い水しぶきと見事なコンビネーションだな
スタッフさんとイルカは!」
友希那
「えぇ、凄いわ…きゃ!?」
イルカが水からジャンプしその衝撃で半分くらいの水しぶきを飛び、
俺や友希那、リサなどの服に思いっきり水が掛かる。
三人
「…」
その後、濡れたままイルカショーは終わり、ぞろぞろと人が帰って行く。
水族館 お土産コーナー前
ずぶ濡れのままで俺は三人用のタオルを買いに行き
買ったタオルを友希那達に渡す。
二人は寒そうにしてたため、俺が着ていたコートを彼女らに着させる。
リサ
「ふぅ…流石に驚いちゃったよ…まさかイルカのジャンプの衝撃で水が掛かるなんて…友希那大丈夫?」
友希那
「私は大丈夫よ、今は朝が買って来てくれたタオルとコートがあるから」
朝華
「ついでに暖かい飲みもんでも買ってくるよ?」
リサ
「アタシも付き合うよ?」
朝華
「いや、リサはここにいて?
友希那とリサの身体と服を乾かすのを優先的にしないと風邪引くしさ」
友希那
「…分かったわ、私達はここで待ってるから
…早く帰って来てね?」
リサ
「友希那も心配してるんだからさ、気をつけてね?」
俺は飲み物を買いにさっき行った、カフェへと向かう。
三人分のココアを買い、彼女らの所へ戻って行く
朝華
「ほら、ココアだ」
暖かいココアをリサと友希那に差し出す。
ゆったりしているとふと時間を見る
2時頃になっていた。
リサ
「んー♪美味しい!
やっぱり暖かいココアに限るね♪友希那♪」
友希那
「そうね、ありがとう。朝」
朝華
「なぁに、心配すんなって余分に持って来てるから
飲んだら、海見に行くか?」
リサ
「こっからだと電車で一駅の所で夕陽が見える場所があるみたいだからそこに行ってみよ?」
朝華
「え?すぐ近くの海じゃないのか?」
友希那
「あら、せっかく来たのだし、どうせなら遠い方がいいわ」
朝華
「そうだな、だったら休憩がてら行こうか?」
井ノ島 屋台
再び、屋台の所に来ると朝よりは人は少ない方だった。
いろんなものを食べ歩きながら電車に向かう。
リサ
「んー?ここって確か…?」
朝華
「ん?どうした?リサ…ってここ有名なパンケーキ屋じゃないか?」
友希那
「どうかした?
…あら、パンケーキ屋…見たいね?
ここがどうかしたの?」
リサ
「いやさ?
前に井ノ島の特番やっててね、井ノ島に来たらまずここに立ち寄ると良いですよってやってたのを思い出してね?」
朝華
「あー?そういえば人気な店って聞いたことあったな
ほとんど、人が混むからなかなか入れないって聞いてたけど。
こっから見る景色もいいって話は聞いた事あるかな?」
友希那
「今なら空いてるけど、どうするの?」
朝華
「うーん?寄りたいなら良いけど、海の夕陽見に行くか
こっちで時間潰してても入るか?」
リサ
「うーーーん?食べたいけど…仕方ない今回は諦めるよ
流石に夕陽見られなくなると勿体無いしね?」
朝華
「それじゃこのまま駅まで行くからな?
友希那も良いよな?」
友希那
「良いわよ」
リサ
「それじゃレッツゴー♪」
リサはそういうと俺の腕にしがみつく
それを見ていた友希那は目を逸らしていた。
友希那
「…!」
朝華
「…友希那、手なら良いよな…?」
友希那
「…(コクリ)」
静かに友希那の手を繋ぎ、駅まで歩いて行った。
駅前に辿り着くと丁度いい時間になっていた
電車に乗り、一つ先の駅は降りて行く。
海 砂浜
あたりは赤く真っ赤になっていた。
静かに流れる波の音を聞きつつゆっくりと歩いて行く
リサ
「来て…良かったね♪」
友希那
「えぇ…凄く綺麗な夕陽ね」
朝華
「丁度夕陽が沈む前で良かったな
ここならスマホのカメラで撮影出来るしさ」
リサ
「あ、ちょうど自撮り棒持って来たからこれ使ってみんなで撮ろ?」
朝華
「賛成だな、俺は左に寄るから、友希那とリサは隣でいいか?」
リサ
「だーめ♪朝華真ん中じゃないとダメだよ?」
友希那
「…朝、真ん中にいて?」
朝華
「あ…はい」
いわれがままに俺は友希那とリサの間に入り
自撮り棒はリサが持っていた。
リサ
「それじゃみんな笑って〜♪ハイチーズ!」
カシャリとスマホのカメラが音が鳴り
リサが撮った写真を見る。
リサ
「もぉ〜友希那、目閉じちゃ駄目だよー」
友希那
「…こういうのにはあんまり慣れてなくて…」
朝華
「ま、誰だって苦手なもんがあるからな。
もう一枚撮ろうか?」
リサ
「オッケー♪それじゃもう一枚撮るよー?」
その後、何枚か撮ってるうちにようやく納得が行く一枚の写真が出来た。
夕陽が海に沈むタイミングと合わせ、ギリギリで撮った奇跡の一枚だった。
リサのスマホに保存され、チャットにさっき撮った写真が送られてくる。
その後は駅に辿り着き、電車に乗る
よっぽど疲れたのか、リサと友希那は俺の両肩に頭を乗せて眠っている。
朝華
「今日は、お疲れ様
リサ、友希那」
彼女達の寝顔を見ながら夜の電車に座りながら
目的地に到着するまで、友希那達を見守っていた。
帰り道
リサ
「ふぁぁ…」
朝華
「大丈夫か?リサ」
リサ
「うん、朝華が隣にいたおかげで安心して眠れたよ♪」
友希那
「私も、朝の隣で安心してたのかいつのまにか寝てたみたいね」
朝華
「そっか」
話しながらリサ達の家まで送って行くと
友希那が、今日は遅いから泊まらないかと誘われたので
久しぶりの三人で泊まる事になった。
友希那の家に泊まるのは良いが、少し小さな事件が起きる事になるが。それはまた別のお話である
次回も続きます。