蒼き薔薇と赤き薔薇と朝に咲き誇る華(未完成) 作:セブンスランス
長くなって誠にすみませんでした。
それではどうぞ
友希那の家
友希那の父
「…頼む…」
友希那の母
「あなた…」
友希那の父は両手を握り、祈っていた。その手を友希那の母もそっと乗せる。幸いの娘が無事に帰ってくることを祈って。
それを見守るリサ達も朝華が無事に帰って来るとかをただ待つことしかできなかった。
リサ
「(朝華…本当に友希那を助けに…お願い…友希那と朝華が無事にいる事を…)」
リサの隣にはモカが慰めていた。
紗夜と蘭はそれを見守っていた。
紗夜
「…朝華さん…」
朝華サイド
朝華はバイクで特定の場所へ向かっていく
ただ1つの理由、それは友希那を助けに行くためだ。
港区の海が近くある倉庫あたりであるからだった。
時は遡り、朝華が手紙を拾い上げた時に戻る
朝華
「場所は…港の近く…倉庫?
…そこにいるんだな」
リサ
「朝華!」
朝華
「(ごめんな、みんな…危ないのは分かってる
…行ってくる…)」
朝華は友希那の近くで、
バイクを乗り走り出す。
今現在 道路
朝華
「(くそ!間に合ってくれ!)」
港 倉庫
友希那
「…こ、こは…?」
目がさめると薄暗い場所にいて、あたりを見回すと
コンテナなど沢山置いてあった。
友希那は動こうとするが身体には縄で身動きが取れないようにきつく縛っている状態だった。
友希那
「…(そっか、私は、男の人に話しかけられてそれから気を失ったんだわ…でも)」
友希那
「(体調崩して帰ってる時に攫われちゃうなんてね…
…父さん…母さん…心配してるんだろうな…リサも
あこ、紗夜、燐子に美竹さん、朝も)」
友希那は、身近には沢山の人に支えられていたことが友希那にとっての支えでもあった。
「おやおや?お目覚めかなぁ〜?」
友希那の前に誰かがやってくる
友希那を誘拐をした、男だろうか?
手には刃物らしき物も、男の後ろにはカメラが設置されていた。
友希那
「…私を誘拐して、何が目的なのかしら?」
友希那は相手の様子を伺う
それを聞いた男は顔を少しにやける。
「さぁ〜?何やるんだろうなぁ〜少なくても、友希那くんの大切な物や人が壊れていくのを観察するためかなぁ〜」
友希那
「言ってる意味がわからないわ
私にとって大切な物は歌と完璧な演奏することだけよ?」
「…それは君自身の大切な物だろ?
湊友希那?」
友希那
「?」
「まぁいい、お前がその余裕で居られるのは今のうちだけだ
…あぁ〜そうだ…友希那くんの頭上に君をあの世に送るのがあるんだ〜みてみて〜」
相手は真面目に話していたが途中から、ふざけているモードに入る
友希那は自分の頭上に恐る恐る、上を向く。
友希那
「…!」
コンテナがロード4つ端っこに吊るしだされた状態で友希那を
潰せるような大きさがあった。
それをみた友希那は怯えていた。
友希那
「ぁ…ぁ…」
「いいね〜その怯えた顔、死の恐怖を味わうってこの感じをさぁ〜
あとであいつにも見せてやりたいよ〜」
友希那
「(朝…みんな…嫌…こんな所で…)」
「あ、そうそう、仮に君が縛ってる縄が解けて抜け出そうとしても
周りに君をすぐに殺せる物があるからねー♪
逃げるなんて考えるなよ?」
友希那
「…!
あなたはなぜ、そこまで私を殺したいのか説明出来るのかしら?」
男は少し考えた後、
友希那に近づく
その人の目はとても孤独を感じさせるそんな目をしていた。
「復讐するためだよ」
と、男は友希那の側から離れて
不気味な笑い声をしながらどこかへ去っていく
友希那
「…復讐…?」
朝華サイド
朝華
「夜か…なんとか辿り着いた…
…時間もない、急ぐか!」
立ち入り禁止の看板を無視して朝華は
港にある倉庫を目指していく。
港 倉庫
朝華
「…どこだ…っ!」
何かが近づく音が聞こえ、とっさに朝華は間一髪で避ける
すれ違いざまに刃物をもった男達が朝華を囲んでいた。
朝華
「おいおい…なんだ?
随分と歓迎なパーティじゃねーか?」
「へへ、お前を殺せば俺達に金が入るからなぁ?
野郎共!敵は一人だ!行くぞ!」
おおーと声が重なり、一斉に朝華に襲い掛かる。
朝華は腰につけていた木刀らしき物を構える。
朝華
「…行くぜ?」
朝華はその集団に一人で立ち向かう
一斉に飛び掛り、男達が朝華と戦っていた。
一人は背後につき、朝華を突き刺そうとする
が、それを回避し。
朝華は木刀らしき物を一振りで相手を叩きつける
「おいおい!たかが一人だろ!!」
朝華
「一人だからって油断すんなよ!」
一人ずつ、男を顔面を殴り潰してゆき朝華
接近戦には無理だと判断したのか、男達は拳銃
いわば飛び道具を構え、朝華を狙う
「撃て!」
リーダーの指示により、一斉に銃弾を
放つ男達、朝華それを避ける。
避けて当たりそうになった時は一旦距離を取り、周りの障害物を盾にしながら、身を守って行く
銃声が鳴り響くのを収まってから、朝華はその一瞬をつき。
その人達のところへ駆け込む。
朝華
「ッ!くたばれ!
「くそ!足を狙え!!」
朝華
「甘いんだよ!」
襲いかかる男達をなぎ払いつつ、朝華は男達に向かっていく
刃物の先が朝華の身体にあたるが、その痛みを忘れ
ただ目の前の奴らを叩きつける。
「なんなんだ!?」
朝華
「(待ってろ、友希那!)」
朝華は立ち止まらずに
向かって行く。
港 倉庫 友希那サイド
私は倉庫にいて、椅子に縛られながらただ。目の前を見ていた。
そんな中、外では音きな音が鳴り響く、誰かと戦っているようだった
友希那
「…誰かが戦ってるのかしら?」
目つきの悪い人
「やれやれ、想像してたよりもうざいな…
やぁ。誰か戦ってるのか気になるかい?湊友希那」
さっきの男の声とは違うもう一人の人が
友希那に近寄ってくる。
黒いマスクをして、顔は見えないが目はくっきりと見えていた。
友希那
「あなた…さっきの人じゃないわね?
それに…どこかでお会いしたかしら?」
目つきの悪い人
「さぁ?どこかでお会いしたとは思いますよ、それに名前くらいは聞い、彼氏から聞いてないかな?」
友希那
「…いいえ、見覚えもないし、聞いたことないわ」
目つきの悪い人は頭をかく、
それはそうかと諦めな表情を友希那に見せてく。
「まぁ、兄貴のくだらない、遊びに付き合ってるくらいだしな。
…この顔に見覚えないとは言わないぜ?黒鉄の恋人さんよ?」
黒いマスクを外し、彼は友希那を見る
友希那は驚いた表情で彼の顔をみた。
友希那
「…!貴方は…」
朝華サイド
大勢居た男達は全員倒れていた。
そんな中服がボロボロになりつつある朝華が血だらけのまま一人
立っていた。
朝華
「この先に友希那いるんだな…」
朝華は奥にある扉が開いている倉庫へと向かっていく
血を垂らしながらも、ひたすら前へ進む
倉庫前
朝華
「ここか、ん?」
倉庫から誰かが出てくる
顔は黒いマスクで隠れているため、その人が出てくるのを待った。
「4時間ぶりだね、黒鉄」
やがてその男のマスクは外されて
マスクは投げ捨てられる。
朝華
「…薄々は判ってたはずなんだけだな…
お前だったのか白音 優殺」
白音
「なんだ、判ってたのか
つまんねーな、お前」
朝華
「お前は…何故、友希那を誘拐した?」
白音
「誘拐?
あぁ、兄貴のくだらない誘拐の事か」
朝華
「…兄貴?白音お前じゃないのか?」
白音
「俺じゃないよ、むしろその誘拐に付き合ったのは事実だけど
君と別れた時から友希那は攫われていたけどな」
朝華
「別れた後…そうか、俺がまだ学校にいる時か」
白音
「そうだね、まぁ、俺は学校から帰り道に知ったんだけどね?
丁度乗せてもらったんだ、後ろに友希那が寝てたのは事実さ」
朝華
「その先に友希那はいるんだな?」
白音
「そうだね
…それじゃ俺は帰るよ」
朝華
「…戦わないのか?」
朝華の後ろを通り過ぎる前に
白音は立ち止まる。
白音
「…君が俺に負けないくらい強くなってからかな?
今の君じゃ俺に勝てないよ?」
朝華
「…」
白音
「ふふ、怖気ついちゃたかな?それと俺は今日限り学校をやめる
それは君には知ってもらいたかったからね」
朝華
「…最後にいいか?」
白音
「…答えられる範囲なら」
朝華
「…ありがと」
白音
「…やっぱ…うざいなお前」
白音はそう言い残し、朝華と別れる。
朝華
「待ってろ…助けにいく」
朝華は一人、倉庫へと入っていく。
中に入ると薄暗く、左右には大きなコンテナが沢山あった。
一つ、月の光が差しているところがあり、その場所へ向かう
朝華
「友希那!」
友希那
「朝!来ちゃ駄目よ!」
椅子に縛られている友希那を見つけ
その場に向かうとした、その時
「にひぃ♪」
一瞬の隙を突かれ、朝華はその場で倒れこむ
腹には長さ4cmのナイフがお腹あたりに突き刺さっていた。
朝華
「ごふっ!」
朝華のお腹には長いナイフが内部に突き刺さった状態で
あり、血がそこから流れて来る
「いいザマァだねー
ヒヒヒヒハハハハハ!!!!
久しぶりだなぁ〜黒鉄朝華ぁぁぁぁぁぁ!!」
大声で叫び、朝華の名前を叫ぶ男
頭を抑えながらも叫び声は何かを自分を崩壊させた狂いな目つきだった
朝華
「お前…は!?」
「あぁああああああああああ!?!?
忘れたなんて言わせねーぞ!黒鉄ええええええええ!?!?」
「てめぇに、殴られた以来ずっと復讐してやるって誓ったあの日からてめぇを復讐する事だけの日々!刑務所に入れられた!二週間
そして!ようやく!てめぇに復讐する時がやってきたんだぉぉぉぉ!!」
朝華
「あん時の…不良か…お前…」
「そうだヨォォォォォ!?!?
テメェにボコられたあん時の不良だぁぁぁ!?」
狂い男は朝華が突き刺さっているナイフを足で踏み潰す
その衝撃が強く、さらに血が溢れてくる
「てめぇのせいで人生は狂ったさ!
親にも捨てられてな!ゆういつの頼りだった弟が俺の理解しゃだったんだよぉぉぉぉ!」
朝華
「お前が女にナンパするからいけね…ん…だろうが…ぁ!
それに…それは復讐じゃね…ただの逆恨みだろう…が!」
「ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!???!?
てめぇにとっては逆恨みだろうなぁぁ!??
俺にとっては復讐なんだよぉぉぉぉぉぉ!?!?!」
男は何度も朝華の顔や胸あたり蹴ったり暴行を振るう
さっきの戦闘で朝華の怪我したところはさらに悪化する
朝華
「はぁ…はぁ…」
「はヒャヒャヒャヒャヒャ!!!?!?
どうした?さっきの勢いはどうしだよぉぉぉ!!!」
友希那
「朝…お願い…やめて…」
朝華
「…ゆ…きな…」
友希那
「助けて…」
友希那は自分が何もできないため涙を流していた。
その光景を見た、男はさらに朝華を暴行しながら
さらに大声で叫んだ
「アハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!?!?!
いいね!その絶望しためぇぁぁぉ!?
こういうの見たかったんだよなぁぁぁ恋人が死ぬところを間近で見られる絶望感をおおおおおお!!!」
朝華
「(駄目だ…意識が…俺は友希那を守ることさえ
リサの約束も…)」
朝華
「…だ…から…ッ!」
「なぜだ、なぜだ、なぜだぁ!なぜだぁぁ
なぜだぁぁぁ???」
朝華はゆっくりと立ち上がり、男の前に立つ
その男は理解できない表情を見せ頭をかく。
「んぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!
死ねぇ!黒鉄朝華ぁぁぁぁぁぁ!」
もう一つのナイフを突き刺そうとする。が。
朝華はそれを拳で手に持っていたナイフを折る
折れたナイフの破片はコンテナに突き刺さる
男は更に発狂して、一瞬だけ動きを止め、それを朝華は逃さない
「ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
朝華
「眠りやがれッ!!」
力を込め、朝華は男の顔面に一発殴りつける
その衝撃で男は吹っ飛びコンテナにぶつかり、気を失う。
コンテナの上に居た人たちはその男を置いて逃げ出した。
朝華
「はぁ…はぁ…友希那!今、行くから…待ってろ!」
朝華は最後の力を振り絞って
少しずつ友希那の側まで近寄る
友希那
「朝!」
朝華
「いま、縄切るから」
朝華は男が持っていたナイフを取り出し
友希那を縛っていた縄を切る。
彼女は朝華にしがみつく
友希那
「朝…朝ぁ…」
友希那は朝華の服にしがみつき泣いていた。
朝華は友希那の背中をさすってあげた。
しばらく、この状態が続いて、落ち着いた頃にはその場から動こうとする。が
「まだだ…てめぇらだけでも…!」
朝華
「嘘だろ!?気を失ったんじゃ…!?」
男は完全には気を失ってはおらず
朝華の頭上にあるコンテナを落とす、縄を切ろうとしていた。
友希那
「朝、上のコンテナを落とすつもりだわ!」
男は隠し持っていたナイフを友希那達に吊るしあげているコンテナに
繋いでる縄を切る。
「ふははは!俺様の…勝ちだぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
朝華
「チッ!友希那!」
朝華はとっさに友希那を突き飛ばし、
コンテナに潰されない所まで出された。
友希那
「いや!朝!」
朝華
「ごめんな…友希那…」
死を覚悟した朝華は友希那に
謝りそっと目を閉じる。
「…ぁ?どういう事だ?ナゼダ!ナゼコンテナが落ちない!
ナゼナゼナゼナゼナゼナゼナゼナゼナゼナゼナゼナゼナゼナゼナゼナゼナゼダぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?!?」
男の叫び声聞こえ、目を開ける
4つのロープは一つの縄を切ったはずなのに落ちないコンテナ
相手の意識がそっちに向いてるうちに
朝華はコンテナの範囲から抜け出した。
友希那が側に居るため、支えながら
倉庫の出口付近は立ち止まる
また、あの男が駆け寄ってくる
「黒鉄ぇぇぇぇぇぇぇ!!」
朝華
「友希那!離れてろ!」
腰につけていた折れた木刀を構え
男が持っていたナイフを蹴り飛ばし
一瞬の隙を突き、木刀を食らわす
「っ…ぁ…」
男は、そのまま倒れこみ。再び気を失う。
起きないことを確認し
朝華たちは倉庫から出た。
港
立ち入り禁止の看板が見えてきた。
朝華が沢山の相手をした男達は警察に捕まっていた。
その中でリサと友希那の父と母が友希那の所に向かって来て
友希那の側に抱きついた。
友希那
「父さん…ママ…」
友希那は静かに顔を隠し泣いていた。
リサは友希那を見た後に朝華に近寄った
リサ
「朝華!すごい怪我…
大丈夫!?心配したんだからね!」
朝華
「あはは…なんとかね…
にしても誰が連絡したんだ?」
リサ
「なんとかねじゃないからね!」
朝華
「はい…」
リサ
「なんでここに来たかって言うとね…」
リサが言い終わる前に緊急の人達が来て
治療することになった。
緊急の人
「君、凄いね。
普通の人ならこんなのは怪我どころじゃないよ」
と、言われて驚いた顔をし、
緊急車に乗る事になった朝華。リサが側に近寄り
リサ
「明日、お見舞いに行くからね!
だから…それまではお休み…朝華」
朝華
「ああ、友希那の事…頼んだよ?」
リサに見守られながらも朝華
移動ベットに乗り、緊急車に運ばれていく
友希那
「リサ、朝は?」
リサ
「運ばれて行ったよ。
友希那、ほんと無事で良かったよ…友希那ぁぁ」
友希那
「ごめんなさい…リサ」
リサ
「ううん、謝るのはアタシだよ
一緒に帰れなくてごめんね…」
友希那の父
「二人とも、家に帰ろう」
リサ 友希那
「うん!」
こうして、友希那の誘拐事件は、
無事に解決し、後日、病院生活をして、警察やいろんな人にお見舞いをされた
怪我の治りも早く済み、4日程度退院することになった。
次一章最終話です
一部予告
「始めるわよ」
「Roseliaのライブか」
「また、明日!」